読書メーター KADOKAWA Group

2024年3月の読書メーターまとめ

ぱふぱふ
読んだ本
66
読んだページ
20939ページ
感想・レビュー
66
ナイス
7213ナイス

2024年3月に読んだ本
66

2024年3月のお気に入り登録
3

  • toshi
  • となりのトウシロウ
  • 日の丸タック

2024年3月のお気に入られ登録
11

  • kabu
  • りり
  • kfkf
  • toshi
  • みかん
  • マグロ
  • となりのトウシロウ
  • トビウオ
  • はね
  • 日の丸タック
  • SalwynnJP

2024年3月にナイスが最も多かった感想・レビュー

ぱふぱふ
タイトルがかっこいい。表紙も。だから私はもしかしたらこれが今年の本屋大賞をとって,本当に天下を取ってしまうのではないかと思っていた。でも読んでみると大賞をとるにはちょっと重量感が足りないかも。勢いはあるんだけれどね。ちょっと変わった女の子,成瀬あかりがいろいろなことにチャレンジしていく姿を,周りの人の視点で書いた作品。急に西武大津店の閉店カウントダウンに参加してみたり,急にM-1に出ると言い出したり。私も中高生の頃にこれくらいの思い切りの良さを身に着けていたかった。成瀬,かっこいい!
が「ナイス!」と言っています。

2024年3月にナイスが最も多かったつぶやき

ぱふぱふ

また今年も花粉症の季節になってしまいました。鼻血が出やすいので,本に飛び散らないように気をつけねば…。最近は『本好きの下剋上』シリーズにはまっています。まだまだ先は長いですけれどね。★2024年2月の読書メーター 読んだ本の数:54冊 読んだページ数:17975ページ ナイス数:5749ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/572172/summary/monthly/2024/2

ひらちゃん
2024/03/02 17:54

本好きの下剋上、アニメで見てハマったなぁ。途中だったので、読んでみたいと思ってたんだわ。私も追ってみようかな。今月もよろしくです😄

ぱふぱふ
2024/03/02 18:31

ひらちゃんさん,アニメをご覧になったのですね。私はその時はあまり興味がなくて…。今頃になって,はまっています。^^

が「ナイス!」と言っています。

2024年3月の感想・レビュー一覧
66

ぱふぱふ
勇者が魔王を倒した後の話…ということでつい『葬送のフリーレン』を思い出してしまったけれど,これはまったく別の話。魔王討伐の直後に「勇者」と呼ばれていた青年が亡くなってしまう。彼に何があったのかを,一緒にパーティを組んでいた「剣聖」レオン,「聖女」マリア,「賢者」ソロンらの話などから読み解く。「勇者」の努力が報われ,魔王を倒すことができたのが嬉しい。そして彼の存在を忘れなかった人たちの存在もありがたい。最後のスイーツ屋さんの話はボーナス・ストーリーかしら。平穏な世界になったのね。
が「ナイス!」と言っています。
ぱふぱふ
『おいしい旅』シリーズは「想い出編」「初めて編」に続き,3作目。アンソロジー。今回もおいしい話が満載。1話目は小学生が一人で伊勢神宮に行こうとする話。懐かしいわ~。10年以上前に伊勢には行ったわ~。私が「絶対行く!」と思っていた赤福本店を,この話に出てくる小学生はあっさりスルー。まあそうだよね。子供にはコロッケとかお団子のほうがおいしそうだよね…。さすが大崎梢さん,子供の心理をわかっていらっしゃる。他の話も,旅先で美味しいものに出会っていて,幸せそうだった。また旅行に行きたくなる。
が「ナイス!」と言っています。
ぱふぱふ
[再読] 先日,NHKで全3回のドラマを放送していた。私は1回目の途中で寝てしまうという残念な結果に。きっとイギリスの片田舎ののんびりとした時間運びが合わなかったのね。そこで,原作本を借りて読むことにした。ゴルフ中に,崖の下に落ちた男性を見つけた主人公,ボビイ。その男性は「なぜエヴァンズに頼まなかったのか」という言葉を残して亡くなる。誰かに突き落とされたのか? ボビイは幼馴染の令嬢フランキーとともに,彼の死の真相を探り始めるが…。ちょっとぽやっとしたボビイと活発なフランキーお嬢様のコンビが好き。
えにくす
2024/03/30 19:44

同じくNHKのドラマ見たけど、最終話が端折り過ぎて分かり難い内容だった。なので原作読みたいです✌️

ぱふぱふ
2024/03/30 20:18

えにくすさん,コメントありがとうございます。そうだったのですね。原作は結構シンプルな話でしたよ。ぜひ読んでみてくださいね。^^

が「ナイス!」と言っています。
ぱふぱふ
シリーズ5作目。連作短編集。今回は,満月珈琲店の存在とかそこで行われる星占いなどが,あまり活きていなかった気がする。でも本の話が出てきたのは,本好きとしては嬉しいところ。宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』は私も大好きな本。カムパネルラ…。それはさておき,今回もスイーツのイラストが素敵だった。「夜のガトーショコラ」がおいしそうだったので,久々にガトーショコラを作ってみようかな。
が「ナイス!」と言っています。
ぱふぱふ
つい最近『高学歴難民』という新書を読んだのだが,まさにそんな主人公が出てくるのがこの小説。大学で非常勤講師をしている瓶子(へいし)先生。1週間に9コマしか担当していないので,月収10万ほど。ということは手取りは8万くらい? そんな貧乏暮らしなのに,住んでいるアパートの部屋に,小学生の甥っ子が転がり込んでくる。大学での地位をなんとか上げて,お給料アップにつなげることができるのか?! 大学の話というと学生が主人公のことが多いと思うが,これは先生の側を主人公にした物語。ポスドクって大変ね…。
が「ナイス!」と言っています。
ぱふぱふ
シリーズ5作目。前作で一段落したので,ここから新章が始まるらしい。まずは主人公の桃花の立場が,織室の女官から第3皇子付きの侍女に。栄転だね。検屍仲間(?)の宦官,延明のコネで,友人の才里ともども引き上げてもらった感じ。一方で,延明は前作で死にそうな目に遭ったので,今回は休暇をもらって里帰り。それでも死体に出会ってしまうのが残念なところではあるが…。桃花の新しい住まいに仕掛けがあり,裏口から夜な夜な延明が忍び込むってどうなの?!  二人が仲良くなるのは賛成だけれど,この裏口の存在には違和感。
が「ナイス!」と言っています。
ぱふぱふ
川崎中央署で働く刑事たちをメインにした警察小説。私の中の川崎のイメージがどんどん危険な感じになっていく…。主人公は若手刑事の村上翼。先輩刑事たちからは「翼君」と呼ばれて親しまれている。しかし,先輩刑事の中に一人ちょっと危ない人がいて,村上はその人になぜか気に入られてしまい,10年前に起こった殺人事件(未解決)の捜査に引っ張り出されてしまう…。村上がいろいろなタイプの上司や先輩たちから学び,成長していく姿が頼もしい。事件の結末はほろ苦いけれどね。でも解決できてよかった。
が「ナイス!」と言っています。
ぱふぱふ
おお,今度は怪物で来たか。特殊設定ミステリ。世界のあちこちで,ミノタウロスのような外見の「怪物」が突然現れるようになった。襲われないためには倒すことになるのだけれど,その怪物は意外に弱い。しかし,発生頻度は次第に増えていく。そんな設定がまずあり,一方で日本の眉原市というところでは若い女性市長が議会に臨んでいた。その日に限って,議場に怪物が出現。射殺したところ,それは怪物の着ぐるみを着せられた一人の議員で…。殺人事件と謎の怪物発生事件。ロックな市長がこの2つを解決する? こんな市長がいたらいいなぁ。
が「ナイス!」と言っています。
ぱふぱふ
この作家さん初読み。読み友さんのレビューで知った本。主人公のジョー・タルバートは大学生。授業で,身近な年長者から話を聞いて伝記を書くという課題が与えられる。複雑な家庭環境で育ったジョーは,高齢者施設を訪ねて誰かに話を聞こうとする。そこで,元受刑者で末期がん患者のカール・アイヴァソンと出会う。彼は過去に少女を暴行し殺したとされている。しかしジョーは,関係者から聞いた話や調査したことから,この事件には裏があるのではないかと思い始め…。後半,ハラハラドキドキしながら読んだ。泣ける…。
が「ナイス!」と言っています。
ぱふぱふ
離婚を専門にした弁護士さんの話。連作短編集。北鎌倉にある縁切寺として名高い「東衛寺」(これは東慶寺がモデルだよね…)の末娘,松岡紬(まつおか・つむぎ)が開いているのは,離婚専門の法律事務所だ。1話目では,赤ちゃんを抱えて逃げている女性を,紬先生が助ける場面から。離婚は離婚届を出すだけで済むと思っていたその女性に,紬先生は離婚に必要な条件を教える…。そんな感じで,法律の説明や登場人物紹介なども物語にのせられているので,さらっと読める。結婚してもその上に胡坐をかいていちゃダメね~。
が「ナイス!」と言っています。
ぱふぱふ
シリーズ4作目。前作のラストで寵姫殺害容疑で捕まえられてしまった宦官の延明。彼を助けるべく,主人公の女官,桃花はあらゆる伝手をたどって,真相究明に走る…。黒幕かと思っていた人が殺されてしまったり,意外なところにスパイがいたり。このシリーズ,女官が宦官のふりをしたり,ましてや検屍官に化けて働いても大丈夫,というあたりがちょっと無理があると思うんだよね…と思いながらもついつい読んでしまっている私。でもこの巻でとりあえず1段落のようなので,ここでやめようかしら。あ,でも5巻目も借りてきちゃったんだったわ…。
が「ナイス!」と言っています。
ぱふぱふ
シリーズ2作目。今回も,おひとりさま専用カフェ「喫茶ドードー」を舞台にした連作短編集。このカフェを訪れるお客さんは現実世界で疲れてしまった人ばかり。なかなか思い通りにはいかないもんね。子供の頃に言われた一言がずっと心に棘のように刺さっている,というのは私も経験がある。1話目では,幼稚園の頃に,工作などは早いがちょっと出来が荒い…というようなことを言われた女の子が大人になり,会社員として働いている話。でも何か失敗するたびに,幼稚園で言われた言葉を思い出してしまう。つらいわ~。「喫茶ドードー」で癒されて!
が「ナイス!」と言っています。
ぱふぱふ
シリーズ8作目。まだまだ先は長い…。読み友さんたちのレビューを読んでいると,再読の方が結構多い。読み返したくなってしまうくらいお気に入りのシリーズなのね,きっと。主人公のマインは,もともと平民の子だったけれど,この巻で,(いろいろと大人の事情で)貴族の娘ローゼマインとして認知され,将来的に領主の養女となることが発表される。ほほう。着実に本づくりができるような身分への階段を上っているな。貴族が乗る「騎獣」と呼ばれる乗り物を,魔力を使って作り出そうとする過程が面白かった。まさかの車タイプ!
が「ナイス!」と言っています。
ぱふぱふ
帯に書いてある通り「僕らの住む街は何かがおかしい」。たしかにおかしい。鏡沢高校に通う和泉くんが主人公。この高校には校則がない。その代わり,入学式に渡されるのは「六法全書」。法律の範囲内であれば何をしても良いという。しかし,学校の各所には監視カメラが設置されていている。自由なようでいて監視されている? そんな和泉くんは腎臓に障害があり,週に3回,両親が経営するクリニックで人工透析を受けている。ある日,いつも一緒に透析を受けている同級生が遺体となって発見されて…。「魔女の原罪」という文書が怖い。原罪か…。
が「ナイス!」と言っています。
ぱふぱふ
シリーズ3作目。1作目の『ラプラスの魔女』を読んだときは,「こんな専門的な説明を書いている小説,理系の私でも難しい!」と思ったものだが,本作では理系っぽい専門用語はほとんどなく,ミステリに特化した内容になっていた。そのほうが一般受けするからかな…。近未来ミステリ。主人公の陸真くん(中学生)の父親が遺体となって発見された。かれは今は警備会社で働いているが,もともとは警察で見当たり捜査官として働いていた。陸真くんは父について調べているうちに円華と出会い…。一気読みしてしまった。また1作目から読み直したい。
が「ナイス!」と言っています。
ぱふぱふ
あらすじに「認知症を患うカケイ」とあったが,私にはこのカケイさんが認知症だとは思えなかった。ちゃんと周囲の人と会話もできているし,ヘルパーさんたちのことをまとめて「みっちゃん」と呼んでいるけれど,まあまあ個体認識はしているようだし。症状がそんなに重くないのかな。カケイさんが過去を振り返るシーンは,読んでいてつらくなる。赤ちゃんをおぶって足踏みミシンをカタカタと踏むカケイさんの若き日の姿が目に浮かぶ。昭和にありがちな男尊女卑のひどい目にも遭っているのに,よく長生きしてくれたなぁ。ふわっとしたお話だった。
が「ナイス!」と言っています。
ぱふぱふ
シリーズ15作目。新宿歌舞伎町が舞台だ。ドラッグストアの裏手にあるゴミ捨て場で,ブランドバッグに入ったヒトの右手が発見された事件から物語は始まる。誰の手なのか,だらがこんなことをしたのか。鷹野が遅れて捜査に加わるということで,主人公の如月塔子は門脇とペアを組んで捜査する。調べていくうちに,第2の事件が起き…。今回も危険な目に遭う塔子。小柄な女性だから甘く見られて引き寄せちゃうのかなぁ。そして,勘が良すぎ? 直感的に手がかりを見つけていくところが,少しご都合主義かも。でも次も読むけれどね。
が「ナイス!」と言っています。
ぱふぱふ
おっと,また苦手な歴史小説にうっかり手を出してしまった。伊東潤さんの本は2作目かな。以前に天狗党の本を読んでいる。あれは長かった…。そして今回も長かった…。キリシタン弾圧の話。関ヶ原の戦いから島原の乱まで。小西行長の家臣だった3人が立場を変えて,それぞれの信念に従って生き延びようとする。キリシタンの教えでは,信者はハライソ(天国)に行かれるけれど,信者ではない人は全員地獄行きらしい。なんと心の狭い…。天草四郎がだんだんに変わっていくのが怖かった。立場で人って変わってしまうのね。
が「ナイス!」と言っています。
ぱふぱふ
引き続き下巻へ。相変わらず登場人物(ヒトだけではなく神様も)が多く,話もあっちへ行ったりこっちへ行ったりで,ついていくのが大変。そして主人公であってもおかしくないお殿様の印象のうすいこと…。ご隠居様のほうが芸達者で目立っていたわ~。ご隠居が進めようとしている大名倒産を,お殿様がどうやって食い止めるのか知恵比べかな~なんて思っていたが,まさかの展開が待っていた。うーん,もうちょっとお殿様と仲間たちに頑張ってほしかったなぁ。しょっぱいシャケが食べたくなった。お茶漬けなんていいかも。
が「ナイス!」と言っています。
ぱふぱふ
シリーズ3作目。今回の舞台は,埼玉県の秩父。(なんかつい最近も,秩父を舞台にした別の本を読んだ気がするけれど…。ひょっとして秩父に呼ばれている?)山の中で発見された遺体から,謎の歯形が見つかる。ヒトでもないし,オオカミでもないような…。主人公の清花ら潜入班の面々は,現地調査に乗り出す。調べていくと,過去に起こった事件にたどりついて…。タイトルの「BEAST」が表しているのは,子供のほうなのか,はたまた親のほうなのか。私は親のほうだと思うけれど。人間のすることじゃないもの。
が「ナイス!」と言っています。
ぱふぱふ
重たい…。寺地さんは振れ幅が大きい作家さんなのかも。『ほたるいしマジカルランド』はお仕事小説で好きだったけれど,この本は苦手だわ~。中学くらいのスクールカーストが大人になってもまだ生きているなんて。園田は自殺を考えていたが,かつて自分を追い込んだ男を殺すことにしようと思い立つ。しかし,それもうまくいかず,殺す代わりに復讐しようと考えるが…。そんな話と並行して,保育園でのママ友同士のやりとりがある。そちらに出てくる朱音が登場人物のなかで唯一しっかり者だった。翼がなくても地に足をつけて歩けるといいよね。
が「ナイス!」と言っています。
ぱふぱふ
他の読み友さんたちもレビューに書いていらっしゃるが,ニュースにもなった大〇家具のお家騒動(あれは父と娘だったよね)とシェイクスピアの『リア王』をガラガラポンしたようなお話。コメディタッチの経済小説なのかなぁ? 老舗の大手家具メーカーの宝田家具の社長(83歳)には3人の娘がいる。そろそろ誰かに社長の座を渡そうと思うのだが,個性豊かな娘たちの誰に譲ればいいのやら。野心家の長女と,脇役に徹する次女と,優しい末娘。彼女たちを取り巻く社内の人々の思惑も入り混じって大騒ぎに…。お家騒動って縁がないけれど大変そう。
が「ナイス!」と言っています。
ぱふぱふ
読み友さんたちのレビューを読んで知ったのだが,この本は北海道にある白麗高校を舞台にしたシリーズの3作目だったのね。私は『水底のスピカ』を読んだことがあるが,そのときはあまり心に響かなかった。そして今回も残念ながらあまり…。相性が悪いのかしら。高校の時の担任の先生が亡くなり,お葬式に参列した元生徒たち。それぞれに過去を振り返りながら,過去に起こったある不可解な出来事を解明しようとするが…。生徒たちの繊細さやあやうさを書くのがうまい作家さんだと思うけれど,読んでいてつらくなるので今後はパスかなぁ。
が「ナイス!」と言っています。
ぱふぱふ
シリーズ4.5作目。ちょうど本編を5作目まで読んだところで,この4.5作目の存在に気が付いた。先に行きすぎなくてよかったわ~。連作短編集。本編に出てこない間では実はこんな話がありました…という日常のエピソード(?)が載っていた。「沈黙の魔女」であるモニカがセレンディア学園に潜入する前にした図書館での書物修復作業や,学園の中で流行ったおまじないの話など。一般に女子はおまじないの類が好きだと思われているが,私はそれほどでも。でも夢があっていいなぁ。モニカの机の引き出しに大切なものが増えていくのが素敵。
が「ナイス!」と言っています。
ぱふぱふ
この作家さん初読み。なんだか不思議な人,未知生さん。話はこの未知生さんのお葬式から始まる。一番下の息子さんをが事故に遭いそうになったところをかばって亡くなったのだそうだ。お葬式へ集まった人々が語る生前の未知生さんは,とてもふわっとした人で…。最後の,息子さんの話が切ない。まさかそんなことって…。でもありうるかも。未知生さんが亡くなった後も,生きていかなければならない人もいるわけで,みんなが未知生さんを「いい人」だったと記憶していてほしい。裏の怖い顔があるわけじゃなくて,ほっとした。
が「ナイス!」と言っています。
ぱふぱふ
終戦間近の満州での話。満州にも女学校があり,学徒動員があったのか…。私が知らなかったことがたくさんあり,断片的に知っていたこともあり,改めて太平洋戦争について考える機会となった。主人公のひろみは,満州の新京にあった女学校に通っていたが,学徒動員で工場で働くことになる。そこでは和紙を重ねてこんにゃくのりで貼り合わせたり,気泡ができていないかを検品したり。一方で,別の登場人物のほうでは七三一部隊の話が出る。ああ,ということはひろみが作っていたのは…。満州というと引き揚げの話が多いが,これは異色かも。
が「ナイス!」と言っています。
ぱふぱふ
浅田次郎さんだからサクサク読めるかと思っていたが,なかなか読み進められず,難航中。なんとか上巻を読み終えた。丹生山松平家は3万石の大名家。訳あって4男の小四郎が12代目を継ぎ,先代は隠居する。しかし,小四郎が初登城した際に御家老から「御尊家には金がない」と指摘されてしまう。慌てて屋敷に帰って家臣に問いただしたところ,本当に借金まみれであることが判明。お家を建て直そうとする小四郎だったが…。領地に帰る参勤交代行列の様子は笑いどころだけれど痛ましく感じた。小四郎がんばれ!
まみたま
2024/03/18 20:39

最近読み終えました〜。共読です♪そうなんですよね〜。名前がなのか言葉がなのか、なんか読み進みにくくて私も思ったより難航しました😅でも下巻はもう少し読み進めやすかったと思います。小四郎、ついつい頑張れ!とこぶしを握ってしまいますよね。

ぱふぱふ
2024/03/18 20:55

まみたまさん,コメントありがとうございます。浅田次郎さんなのにどうしてでしょうね。漢字が多いから?^^;

が「ナイス!」と言っています。
ぱふぱふ
まず「高学歴」の定義がされていないことが気になった。有名大学(旧帝大とか)を出た人のことなのか,それとも博士まで取った人のことなのか。いろいろな人の体験談を読んでもその辺の線引きははっきりしない。そして,この本を読んで改めて思うのは,学歴は1つの目安にはなるかもしれないが,その人のすべてではないということ。学歴があったってコミュ障だったり,プライドが無駄に高かったりしたら生きづらいと思う。柔軟な思考や行動が求められるのは,誰も一緒。私の経験上,学歴は人生の選択肢を広げるのには役立ったな。
が「ナイス!」と言っています。
ぱふぱふ
シリーズ2作目。今回は文化祭編。青春ラブコメだねぇ。オリジナルの素直ちゃんから,しばらく自分の代わりに学校に行ってほしいと頼まれたレプリカのナオちゃん。そんなときに文芸部が存続の危機に。文化祭で部誌を100部売ることができたら廃部にしない,と生徒会から指導される。一方で,学校内に「この学校にはドッペルゲンガーがいる」と書かれたビラがばらまかれ…。文化祭のラストはちょっと切ない終わり方。レプリカとオリジナルの関係に涙が出そう。そして素直ちゃんからのナオちゃんへの言葉で,次作はどうなる?
が「ナイス!」と言っています。
ぱふぱふ
シリーズ7作目。第2部の最終巻。今回は何が起こるのかとハラハラしながら読み始めた。無事にお母さんが赤ちゃんを産み,本づくりに向けて印刷に使うインクを作ることにも精を出すマイン。おお,順風満帆ではないか…と思ったのも束の間,マインが院長を務める孤児院に赤ちゃんが預けられる。この子がこの後に起こるいろいろな事件の元凶になってしまうとは…。以前にジルヴェスターのキャラが強いということを書いた気がするが,これからも登場するようでちょっとげんなり。ラストのマインと家族のシーンでは涙が出てきた。みんなに祝福を!
が「ナイス!」と言っています。
ぱふぱふ
何かで紹介されていたので,読みたい本リストに入れていた。お歳も私と近いので,共感できる部分もあるかな~と。この方はTBSのアナウンサーだったのね(NHK以外をほとんど観ないので知らなかった)。現役時代を存じ上げないのだが,書いていらっしゃる文章から,きちっとしていた方なのではないかと想像。50歳という節目で退社し,フリーに。ジェーン・スーさんとのポッドキャスト番組をやっているのは知っている。声のきれいな方。フリーになっても忙しくされている様子。転職(?)の成功例だね。これからものびのびと活動してください。
が「ナイス!」と言っています。
ぱふぱふ
本格ミステリ大賞受賞作。私は白井さんのエログロな描写が苦手だから読まないでおこうかな…と思ったが,話題作なのでやっぱり気になって読むことに。図書館で借りてきたら,いくつか線が引いてあるところがあって,後から分かったけれど犯人の名前だったよ。なんてことを…。さて,本作はカルト教団の中で起こった事件について書かれている。だから一般常識は通用せず,特殊条件の下で成り立っている。前半は事件が次々と起こるだけで少し退屈だったのだが,後半の解決編では,解答(種明かし?)がこれでもかと繰り出され,圧巻。読みごたえあり。
ぷにすけ
2024/03/16 17:45

ぱふぱふさん、こんにちは!ストーリーは面白いかったのですが、私もあの表現が…。ひさびさに目にして苦笑い。読メの皆さんも同じようで😁

ぱふぱふ
2024/03/16 20:42

ぷにすけさん,コメントありがとうございます。過剰な描写がところどころにありましたね…。私もストーリー展開は面白いと思いました。^^

が「ナイス!」と言っています。
ぱふぱふ
『自由研究には向かない殺人』から始まる3部作を読み終わったらぜひこちらへ。1作目の前日譚となる中編。友人のコナーから本格ミステリゲームに誘われたピップ達。ゲームシナリオに従って,7人がそれぞれに与えられた役を演じながら犯人当てを楽しむはずだったが…。ピップのまじめさや正義感の強さがよく表れていた。ここから1話目につながるのか…と感慨深いものがある。このシリーズ,いつかまた読み直したい。イギリスで進んでいるというドラマ化も楽しみ。日本でも公開してほしい!
が「ナイス!」と言っています。
ぱふぱふ
リンクがおかしい。検索で出てきた2024年4月号(特集は日本酒と鈴木おさむさん)に投稿したいのに,読み友さんたちのレビューを見ると,伊坂幸太郎の記事が良かったと書いてある。それはもっと前の号だし…。もしかして去年の4月号あたりとデータがくっついてしまったのかな? とりあえず感想を。日本酒には興味がないので特集はあまり楽しめなかったが,『52ヘルツのクジラたち』映画化のニュースで,町田そのこさんの記事が読めたのは良かった。解体全書の最終回は綿矢りささんだった。この作家さん,まだ読んだことないかも!
が「ナイス!」と言っています。
ぱふぱふ
これは…主人公が嫌な女すぎる。ちょっと途中で読むのをやめようかと思うくらい。でも話がどうまとまるのか気になって最後まで読んだ。お仕事がサービス業(携帯ショップの店員さん)で大変なのもわかるし,SNSに「いいね」が欲しいのもわかるのだけれど,だからって,恋人がいないのに素敵なダーリンがいるとか,埼玉在住なのに六本木に住んでいるとか,飼ったこともないのに保護犬を飼っているとかSNSに書いちゃって。特に,他人の画像を盗用しているのが許せない。承認欲求が強すぎるでしょ。だから騙されちゃうんだよ…。改心しても遅い!
が「ナイス!」と言っています。
ぱふぱふ
天久鷹央シリーズは出版社を変えて,実業之日本社から出ることになったみたい。「完全版」と付けて次々に過去作の出し直しをしているけれど,これは新作。東京の東久留米市の公園などで,次々と遺体が見つかる。共通しているのは遺体に施された蝙蝠のタトゥーと,遺体の血液が全部抜かれているところ。首には2か所穴があけられていて,もしかしてこれは吸血鬼の仕業か…? 警察に相談された鷹央先生が,小鳥遊先生と鴻ノ池を引き連れて調査を開始する…。また新しい病気を知ってしまった。技能実習生の方々の扱いがひどいのは改善されるべき。
が「ナイス!」と言っています。
ぱふぱふ
戦争や汚染などで地球環境が悪化し,人類が住めなくなって久しい近未来の話。ヒトは月や火星などに移住し,生き延びているらしい。そこに犬から派生したイヌビト,猫から派生したネコビトなどが一緒に暮らす。SF的な設定だけれど,ファンタジーだと思ってふわっと読んだほうがよさそう。出版社で働く人々が,未来に残す本として,クリスマスにまつわる伝説を集めた本を編集しようとする物語。私はカーネルさんの出てくる「White Christmas」が良かったな。
が「ナイス!」と言っています。
ぱふぱふ
帯の「毎日がんばるあなたをいたわるメニュー,あります」という言葉に惹かれて手に取った本。私も毎日がんばっているもの! おひとりさま専用の喫茶店「喫茶ドードー」を舞台にした連作短編集。1話目の主人公は,自宅で翻訳の仕事をしている可絵さん。SNSでよく見る「ていねいな暮らし」に憧れているが,それどころではない自分にいら立っている。たまたま見つけた喫茶店を訪れると,そこでは免疫力をあげる珈琲を出してくれるとのことで…。そんな感じで主人公たちのお悩みに応えるメニューを出してくれるお店。ほっこり系。
が「ナイス!」と言っています。
ぱふぱふ
表紙のキラキラ感を見て,この本どんな話だろう…と読み始めた。そして,チェスをテーマにしていると知る。改めて表紙を見る。キラキラしているのは,ガラス(水晶?)製のキングの駒だったのか!もう,チェスの話に決まっているじゃん!なんで気づかないの,私!と自分で自分を責めてしまった。というわけでチェスによって人生が変わってしまった,チェスにすべてをかけている人たちの話。生まれつき目の見えない少女が,チェスに活路を見出す話も良かったし,病気の少年の話も良かった。最後の大会の部分はハラハラドキドキしながら読んだ。良書。
酔拳2
2024/03/12 23:09

興味あります

ぱふぱふ
2024/03/12 23:12

酔拳2さん,コメントありがとうございます。チェスのルールを少ししか知らない私でもワクワクしましたよ。^^

が「ナイス!」と言っています。
ぱふぱふ
この作家さんの書く本はコメディタッチで好きだ。新作が出ていたので早速読んでみた。あいかわらず突飛なことをおっしゃる…。第1章ではチェーンのケーキ屋の社長が,2人の息子のどちらを次期社長にするかで迷っている。そこに現れた中小企業診断士の北川は,じゃあガチンコ勝負をさせればいいじゃないですか,とアドバイス。押し切られるように社長が2人の息子を勝負させると…。第2章では後継者のいないかばん屋の社長が,どの部下にも後を任せられないと悩んでいる。そこに現れた北川は…。北川氏がいちばん役者だったなぁ。くせもの。
が「ナイス!」と言っています。
ぱふぱふ
タイトルがかっこいい。表紙も。だから私はもしかしたらこれが今年の本屋大賞をとって,本当に天下を取ってしまうのではないかと思っていた。でも読んでみると大賞をとるにはちょっと重量感が足りないかも。勢いはあるんだけれどね。ちょっと変わった女の子,成瀬あかりがいろいろなことにチャレンジしていく姿を,周りの人の視点で書いた作品。急に西武大津店の閉店カウントダウンに参加してみたり,急にM-1に出ると言い出したり。私も中高生の頃にこれくらいの思い切りの良さを身に着けていたかった。成瀬,かっこいい!
が「ナイス!」と言っています。
ぱふぱふ
シリーズ4作目くらい? 懐かしいあのシリーズが帰ってきた。連作短編集。コロナ禍でもやりたい放題の精神科の伊良部先生。さすが。1話目では,バラエティ番組のコメンテーターで美人精神科医を探していたのだが,なぜか伊良部先生に頼むことになってしまい…。でも視聴率は急上昇。結果オーライ? 私が好きなのは2話目の「ラジオ体操第2」かな。イライラすることがあっても,うまく怒れない男性が主人公。伊良部先生から過呼吸&パニック障害と指摘されてしまう。まじめすぎる主人公に対して,ちゃらんぽらんな伊良部先生のアドバイスは…。
が「ナイス!」と言っています。
ぱふぱふ
職場の同僚に薦められて。イチオシは「私もう去年 役員やったから」とのこと。図書館で立ち読みして思わず「ぐふっ」となってしまった。私は表紙になっている「明日の朝は僕が保育園に送るから!って,昨日の夜言ってたよね?」もとても面白いと思う。投稿した皆さん,コメントのつけ方がうまいなぁ。そして,この本のいいところは,それぞれの名画についての解説もついていること。アートに詳しくない私にはありがたい。どこの世界でも主婦は大変。
が「ナイス!」と言っています。
ぱふぱふ
シリーズ5巻目。学園は冬休み。今回「沈黙の魔女」モニカは正式にフェリクス第二王子の護衛任務に就くことになる。今まで身分を偽ってこっそりと学園の生徒の振りをしてついて回っていたのに,「沈黙の魔女」として正面から接しなくてはならないなんて…。身バレしない? そこを何とかするために,使い魔のネロに間に入ってもらうことにするのだが…。ネロが俺様過ぎる! そんな折に,突然呪われた竜が現れてモニカたちを襲う…。ネロの正体にびっくり。それに次作ではフェリクスに探されることになる? 続きが早く読みたい!
が「ナイス!」と言っています。
ぱふぱふ
シリーズ4巻目。「七賢人」と呼ばれる魔法使い集団の一人であるモニカ(沈黙の魔術師)が,依頼により第二王子を護衛するためにセレンディア学園に潜入するシリーズ。今回は学園祭での出来事。いいなぁ,学園祭。出店があったり,劇の上演があったりね。モニカは同じ生徒会役員のシリルから,おまじないの花飾りをもらい,コミュ障っぷりを発揮しながらもいつも以上に頑張る。それが報われたのがよかった。任務とはいえだいぶ楽しそう。でももしかして第二王子のフェリクス様って…と疑念が芽生えたところで,4巻読了。先が気になる!
が「ナイス!」と言っています。
ぱふぱふ
シリーズ6作目。長期入院している娘の入院仲間で,重病の少年が突然退院して自宅療養に切り替えた。それにも驚くが,その後まもなく亡くなったことがわかり,犬養刑事がお葬式に行ったところ,遺体が痣だらけだということが判明。後日,やはり重病で苦しんでいた別の人物の遺体が見つかり,そちらにも全身に痣があったことから,関連性を疑う犬養刑事。二人はどうやら怪しい民間療法に頼っていたらしいのだが…。家族が病気になると何かにすがりたくなる気持ちがわかる。だからそんな気持ちを利用してやろうという悪徳商法は許せない。
が「ナイス!」と言っています。
ぱふぱふ
姫川玲子シリーズ10作目。もうそんなになるのね。もしかしたら誉田さんは姫川シリーズの新作を書かないかも…と心配していたけれど,『ドルチェ』などに登場していた魚住久江を投入することで,新たな十一係の話を作ってくれた。ありがたい。そして,精神的に細いところのある姫川を支えてくれるような存在の魚住にも感謝。今回の事件は,何者かが監禁される事件。発見されたのは,監禁した側と思われる人物の他殺体。じゃあ監禁されていたのは誰?その動機は?というところを捜査していく話だった。慰安婦問題を入れてきたのはちょっと唐突かな。
が「ナイス!」と言っています。
ぱふぱふ
昨年の今頃,本屋大賞にノミネートされていて話題になった本。ようやく読むことができた。ミステリ短編集。1話目の「惨者面談」は途中で先がわかってしまい,ちょっと残念だったが面白かった。私も学生時代に家庭教師をしていたけれど,こんなことに出会わなくてよかったなぁと心から思える話。2話目の「ヤリモク」はマッチングアプリの闇を取り上げた話だった。怖い。どの話も日常的な世界から急に転落する感じがいいなぁ。軽く読めてとっつきやすいのがこの本の人気の理由かもしれない。
が「ナイス!」と言っています。
ぱふぱふ
『派遣社員あすみの家計簿』シリーズのスピンオフ作品。主人公のあすみちゃんを,彼女を取り巻く関係者の側から書いているのが興味深い。あすみちゃん,かなり嫌な女に見られているよ…。本編ではそんなことないのにね。私はあすみちゃんのバイト友のミルキーちゃんがお気に入り。最初はちょっと引いてしまったけれど,良い子だと思う。一方で,あすみちゃんの元カレの理空也は本当にクズだわ~。騙された女性たちが本当にかわいそう。こういう男に出会ったしまったのが運の尽きね。本編のほうはまだ続くかな?
が「ナイス!」と言っています。
ぱふぱふ
エッセイ集。読み始めは何だか個性的な人だな…と思って何度も著者紹介を見たりして,私よりだいぶ年上だから感覚が違うのかしらなどとも思った。でも年齢差だけではない気がする。根本的なところで何かが私の感覚と違うみたい。だから正直なところ,あまり共感はできなかった。でも年配の人には「キョウヨウ(今日用がある)と「キョウイク」(今日行くところがある)が重要など,学ぶところもあった。読書メーターを時々覗いていらっしゃるとのこと。小説はよく読んでいますよ~。
が「ナイス!」と言っています。
ぱふぱふ
最初は法律関係のミステリかなと思って読み始めたが,まさかの特殊設定ミステリだった。主人公は,検事の印藤。ひょんなことから死者の姿が視えるようになってしまった。動揺していると,ある青年から声を掛けられる。真夜中にしか開いていない「深夜法律事務所」に来ませんかと。死者は昼間は死んだ場所に留まっているが,真夜中だけ動き回ることができて,深夜法律事務所にある「椅子」に腰かけると会話することもできるようになるという設定。他にもルールがあり,ややこしい。でもそれらが理解できないと事件が解決できない…。むずい!
が「ナイス!」と言っています。
ぱふぱふ
[再読] すでに単行本で読んだのだが,文庫化されたので改めて読み直してみた。映画化するのね。2時間も話がもつのかしら…。表紙にもあるように,間取り図だけを見て「何かがおかしい…」とあれこれと考察する話。正解はわからないけれど,きっとこれが解答として一番もっともらしいから正解なのだろうな,というところまで考察を重ねるのが読んでいて楽しい。そして関係者が語る本当のところはというと…。結構,因習といってもいいような深い闇が隠されていたのね。2巻目ではどんな家が紹介されるのだろう。楽しみ。
が「ナイス!」と言っています。
ぱふぱふ
辻堂ゆめさん,今回はだいぶ重いテーマで来たなぁ。殺人未遂事件で現場に向かった刑事の森垣里穂子。現場で怪しい女性を見つけ容疑者として逮捕したが,その女性を取り調べているうちに無戸籍だということが発覚。しかも拘留期限が過ぎてしまい,釈放することに。諦めきれない里穂子は彼女のあとをつけ,無戸籍の人々が暮らすコミュニティを見つけてしまう。彼らのことをそっとしておきたいと思いつつも,刑事として捜査しなければいけないという葛藤。過去に起きた「鳥籠事件」との絡みもあり,話は思いがけない方向に…。読んでよかった。
が「ナイス!」と言っています。
ぱふぱふ
吉川英治文学賞受賞作。これが賞をとってしまうのか…。なんというか,私は読んでいる間ずっと不快な気分だった。それが作者の狙いなのだとしたら,大当たりと言えるだろう。北海道から東京に出てきて貧乏暮らしをしているリキ。同僚に薦められて卵子ドナーになることを考える。しかし,コーディネーターからサロゲートマザー(卵子も提供するけれど,出産もする代理母)にならないかと薦められ…。クライアントの夫婦も,リキも,考えが定まらず二転三転していることにイラついてしまった。覚悟を決めようよ! ラストにも衝撃を受けた。そんな…。
うさみん
2024/03/07 22:56

こんばんは(^^♪吉川英治文学賞は微妙な作品が多いような。話は変わりますが、明日から暫く病人生活になるので思うようにナイスをできませんが、宜しくお願い申し上げます♡

ぱふぱふ
2024/03/07 23:08

うさみんさん,コメントありがとうございます。微妙な作品が多いのですか…。私もちょっと過去作品を調べてみようかな。お大事になさってくださいね。

が「ナイス!」と言っています。
ぱふぱふ
最近ストレスを感じているなぁという自覚があるので,図書館で人気のこの本を予約して借りてきた。読んでみると,もう既にどこかで聞いたことがあるものが多く,復習にはなった。後半に書かれている「呪いのことば」が私が解決したい対象のような気がするが,それを「希望のことば」に変えるところができなくて困っている。自分で自分に声をかけて励ましても,私の場合は効果がない。この世の中は生きづらくて困るわ~。とりあえず本を読んで現実逃避。
ぱふぱふ
2024/03/06 22:55

ああ,京極堂さんですか!(笑)^^

おとかーる
2024/03/07 15:33

人として大切なモノも落とされちゃうかもしれないけど(笑)。

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ぱふぱふ
タイトルの意味はよくわからなかったが,ホラー短編集だった。どの作品も違う方向に怖いわ。1話目の「高速怪談」は知り合いの知り合いみたいな関係の人が1台の車で乗り合わせ,東京から大阪まで移動する間の話。お互いにちょっと怖い話をするのだが,だいぶ怖いものもあって…。2話目の「笛を吹く家」は,ある家族のお散歩ルートの近くにある幽霊屋敷の話。そうね…,これからはこういう家族が増えるかもね…。6話目の「涸れ井戸の声」は作家さんが主人公ならではの話かも。こういうの好き。ぞわっとする。
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ぱふぱふ
今月も感情表現の続き。とても口語的で,学校英語にはなかった表現だなぁと思いながら練習した。驚きの表現なんて,「No way!」くらいしか知らなかったが,今回もたくさんの例を見て驚いた。こんなにいろいろな言い方があるんだ…。巻末にあるインタビューコーナー。今回は清涼院流水さんのお話だった。懐かしいなぁ。むかし『コズミック』とか小説を何冊か読んだっけ…。大人になってからでも学びなおしができるという話は励みになる。3月はラストスパート!
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ぱふぱふ
[再読] 前に読んでいるはずなのだが,登録されていなかったので読んでみた。伊坂幸太郎さんの語る「奇跡」が好き。本作は,陣内という1人の青年を他の人の視点で語る連作短編集。1話目では,鴨居が陣内と一緒に銀行に行って,銀行強盗と遭遇してしまう話。突然歌を歌いだしたり,陣内の奇行には肝が冷える。結果オーライなんだけれどね。盲目の青年,永瀬との出会いもここで。2話目は家裁の調査官になった陣内のことを同僚の武藤の視点で語る。やっぱり面倒くさい男だわ~。でも結果オーライ。この「結果オーライ」って結構大事。
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ぱふぱふ
これは大作だ。700ページくらいある。持った時にあまりの厚さにひるんだが,読んでみた。読み始めてさらにびっくり。本文のほとんどが,関係者同士のメールのやりとり。そして,登場人物の多いことよ…。ついて行かれるか心配だったが,なんとか読み切った。田舎町の名士であるヘイワード氏の孫娘ポピーが難病にかかり,寄付金集めに奔走する。クラウドファンディングとかね。その様子がメールのやり取りだけでわかるのがすごい。イザベルという若い女性の独りよがりなメールの文面が何より怖かったなぁ。こういう人いるよね。斬新な作品だった。
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ぱふぱふ
うーん,評判が良かったから読んでみたかった本なのだけれど,やっぱりこの作家さんのグロい描写に耐えられないわ~。特殊設定ミステリ。体のあちこちに「脳瘤」と呼ばれる顔状のコブができる「人瘤病」が流行っている世界。まず,人瘤病感染者専門のファッションヘルス(お店の女の子に瘤がある)で,火災が発生。風俗嬢らしき焼死体が発見される。従業員のカブは,お店の再開にあわせて新しい女の子の買い付けに行く。行った先では新たな事件が…。「瘤」の定義をよく理解していないと,解決編が理解しづらいかも。
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ぱふぱふ
連作短編集。これはいったい…。西條奈加さんは時代小説を書く人というイメージだったので,まず最初の話でびっくり。犯罪の加害者に,被害者の記憶を植え付けて恐怖を味合わせ,反省を促そうという「刑罰0号」と呼ばれる手法が試される。しかし,この刑罰を適用した犯罪者たちは心が壊れてしまう。中には,成功した例もあって…。これは近未来小説だろうか。続く話も最初の話と関係していて,連作短編集になっているのだが,私は最初の話以外はあまりうまく理解できた気がしない。結局のところ「刑罰0号」とは何だったのだろう。うーん。
が「ナイス!」と言っています。
ぱふぱふ
ミステリ短編集。表題作が一番面白かった。1分ずつずらした時計が建物の中に所狭しと置かれている。その数なんと1440個。この中で本当の時間を指しているものを論理的に見つければゴールなのだが…。まさかランドルト環(視力試験に使うCの字)が重要な役割を果たしているとはねぇ。こういう謎解きっぽいミステリも好き。2話目の「ダブル・プレイ」は以前にどこかで読んだような内容だった。アンソロジーか何かで読んだのかも。バリエーション豊かな短編集だった。
が「ナイス!」と言っています。
ぱふぱふ
コロナ禍でお出かけが制限されていた頃に,読者さんたちから物語の「種」を集めて,それを有川さんが短編小説にするという企画があったそうな。その集大成。まず1話目のタキシード仮面様に心を奪われた。先が気になってすぐに読んでしまった。あとは,4話目の短編の種になった話には胸を痛めた。それはつらかろう。有川さんの物語の種になったことで少しは救われていると良いなぁ。全体を通して,タカラヅカの話が多め。今,はまっていらっしゃるようね。私はまた自衛隊3部作とか『図書館戦争』みたいな話も書いてほしいな…。
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ぱふぱふ
ユーミンの歌をタイトルにしたアンソロジー。NHKでこの中のいくつかがドラマ化されると聞いて,さっそく読んでみた。うーん,どの話もいかにも女性作家が女性のことを書いているという感じで(桐野さん除く),ちょっと私の好みには合わなかったかな。私のイメージする「女子」っぽい。せっかく豪華な作家陣なのになぁ。1話目の小池真理子さんの「あの日に帰りたい」は印象的だったけれど,学生運動をしているような時代で古さを感じた。最後の川上弘美さんの「春よ,来い」が比較的夢がある話だった。多英ちゃん,幸せになれるといいね。
うさみん
2024/03/02 00:40

この本を昨年読みました。私も川上弘美さんが一番よかったです♡

ぱふぱふ
2024/03/02 09:51

うさみんさん,コメントありがとうございます。一緒ですね♪^^

が「ナイス!」と言っています。
ぱふぱふ
うわぁ…。途中で何度読むのをやめようかと思ったことか。読み終えた後も,なんだか胸がムカムカする。こんなひどい家族…というか人間がいるなんて! 主人公の秋夜は過去に流産の経験があり,でもそれを相手も承知のうえで再婚する。しかし,再婚相手は優しい旦那さんなのに,その家族(特に義理の父母と妹)は秋夜を見下して,ひどい扱いをする。秋夜はパートで介護職として働いているのに,家に帰っても義祖父の介護と家事でいっぱいいっぱい。実はそんな状況になったのにはどうやら誰かの思惑があるようで…? タイトルは柿の木の花言葉から。
が「ナイス!」と言っています。
ぱふぱふ
これはなかなか読み応えのある小説で,間に他の本をはさみながらだが,1週間くらいかかってしまったなぁ。埼玉県の秩父にある黒部山で土砂崩れが起き,女性一人が行方不明になる。捜索にあたる人々だったが,現場からは不法投棄されたと思われる物がたくさん見つかる。そこで登場するのが,産廃業者の「金文商事」だ。実は過去にここで殺人事件があり,その時の最重要容疑者がこの金文商事の社長の息子,金木大輔だったのだ…。奈良刑事は過去の未解決の殺人事件を回想する。産廃業者というと良いイメージがないが,偏見だったわ。反省。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2015/05/04(3283日経過)
記録初日
2015/04/23(3294日経過)
読んだ本
5601冊(1日平均1.70冊)
読んだページ
1775191ページ(1日平均538ページ)
感想・レビュー
5263件(投稿率94.0%)
本棚
5棚
性別
職業
技術系
自己紹介

・読書が大好きで、電子書籍と紙の本(特に図書館本)の両方を活用しています。
・よく読むジャンルは、ミステリ、サスペンス、冒険もの…など。読書メーターを始めてから、読友さんのおかげで読む本の幅が広がってきました。
・動物が出てくる話も好き。特にワンコ♪
・本棚は「○○好きにはたまらない」ということで、読んだ本のいくつかをジャンル分けしております。
 今のところ、○○の部分は「犬」「猫」「図書館と本屋さん」の3つ。
・洋書は英語の勉強を兼ねて読んでいます。
・お気に入りの登録と解除はご自由にどうぞ♪
・2023.6.16 とうとう登録した「読んだ本」が5000冊到達。

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