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2024年2月の読書メーターまとめ

ecuas
読んだ本
10
読んだページ
3188ページ
感想・レビュー
10
ナイス
196ナイス

2024年2月に読んだ本
10

2024年2月のお気に入られ登録
2

  • W-G
  • あきらきら

2024年2月にナイスが最も多かった感想・レビュー

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ネタバレあの殺し屋シリーズの天道虫、超高級ホテルを舞台にふたたび!冒頭からモウフとマクラやスイスイ人など、ネーミングセンスが爆発してて、すんなりと傑作認定。どこを切ってもフルスロットルな展開と、推敲された文章の連なりで読み心地は抜群、常に高揚感を感じるほど。ラストのどんでん返しは全てがひっくり返るレベルで唖然、チーズケーキのシーンではゴールデンスランバーが想起され、回収の巧みさと絶対に恩を忘れない紙野ちゃんの想いが相まりさめざめと泣いてしまう。刺激的な、たくさん笑える話をいつも読ませてくれ、本当にありがたいです。
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2024年2月にナイスが最も多かったつぶやき

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2024年1月の読書メーター 読んだ本の数:13冊 読んだページ数:3415ページ ナイス数:143ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/670129/summary/monthly/2024/1

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2024年2月の感想・レビュー一覧
10

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ネタバレ体育祭が舞台ってなんのこっちゃ?だが、それなりに説得力のある展開になってさすが。前作から登場の熱血教師ハスミン、凛香を正しい道へ導いてくれる期待の星かと思ったが、あっさりと亜樹凪に籠絡され、恋する男子のアホさ加減を知る。振り込め詐欺を装った現金受け渡し、赤毛同盟を思わせる。DBT19のターゲットは普通の生徒の10倍近くの予算が必要な特別支援の生徒たち。誰にとっても暮らしやすい社会、言うのは容易いが、予算がなければ実現は難しいのも確か。今シリーズは少子化問題がテーマ?MM号になってしまったマクラーレン、草。
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ネタバレ「人の死なないミステリ」は懐かしの万能鑑定士Qシリーズのキャッチコピー。いきなりメタ的なサブタイトルに心踊る。タイトルからの予想通り、メタ的な言及がいつも以上に多く、少しフィクション色が強いようにも感じていたが、ラストの解決編で、伝えようとしていたことの大きさと、その説得力に心打たれる。やろうと思えばいくらでも人にショックを与えるほどの文章表現を出版することもできる。だからこそ安易にブームに乗り病と死を扱うようなことはせず、読者の気持ちを考え、人の命を大切にした物語を執筆する。根底にある強い思いを感じた。
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ネタバレあの殺し屋シリーズの天道虫、超高級ホテルを舞台にふたたび!冒頭からモウフとマクラやスイスイ人など、ネーミングセンスが爆発してて、すんなりと傑作認定。どこを切ってもフルスロットルな展開と、推敲された文章の連なりで読み心地は抜群、常に高揚感を感じるほど。ラストのどんでん返しは全てがひっくり返るレベルで唖然、チーズケーキのシーンではゴールデンスランバーが想起され、回収の巧みさと絶対に恩を忘れない紙野ちゃんの想いが相まりさめざめと泣いてしまう。刺激的な、たくさん笑える話をいつも読ませてくれ、本当にありがたいです。
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ネタバレジョジョのスピンオフで岸辺露伴を主人公にした3人の作家による短編小説集。違う作家によって書かれたとは思えないほど、どれも岸辺露伴の世界観を完全再現ッ。振り返ればそんなことありえないと思えるような突拍子もない話でも、最初はちょっとした違和感から始まり、そこに少しずつ怪異が重なっていき、いつの間にかその世界観にすっかり飲み込まれてしまう。スピンオフといえどあまりに岸辺露伴がそのまま過ぎ、もはや何がオリジナルかわからなくなるほど。シンメトリー・ルームが特に好み。真ん中分けにした露伴、これはぜひ絵でも見てみたい。
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ネタバレ52ヘルツで鳴くクジラ。周波数が違うため、どんなに鳴いてもその声は他のクジラ仲間には届かない。虐待を受けて育ったキナコは、トイレに閉じ込められ家族の団欒に混ざれなかった昔の自分を思い、そんなクジラに共感を覚える。同じような境遇の52を助け、それが結果的に自分も救うことに繋がったのはよしとしつつも、聞こえない声を聞こうと手を差し伸べる周りの友人の助けにうまく頼ることができず、声が聞こえる者同士でしか分かり合えないことがあるのだとすれば、そうした人に対してこちらができることのあまりの少なさに絶望したりもする。
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75年ぶりに発見された太宰治の5通目の遺書を巡るミステリ。相変わらず謎の提示が素晴らしく、文中に散りばめられた様々な違和感が意味のある伏線とは知りつつも読みながら全く繋がりを予測できない。それでもラストにはきちんと全てが回収される、お見事。振り返れば寄り道することもなく過不足ない構成になっていてそれも好み。気づくとすでに8作目、文学をテーマにこれだけの振り幅を出せるのは凄過ぎ。それにしても李奈の文学知識の膨大さたるや。圧倒的過ぎて真似をする気にもなれず。自分はストーリーをなぞるだけの読書で十分と逆に思う。
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ネタバレある家族をテーマにし、少しずつ設定をずらしたいくつものパラレルワールドを描いたような連作群像劇。それぞれの世界線の違いが、家族の誰を亡くしているかの違いというのが道尾氏らしい。良かれと思ってしたことが思わぬ事故から誰かの死に繋がり、また当人もそのことを自覚していないのはなんとも切ない。扉絵などから最終話で回収されるかと期待していたが、ちょっと思っていたのと違ってスッキリせず。以前に書かれた「光媒の花」から続いた世界線のようで、そちらが未読のためにピンとこないところもありそう。読み直してからリベンジしたい。
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ネタバレ完結したと思っていた高校事変がなぜか新たに凛香を主人公に再始動。大円団だっただけに疑問もあったが、結衣の「わたしもう高校生じゃないから」のメタ発言の説得力に力づくで納得させられる。といいつつ完全無敵で無双状態の結衣に対し、人格形成や戦闘術など足りないところも見られる凛香、逆にキャラクターとしては魅力的かも。正論過ぎる元自衛隊の熱血教師ハスミン、闇落ちしたっぽい亜樹凪など脇役も面白い。というか実質的な主人公は瑠那、出生前の非人道的な手術の影響で、能力は結衣をも凌ぐほどかも。色々な展開が予想され次巻も楽しみ。
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ネタバレ離れて暮らしていた妹を殺人事件の被害者として亡くした美桜、その妹が保険金詐欺の加害者でもあったと報道され、潔白を晴らすために真相の解明に乗り出す。中盤過ぎでようやく疑惑は晴れるが、今まで妹の無実を信じ奔走したその動機があまりにも不純で個人的なことが判明、予想の斜め上で驚き。その後もなかなかに怒涛のトンデモ展開だが、至るまでの心情描写がとても丁寧だったため、一般的とは思えない思考にも妙な説得力があり思わず納得。見事な筆力。大量の鶏を解体してきた経験を殺人鬼に応用するサイコパスな美桜に笑う。ウシワカウシワカ。
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ネタバレウツツにしか見えないイマジナリーフレンドのような名探偵。ありとあらゆる謎を解くことができるが、自ら発することがないため真相を語ることができない。ウミガメのスープのように水平思考を使って質問を重ねることで、こちらが真相を推理しないといけない設定が新鮮で面白い。容疑者を総当たりで質問すれば犯人に行き着くため、肝となるのはフーダニットではなくハウダニット。一見無敵の名探偵だが、犯人がわかるだけでは全く事件は解決せず、設定を生かした謎の提示が見事。中途半端なところで終わった感あり、アリスが誰なのか、僕も知りたい。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2016/04/12(2959日経過)
記録初日
2016/04/18(2953日経過)
読んだ本
1462冊(1日平均0.50冊)
読んだページ
391263ページ(1日平均132ページ)
感想・レビュー
653件(投稿率44.7%)
本棚
0棚
性別
血液型
B型
外部サイト
自己紹介

いろいろ読んできたけど、やっぱり伊坂幸太郎しか勝たん

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