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2024年3月の読書メーターまとめ

ecuas
読んだ本
9
読んだページ
2872ページ
感想・レビュー
9
ナイス
158ナイス

2024年3月に読んだ本
9

2024年3月にナイスが最も多かった感想・レビュー

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ネタバレ映画版が面白かったために数十年振りに再読。それまでの本格ミステリで使い倒されたクローズドサークルを深化しメタ的に再現する設定がとにかく秀逸。ラス前の神が地に降りた時の衝撃たるや。わかっていても思わず感嘆。映画はかなり原作に寄せているが、叙述トリックをそのまま再現したら破綻しそうなところをほぼ原作通りと感じるように表現できているのは、かなり脚本が工夫がされているからと思う。役者の芝居や演出にも演劇ライクの表現が加味されているのは映像作品ならでは。多少の改変も含め素晴らしい仕上がり。もっと認知されればと思う。
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2024年3月にナイスが最も多かったつぶやき

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2024年2月の読書メーター 読んだ本の数:10冊 読んだページ数:3188ページ ナイス数:196ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/670129/summary/monthly/2024/2

が「ナイス!」と言っています。

2024年3月の感想・レビュー一覧
9

ecuas
ネタバレ映画版が面白かったために数十年振りに再読。それまでの本格ミステリで使い倒されたクローズドサークルを深化しメタ的に再現する設定がとにかく秀逸。ラス前の神が地に降りた時の衝撃たるや。わかっていても思わず感嘆。映画はかなり原作に寄せているが、叙述トリックをそのまま再現したら破綻しそうなところをほぼ原作通りと感じるように表現できているのは、かなり脚本が工夫がされているからと思う。役者の芝居や演出にも演劇ライクの表現が加味されているのは映像作品ならでは。多少の改変も含め素晴らしい仕上がり。もっと認知されればと思う。
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ネタバレ前2作の前日譚だが、比べるとあのクセつよ感はなくなり、かなりシンプルになった印象。ドラマ版も、前2作はほぼ原作通りだったのに対し、今作のは事件の内容はほぼ同じだが、担当刑事が変わっていたり、その刑事の家庭環境も深めに掘り下げられていたりとかなり変わっている。特に風間が隻眼となったきっかけの十崎の襲撃は大きく違う印象。いずれも物語をより劇的に強くメリハリをつける改変。どちらもそれぞれいいが、原作を先に読んでいた方がドラマでの肉付けを楽しめたかも。まだ書かれていないエピソードもあるのでそちらを求め続編へ急ぐ。
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ネタバレ二組の兄弟と兄妹、どちらもかなりの不幸っぷりで重苦しい雰囲気がひたすら続く。他に解釈のしようもないくらいの丁寧さで不幸が描かれ、こちらの気分も落ち込んでいたが、4章の蓮の心の声「おまえは何かを間違えているのではないのか」にドキッとする。これまで全く伏線のようなモノはなかったのにまさか!そこからはとんでもないどんでん返し、今までの見え方が一変。ひっくり返る余地などなかったのにこの展開、あまりの鮮やかさに快哉。ラストは曖昧なようだが、一連の事件を通して何かを学んだのなら、どちらにしろ自ら罪は償うようにも思う。
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ネタバレ何はともあれまずは企画がお見事。要所要所でQRを読み込み音声を聞くのは、空き時間での読書とは相性が悪いようにも感じるのだけど、今まで目と頭だけを使ってた読書に、新たに聞く要素が加わった体験が新鮮で面白い。文章だけでは全く意味不明で、何の解決もされないまま終わってしまったりもするけど、その後の音声で一瞬で全てが回収されたりして、思わずため息。オーディブルでは不可能と聞いてたがそれも納得。目を閉じて集中して音声を聞いていたら意味がわからないのがあり、改めて聞き直して納得。まんまとやられました。求むシリーズ化。
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ネタバレ水伝、EM菌、ゲーム脳、無添加信仰など、こんなにも多くのニセ科学が学校の中に入り込んでいるとは。リテラシーのある大人ならすぐにそのインチキさに気付けるが、その前段階にある子供に、学校の授業を使い丁寧にニセ科学を教えられてはどうしようもない。何としてもやめさせたいが、そもそも大人の側に、科学はよくわからないけど科学っぽいものが好きな傾向があり、わかりやすい物語に弱いのが、ニセ科学に付け入る隙を与えている。リテラシーは一足飛びには獲得できないことを理解し、いくつになっても丁寧に学習を重ねる必要があるのだろう。
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ネタバレ拳銃の密造やらストーカーやら前作に引き続き犯罪者の巣窟たる警察学校。嫌いな教官の頭に水の入ったバケツを落とそうとしたり、自分の容姿を鼻にかけ同期を引き立て役にしたり、病んでるヤツも多い。警察学校が舞台なら通常はいかに成長していくかを描くところを、裏の顔を暴き立て篩にかけ排除していくのは、性悪説が根幹にあるよう。つい性善説で考えてしまう安易な思考を戒めてくれる気もして、ザラつく読み心地が逆に楽しい。授業の内容もなるほどと思える情報が多く、街の警察官もそうしたことを全て学んできているのかと思うと見方が変わる。
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子供用に借りた図書館本を便乗して借覧。これは確かにどれも大ピンチ!子供に限らず大人の目線から見ても「あるある!」なピンチの連続で、声を出し涙を流して笑ってしまった。日常にこんなにもピンチが溢れていたとは。本書から採用された大ピンチグラフ、同じピンチでもその理由はドキドキやイライラ、不安など6つの方向性に分けられるとのこと。解像度の高い切り口が面白い。子供も、何か問題があってもこの本を真似して「これはピンチレベルいくつだ!」と笑い飛ばしたりしてる。そんな強マインドも身につき、いい読書経験になってありがたい。
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ecuas
ネタバレシリーズ3作目が刊行されたようで、懐かしくなり数十年ぶりに再読。当時は新書版でラストに解説もなく、結局犯人がわからなかった記憶あり。メモ片手に精読するも、一読しただけでは全くわからず。改めて何度も必要な箇所を読み直しても、どうしても決め手に欠けそこから先がわからない。そもそも身元不明の指紋って誰の?降参して解説を読みようやく解決。情報は様々提示されていて一見フェアなようだが、逆にミスリードだったことに気づく。これは自力では絶対気づけない。お見事、やられました。積年の胸のつかえも取れた気分。3作目も楽しみ。
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ecuas
ネタバレ2巻から読んでしまったからかもしれないが、楽しんで読みつつも少し思ったのと違った感もあり。図面から覚える違和感、そこから帰納法的になぜそんな建築がなされたのかが紐解かれていく。だけでもよかったのだけど、全てのエピソードが1つの事件に絡まるように繋がっていて、ちょっとやりすぎのようにも感じてしまった。構成力や満遍なく散りばめられた伏線の貼り方などは見事なのだけど、小説というより謎解きのようでなんとも評しにくい。カルト教団の存在が端緒となるが、トンデモ展開をカルトのせいにするのはちょっと安易なようにも思える。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2016/04/12(2941日経過)
記録初日
2016/04/18(2935日経過)
読んだ本
1458冊(1日平均0.50冊)
読んだページ
389909ページ(1日平均132ページ)
感想・レビュー
649件(投稿率44.5%)
本棚
0棚
性別
血液型
B型
外部サイト
自己紹介

いろいろ読んできたけど、やっぱり伊坂幸太郎しか勝たん

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