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2024年4月の読書メーターまとめ

Shun
読んだ本
10
読んだページ
3880ページ
感想・レビュー
10
ナイス
544ナイス

2024年4月に読んだ本
10

2024年4月のお気に入り登録
3

  • アマヤドリ
  • TSUTIYA
  • ひみーり

2024年4月のお気に入られ登録
3

  • アマヤドリ
  • TSUTIYA
  • ひみーり

2024年4月にナイスが最も多かった感想・レビュー

Shun
デビュー作を初読み。主人公ジョー・タルバートのバックグラウンドは少々複雑で、母親は酒・男・金にだらしなく、弟が自閉症にもかかわらずその面倒を十分に見ているとは言えない。つまりジョーの大学生活は常に波乱との付き合いであり、そんな事情からある授業の課題をこなすために難題と向き合わなくてはならなくなった。そして末期がんの患者で過去に暴行殺人を犯したとされる男カールに取材する成り行きとなったが、次第に冤罪の可能性が浮かび上がりジョーの将来に影響を与える契機となっていく。人物の描写が良いとの評判に納得の作品でした。
ミカママ
2024/04/28 20:59

作者にハマってます!今日からタルバート第三弾(かな?)の『Stolen Hours』読み始めます\(^o^)/

Shun
2024/04/28 23:09

私も次の1冊に取りかかるべく発注済みです👍

が「ナイス!」と言っています。

2024年4月にナイスが最も多かったつぶやき

Shun

2024年3月の読書メーター 読んだ本の数:10冊 読んだページ数:4472ページ ナイス数:477ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/816840/summary/monthly/2024/3

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2024年4月の感想・レビュー一覧
10

Shun
帯の煽り文句が伊達ではないほど夢中になった。プロローグが終わり、20年後の場面から始終ハラハラする展開で読者を引き離さない。発端は卒業間近の優等生6人が実行した無謀な度胸試し。飲酒運転でハイウェイの逆走という浅慮な選択が無関係な母子を殺害してしまう。誰もが輝かしい将来を確信していた最中で窮地に陥るが、そこで一人の女が罪の肩代わりを申し出る。しかしそれはある”約束”と引き換えに。そして20年後、出所した彼女が要求する戦慄のその内容とは。取り返しのつかない過ちにどう対応するかに人間性が表れる、これは良い例だ。
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Shun
デビュー作を初読み。主人公ジョー・タルバートのバックグラウンドは少々複雑で、母親は酒・男・金にだらしなく、弟が自閉症にもかかわらずその面倒を十分に見ているとは言えない。つまりジョーの大学生活は常に波乱との付き合いであり、そんな事情からある授業の課題をこなすために難題と向き合わなくてはならなくなった。そして末期がんの患者で過去に暴行殺人を犯したとされる男カールに取材する成り行きとなったが、次第に冤罪の可能性が浮かび上がりジョーの将来に影響を与える契機となっていく。人物の描写が良いとの評判に納得の作品でした。
ミカママ
2024/04/28 20:59

作者にハマってます!今日からタルバート第三弾(かな?)の『Stolen Hours』読み始めます\(^o^)/

Shun
2024/04/28 23:09

私も次の1冊に取りかかるべく発注済みです👍

が「ナイス!」と言っています。
Shun
段ボール箱を被った男は世間の目から隠れつつ覗き見ることができる。いつしか箱男と呼称され、その存在であることに慣れやがて男は箱男そのものとなっていく。冗談みたいな話と思っていたら、この箱男の気持ちが段々理解できるようになっていった。この感覚は現代の方がより身近に思えるのではないだろうか。それは匿名でSNSを覗き見、または他者を口撃するような。箱の中に身を隠してもどこかで世間と繋がっていたい、そんな心の不安定さをこの小説に感じる。箱男の独白を読んでいたらいつの間にか何か違うものを読まされたような不思議な感覚。
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Shun
人間と書いて”じんかん”と読む。戦国時代の武将・松永久秀の波乱の半生を描き知られざる一面に迫る。どの程度の脚色があるかは詳しくないが、知られている大悪人としての印象から程遠く人情味のある好漢という印象を受けた。主家の乗っ取り、将軍暗殺、そして大仏殿の焼き払いという三悪の背景にこのような事情があったとすれば、これはもう涙なしには読めない物語だ。松永という男は人間の強さや美しさを愛し、また人間の弱さによって翻弄され最期は散っていった。そして信長という理解者によって松永の半生が語られるという巧みな構成は流石。
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Shun
読メで推す方が増えているエスケンスさんの作品を読む。私は本作が初読みで、主人公が大人になった姿が他作品で描かれているようです。というわけで次に読むなら「償いの雪が降る」になりますが本作から読み始めても問題なし。物語は田舎町に住む白人の少年ボーディが隣に越してきた黒人の少年トーマスと出会い、また古くからの隣人ホークという年長者との対話に導かれながら己が知らず抱いていた差別や偏見と向き合い成長する話。しかしこの町にはKKKもどきの危険な連中が潜み、心温まる話だけじゃない邪悪な香りもする青春小説となっている。
ミカママ
2024/04/17 20:56

発行年順に読んでます。今は『The Heavens May Fall』。タイトルがどれもカッコイイですよね\(^o^)/

Shun
2024/04/17 21:17

いいですよね。私ももっと早くから読んでいれば良かったです、出来れば順番に。

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Shun
本作は事実に基づく物語と、それの書き手の物語という二面構造をしている。一つは小説家である「私」が偶然目にした三面記事を元に小説を書き、その物語が舞台化として進行する書き手のパート。もう一つは著者が実際目にした昔の記事から着想し、想像力でその事件で亡くなった女性二人の間にはどのような情況が存在したのかを描くというパートである。その事件とは共同生活をしていた妙齢(小説家の主観)の女性二人の飛び降り自殺という内容だった。世間はその関係性をどう捉えたかという問いかけ、そして著者が灰色とした理由が考えさせられる。
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Shun
女性作家の随筆をまとめた文春文庫のシリーズから第1回は幸田露伴の娘・幸田文の随筆集。日本の現代文学において後世への影響という意味でも、戦前から戦後を見つめてきた女性作家による随筆は貴重な読書体験となりました。父・露伴による厳しくも愛のある教育の様子や、その時代の日本女性にしては自由で思い切りの良い言動が文章から伝わってくる。まるで作家が生きた時代の映像を見ているかのようにありありと想像できる良い随筆集でした。印象的だったのは父・露伴による雑巾がけといった生活面での教育方針で、背筋が伸びる心持にさせられた。
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Shun
「嫌われる勇気」著者の本。人間関係に悩みを持つ未成年に向けた話に仕立てた物語ですが、大人になってもこの本から学べる意義はあります。私も悩みとの向き合い方に苦心していたあの頃に出会いたかったなと思うところです。そして本作が薦める手段は”書く”こと。読んでいくうちに誰にも見せる予定のない自分だけの”日記”を書く意義が理解できるような構成になっており、私自身も目から鱗の気づきを得ることができました。SNSの利用は孤独感を感じやすいという調査結果がありますがデジタルデトックスとしての日記、いいかもしれません。
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Shun
西洋名家を絵画で読み解くシリーズもこれで5冊目読了。本作はドイツ帝国の源流にあたるプロイセンの王家にフォーカス。著者が言うようにホーエンツォレルン家とするのが正当なのだが、知名度の低さと読み難さからプロイセン王家とした由。確かに馴染みのない名前だ。ともあれプロイセンで有名なのはフリードリヒ大王にビスマルク。また他の西洋王家と比べて華やかさがなく芸術振興も遅れていた謹厳実直なイメージ通りで、ユーモアの乏しさはジョークにされる始末。しかし軍事の近代化に長け憧れのフランスをも凌駕していったと歴史が教えてくれる。
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Shun
リアリティを重視しご都合的展開を減らし描かれたようだが、火星でのサバイバルではどんなハプニングが起きても不思議ではない。主人公は地球のNASAと連携して帰還へのプロジェクトに邁進するが、いくつもの困難が立ち塞がり、その度に知恵を総動員しクリアしてきた。その過程は全て科学的根拠を元に描かれ、起こり得るであろう事態と解決法までもなるほどと思わせるほど真に迫っていたようでした。そこへ主人公が自身のメンタルケアと活動記録として記してきたユーモア溢れるダイアリーとが合わさって本作を愉しいサバイバル小説にしている。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2017/12/17(2348日経過)
記録初日
2016/08/28(2824日経過)
読んだ本
1431冊(1日平均0.51冊)
読んだページ
537609ページ(1日平均190ページ)
感想・レビュー
1254件(投稿率87.6%)
本棚
77棚
血液型
A型
現住所
熊本県
自己紹介

以前利用していた読書管理ツールがサービス終了したのをきっかけに、2017年暮れに読書メーターでの記録開始。
読書メーター以前の読了本と現在積読中の本は、読友さんが登録した際に便乗して登録させていただくことがあります。
今後も読友さんのレビューなどから読みたい本を探したいと思います。
よろしくお願い致します。

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