読書メーター KADOKAWA Group

2024年2月の読書メーターまとめ

ぱふぱふ
読んだ本
54
読んだページ
17975ページ
感想・レビュー
54
ナイス
5749ナイス

2024年2月に読んだ本
54

2024年2月のお気に入り登録
5

  • cinos
  • オーウェン
  • わわわわわ
  • GG読書家
  • うさみん

2024年2月のお気に入られ登録
5

  • cinos
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  • わわわわわ
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2024年2月にナイスが最も多かった感想・レビュー

ぱふぱふ
2024年本屋大賞ノミネート作品。『汝,星のごとく』の続編だ。中編3つからなる。1話目は若き日の北原先生の話。なるほど,そういうことがあったのか…。いざという時に思い切った決断ができる北原先生に感心。そしてその決断を後悔していないことにも。すてきだ。2話目には編集者さん2人が登場。作品だけを見ていてはダメで,しっかり作り手とも向き合わなくてはいけなくて,編集者というのは大変な仕事なのだなぁ。3話目は総まとめのようだった。この結末にはみんな納得するのでは? また『汝,星のごとく』を読み直したくなった。
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2024年2月にナイスが最も多かったつぶやき

ぱふぱふ

今年の1月は自然災害での幕開けで,現実はとても厳しいです。被害にあわれた方へお見舞い申し上げます。私にできることは赤十字への寄付くらいで…。読書は引き続き,八咫烏シリーズを読んだり,『卒業生には向かない真実』を読んで衝撃を受けたりしました。★2024年1月の読書メーター 読んだ本の数:59冊 読んだページ数:18514ページ ナイス数:6130ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/572172/summary/monthly/2024/1

bura
2024/02/02 17:52

ぱふぱふさん、正月早々大変な出来事が続いて驚きました。あと11ヶ月は無事でありますように。今月もよろしくお願いします ^ - ^

ぱふぱふ
2024/02/02 20:03

そうですね。何事もなく穏やかに過ごせるように祈っております。こちらこそ今年もよろしくお願いします♪^^

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2024年2月の感想・レビュー一覧
54

ぱふぱふ
警察小説に戦国時代を合体させた? 横関さん,とんでもないことを思いついたなぁ。捜査一課第五係の係長に織田信子,その部下に柴田勝代,木下秀美,明智光葉,森蘭らがいて,そこに新人として徳川康子が加わるところから話が始まる。歴史上の人間関係を絡めながら,現代の事件として話は進んでいく。たとえば1話目では,一係の今川義乃係長の元部下だった太原雪代という人物が殺される。犯人は最初から分かっている倒叙ミステリ。さあ,康子たちはどのように捜査するのか…。登場人物が多いけれど,キャラが立っていて覚えやすい。イメージ通り。
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ぱふぱふ
水曜日にあった出来事を手紙に書いて,「水曜日郵便局」というところに送ると,別の誰かが書いた水曜日の出来事の手紙が返ってくる…。そんなプロジェクトをモチーフにした物語。直美はたくさんのストレスを抱えていっぱいいっぱい。この水曜日郵便局の話を聞いて,自分も手紙を書いてみようと思い立つ。でも書いたのは現実ではなく,夢をかなえた空想の自分の話。そのキラキラした内容の手紙を受け取ったのは洋輝。洋輝もまた現実に不満を持っていたが,直美の手紙で背中を押される。思いきったね。いい話だけれど,ちょっとうまくいきすぎ?
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ぱふぱふ
そうか…飛行機恐怖症の精神科医は,席をいくつもキープして,その時の気分で席を動くのか…というのが最初の感想。私も飛行機は苦手だけれど,1席しか予約する余裕がないので,その席でブルブルしている。それはさておき,この話には主人公が何人かいる。メインは,精神科医のマッツとその娘で臨月を迎えているネレ。ネレはマッツに来てほしいと連絡する。マッツは苦手な飛行機に乗るが,謎の人物からの電話を受ける。なんとネレを誘拐したという。助けてほしければ,今乗っている飛行機を間接的に墜落させろと…。意外な展開。
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ぱふぱふ
夜だけ開館している不思議な図書館のお話。中で働いているスタッフたちは,ちょっと訳ありな人たち。元図書館員だったり,元書店員だったり。でもみんなに共通しているのは本が好きなこと。もう1つこの図書館の変わったところは,普通の図書館のように貸出をしておらず,どちらかというと資料館のような位置づけであること。亡くなった作家さんの蔵書を集めて保管しているのだ。オーナーさんが一体どんな人なのかが最大の謎だったが,さらりと明かされているようで,腑に落ちない。お夜食もちょこっとしか出てこなくて残念。
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ぱふぱふ
駒子シリーズ4作目とある。久々の最新作のようだが,私はこれまでの本を読んでいない。読み友さんたちのレビューをさらっと見て,この本単独でもいけそうだったので,読んでみた。だって私の好きな犬の話なんだもの。結果として,犬の「ゼロ」と「ワン」の話を楽しむことができた。最初はゼロの飼い主である玲奈ちゃんの話。学校で友達とうまくいかないところが,私の子供の頃のようで共感。なんだかやたらと他人の個人情報を聞きたがる人って私も苦手。本人は自分の話を聞いてほしいだけなのかもだけど。シロと黒犬ワンの話も泣けたなぁ。
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ぱふぱふ
シリーズ第2部の3巻目。その魔力の高さから,とうとう貴族に目をつけられてしまったマイン。命を狙われる騒ぎも。心配だわ~。一方で,マインの発明品については,着々と生産されていく。今回はボードゲームを作ったり,待望の金属活字を作ったり。活字ができたら本作りは量産体制に入れそうだよね。もちろんそう簡単にはいかないだろうけれど。貴族の養女になる話も具体的にあがってきて,この先が気になる! 初登場のジルヴェスター様がだいぶ面倒くさいなぁ。
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ぱふぱふ
祖母,母,娘の視点で書かれている物語。私は娘の話が一番共感できたし,心に残った。作者さんが書きたかったのは,最後に書かれている祖母(家がある場所がダムの建設予定地になる)の世代の話だとは思うのだけれど…。1年間海外留学することになった大学生の都。しかし,行った先で適応障害になり,1か月で日本に帰ることに。家族以外には言えずに隠していたが,ある日恋人の家がある地域が台風にみまわれたのをきっかけに,引きこもっていた家を出て,恋人の元に向かう…。家族の大切さや,住み慣れた土地への愛着などが書かれた話だった。
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ぱふぱふ
以前から「読みたい本リスト」に入れていた本。ようやく読んだ。刑事マルティン・ベックシリーズの1作目。他の読み友さんたちもレビューに書いているが,地味だ。捜査も地道だ。1964年のストックホルムを舞台にしている警察小説。閘門(こうもん:水を張ったエレベーターのようなもの)で,女性の死体が発見される。しかし,なかなかこの女性の身元が分からない。だから捜査も進展しない。しかし1通の電報が状況を大きく変える…。北欧らしい曇り空の陰鬱な風景を想像しながら読んだ。こういうレトロな警察小説もいいなぁ。
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ぱふぱふ
犬養隼人シリーズ5作目。早朝,犬の散歩中の男性が遺体を発見する。その遺体は,腹部に傷があって,臓器の一部を摘出されていた。あれ? こんな話をどこかで読んだような…あ,このシリーズ1作目の『切り裂きジャックの告白』か。本書の中でも,もしかして模倣犯ではないかと話題になっている。しかし,臓器を取り出した後,縫合している点が違う。そして今回の被害者は貧しい子供ばかり…。倫理的にどうなのかを作者から試されている気がした。嫌な話(テーマ)だったなぁ。
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ぱふぱふ
3つの中編が入った本。1話目の「2020年のロマンス詐欺」は『神様の罠』(たぶん)というアンソロジーで既読だった。でも改めて読むと面白い。2話目は「五年目の受験詐欺」。受験はなかなか親にとっても子供にとっても将来がかかった重要なイベントだから,こういうことが起こるのだろうな。日本はまだまだ学歴社会だよね。3話目は「あの人のサロン詐欺」。これは絶対にすぐにばれるのではないかと思ったけれど…。まさかのオチだった。懐かしの「チヨダ・コーキ」が名前だけ登場。実は私は「ジェンガ」ってやったことないんだよね…。
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ぱふぱふ
中高生向け。爽やか青春小説ではなく,つらい思いから立ち直るための応援本。表紙の男の子の表情がよく見ると壮絶だわ。冒頭で主人公の沙(いさご)コテツが住むアパートが火事になり,かろうじて助かったものの,唯一の家族である父親は重傷を負う。そこで,島根に住む知り合いの家に預けられたコテツだが,顔などのやけど痕を気にして不登校になってしまう。預けられた家の家業が刀鍛冶だったことから,仕事を手伝うようになり…。火が苦手で何度も倒れたりしながらも,先輩弟子たちから学んでいくコテツが頼もしい。自分で立ち上がらないとね。
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ぱふぱふ
うーん,ちょっと思ったのと違ったかな。1話目がとても良かったので続きもワクワクしながら読んだのだが,だんだんにちょっと子供を主人公にするには内容に無理があるような気がしてきて…。1話目は小学生の琴美が,日常系の謎にチャレンジ。祖父の畑を手伝いに来ている「佐野くん」が手を貸してくれるが,衝撃のラストが! 2話目では中学生の祥子が主人公。同級生の土屋くんにほんのり恋心を抱いている…。3話目は高校生で新聞部の沙也香が主人公。3つの話に共通するのは同じ町だということと過去に起こった事件。4話目ですっきり。
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ぱふぱふ
[再再読] 吉川英治文学新人賞受賞作。伊坂さんの最近の『777』を読んだら懐かしくなって,昔の作品も読み直してみたくなった。今回3年ぶりくらいに読んだが,話の筋をすっかり忘れていて,中盤くらいで重要なことが明かされたときに「ええっ!?」と驚いてしまった。いつ読んでも新鮮だ。(私は本をたくさん読んでいるせいか,けっこう忘れっぽい。自覚あり。)野良猫やペットショップの犬猫たちが惨殺される事件,通称「ペット殺し」は本当に許せないけれど,そのほかの登場人物は正義感のある人が多い。特に「河崎」と麗子さん。
が「ナイス!」と言っています。
ぱふぱふ
やっと読み終わった…。でも,自分が何を読んでいたのかをうまく説明することができない。これは小説と言ってよいのか? それとも乳酸菌についての蘊蓄? はたまた,小説内小説? とてもわかりにくく,残念ながら私には合わなかった。他の読み友さんたちも書かれているが,主人公の朋太子由寿(ほうだいし・ゆず)のお仕事ぶりに話を絞ってお仕事小説にしてくれたらもっと楽しめたのでは。岩手出身の由寿が,菓子と乳製品を主とした食品全般を扱う「株式会社 明和」に就職してからの物語。明治ブルガリアヨーグルト50周年おめでとう!
が「ナイス!」と言っています。
ぱふぱふ
直木賞ノミネート作品。残念ながら受賞は逃したが,私はこれが来るのではないかと予想していた(←この時,まだ読んでいない)。443ページもある大作。実際に読んでみると,やっぱり賞をとるにはちょっと足りないかな…と感じた。書きたいことが多すぎて整理しきれていない感じ。読んでいて似たような名前の多さや,時系列が前後するところで,何度も置いて行かれそうになった。作者のサインらしきものが入った1枚の絵をめぐる物語。この絵の展覧会を開催するために著作権のありかを調べ始めるが,次第に話は一族の闇へ…。重たい。
が「ナイス!」と言っています。
ぱふぱふ
久しぶりの梶永さん。『捜査二課・郷間彩香 特命指揮官』シリーズ以来だわ。今回は警察小説ではなくて海保小説。海保と言えば「海猿」が思い浮かぶけれど,この小説では潜水士は登場せず,ヘリのパイロットがメイン。ヘリで飛行中,パイロットの宗田が漂流しているタンカーを発見し,その中に赤い服を着た女性がいたことに気づく。しかし,仲間たちは誰もその女性を見ていない。そしてタンカーはその後行方不明に。沈没した? しかし,潜入捜査中の捜査官から「消えたタンカーを追え」と情報が入り…。ちょっと都合が良すぎなところも。
が「ナイス!」と言っています。
ぱふぱふ
児童書。主人公の真子が通う小学校の合唱クラブは,全国コンクールにも出場するレベルで,真子は,入学式で先輩たちが歌うのを聞いて憧れる。4年生になって入部することができたその合唱クラブは,目標が高いため練習が厳しく,真子は次第に追い詰められるように…。そんな時に出会ったのが,近所の商店街の片隅でひっそりとやっている「半地下合唱団」。うまくはないけれど,のびのびと歌っていて楽しそう。全国コンクール金賞を目標にするのもよいけれど,楽しく歌うのも大切だよね。大人にも響く良い話だった。ジェンダーの話もちょこっとあり。
が「ナイス!」と言っています。
ぱふぱふ
ちょっと私より年配の友達に紹介する本を探していて,手に取った。森沢さんなら間違いはないだろうと思ったが,案の定,感動モノの話だった。主人公の珠美(あだ名はたまちゃん)は都会の大学に通っていたが,自分の祖母を含めた「買い物弱者」が自分のふるさとに大勢いることに気づき,移動販売を始めることに。家族や友人らの手助けにより,車を手に入れ,移動販売の先輩の元に弟子入りしたりもして無事に事業をスタート。しかし…。私も珠美同様,フィリピン人の後妻さんのことはなかなか好きになれず。でも言葉の壁だったのね~。
かたつむり
2024/02/23 00:29

あら。私ったら、こんなところでアルバイトを・・・。いただいていきますw

ぱふぱふ
2024/02/23 17:52

どうぞ,どうぞ♪ 働き者みたいですよ♪ ^^

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ぱふぱふ
この作家さん初読み。おっ,これは私の好みかも。舞台は,埼玉の秩父。案山子があちこちに立っている村に到着したのは,合作推理作家でいとこ同士でもある理久(りく)と真舟(まふね)。友人宅が経営する旅館「宵待荘」に泊まりに来たのだ。近所には温泉があったり,神社があったり。しかし,雪が降ったある日,酒蔵の御曹司が殺されているのが発見される。遺体に続く足跡は本人のものだけ。しかも村を出るための唯一の吊り橋にも足跡はなく,これはクローズドサークルか…? 読者への挑戦状あり。読み友さんたちは弱いと言うが,私は動機に共感。
が「ナイス!」と言っています。
ぱふぱふ
八咫烏シリーズ第2部第3巻。今のところ最新巻(もうすぐ次が出るみたい)。今回は真の金烏だった奈月彦のお兄さんの長束の話と,長束に仕える南橘家の路近の話だった。路近って怖い存在だなとは思っていたが,子供の頃からきわめて合理的な考えを持っていてさらに怖い。非情といってもよいような…。いったい誰がこの人を止められるのだろうと思っていたが,まさかあの人とは。そして物語の終盤で,これまでのメインストーリーとようやくつながり,これから山内がどうなっていくのかが気になる。
が「ナイス!」と言っています。
ぱふぱふ
シリーズ5作目。「本」が平民の間には存在しない(貴族なら持つことができるような高級品なのだ)世界に転生してしまったマインの話。この巻で,とうとう手作りの本が完成! やったね,マイン。まだ印刷技術が未熟なので30冊が限界だったけれど,読んでいる私も一緒になって喜んでしまった。そして,青色巫女見習いとしての初仕事も,いろいろ障害はあったけれど無事に完遂。でも,これがきっかけで貴族に目をつけられてしまうのかな…。続きが楽しみ。
が「ナイス!」と言っています。
ぱふぱふ
森沢さんの本は何冊か読んだことがあって,これも心温まる系かな…と思って選んでみた。うーん,ちょっと登場人物が入り乱れすぎて読みにくかったかな。視点がころころ変わるから,これ誰だっけ…と前を振り返りながら読む羽目に。もうちょっと絞ってくれるとありがたい。田舎で養鶏場を経営している村田二郎(通称:ムーさん)が一念発起して,卵かけご飯を出すお店を一から始めようとする話。周囲の人の協力もあって,お店は軌道に乗るが…。タイトルの由来になっている「ヒカル」の話が辛かった。
が「ナイス!」と言っています。
ぱふぱふ
殺し屋シリーズ4作目かな? この前新幹線に乗っていたので,タイトルを見て「今回は航空機に間違いない!」と思ったのに違ったー。ホテルの中だったー。(だってトリプルセブンって言ったらボーイングでしょ!)運が悪いことを自覚している「天道虫」と名乗る業者さんが頼まれたのは,ホテルのある部屋に行って,プレゼントを渡すだけの仕事。でももちろん運が悪いからそううまく事は運ばない。しかもこのホテルには他の業者さんたちも来ている様子。天道虫は無事にホテルから脱出できるのか?! 今回も名言がちりばめられていて,再読したい!
が「ナイス!」と言っています。
ぱふぱふ
シリーズ1作目。あさのあつこさんの書く江戸時代の庶民の暮らしぶり…かと思ったら,ちょっと違った。主人公の「おちえ」は縫箔屋「丸仙」の一人娘。父親が縫箔(金糸などを使った刺繍の一種)職人なのだが,おちえ自身は針仕事は苦手で,子供の頃から道場に通って竹刀を振り回している。ある日,丸仙にお侍さんがやってくる。なんと弟子入りしたいというのだ。その侍,吉澤一居(いちい)は剣の名手。しかし,剣を捨て町人になってでも縫箔職人になりたいって…。巷で起こる殺人事件よりも,もっと縫箔について書いてほしいなぁ。2作目に期待。
が「ナイス!」と言っています。
ぱふぱふ
シリーズ4巻目。前作までは「兵士の娘」という立場だったマインが,本作からは「神殿の青色巫女見習い」という立場にランクアップ。マイン工房の工房長だったり,新たに孤児院の院長になったりと大忙し。マインは「本が読みたい!」ということだけを考えているようでいて,なんだかんだ,家族や友達や周囲の人々のことを思っているのだ。神殿が管理している孤児院の子供たちを救うのはいくらマインでも個人レベルでは無理ではないかと思ったが,今回も知識と人脈を駆使してクリア。そろそろ神殿長が何か言ってきそうな気がするが…。
が「ナイス!」と言っています。
ぱふぱふ
『怪物の木こり』を書いた人の2作目。ちょっと期待したけれど,私には合わず,残念だった。引っ越してきたばかりの主人公の男子高校生がある日,公園で殺人事件らしきものを目撃してしまう。しかし,その時,犯人に見つからないように助けてくれた人がいた。「先輩」と呼ぶことにしたその人によると,引っ越し先のこの「あかね町」では,殺人事件は日常茶飯事なのだという。はぁ? 住人はみんな見て見ぬ振り。そんな不可解な街で暮らし始めた主人公だが,ある日,「先輩」が消えてしまう…。なんだか終始モヤモヤしていた。すっきりしない。
が「ナイス!」と言っています。
ぱふぱふ
お久しぶりのまさきとしかさん。表紙を見て不穏だな…と思ったが,読んだら中身はもっと不穏だった。二か月ほど前に起きた「豊洲バーベキュー事件」について取材しているライターの勝木。飲み物にヒ素を仕込んだ犯人の丸江田はあまり語らないが,どうやら12年前に北海道で起こった「灰戸町一家殺害事件」に興味があるらしい。特にその時の唯一の生き残りに。実はこの事件も,今回と同様にヒ素が使われていたのだ。現在と過去を前後しながら,次第に判明していくのは…。自分にとって邪魔な人は殺してしまえという短絡的な思考が怖かった。
が「ナイス!」と言っています。
ぱふぱふ
シリーズ3作目。『まるまるの毬』『亥子ころころ』に続く,諸国銘菓を作る菓子屋,南星屋(なんぼしや)を中心にした連作短編集。前2作はすっかり忘れてしまったけれど,なんとなくついていく。今回は1話目に鹿蔵というどこかのお屋敷の中間(ちゅうげん)が登場するところから始まる。ただの甘党な男かと思ったら,この人が只者ではなくて…。今回登場した諸国銘菓は,土佐の「けんぴ」と「野根饅頭」など。今の季節的には,3色の菱餅が合っている。南星屋の店主の弟で僧侶になっている五郎さんの昔話が良かったなぁ。
が「ナイス!」と言っています。
ぱふぱふ
分厚い本だと思ったら600ページ弱だった。もうちょっと短くできたような気がするのだが…。小さな村の駐在所の警官が失踪する。その事件を調べるために,元刑事で今は謎の多い部署にいる樋口調査官が派遣される。彼が調べて回ると,なぜか警官失踪事件よりも,過去にこの地域で起こったいろいろな不可解事件が次々と明るみに出てきて…。すべては中国資本で経営されている大型複合医療施設が原因なのか? うまい話には裏があるものだな。施設の子供たちの将来が気になる。
が「ナイス!」と言っています。
ぱふぱふ
シリーズ17作目。タイトルのナンバリングがローマ数字からアラビア数字になって,主人公が結衣から,凛香と瑠那に変わったなぁと思っていたが,本作では3人とも登場。結衣もそうとう暴れまわっている。もう大学生なのにね。凛香は敵の手に落ちてしまうし,瑠那は出生の秘密が明らかになり愕然としているし,何よりも黒幕があの人だったというのが衝撃的。この話,いったいどこへ進んでいくのだろう…。気球とドローンのハイブリッドを「バローン」と呼んでいるのは松岡さんの造語かな。初めて聞いて興味津々。
が「ナイス!」と言っています。
ぱふぱふ
「100min.NOVELLA」というレーベル(?)のようなので,そうか100分くらいで読める小説なのか…と思っていたら30分ほどで読み終えてしまった。中編小説。ある会社では,社長を決めるのに全社員の投票で決めているらしい。本作は,主人公が投票した緑山さんが惜しくも敗れ,決選投票に進めなかったところから始まる。落選してしまったのだからそこで話が終わってしまいそうだが,そこは津村さん。決選投票に進むことになった藍井戸さんサイドと黄島さんサイドからの緑山さん票の取り込みが始まるのだ…。うどん食べたくなる。
が「ナイス!」と言っています。
ぱふぱふ
シリーズ3作目。主人公マインは自分が「身喰い」という病気のため長くは生きられないことや,生き延びるためには何が必要かを知る。貴族にいいようにされる…。そこでマインは余命を延ばそうとせずに家族とともに生きることを決意。泣けるわ~。でも,その後の洗礼式で神殿に行ったことで,話は一転。やっぱり神殿の巫女見習いになるって?! 今回は,マインの洗礼式の衣装がすてきだったり,お菓子作りというこれまでとは別の方向に着目したり,なかなか盛りだくさんな巻だった。あのポーズをみんながしているのを見たら笑っちゃうよね。
が「ナイス!」と言っています。
ぱふぱふ
2024年本屋大賞ノミネート作品。『汝,星のごとく』の続編だ。中編3つからなる。1話目は若き日の北原先生の話。なるほど,そういうことがあったのか…。いざという時に思い切った決断ができる北原先生に感心。そしてその決断を後悔していないことにも。すてきだ。2話目には編集者さん2人が登場。作品だけを見ていてはダメで,しっかり作り手とも向き合わなくてはいけなくて,編集者というのは大変な仕事なのだなぁ。3話目は総まとめのようだった。この結末にはみんな納得するのでは? また『汝,星のごとく』を読み直したくなった。
が「ナイス!」と言っています。
ぱふぱふ
シリーズ2作目の下巻。上巻ではきっとこの人が「コフィン・ダンサー」なんだろうな~と思いながら気楽に読んでいたが,途中で違うことが判明し,さすがジェフリー・ディーヴァー,一筋縄ではいかないなぁと感心しきり。でも本作では,狙撃手は誰かとか黒幕は誰かということよりも,命を狙われていた3人のうちの1人である,パイロットのパーシー・レイチェル・クレイの航空機操縦のシーンでとても興奮した。ハラハラドキドキ。飛行機好きにはたまらないだろう。燃料は足りるのか,無事に着陸できるのか?!
が「ナイス!」と言っています。
ぱふぱふ
リンカーン・ライム・シリーズ2作目上巻。証人として大陪審に出席されることになっている3人のうち,1人が航空機爆発で殺されてしまう。残りの2人の証人の安全を守り,「コフィン・ダンサー」と呼ばれている暗殺者を捕まえるために,リンカーン・ライムのところにお鉢が回ってきた。でもこのコフィン・ダンサー,なかなか手ごわいぞ。様々な手段で情報を仕入れては,獲物に肉薄する。ライム側も頑張っている。アメリア・サックスがなかなかいいところまで追いつめたが,ためらいがあり取り逃がしてしまう…。白熱の追いかけっこは下巻へ続く。
が「ナイス!」と言っています。
ぱふぱふ
犬養刑事のシリーズ3作目。ある日,記憶障害を持つ少女が行方不明になり,現場には生徒手帳と「ハーメルンの笛吹き」の絵葉書が残されていた。母親の話によると,その少女の記憶障害の原因は,過去に受けた子宮頸がんワクチンのせいなのだという。そして二人目の少女が誘拐される。彼女はワクチン推進派である日本産婦人科協会の会長の娘。ということはワクチンの定期接種に絡んで,被害者側と加害者側の少女が誘拐されたことになる。警察の捜査は混迷を極め,そうこうしている間に第3の誘拐が…。ワクチンは副反応が怖いので受けたくない…。
が「ナイス!」と言っています。
ぱふぱふ
シリーズ3作目。第二王子を陰ながら守るために,セレンディア学園に潜入中のモニカ(実は七賢人の一人で「沈黙の魔女」)。前作で友人のケイシーに誘われて入った選択授業の「乗馬」。背筋を伸ばすと良いことを教わる。確かにね。そしてなんとなく惹かれて入った同じく選択授業の「チェス」。数字に強い才能を発揮し,うっかり学園代表としてチェス大会に出場することに。そこでミネルヴァ時代の友人と再会してしまう…。今回のハイライトはやっぱりお祭りでの夜遊びかな。懐かしい本に巡り合えたモニカがうれしそう。
が「ナイス!」と言っています。
ぱふぱふ
NHKの「ブラタモリ」で黒部渓谷の回を見た。そこで我が家ではこの『高熱隧道』が話題になり,私はまだ読んでいなかったので読むことに。これはひどい。劣悪な職場環境で働かされる労働者たち。いくら賃金が高くても…。トンネルを掘り進むにつれて上昇していく岩盤の温度。暑いを通り越して熱い。しかし,作業者たちにホースで水をかけながら作業は進む。40度以下での使用が義務付けられているダイナマイトを,高温下で使ったために起こった暴発。「泡雪崩(ほうなだれ)」と呼ばれる自然現象の発生。犠牲者は300名を超えた。恐ろしい。
tan
2024/02/12 08:28

「黒部の太陽」や「プロジェクトX」でも前の作業員に水をかける作業員に水をかける作業員がいた。という過酷な話には驚きを超えて恐怖でしたね。

ぱふぱふ
2024/02/12 12:15

tanさん,コメントありがとうございます。状況を想像すると恐怖です。水も,トンネルの奥まで運んでいく間に温まってしまって温水になっているのに,かけられた人は冷たく感じるという…。

が「ナイス!」と言っています。
ぱふぱふ
シリーズ2作目。第2王子を守るべく,王子の通っているセレンディア学園に生徒として潜入しているモニカ(七賢人の一人「沈黙の魔女」であることを隠している)。前作で,生徒会の会計係として大抜擢されたら,案の定,やっかむ人たちが出てきたなぁ。お茶会のために準備していたお茶をダメにされたり,飲み物に毒を盛られたり。高度な魔法は使えても,毒には勝てないよね…。そして,とうとう王子も狙われた! 今回は登場人物も増えて,これからが楽しみ。イザベルの悪役令嬢っぷりが様になっていて,すてき。
が「ナイス!」と言っています。
ぱふぱふ
シリーズ4作目。いやいや,さすがにそんなにホテルコルテシア東京で事件が発生したら,コナン君みたいでしょ…と思ったが,この本ではそういった指摘に対する回答がちゃんと用意してあって,うまいなと思ってしまった。東京で起こった3つの殺人事件。当初は別々に捜査が進んでいたが,凶器が似ていることと,被害者たちがみな過去に事件を起こして人を死なせてしまった加害者であることに警察が気づく。まさか関連が? そして関係者がホテルコルテシア東京に集まる。次の殺人がここで起こるのか…? 新田刑事と山岸さんが今回も大活躍!
が「ナイス!」と言っています。
ぱふぱふ
町田そのこさんは『宙ごはん』『星を掬う』などの長編がとても良かったので好きになった作家さん。本作は短編集。どれも女性が主人公で,ままならない人生を生きている。私の好みは2話目の「ばばあのマーチ」かな。主人公の住む場所の近所に,変なおばあさんが住んでいて,庭に食器を並べてチンチン!と鳴らしてコンサート(?)をしている。その食器の中にかつての知り合いの持ち物を発見した主人公は…。心の中に澱のように溜まった思いを昇華してくれそうだ。
が「ナイス!」と言っています。
ぱふぱふ
シリーズ1作目。電撃大賞受賞作。久しぶりに恋愛もののラノベを読んだ。満足感でいっぱい。細かい所を指摘し始めると夢がなくなってしまうので,ここはざっくりと受け入れようと思う。女子高生の愛川素直には,自分の嫌な時に身代わりになってくれるレプリカがいる。心の中にいる…というのではなく,物理的に存在しているのだ。それがナオ。素直が調子が悪い時には代わりに学校に行ってくれる。でもこのレプリカのナオにも感情はあって…。文芸部に新たに入部してきた真田秋也くんといい感じに。どうなる? 続きも楽しみ。
が「ナイス!」と言っています。
ぱふぱふ
1月は,言い回しのような表現に着目した月だった。だからか,知らない表現がたくさん。そして使いこなす自信なし。言われれば意味は分かるのだけれど,自分から発するのは難しそう。例えば「好き」ならloveとか,likeを使いたくなる。でもここではhave a passion forといった表現を習った。また「~に目がない,~に弱い」はhave a weakness forで表せる。ちなみに今回のテキスト裏表紙の『ジョジョの奇妙な冒険で英語をたっぷり学ぶ!』のイラストが気になって仕方がない。このくねっとしたポーズ…
が「ナイス!」と言っています。
ぱふぱふ
先日間違えて2作目の『まだ終わらないで,文化祭』を読んでしまったので,急いで1作目のこちらを読む。八津岡高校を舞台にした連作短編集。1話目の選挙管理委員会の話は面白かった。生徒会長選挙が行われるが,なぜか開票してみると白紙がたくさん。立候補したのは求心力がある男子だったので,いじめで白票を入れられたとは考えにくい。ということは誰かのいたずら? 有効票を白票と入れ替えるタイミングはあったのか? どの話も,屈折した心理が高校生らしいと思う。でも謎が解けても,後味はあまり良く無いなぁ。すっきりしたかった。
が「ナイス!」と言っています。
ぱふぱふ
読み終わってみると,たしかにタイトルそのもの。ちょっと笑ってしまう。ある高校を舞台にした連作短編集で,日常系のミステリが味わえる。私は,1話目のお昼休みにラーメンを食べに外出しようとする2人組の話と,3話目の消しゴムポーカーの話が好き。どちらも男子高校生ならではのばかばかしさと熱意と青春が混ざっていると思う。最終話で,生徒会長と体育の先生がこれまでの話をまとめちゃうのもすごい。えっ,これまでの全部が同じ日の出来事だったの…?しかも17年前の失踪事件も解決だって!?
が「ナイス!」と言っています。
ぱふぱふ
シリーズ1作目。あとがきによると,分類はコージーミステリだそうな。「片田舎でのほほーん」という私の思っていたコージーミステリとはだいぶ違ったが,これはこれで面白い。錠前師のおじさんと従兄弟たち(今は戦争に行っている)をもつエリー。エリー自身も錠前師として鍛錬を積んでいる。しかし実はこの一家,裏では金庫破りをしているのだ。ある日,罠にかかって捕まってしまったおじさんとエリー。そこで出会った「少佐」と名乗る人物に取引を持ち掛けられ…。主人公がモテモテ。もっと金庫破りの腕を発揮してくれてもいいのに。続編楽しみ。
が「ナイス!」と言っています。
ぱふぱふ
シリーズ第2部第2巻。前作の『楽園の烏』を読んだときに感じていた「私,何か飛ばして読んだかな?」という疑問がすべて解消された1作だった。奈月彦が金烏として「山内」という人間界とは異なる山神様が存在する世界を治めている。皇后の浜木綿との間に生まれた娘,紫苑の宮はかわいい盛り。男子に恵まれなかった奈月彦と浜木綿は,内親王にあたる紫苑の宮を世継ぎにしようと考えている。一方で参謀の雪哉は人間界に研修に行くことに。そして事件が起こる…。激動の内容だった。つらすぎる。
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ぱふぱふ
シリーズ2作目。幼馴染のルッツを商人見習いにしようとしているマイン。商人のベンノとの取引によって,紙作りにチャレンジする。紙を作る…私には到底無理だけれど,マインは記憶力が良くて,なんとか和紙の作り方を思い出して,いろいろな木から取った繊維を使い,それっぽいものを仕上げる。さすがだわ。それとは別に髪飾りのような手仕事でも大活躍。心配なのはマインの病気。この世界で「見食い」と呼ばれているものだということがわかったけれど,治すには法外なお金が必要らしい。どうする?!
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ぱふぱふ
何が怖いって,表紙が怖い。赤ちゃん用の靴を持った人(たぶん女性)がいて,このタイトル。悪いものが来そうだ…。本作は,奈津子と紗英という2人の女性を中心にしたサスペンスだ。紗英は助産院で看護助手として働いている。夫との間に子供が欲しいのだが,なかなか授からない。一方で,奈津子には梨里ちゃんという幼稚園に通っている女の子がいる。美容師の資格を持っているので,時々ボランティアで髪を切ったりしている。そんな二人は読んでいて不自然に感じるほどべったりだ。ある日,紗英の夫,大志が行方不明になり…。予想通りだったなぁ。
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ぱふぱふ
図書館の新刊棚にあったので借りてきた。美術サスペンス。読んだ。読んだけれど…なんというか…今一つ盛り上がりに欠ける内容だった…。残念なり。美術が好きな人が読んだら面白いのかも。過去に実際に起こったルーヴル美術館での「モナ・リザ」盗難事件を基に書かれた本。最終的には戻ってきたから今も展示されているのだが,盗まれていた間に贋作とすり替えられたのではないかという疑念が残る。この本は,当時,盗難に関わったとされるルーヴルのスタッフの子孫が過去を調べる話。その過程で次々と関係者が殺されていく…。
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ぱふぱふ
シリーズ1作目。連作短編集。先日読んだアンソロジーの中に,この本の中の1つの話が載っていて,それを読んで興味を持ったシリーズ。都心のオフィス街にあるスープ専門店の「スープ屋しずく」。ランチとディナーの営業がメインだけれど,実は早朝にもひっそりと営業している。1話目ではその近所で働く会社員女性,理恵が「しずく」を訪れる。そこで,日常系の謎を相談してみると,店主がさらっと解決し…。悩みごとを抱えた人が,あたたかいスープで癒されるのもこの話のいいところ。続きも読みたい。
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ぱふぱふ
シリーズ2作目。連作短編集。ひきこもり大学生で映画マニアの嗄井戸(かれいど)と,彼を家から引っ張り出してほしいと教授から頼まれている落ちこぼれ大学生の奈緒崎(なおさき)がコンビを組んで日常系の謎に取り組むシリーズ。嗄井戸の家でフリーエージェントとして働く束(たばね)ちゃんが持ってきた演劇のチケットで盛り上がる2話目が良かった。『アーティスト』という映画は観ていないが,話に出てきたもう1つのほうなら知ってる。いい映画だったな…。最終話で出てきたDVDの隠しコマンドは知らなかった!
mayumi
2024/02/04 14:15

「アーティスト」は主人公が飼ってるジャック・ラッセル・テリアがお利口です。映画も良かったですよ〜。

ぱふぱふ
2024/02/04 14:44

そうなんですね~。コメントありがとうございます。私の家の近くのレンタルビデオ屋さんが閉店してしまってから,映画はほとんど観なくなってしまいました…。^^;

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ぱふぱふ
前作『同志少女よ,敵を撃て』に続いて,本作も戦争をテーマにしている。今回の舞台は1944年のドイツ。町はナチスに制圧されているが,実はこっそりと陰で活動している反戦組織があった。少年少女から構成される「エーデルヴァイス海賊団」である。少年組織というと「ヒトラーユーゲント」が思い浮かぶが,それと対立する組織と言っても良いだろうか。エーデルヴァイス海賊団に加わっていた少年少女の活躍の記録。つらいシーンもあって,涙なしには読めなかった。フリーデの歌を聞いてみたい。
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ぱふぱふ
映画化されたと聞いて図書館で手に取った本。吉田修一さんだし,期待できそう…と思って読み始めたが,「ええっ?!」の連続だった。冒頭で,介護療養施設に入っていた高齢男性が急死。どうやら人工呼吸器を外した人がいるらしい。施設のスタッフを厳しく追及する刑事と,施設で働く介護士と,事件を追う記者の3人の視点で話は進む。途中から,刑事と介護士の関係がおかしなことになって,そちらに気をとられて,殺人事件の話とか,記者が調べている731部隊の話などが頭に入らない! これが作者の意図なの? 最後もモヤモヤで終わった…。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2015/05/04(3297日経過)
記録初日
2015/04/23(3308日経過)
読んだ本
5625冊(1日平均1.70冊)
読んだページ
1782464ページ(1日平均538ページ)
感想・レビュー
5287件(投稿率94.0%)
本棚
5棚
性別
職業
技術系
自己紹介

・読書が大好きで、電子書籍と紙の本(特に図書館本)の両方を活用しています。
・よく読むジャンルは、ミステリ、サスペンス、冒険もの…など。読書メーターを始めてから、読友さんのおかげで読む本の幅が広がってきました。
・動物が出てくる話も好き。特にワンコ♪
・本棚は「○○好きにはたまらない」ということで、読んだ本のいくつかをジャンル分けしております。
 今のところ、○○の部分は「犬」「猫」「図書館と本屋さん」の3つ。
・洋書は英語の勉強を兼ねて読んでいます。
・お気に入りの登録と解除はご自由にどうぞ♪
・2023.6.16 とうとう登録した「読んだ本」が5000冊到達。

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