加賀恭一郎シリーズ最新作。別荘地で起きた連続殺人事件の謎を追う。登場人物が多くて難しいと思いながらも面白くて一気に読んだ。さすがは東野作品、犯人が誰だか分からず最後の最後まで楽しめました。

以前から気になっていながら読まずにいたのだけど、手に取って読んでみた。今から80年以上も前に書かれた本だけれど、今でもそしてきっとこれからもずっと、生きていく上での心構えや考え方、行動など大切な事が書かれていると思う。人として大切なものというのはいつの時代も変わらないのだろう。子供にとってはもちろんだけど、大人にとっても読む価値のある本だと思う。

読んでいないような気がしてBOOKOFFで購入したのですが、随分前に既読でした。でもほとんど忘れていたので十分楽しめました。7年前に別れた恋人の沙也加に頼まれ、彼女の亡くなった父親が通っていたらしい別荘地の更に奥にある古い家に同行する主人公。そこで残されたものから彼女の失われた過去の記憶を推察する。ちょっと不気味なところもあったけれど、意外な結末でさすがでした。2回目でも面白かったです。

面白かったです。宇佐美さん？と思うような表紙で、読み始めたら内容もいつもとは全然違う！でもでも面白かった！平凡で地味で家族からも家政婦のようにしか扱われていない主婦の沙代子が、車でひいてしまったキャバ嬢の紫苑に振り回されて犯罪にまきこまれていく。一体どうなるの？と思っていたがまさかの展開でした。沙代子の植物や自然にあるカビや発酵の知識はすごい！

捜査共助課とか見当たり捜査とか今まで知らなかったです。2人の女性警察官の仕事とプライベートの両方を軸に書かれていて、面白かったです。家庭を持ちながら警察官の仕事をするのは想像以上に大変そうだと思う。夫婦仲もそれぞれだとは思うけど、違う職業の人には理解できない部分もあるんだろうな。メモリーアスリートと言われる見当たり捜査官たちの才能には感服です。

とっても良かったです。大学病院で将来を嘱望された程の実力のある医師、雄町哲郎が妹の死をきっかけに地方病院へ転職。医療の最前線の技術ももちろん大事だけれど、私は患者さんや家族に寄り添う雄町先生のようなお医者さんに診て欲しいなと思う。スピノザの哲学書を愛読していた哲郎ならではの考え方は私の苦手な哲学的考えとはちょっと違っていて、深くて優しい穏やかな気持ちになりました。和菓子好きの私は矢切餅も阿闍梨餅も長五郎餅も食べたことが無いのが口惜しいです。

audiobook で。やけに名前の出てくる人数が多いと思ったらシリーズものだったんですね。前の2作は未読ですが、本作だけ読んでも問題ありませんでした。新卒で勤めた会社を思いきって年末に辞めたものの年が明けたらコロナ禍に突入してしまい、職探しもうまくいかず悶々とする日々の中、自分が何をしたいのかこれからどうすればいいのか等じっくりと自分と向き合い考えていく、普通の女の子のストーリー。実際にコロナの影響で色々考えたり違う人生を選んでみたりした人も多かったんだろうなあと改めて思った。

ファンタジーは苦手なので普段は読まないのだけれど、本屋大賞にノミネートされたということでチャレンジした。さすがノミネートされただけのことはあり苦手なはずが惹き込まれて夢中で読んでいた。壮大な世界での自然の美しさや怖さ、人の優しさや心の醜さ、信頼と裏切り、とても濃い内容だった。これは是非映像化して欲しい。美しい世界を目で見てみたいです。#レーエンデ国物語 #NetGalleyJP

不妊と夫婦関係に悩むアラフォーの美佐が、亡くなった祖母のタンスを譲り受け、中から祖母の手記を見つける。その内容は切なく甘酸っぱくそして辛く苦しい。少女たちの生き方は全て戦争によって狂わされた。龍子と咲子が天国で再会して笑い合っていると思いたい。

加賀恭一郎シリーズ最新作。別荘地で起きた連続殺人事件の謎を追う。登場人物が多くて難しいと思いながらも面白くて一気に読んだ。さすがは東野作品、犯人が誰だか分からず最後の最後まで楽しめました。