大学でバンド「カニザノビー」を組んでいた男女4人それぞれのストーリーを書いた連作短編。就活や進路など迷い悩みながらそれぞれが前に進んでいく。彼らの地元の道などが詳しく書かれていて、土地勘のある人はもっと楽しめるのだろうなと思った。私は分からなかったのでそこがちょっと残念だった。

放課後ミステリクラブシリーズ3作目。児童書だと侮るなかれ、今回は今まで以上に難しかったです。名探偵の天馬くんも苦労していましたよ。ぜひお子さんと一緒に楽しんで欲しいシリーズです。

とっても良かったです！食の好みや考え方が合わず夫から離婚を言い出された沙也加と定食屋「雑」を営むみさえ。几帳面な沙也加と大雑把なみさえも正反対だけれど、徐々に距離が縮まっていくのがとてもいい感じ。それぞれの立場で書かれる部分があるおかげで2人それぞれの気持ちや考え方の変化も感じられて、そしてお互いが少しづつ影響されて、ただの店主とアルバイトでなくなっていく関係性の変化にとても心があったかくなりました。エピローグのその先のお話も読みたいなぁ。 #NetGalleyJP

audiobook で。面白かったです。いつもは運転中のみ聴いているのですが、続きが知りたくて家でずっと聴いていました。ホラーなのかミステリーなのか？一体どうなっているのか予想できませんでした。これは映像化も良いかも。

短編なのにどれも濃い！どのストーリーも読み始めてすぐに引き込まれた。実際にもいそうな人たちのちょっと嫌な部分や優しさ、ストレス、人との連帯感など色んな要素があって面白かった。協力し合う「めんや　評論家おことわり」と「パティオ8」も痛快で良かったし、「トリアージ2020」は優しさが感じられて好みでした。

面白かったです。ジローが関係するだろうとは思っていたけれど、最後になるまで真相は分からなかったです。それにしても復讐のためとはいえ度胸があるなぁ。読んでいる私の方がハラハラしてしまいました。

大学でバンド「カニザノビー」を組んでいた男女4人それぞれのストーリーを書いた連作短編。就活や進路など迷い悩みながらそれぞれが前に進んでいく。彼らの地元の道などが詳しく書かれていて、土地勘のある人はもっと楽しめるのだろうなと思った。私は分からなかったのでそこがちょっと残念だった。

audiobook で。評判の本だけあって良かったです。誰もがいつかは死を迎えるけれど、それが目前に迫った時どうするのか。医者の福原と桐子の考え方の違い。身勝手だけれど自分が患者の家族だったら福原に、患者自信だったら桐子に賛同するような気がします。どちらを選ぶのかは患者自信が決められる医療であって欲しい。特にALS患者の話は辛かったです。

家の間取り図にある謎の空間に違和感を感じた筆者たちが調べていくうちに徐々に恐ろしいことになっていく。話題になったのは間取り図があることで謎解きに参加する気分になるからか、読みやすさからか？ちょっと怖かったです。映画で見たらもっと怖そうな気がします。

生きてて良かった。著者自身もその母親も。幼少期からの壮絶な虐待とネグレクト、更に学校でのいじめ。家でも学校でも居場所がない辛い思いをしていた久美子ちゃんが大人になってもその頃の心の呪縛から逃れることができないで苦しんでいるのが伝わってきた。親を選ぶことはできないのにどんなに虐待されても心の底では愛されたいという気持ちを捨てられない。そういう思いを抱いて苦しんでいる人がたくさんいて、自分も含めてそういう人たちを救う道を作っていこうとする筆者を凄い人だと思う。そして、著者が母を捨てることができて良かった。

視覚障害者を対象にしたマジックというものが可能なのかという事を考えたことさえありませんでした。そして著者がそれを実現しようと盲学校の教員になったという事に驚きました。私も万博さんのマジックを是非拝見してみたいと思いました。この本は成功話だけでなく失敗例がたくさん書かれていることも良かったと思います。前例がない事なので失敗しながら改善して成功されていくのは当然ですよね。それも盲学校の先生だからこそできることなのかもしれないと感じました。とても興味深くて面白かったです。 #NetGalleyJP

週2会社員なんて言葉は初めて聞きました。そんな事が本当に可能なのかと驚きました。この本にあるように、人によっては働き方として選択肢の１つに入ったり、働く事が難しかった人にその可能性ができるのだなと思った。知らない人が大半だと思うのでこの制度を広めるのには良い手段だと思います。 #NetGalleyJP

面白かったです！著者も元教員だったからなのか、文章も素人とは思えないくらいの先を読みたくなるような作品でした。大野正隆さんのお子さんなのでしょうか？戦時中からの話、教師時代の話、結婚、そして野球の審判員へと色々な経験をされた大野氏のお話はとても興味深く面白かったです。令和の今からは信じられないような時代だった昭和をパワフルに生きてきた大野氏の人生は映像化しても面白いかも知れません。 #NetGalleyJP

2025年の7月5日に大災難が起こるという。2011年3月に大災害が起こるという夢を見た筆者だけれど、ノストラダムスの時のように何も無かったねーと言える事を願う。念の為準備や心構えはしておこうと思う。はずれますよーに！

母を亡くして以来生きる意味を見出せず、ただ死ぬのが怖いから生きているだけの毎日を送っていた槐。コロナで仕事と住む場所を失ったことをきっかけに叔母の伊予子の家に住むことになる。そして、不慮の事故のショックで心を閉ざし声の出なくなった従兄弟の綸も同居することに。伊予子の染織の手伝いをするうちに2人の心が再生されていく。物を作るということを通して生きていく意味を頭でなく心で感じられたのだろう。染織と紬にも興味が湧きました。 #NetGalleyJP