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2024年4月の読書メーターまとめ

フクロウ
読んだ本
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1520ページ
感想・レビュー
5
ナイス
39ナイス

2024年4月に読んだ本
5

2024年4月のお気に入られ登録
1

  • asadaame

2024年4月にナイスが最も多かった感想・レビュー

フクロウ
そのたった一言を言うためにこそ、この4年間の遠回りがあったのだと思う。人は、そのためにこそ苦しみ、あがき、変わっていくのだから。俐乃が最初から最後まで欲しがってたのは、特別な何者かになることじゃなく、安心できる「居場所」だったし、そして成央はいつでもそれを与えられたのだ。4年前だって。でも、断られるかもしれないという恐怖や俐乃が欲しいものが自分なわけがないという自信の無さから、言えなかった。4年経った今も、俐乃の隣を歩く特別な才能はない。しかし隣を歩くのに特別な才能は必要ない。それに気づけたことが成長。
フクロウ
2024/05/01 22:35

いや、微妙に違うな。勇気を出してそれを伝えられたことが成長、かな。

が「ナイス!」と言っています。

2024年4月にナイスが最も多かったつぶやき

フクロウ

2024年3月の読書メーター 読んだ本の数:9冊 読んだページ数:2911ページ ナイス数:62ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/790521/summary/monthly/2024/3

が「ナイス!」と言っています。

2024年4月の感想・レビュー一覧
5

フクロウ
そのたった一言を言うためにこそ、この4年間の遠回りがあったのだと思う。人は、そのためにこそ苦しみ、あがき、変わっていくのだから。俐乃が最初から最後まで欲しがってたのは、特別な何者かになることじゃなく、安心できる「居場所」だったし、そして成央はいつでもそれを与えられたのだ。4年前だって。でも、断られるかもしれないという恐怖や俐乃が欲しいものが自分なわけがないという自信の無さから、言えなかった。4年経った今も、俐乃の隣を歩く特別な才能はない。しかし隣を歩くのに特別な才能は必要ない。それに気づけたことが成長。
フクロウ
2024/05/01 22:35

いや、微妙に違うな。勇気を出してそれを伝えられたことが成長、かな。

が「ナイス!」と言っています。
フクロウ
菅原浩志監督『カムイのうた』を観たので買って読んだ。映画で歌われてたままのローマ字アイヌ語表記!北海道の美しい(だけではないが…)情景が浮かぶようなみずみずしい日本語訳。著作権法でも著作物以外に「実演」もまた保護されるわけだが、口承文学ならではのタイトル表記の難しさが『知里幸惠 アイヌ神謡集』に現れているというのが、中川裕「補訂にあたって」に書かれており、岩波文庫版イリアスの表記がなぜに『ホメロス イリアス』なのか、あまり気にはしてなかったが確かに謎は謎であった謎が思わぬ解けた。笑
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フクロウ
現在の日本における特に刑事裁判制度の中の各種の証拠法則こそ、木庭顕『クリティック再建のために』同『ポスト戦後日本の知的状況』が言う「クリティック」の典型例なんじゃないか。実証主義ではタッチできない領域を扱うために構造主義を使うことができ、それによりパラデイクマの二極を探究しイコール社会構造を探究できる。
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フクロウ
非常に手際良く2023年現在の日本の労働法制全体を眺めることができる良書。労働法全体の体系や理念や憲法から演繹的に論じることで骨格がしっかりしており、また2018年働き方改革関連法や派遣法もそれなりに手厚く論じられている。
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フクロウ
経済信用と政治の成立、さらに知的階層の成立は相互に影響関係にある。従って、理想の社会を描くには、経済、政治、学問(特に文学や法学)のそれぞれのどこをどうすればよくなる、ということを、失敗から学ぶ(?)「クリティック」により(問題把握とあわせ)認識する必要がある。明治維新の富国強兵路線この方、日本国における信用とは戦争による植民地からの強奪のために一元的信用マシーン(with暴力)たる日本国(「親方日の丸」「日本株式会社」)に全ベットすることであった
フクロウ
2024/04/06 06:56

ちょうどフェデリーチ『キャリバンと魔女』読んだとこだったので、コモンズ、女性、植民地そして日本の「公共」という本源的蓄積のための収奪対象変遷の話は大変見通しがよかった(ナオミ・クライン『ショック・ドクトリン』あたりにも繋がるあまりにも酷い背倫理性がある)。知識階層を形成作出する大学の惨状が経済信用不全、政治不全を相互の悪循環で基礎づけているなら、逆に、大学の教室から切り返せばあるいは刷新(革命)できるかもだが、小学生ならともかく(菊地省三)、望みは薄い。

フクロウ
2024/04/06 07:03

完膚なきまでに批判されているのは「日本」に拘る中沢新一までであるが、以降の東浩紀らにせよ、あるいはインディーアニメ批評界隈にせよ、さながら夏目漱石(と比べたらかわいそうだが)真に問題を掘り下げる気も、それに対処する気もないのであろう。

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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2017/09/06(2441日経過)
記録初日
2017/09/06(2441日経過)
読んだ本
693冊(1日平均0.28冊)
読んだページ
202771ページ(1日平均83ページ)
感想・レビュー
315件(投稿率45.5%)
本棚
2棚
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