2021年の年間おすすめ本ランキング『読書メーター OF THE YEAR 2021』発表!注目を集めた年間ベスト10冊を熱いレビューとともにご紹介。
読書家たちの声
自分の中にある常識や、無意識のうちの自主規制みたいなものを意識させられ、ぐらぐら揺さぶられた。介護する人、される人、障害を持つ人、関わる人、の現実と本音。小説として読めたことにすごく価値を感じた。
まいぽん
根底にあるテーマが障がい者差別だけに、物語としての面白さを味わいつつ、それと並行して自身の心の中を抉られ様々な局面で自分ならどうするか考えさせられる。構成の妙に唸らされながらミステリーとしても存分に堪能した。
よつば
読書家たちの声
時が経っても癒されることのない傷。戦争はどれだけ多くの人たちの人生を翻弄し狂わせたのか。益恵との旅を通して、人生の最終章を考える友人たちの姿も感慨深い。
ゆきりんご
ずっしりと心に残る一冊。読了してようやく息ができるような、息が詰まる読書だった。戦争の惨さ、恐ろしさ、75年前に確かにこの国の人々が経験した事実に胸が苦しくなる。身近な人から戦争の話を聴く機会のない若い人にこそ、是非読んで欲しい1冊だ。
Rui
読書家たちの声
全ての点と点が線に繋がる時、今作が持つ硬い決意が狭間見え鳥肌と涙が溢れた。この物語にこの謎を仕掛けこうも美しく幕を下ろすか。とても素晴らしい作品だった。
mariri
母の大きな愛、家族の絆に、涙が止まらない。誰が何と言おうとも、彼女は正真正銘、「東洋の魔女」だった。
papapapapal
読書家たちの声
読後にじんわり温かな余韻が残り、まだもうちょっと読んでていたい気にさせられる。
ふわりん
あり得ないけれど、もしかしたらあり得るかも知れない、あって欲しいかも、と思うような不思議な出来事が織り込まれている。温かくて心がホッコリとしてしまうとても良い作品だった。
はなみく☆もえ
読書家たちの声
寺地さんの紡ぐ言葉はいつでも誰もを肯定し、包み込んでくれる優しさの宝庫。言葉を拾い集めるたび柔らかく包まれる、その瞬間が好き。
ちょろこ
たいていの人生はドラマチックではないけれど、小さく変化する瞬間はきっといくつもある。また明日からも仕事を頑張ろうと思える良作。
桃の節句
読書家たちの声
本屋でたまたま帯の文言に惹かれて購入した本だったけど、涙腺崩壊。今私が元気に笑って過ごせていること、その人生を支えてくれる家族がいることに感謝。
みこちゃん
心が浄化されていくような気になるこういう作品が一番好きかも。人生の終焉が近づいたときに自分自身の人生を歩めたと笑いたいです。笹本兄弟ありがとう。
らんぐり
読書家たちの声
今も最前線で戦う彼等の苦悩と葛藤は続いている。私達もそれぞれの砦を築き、感染しない為の努力を続けなければならない。
nyaoko
こうして現場の実情を描いて下さった作家さんに感謝だ。早急にドラマ化して現場の実態を若者に伝えて欲しい。
すずらん**
読書家たちの声
一本取られた。ってのが最初の感想。小説でしかできないトリック。でも、この作品の本当の面白さ、メッセージは別にある。「優しさの呪い」……現代の闇だ。
116674
下村さんだから一筋縄ではいかないと思っていましたがやっぱり騙されたなぁ。
Ikutan
読書家たちの声
どれも死にまつわる話だけれど、ほんのり読後感よかった。死んだ後に「ほよん」と魂になって実家とか職場とか覗きにいってみたい。
まひろ
天使と悪魔。生と死。ほっこりだけじゃなくほろ苦さと怖さも感じる、いつもとはちょっと違う小野寺作品を堪能。登場人物のリンクはお見事で、みつば高校も登場。
ゆっき
読書家たちの声
ホッとできる感じがあって気持ちの良い読後でした。私も桐子さんのようにいくつになっても世代を超えたお友達が出来たらいいのにと思いました。
tan
善良で真面目な人がこんなにも苦労するなんて、と社会の色々な面に憤り、犯罪を企てては失敗する桐子にはらはらし、最後はぐっときて泣けた。
まる
「シリーズ」「エッセイ・ノンフィクション」「ライトノベル」の3ジャンルで、支持を集めた作品をピックアップしてご紹介!
シリーズ
エッセイ・
ノンフィクション
ライトノベル
ダ・ヴィンチ 2022年1月号
2021年12月6日(月)発売の、ダ・ヴィンチ2022年1月号でも読書メーター OF THE YEAR 2021 が紹介されています。こちらでも読メユーザーの感想が掲載されています!ぜひチェックしてみてください。
丸山正樹さんからの
受賞コメント
今までランキングや賞の類とは無縁だったので、大変驚いています。 何より嬉しいのは、読者の方々から熱いご支持をいただいたこと。
しかも恩ある読書メーターの皆さん(刊行時には全く話題にならなかった私のデビュー作『デフ・ヴォイス』を唯一応援してくださったのが読メユーザーの皆さんだったのです)から、デビュー10周年の節目の年に初めて「年間1位」の称号をいただき、これほどの喜びはありません。
これを機に、より多くの読者に私の小説が届きますように!