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2024年4月の読書メーターまとめ

シュテッケン
読んだ本
7
読んだページ
2269ページ
感想・レビュー
7
ナイス
131ナイス

2024年4月に読んだ本
7

2024年4月にナイスが最も多かった感想・レビュー

シュテッケン
ネタバレ小坂菜緒さんのお薦めから。数学と阪神タイガースの江夏選手を間に置いた、記憶障害を持つ博士と「私」とその息子・ルートの心の交流を描いた作品。基本的には暖かで優しい物語ではあるのだけれど、このところ人や物の名前をど忘れしたり言葉が出てこなかったりと、記憶の衰えに恐れを感じつつある私には別の意味で刺さってしまった。毎朝、自分の記憶のことを知る絶望感と心細さはいかばかりか。そして記憶の上書きがなされないため過去の不幸をいつまでも引き摺ったりもするのだろう。それでも博士は幸せである。優しく見守る人たちがいるからだ。
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2024年4月にナイスが最も多かったつぶやき

シュテッケン

2024年3月の読書メーター 読んだ本の数:6冊 読んだページ数:2363ページ ナイス数:80ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/1407782/summary/monthly/2024/3

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2024年4月の感想・レビュー一覧
7

シュテッケン
ネタバレ小坂菜緒さんのお薦めから。数学と阪神タイガースの江夏選手を間に置いた、記憶障害を持つ博士と「私」とその息子・ルートの心の交流を描いた作品。基本的には暖かで優しい物語ではあるのだけれど、このところ人や物の名前をど忘れしたり言葉が出てこなかったりと、記憶の衰えに恐れを感じつつある私には別の意味で刺さってしまった。毎朝、自分の記憶のことを知る絶望感と心細さはいかばかりか。そして記憶の上書きがなされないため過去の不幸をいつまでも引き摺ったりもするのだろう。それでも博士は幸せである。優しく見守る人たちがいるからだ。
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シュテッケン
ネタバレ私は普段、本を数十冊まとめて購入するのでその内の一冊を読んでハズレだと思った作家の作品も複数購入してしまっていることがある。そのハズレの一人が伊坂幸太郎だ。題材はそれなりに重いものを扱っているのに、そうと感じさせない軽薄さが気になるのだ。『ゴールデンスランバー』『グラスホッパー』に続いて3冊目となるこの作品もその例に漏れず、「僕」こと椎名の空気の読めなさもそれに拍車を掛けている。ただ、読書を重ねることで好きな作家とそうでない作家の分類がなされていくことは、自分の傾向を知ることにもなるので悪くはないと思う。
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シュテッケン
ネタバレ学生アリスシリーズは大好きなんだけど、こっちの作家アリスシリーズにはいまいちハマれないんですよねぇ。こちらのアリスは道化役というか、完全なワトソン役の座に収まりすぎてるからかしら?それとも私が江神さんを好き過ぎるから?笑。 シリーズ物はレギュラーキャラクターに興味が無いと読み続けるのは困難だけど、それでも有栖川先生の作品ですからそのうち好きになるでしょ!『46番目の密室』の次に読んだのがこれでしかも短編集だから、登場人物の掘り下げがまだまだ足りないってところかな。一作戻って、次は『ダリの繭』を読みます。
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シュテッケン
ネタバレ上巻を読み終わった午前2時、布団に入る前になんとなく下巻を手に取ったのが運の尽き。「もう少し読んだら寝よう」「あと10ページ読んだら」「半分まで読んだら」その半分くらいから探偵役による犯人の暴露が始まってしまい、こうなったら最後まで〜と朝日と共に読了。なるほどねぇ、本格ミステリと幻想小説の融合か。超常現象の類を扱っているけれど、特殊設定系やホラー、オカルトなどにまで振り切っておらず、その匙加減は絶妙と言えよう。やはり綾辻先生はいいね!さて、昼過ぎに映画の予約してるんだけど、途中で寝ちゃったらどうしようw
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シュテッケン
ネタバレHuluの『十角館の殺人』を見たので原作を読み直そうかなと思ったけれど、積読の多重債務者な私はそれを消化しなくてはなりませんw 上巻ということでまだ事件の全貌は見えてこないうえ本格ミステリなのかホラーなのかもわからないけれど(ミステリは間違いないでしょ)、漢字を多用するとホラー感が増すなぁという子供じみた感想を持ったのでした。笑。
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シュテッケン
ネタバレ所々に出てくる、ホームズの「聞くまでもなく、僕はわかっていたよ」というセリフに失笑してしまう。ワトソンが郵便局へ行き電報を打ったことを言い当てた時には根拠となる観察と推理とを明確に話していたが、事件のこととなると後出しジャンケンばかりだ(フェル博士も同じだなぁ)。『緋色の研究』を読んだ時にも感じたことだけど、「名探偵シャーロック・ホームズ」というネームバリューにハードルを上げすぎているのかしら?特に面白いとも思えず、余韻もないまま本棚に戻すことになりそうだけど、シリーズ全作揃えてあるので今月中に読んじゃう
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シュテッケン
ネタバレ実際には取るに足らないようなミスを隠蔽しようとしたところから始まる転落劇「埋め合わせ」。この手の物語が著者は抜群に上手い。日野さくらの身に起きた一連の不幸の吐露は、私のテレビ業界に対する不信感の代弁とも言える「お蔵入り」。隣人の小さな悪意が回り回って彼自身の首を絞めるが、それを単純に受け入れられない主人公が気の毒な「忘却」。「ミモザ」は主人公が次々と選択を誤っていくことでドツボにはまっていく描写に、身悶えするくらいのもどかしさを覚える。身内・家族にも悪意はある「ただ、運が悪かっただけ」。傑作揃いの短編集!
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2023/04/09(414日経過)
記録初日
2022/06/14(713日経過)
読んだ本
395冊(1日平均0.55冊)
読んだページ
138607ページ(1日平均194ページ)
感想・レビュー
123件(投稿率31.1%)
本棚
0棚
性別
年齢
123歳
血液型
A型
職業
アーティスト
現住所
神奈川県
自己紹介

本格ミステリと、中国および日本の歴史時代小説(楚漢戦争、三国志、水滸伝、赤穂事件、南総里見八犬伝など)が好きです。

自分が読みたい本だけを選んでいくとどうしても偏ってしまうので、私が興味のある有名人たちが紹介した本には積極的に手を出すようにしています。

既に一定の評価がある作家や作品を手放しで誉めそやす、権威主義の犬のような真似はしません。
どれだけ評価の高いものでも、私が良いと思わなければそういう評価をくだします。
音楽や絵画もそうですが、芸術は飽くまでも己の感性で味わうものですから。
「良いか悪いか、好きか嫌いか、判断基準はそれしかねぇ!」by森純太

読んだ感想にはその時に自分がどう感じたかを記すことに重きを置き、ググればわかるあらすじは基本的には書きません。
字数制限めいっぱいまで書くことにしているので、敢えてあらすじを書いてある場合はそれで文字数を稼いでいるということです。笑。

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