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2024年3月の読書メーターまとめ

SAKU
読んだ本
7
読んだページ
2956ページ
感想・レビュー
7
ナイス
65ナイス

2024年3月に読んだ本
7

2024年3月のお気に入られ登録
1

  • オカピー

2024年3月にナイスが最も多かった感想・レビュー

SAKU
 強制収容所ラーゲルにおける一囚人の1日を描いた小説。最後にあるとおり、この生活が10年続いたとあるが、不思議と暗い感じはしなかった。主人公シューホフのほか、様々な階級の人間が登場しており、個性豊かである。囚人でありながら、タバコ(通貨)のやりとりや看守の目を盗んで物を仕舞いこんだり、袖の下を使ったり、ほかの囚人と貸し借りしたりと、刑務所生活をうまく生き延びている。また、作業の際の班の団結、帰着における他班との競争では、敵であるぱずの看守まで味方になるという謎の協力関係もあり、面白かった。
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2024年3月にナイスが最も多かったつぶやき

SAKU

2024年2月の読書メーター 読んだ本の数:9冊 読んだページ数:2627ページ ナイス数:49ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/689191/summary/monthly/2024/2 まあまあ頑張りました。

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2024年3月の感想・レビュー一覧
7

SAKU
ネタバレ 久しぶりの手嶋龍一のインテリジェンス小説。公安調査庁神戸事務所の冴えないように見える青年が、異国情緒ただよう神戸の地で、米中対立の中での秘匿された交渉を嗅ぎ付け大金星となる。話の中では、身分を偽る、尾行を気にする、など表に出れない公安調査庁職員のリアルが描かれている。解説者が言うように、公安調査庁はめったに表に出てこず、国民のインテリジェンスに対する認知は非常に低い。しかし、国家戦略の機微に触れるこの重要機関を厳しい予算の中、存続させることが重要であると思う。まさにインテリジェンスの警告の書といえる。
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SAKU
ネタバレ 佐藤優氏の対談本。今回は現代の様々な分野の知性との対話という感じ。著作を知っているのは、斎藤幸平氏、大澤真幸氏くらいであった。読んでいて、色々なジャンルの話に対応できる佐藤優氏の凄さを改めて感じた。対話については、斎藤幸平の回が面白い。斎藤氏の話に同感しつつも、その思想の落とし穴を指摘しており、このころから、斎藤氏の思想に疑問があったんだなと思った。視野を広げるため、今回の対話者の著作にも手を出してみたい。また積ん読が増えるが。(笑)
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SAKU
 ようやく『デカメロン』下巻終了。3冊合わせて1,500ページ以上のボリュームだったが、読みやすい訳と面白い話の連続で飽きることはなかった。下巻では、今まであったギャグ話以外にも、まっとうに感動できる話もあり、物語の幅の広さに驚かされる。これこそ何百年という時の試練に耐え、現代まで生き残っている著作の強さということだろうか。訳者はダンテ『神曲』の訳者であり、『神曲』についての講義本もある。こちらも購入済みなので、そのうち読んでみたい。
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SAKU
ネタバレ 引き続き『デカメロン』。相変わらず、テンポ良く話が繰り出されていき、今回は変化球?的な感じで悲恋話す回もあったが、相変わらずのお下劣話も多々ある。にしても、こんなによく思いつくもんだ。個人的には、浪費し過ぎて、手元に鷹以外残らなかった貴族が、愛するご婦人のために、鷹を絞めて料理として出した話のサイコ感が気味悪くて面白かった。
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SAKU
 結構長きにわたり積ん読であったが、ついにチャレンジ上巻。ペストが猛威を振るうヨーロッパにおいて、10人の紳士淑女が田舎に避難し、そこで、10日間、毎日全員が一人一つの話をしていくというもの。上中下合わせて1,500ページの大作だが、お話は訳者のお陰もあって非常に読みやすい。内容は、苦難続きだが、最後はなんやかんやハッピーエンドという感じのものや卑猥なギャグ話が多い。しかし、所々で人の本質を衝くようなところもあり面白い。中巻も楽しみ。
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SAKU
 強制収容所ラーゲルにおける一囚人の1日を描いた小説。最後にあるとおり、この生活が10年続いたとあるが、不思議と暗い感じはしなかった。主人公シューホフのほか、様々な階級の人間が登場しており、個性豊かである。囚人でありながら、タバコ(通貨)のやりとりや看守の目を盗んで物を仕舞いこんだり、袖の下を使ったり、ほかの囚人と貸し借りしたりと、刑務所生活をうまく生き延びている。また、作業の際の班の団結、帰着における他班との競争では、敵であるぱずの看守まで味方になるという謎の協力関係もあり、面白かった。
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SAKU
ネタバレ 引き続き『サピエンス全史』。宗教の発展、科学の成立、拡大していく資本主義がサピエンスを一生物から、地球の支配者として、前進させていく。宗教のところで、寛容な多神教に対して厳格な一神教という書き方をしているが、これはよく佐藤優氏が否定しているところ。本書も『ホモデウス』同様に色々あったけど、人類の進歩に肯定的見方をしているが、本書の書かれた2014年以降、コロナ、ロシアウクライナ戦争といった執筆時に考えられなかった事象については、あとがきで触れている。何にしても、ホモサピエンスはどこに向かってるのか。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2016/07/03(2859日経過)
記録初日
2014/04/01(3683日経過)
読んだ本
969冊(1日平均0.26冊)
読んだページ
302704ページ(1日平均82ページ)
感想・レビュー
899件(投稿率92.8%)
本棚
29棚
性別
年齢
37歳
現住所
埼玉県
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