著者の既読の作品と印象が全く違う。手広いなあ。ただの「実はこうでした！」な作品ではなく、フリはしっかりしてるところには著者のマインドを感じる。最後まで構造が読めなきゃもちろん面白いだろうけど読めても面白い。読めても面白い作品が最強。

フェザーン巻き込んでの同盟包囲戦略済ませるとこまで。次巻はユリアンがキーか。ヤンは単体だと詰んでそう。帝国に比べると酷い縛りプレイ。フェザーン側は最終的には宗教のせいにして理解を諦めれるんだけど、同盟政府というかトリューニヒトはどうしたいんかマジでわからん。

民主主義も専制主義も腐ってしまえばどっちもどっち、、、ではなく民主主義の方が悲惨な印象。その辺りの読んで良い思いはしない部分と、戦闘中の熱い展開の差がきっと読者を引き付けている。帝国側は立て直せそうだけど同盟側はこれどうするんだ？もう手遅れなような。ヤンがかわいそう。民主主義と宗教って組み合わせちゃダメなんですね。周囲のキャラクタがだいぶはっきりしてきた、顔が見えてきた感じ。度々言及される戦略と戦術の違いをようやく理解、原巨人と野村楽天だわ。

面白かった。この世界ならではのWhy。著者この世界ならではのミステリいくらでも書けそうな。書いてください。親と子の関係性出されるとどうしてもアレがちらつく。一定期間育ててくれるシステムいいなあ。

両陣営とも内向きの巻。めっちゃ面白い。前巻は主人公格を立たせるためにあんな感じだったんだな。まず本筋が面白いんだけど、カスだけど有能な良い脇役おじさんが増えてとても楽しい、とあえて言っときたい。おじさんなので。

政治色が強い。先は長いが両陣営の主人公とも既に結構登りつめててここからどうなるのか。俺つええを繰り返す展開が続くのであれば辛いかも。愚者の死に際の様式美をたくさん見れるのは楽しい、、けどそれにしたって愚かすぎなような。もっと高度なしくじりを見たい。骨のあるジジイが少ないのでオーベルシュタインに期待。固有名詞すべて横文字、かつ宇宙でやってるので位置関係もなく記憶の寄る辺がない。

著者の既読の作品と印象が全く違う。手広いなあ。ただの「実はこうでした！」な作品ではなく、フリはしっかりしてるところには著者のマインドを感じる。最後まで構造が読めなきゃもちろん面白いだろうけど読めても面白い。読めても面白い作品が最強。

申し訳ないが想像してたより面白かった。今風というか、これはこう！これはこう！なスピード感が凄い。こんな家なら作るの楽しそう。どう言いくるめたのか。文庫版後書きは後付け感あるが、納得できるし結構好き。

昔の中国で本格？ミステリ。面白かった。終始楽しく読めた。ただ北方水滸伝を読んでいたのがかなり効いていたように思うので、それ無しだとどうだったろうか、と考えると人に勧めにくいのが残念。岳飛伝も読むか。。