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情緒と創造

感想・レビュー
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ぱぴ
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初めて読んだ岡潔さんの著書。最初は全く意味が分からず途方に暮れる気分になってしまったが、読み進めていくうちに何となく掴めてくるようになり、終わりの方には納得する形で、物事の捉え方がまた少し変わったような、故郷で感じる大自然の香りや情景をしばらく頭の中で反芻した。余計な装いの全く無い、ピュアで包容力のある文章がいつの間にか心の深い部分まで侵入していき、そのまま螺旋を描きながらくるくると身形を整えてくれる、ふとした時にまた何度も手に取りたくなるような、若い世代を思い遣る燻銀の思想が展開されている。
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namunamuナムちゃん
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また読んじゃった。数学の人が証明できないものを信じる。 この懐の深さが好きだ。 私たちはとんでもないノイズの中でも、曖昧の不安の中で、そばにあるものを怖くても、直視してみることが必要なのだな。
0255文字
K K
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情緒の中心の調和が損なわれると人の心は腐敗する
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チンズ
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大脳の側頭葉とか前頭葉とかの話はちょっとわかりにくくて飛ばし読みをしてしまいましたが、「子供の答えられない問いには、ただ同感してやればよいのである。」の一文が見られただけでも読んだ価値があったと思いました。
0255文字
かたもみくん
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数学者のイメージが一変した。頭が硬い変人ばかりだと思っていたが文学や芸術などの分野にも長け、趣深くタイトルにあるように情緒を大切に考えている方なのだと思った。情緒の中心が愛だというのは腑に落ちる感じがした。
0255文字
namunamuナムちゃん
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人の喜んでいるのを見て喜ぶ子はいい子だよこれは大人の国のものであって、教えてやらないと子どもにはわからないものです。これを上手に教えていくのが情操教育です。衝動的判断を抑えるとのは、慈悲心と羞恥心である。これがないと修羅道、餓鬼道へとなっていく。慈悲心があれば、畜生道、羞恥心があれば、餓鬼道へはいかない。そこに行ってしまうと、価値判断はできなくなり、心の悦びを得ることは出来なくなる。数学者の哲学的な言葉。菊の花を見るために山登り、二時間ほど座りこんで花を見たり空を見ていましたと言う話が好きだ。
0255文字
魚京童!
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自分はこのごろ、午前中の捜索活動が午後の休息のときの肉体に悦びをあたえるのを例としている。自分は、芸術はここまでこなければうそではないかと思う。
0255文字
nukadango
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情緒と創造というタイトルから読み取りにくいが、教育本。それも生まれた赤ちゃんから、大学に至るまでの人が人らしく育つための教育本。 あんチョコな、有名大学への合格への道のような、下品な内容ではまったくなく、こんどはタイトル通り、人の人たる所以の情緒、今、日本に最も必要な人材、創造ができ人を育てる強力な本。
nukadango

生まれたら最後、成長は止めることはできない。急がなくてはならない。子供のために。親の勉強が追いつかない。なにせ、難解な本であることは間違いない。仏教しか対応できないのはよくわかる。笹本先生の唯識を勉強してからだと分かりやすいが、それでは子供が間に合わない。 大変な作業だ。 情緒を見直そう。 「そうであるか、そうでないか」ではなく、「それで心が安心か、安心して心に喜びを感じるかどうか」の問題である。

11/05 18:56
nukadango

情緒、感情が納得できるものでないと、どんなに正しくても、人としての心がついていかなければ、世の中なりたたないのだろう。 それにしても、相変わらず岡先生凄し。子供(特に幼児から小学生に向かって)を育てるのに非常に参考になる本です

11/05 18:56
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natsu
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日進の図書館から。観察と推測によって書かれる教育の在り方論。「大」自然は、このようにして人を育てる傾向があるようだ、この方向を支えるように補いを行いなさい。そんな論調。あぁ、数学者だなぁと思う一冊。
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