京都を舞台に女子高校駅伝と草野球試合の2話。どちらも爽やかそしてグッとくる。駅伝、来年も走れると良いな。表題作、えーちゃん、遠藤くん、山下くん野球やりたかっただろうな。我々は「ちゃんと生きているか？」心に刺さりました。

ちょっとマニアックな東京限定の博物館案内。桜の開花宣言も出たし散歩がてら行ってみたくなった。結構無料の場所も有るし。

TVで見た殺人鬼は暗闇で不気味に響く義足のコツコツが印象に残ったが、文章になるとそれ程でもなかった。4篇の戦後直ぐの世情を描いた短篇集。中でも百日紅の下にては獄門島へ赴く直前の金田一事件簿で印象深い。2篇が犯人の告白で終わっているのは短篇だからなのだろう。もう少し金田一の活躍？を読みたかった。

五十鈴屋を出奔した惣次のその後、佐助の恋、お竹の老い、そして賢輔の思いの4篇。どの話も作者の登場人物に対する深い愛情を感じる。下巻でとうとう五十鈴屋とお別れ。

中篇２短篇１からなる金田一耕助シリーズ。自殺をわざと見過ごす金田一の優しを垣間見ることができる。女怪のマダムは金田一にしておけば・・・。３篇共に人間の業の深さが描かれるがおどろおどろしさは無くサラッと読める。

京都を舞台に女子高校駅伝と草野球試合の2話。どちらも爽やかそしてグッとくる。駅伝、来年も走れると良いな。表題作、えーちゃん、遠藤くん、山下くん野球やりたかっただろうな。我々は「ちゃんと生きているか？」心に刺さりました。

表題は捕物帖となっているが明治開花期の世情、因習が描かれていて推理要素は薄いかも。この時代は好きにも関わらず読了まで何故か時間がかかった。続編が有るようだが読むかは微妙。

現実のコロナ禍には不謹慎だがタイムリーな作品。コロナが無ければ、こんな事は小説の世界だけと思っていただろう。作者のデビュー前の作品とは、先見の明？が有ったのか。犯人が判明してからの急展開がいまいちか。