#シェフは名探偵 西島秀俊
殺人や誘拐がなくてもミステリーは成り立つ。小説とは「小さなこと」を説くこと。仏料理店「パ・マル」が舞台の日常ミステリー。謎を解くのは変わり者の三舟シェフ。気軽に読めるが、客や料理人にはそれぞれドラマが。引き出しの多い近藤は過剰な説明を省く。物足りないから次も読める。客が体調を崩したのは何故か?偏食の客にスーシェフ志村の昔話。脇田の妻が出て行った理由は?高校野球の合宿で起きた飲酒事件の謎。エッセイストにまつわる話とショコラティエの割り切れない話は奥が深い。続編あり。ヴァン・ショー飲みたい!
ナイス ★1111
下町にある小さなフレンチレストン「ビストロ・パ・マル」。気取らない雰囲気で、侍のような風貌の三舟シェフの料理を求めて集まってくる人たちが持ち込む不可解な出来事を解決するミステリー。一つ一つが短く、読みやすい短編ながら、スーシェフの志村さん、ソムリエの金子さん、そしてギャルソンの僕など、登場人物のキャラも立っていて、美味しそうな料理だけでなく、謎解きの手際も見事で、特に「割り切れないチョコレート」では、ウルっとさせるあたり、愛情をこめた丁寧な仕事を感じさせる料理という感じで、とってもおいしゅうございました。
ナイス ★957
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#白い濁流 伊藤淳史
前半、これって昭和のお話か?と思うほど登場人物がみんな不思議でした。特に女性陣。専門的で面白かったのに。
ナイス ★19
★2:う~ん、アマゾンでは軒並み高評価となってるけど、小説として読むにはあまりにツッコミどころ満載すぎたというか、なんというか(^_^;) あくまで小薮さんは監修ということで、執筆そのものはプロの作家さんにお願いして、共同制作という形にしたら相当おもしろい作品に仕上がったのではないかな。テーマが良いだけにホント残念!とりあえず作品の技術的部分は置いといて、食品添加物をめぐり、企業と大学の研究機関、そして政治家との絡みなど、一筋縄ではいかない業界の深い闇を知るには大変興味深く読めた。
ナイス ★16
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#ライオンのおやつ 土村芳
おやつの日の度に、涙が止まらなくなり文字が読めなくなった。読みながら、何度も死生観について考えさせられた。自身だったら、おやつに何をリクエストするだろうか・・・正直、今は思いつかない。でも、食事全般で言ったら、「祖母が作ったロールキャベツ」になると思う。家族が、何度か再現してくれようとしたが何かが違っていた。ライオンの家でリクエストしたら作ってくれるだろうか。ケチャップに良く合う懐かしいロールキャベツを。って、これは本の感想じゃなく、一人語りになってしまったかな(汗)。
ナイス ★1378
死がテーマの小説。ゆっくり堪能したくて毎朝少しずつ読みました。主人公雫の話もホロリときましたし、モモちゃんの話も短いけど泣けました。死後に遺された人たちに思ってもらえたり、実体がなくても遺された人たちを見守ったり先に逝った人に会えるなら死を恐れるなくなれました。私も最期はライオンの家のような場所に行きたいです。
ナイス ★1354
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#プロミス・シンデレラ 二階堂ふみ
再読。まさかのドラマ化!!
ナイス ★56
面白かった〜😊ドラマが楽しみです✨
ナイス ★29
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#男コピーライター、育休をとる。瀬戸康史
図書館本。電通サラリーマンの著者が育休取得時(復帰後含)の体験記。 育児休暇ではなくただ本業を休んでいるだけ、と育児の大変さや得られる充実感、育休についてコピーライターならではユーモラスな表現を交えまとめられている。 会社員ならではと感じられる視点や対比もありイメージが湧きやすい事柄もあった。父親に育休取る必要性があるのか疑問を抱く方には参考になると思う。 わが子を好きな子ども嫌いの著者の考察は興味深かった。 夫が育休を取得した結果、総じてコケコ母の感想が気になるけど…居るに越したことは無さそうな印象。
ナイス ★50
私はもう子育ては終わったけれど、保活(子どもを保育園に入れるため保護者が行う活動)部分は面白かったですね。私が働いている会社は、普通に大勢の男性が育休取ってます。
ナイス ★25
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#ハコヅメ 戸田恵梨香
警官の内部が色々面白い。警察官も人間だからそう言うところあるよなぁと思いながら読めた。
ナイス ★181
3巻まで期間限定無料の電子書籍にて読了。交番警察官達の悲喜こもごも。絵と相まって何処かシュールである。言葉回しもあってふざけてるように見えるけど、真面目な話も仕込んであってクセになりそうないい塩梅。
ナイス ★56
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#サレタガワのブルー 犬飼貴丈×堀未央奈
全部カラーやし絵が綺麗
ナイス ★6
よくSNS広告で見る作品なので少し気になっており、漫画アプリで「ドラマ化キャンペーン」をやってたので読んでみました。 旦那さんが良い人なので、その分だけ奥さんの不倫シーンを見るのがしんどい(T ^ T) この後、旦那さんの復讐劇があるようなので展開が気になります。
ナイス ★5
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#ただ離婚してないだけ 北山宏光
ネットで散見し手に取る。冷え切った夫婦仲。夫は不倫をする。妻に露見。更には不倫相手に子供が。堕胎させ不倫相手と別れる夫。やり直す夫婦だが、そんな都合良く現実は進まない。追い込まれた元不倫相手が現れ事件が起きる。まずは夫が酷い。そこに尽きる。最後の展開もエグい。夫の自業自得なのだが、犠牲になった娘が浮かばれない。ドロドロした愛憎モノかと思ったら犯罪モノでしたね。全ての行動には何かしらの代償がある。前半の仮面夫婦の描写はリアル。義務的な会話。重たい空気。それでも不倫は駄目。離婚していれば違う展開があったか。
ナイス ★72
タイトルからして不穏な空気が漂っている。帯にある『すべての不倫者に送る、最悪のラストシーン』の言葉通り、後味の悪いラストになってます😨(次巻に続くみたいですが…)
ナイス ★54
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#にぶんのいち夫婦 比嘉愛未
結婚2年目、29歳の文は、イケメンで誠実な夫と平穏な生活を送っていた。ある日、文は夫の携帯電話に届いた意味深なメッセージを見てしまう。そして帰りが遅くなり始める夫…。 夫を問いただすか、これからの日常を守るか。迷いの結婚生活が始まる。この旦那さんも曲者っぽくて信用出来ないなー。夫婦が相手の携帯を見る時ってもう、何かしらの兆候がある時なんだろうね。離婚するにしてもしないにしても、証拠は集められるだけ集めておくべし。
ナイス ★14
リミテッド ▷他の家の夫婦関係って見えないよね。仲良く見える夫婦は逆に怪しくもみえる。考えすぎか。。
ナイス ★10
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#密告はうたう 松岡昌宏
監察官という身内の不祥事を嗅ぎまわる警察内の嫌われ者を主人公にした警察もの…後輩を目の前で殺された元捜査一課刑事・佐良は人事一課に移動し、後輩の婚約者で女性警察官・皆口の監察を命じられるが、未解決の殺人事件と絡み合う複雑な人間関係が見える…多少の読み難さはあるが「大人の警察ドラマ」の匂いが漂っていて好み。佐良と皆口のキャラが立っていて、脇役たちもイイ味を出しているが、肝心の上司二人が似通っている印象なのが唯一の残念な点。それでも他作品と同様に高品質で、もっと多くの人に知られるべき作家さんだと改めて思った。
ナイス ★177
2作目を先に読んでしまったので、分かってしまった部分もありちょっと後悔。警視庁監察係、佐良へ命じられたのは元同僚の皆口の監察。彼女が不正をしているとの密告が届いたと言う。上司の須賀とともに彼女の尾行が続く。その中で過去の2つの未解決事件に関わる不審な人物や出来事が起こり始める。さて、ここからちょっとこの作品が複雑な気配が。3つの事件それぞれに人物の思惑が交錯し、予想外の展開で結末に達する。いやぁ、この警察内部の足の引っ張り合いはぶざまです。終盤、佐良が黒幕を殴るシーンはスカッ!とする。彼らの矜持に拍手!
ナイス ★89
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#武士スタント 逢坂くん! 濱田崇裕
春画描きの武士が令和のマンガ家宅に転生してくるとか、設定が強すぎる…!しかもマンガの描き方(アシスタントの仕事?)もわかるというおまけ付き。とても楽しく読みました。
ナイス ★16
ドラマが面白かったのでちょっと読んでみるかと、ちょうど1巻無料だったのも有難い。読んでみるとドラマ版はキャラの良さをそのままに結構いい再構成してた気がするなぁ、いい圧縮感というか。全6巻ならタイミングみてどっかで一気に行っちゃうかな
ナイス ★5
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