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2024年2月の読書メーターまとめ

SAKU
読んだ本
9
読んだページ
2627ページ
感想・レビュー
9
ナイス
49ナイス

2024年2月に読んだ本
9

2024年2月のお気に入られ登録
1

  • 轟直人

2024年2月にナイスが最も多かった感想・レビュー

SAKU
ネタバレ 佐藤優氏の対談本。今回は古代ローマ史の専門家である本村凌二氏と、ウクライナ戦争、イスラエル・ハマス戦争、安倍晋三元総理襲撃事件などにおけるファクターである宗教について語り合う。お互い、専門家であるので、話も色々な方向に飛び、理解が難しいところもあった。本書のなかで紹介されている、ギリシャの「デルフォイの神託」である「メーデン・アガン」の精神が大事であると感じた。何事もほどほどに。厳密に突き詰めてくと、息が詰まったり、余計な軋轢を生んだりすることはよくあることである。ほどほどがお互いを救う。
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2024年2月にナイスが最も多かったつぶやき

SAKU

2024年1月の読書メーター 読んだ本の数:9冊 読んだページ数:3205ページ ナイス数:87ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/689191/summary/monthly/2024/1 新年一発目は頑張った。この調子を維持したい。

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2024年2月の感想・レビュー一覧
9

SAKU
ネタバレ ハラリ三部作?の第一作目の『サピエンス全史』もついに文庫化。『ホモデウス』同様に上下巻とそれなりのボリューム。タイトルのとおり、人=ホモサピエンスの歴史を太古の昔から遡り、ネアンデルタール人ほか人属との生存競争、生息域の拡大と生物の絶滅などが描かれている。ホモサピエンスを特徴づけるものは、架空のものへの信仰、宗教があったからこそ、見ず知らずの幾多の人が協力して、大きな神殿やら銅像を建てたとの指摘は面白い。また、この信仰こそが、ほかの人属に対する勝因であるとの指摘も興味深い。下巻も楽しみ。
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SAKU
ネタバレ 久しぶりの逆説。今回は日露戦争ということで『坂の上の曇』を読んだ自分としては読む前から非常に楽しみであった。そしてその期待にそぐわず、司馬遼太郎の「乃木希典愚将説」を覆した。その一方で『坂の上の曇』で書かれていた終戦のための軍事と政治の連携を評価しており、批判一辺倒ではない。ほかに興味深いところとしては、学歴偏重エリート批判、森林太郎軍医の無能、相変わらずマスコミ、歴史学者への批判(笑)といったところ。日本の最後の輝きといえる日露戦争が終わり、泥沼の敗北を歩む日本をどう描くか楽しみ。
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SAKU
 仏教の開祖として、神格化?された釈迦を、極力神話性を廃し、一人の人として書いた意欲的な一冊。高貴な身分でありながら、家を捨て、妻子を捨てて修行し、開眼したことは知っていたが、布教の話や最後のときなど、本書ではじめて知った。同じようなスタンスの本がイエスやムハンマドにあるなら、読んでみたい。
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ネタバレ 佐藤優氏との共著『宗教と不条理』にて紹介されていたので読んでみた。まず、人類の文明史五千年を遡るスケールの大きさに驚く。そしてその大半の古代では、習俗の中で例外的な期間はあったものの、基本的には多神教信仰がされていたとある。しかし、艱難辛苦を耐えたユダヤ人によるユダヤ教や、パウロによるキリスト教が出てきて、一神教が主流になっていく流れが描かれている。一神教が求められたのは道徳的生活への渇望による超絶的権威、普遍性のためとのこと。今後、多神教と一神教のステロタイプでない、違いの書かれた本を読んでみたい。
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ネタバレ 『菊と刀』で有名なルースベネディクトによる一冊。タイトルのとおり、レイシズム→人種差別について文化人類学者として、世間や一部扇動者による誤った認識に警鐘を鳴らしている。人種差別の根拠となる肌の色、身長、脳の大きさ、頭の形など、レイシストが声高に叫ぶこれら要因に対して、諸々の研究、統計データを持ち出し、それらが優性である根拠がないことを喝破する。しかし、そういった論破を物ともせず、レイシズムは現代も未だにある。この本を読んでよく考えなくてはいけない。
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SAKU
ネタバレ 優しい語り口で難解なはずの哲学が分かりやすく書かれている本書。元は子供新聞の連載記事をベースに書かれているとのことで納得。何人もの哲学者(親鸞もいる)の思想を紹介しているほか、最後は仮想の親子の会話を通して著者の考えが書かれている。本当の自由とは何か、幸せとは何か、人にとって価値ある労働とは。さっと読めてなおかつ考えさせられる一冊。
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SAKU
ネタバレ 佐藤優氏の対談本。今回は古代ローマ史の専門家である本村凌二氏と、ウクライナ戦争、イスラエル・ハマス戦争、安倍晋三元総理襲撃事件などにおけるファクターである宗教について語り合う。お互い、専門家であるので、話も色々な方向に飛び、理解が難しいところもあった。本書のなかで紹介されている、ギリシャの「デルフォイの神託」である「メーデン・アガン」の精神が大事であると感じた。何事もほどほどに。厳密に突き詰めてくと、息が詰まったり、余計な軋轢を生んだりすることはよくあることである。ほどほどがお互いを救う。
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SAKU
ネタバレ 久しぶりの佐藤優氏の著作。以前も会社組織について書かれたものがあったが、そちらはどちらかというと、平社員向け(だった気がする)。こちらは全体的に中間管理職向けの内容。部下への接し方など、現代の風潮を反映させているものの、部下に対していい人でなくてもよい、権力は躊躇わず行使する、問題人物はチームに入れない、危機管理のシミュレーションを重ねるなど、ページ数は少ないが、組織に属するビジネスマンは学ぶことが多い。自分も一組織人として、肝に命じておきたい。
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SAKU
ネタバレ 元CIA長官が語る諜報の技術。ただ、技術以外にも諜報の歴史やアメリカの情報機関の発展なども語られており、解説含め450ページ程度だが、密度の濃さを感じ、さらっとは読めない。本書では情報機関職員の心構えや仕事について書ける範囲事例を交えで具体的に書かれており、007のような派手な仕事でないことを戒める。書かれた時期が古いため、ロシアでなくソ連の表記だが、考え方は今にも通じるものだと思われる。諜報について興味あるなら読んだ方がいい一冊。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2016/07/03(2880日経過)
記録初日
2014/04/01(3704日経過)
読んだ本
977冊(1日平均0.26冊)
読んだページ
305116ページ(1日平均82ページ)
感想・レビュー
908件(投稿率92.9%)
本棚
29棚
性別
年齢
37歳
現住所
埼玉県
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