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欲しいのは、あなただけ (新潮文庫)

感想・レビュー
184

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うさみん
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2005年島清恋愛文学賞受賞。20年ぶりに読み直した。川滝かおりさんの詩集を読んだのはかなり前なのだけれど小手鞠るいさんの小説を読んですぐに川滝かおりさんなのだとわかった。川滝さん自身の職歴がこの本にそのまま記載されていて『京都琵琶湖線』など詩のタイトルがあちこちに見受けられたのがその理由。著者の恋愛体験を踏まえた小説を幾つか読んだが思い出はどこにも逃げたりしない。あなたの一部または全部でありたいという盲目さに失った若さを思う。
0255文字
ゆみ
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この女性が、普通の人と恋愛したなら、こんなに苦しむこともなかったのに…。こんなんじゃ、幸せには、なれないよ…
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小太郎
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15年ぶりくらいに再読。内容はほとんど忘れてしまったけれど、何か記憶に残っている本でした。読み始めて一体この本の何処にそんなに感情を動かされたんだろうと思いながらの読書でした。ちょっとおかしな女と男の異様な恋愛模様じゃない?なんて読んでいたら、そこには理屈や打算などの入り込めない、狂おしいほどのかもめ(主人公)の心が余すところなく描かれていました。こういうストレートな恋愛小説は読んでなかったので尚更記憶に残っているんだと納得。読み手の痛い所を突いてくる小手毬さんの力技一本。★4
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おうち時間
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小手鞠さん2冊目。オススメされた本がなかったので違う本を2冊借りてきました。まずは全選考委員が絶賛した島清恋愛文学賞受賞作のこちら。胸がキュンとする純愛小説かと思ったら全然違った〜。かもめちゃんが19歳の時好きになった「男らしい人」は支配欲が強くて暴力的。任侠映画の子供は見てはいけません!というシーンを見せられてるよう…。そして29歳の時に好きになった不倫相手の「優しい人」は妻とはもう何年もいたしてません…と言いながら妻のお腹に3人目が!!かもめちゃの恋は狂気すら感じられるから普通の恋愛は無理なのかも〜。
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内田高裕
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この人の文章はめちゃくちゃ上手い。ニューヨークで散々イングリッシュを鍛えたおかげだろう。彼女は自覚的にニューヨークに行ったのだろうか。怪しいところではあるが、彼女はこの小説を書くために大変な苦労をしたはずだ。僕はこの小説から大変多くのことを学んだ。愛について、恋について、芸術について。芸術の自浄作用がはんぱない。大傑作であるが、あまり読まれていない。惜しいことだ。恋愛文学の最高峰だというのに。
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りっちゅん
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ネタバレ恋愛小説をよみたくなり、島清恋愛文学賞受賞作品とのことて本書を読み始めた。おもっていた恋愛小説ではなかったが、おもしろい。溺れた。読んでいて窒息しそうになった。身につまされるような感覚もありながら共感できるし切なくもなった。一卵性双生児のようになりたい気持ちは痛いほどわかる。使用済み定期券を没収されるときの消失感に泣ける。何がいいって、冒頭の4行にやられた。圧倒された。すごい。読んでよかった。
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ロバさん
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なんかすっごい共感しすぎて窒息死するかと思った。十年以上前の作品だけど、今出会うべくして出会えた本だと思った。
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annzu
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主人公のかもめちゃんは愛に生きる女性。責任とか結婚とか家庭が欲しいのではない、あなた自身だけが欲しい。というのは決して納得できないけれど、ほんの少し共感してしまう。そしてキセルの罪で駅員から取り調べを受け、愛人から貰った古い定期券について問い詰められるときの、途方もない悲しさ。感情というのは理性的ではなく、説明できない。愛は突き詰めれば狂気なのかもしれない。
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ALATA
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愛するということは自分の身を削って誠心誠意尽くすこと?菩薩みたいな心で、黙ってなんでもしてくれる一方的な恋愛は負の連鎖の始まりではないだろうか。かもめちゃんの自己中心的な恋は読んでいて辛いものがあった。優しい人と強い人。お互いの関係性を昇華させることなく自己完結して静かに終わる。自分はこのような人生を熱く生きることはできるだろうか★3※失ったものを数え上げれば、きりがない。愛情も欲望も喜びも悲しみも、心ゆくまで好きな人を思い、その思いに生きることって大切だ。
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双海(ふたみ)
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全選考委員が絶賛した、島清恋愛文学賞受賞作。支配欲をむき出しに、ときに力で組み伏せる「男らしい人」と、家庭を持ちながらもひたむきに愛してくれる「優しい人」。ふたつの恋を思い返すときだけ、わたしはつかの間生者になれた。激しくのめり込み、やがて溺れる恋の欲望を、駆け抜ける文体で描き出し、圧倒的共感を得た注目の恋愛小説。自由よりも、後悔よりも、欲しいのは…。
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ねぎまぐろ
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★★★
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さぬきひめ
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自分はこうはならない、でもこなるかも知れないって言う恐怖を感じました。
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駒
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刺さりました。私はそんなに恋愛体質ではないのでかもめに共感はしなかったけど、でも切なかった。男らしい人は男らしいようでらしくないし優しい人は優しいようで優しくないと思った。否定はしたくないけど危なっかしい。若い女の子に読んで欲しいかな。
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chieeee-
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どっぷりな恋愛小説。ザ・恋愛体質な主人公。だけど、最初に付き合った人で恋愛体質にされたのかもしれない。魅力的な男性はその後の人生や価値観も狂わせるほどなんだと、読んでいて怖かったです。その人以外の事は何も考えられなくなるほど好きになるのは羨ましくもあり、怖くもあり。。。
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らい
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恋は盲目、とかそういう言葉ではなくて、恋愛依存症?なのかな。 綺麗で完璧な恋愛なんてないのは分かってるけど、ここまでだとちょっと共感できない。 でもこういう恋愛をしている、必要としている人が世の中に一定数いることも、もう知ってる。
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ジェナ@読書の秋
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多分、酷評らしい。それは何。よくわかんない、本当に。=口=…愛、責任、結婚、家族、子供ではなくて、『欲しいのは、あなただけ』。これはいわゆる究極の純粋な恋愛、または非常に病的な恋愛依存症。自分のすべてを与えるのが好きな女性の主人公、彼女を求め続ける男性の相手たち。主人公は極限まで疲れ果てていて、欲しがる男性を手に入れることができないと絶望に陥り、関係は終焉を迎える…それからもう一度自分に「献身」できる新しい男性を見つける。(╬ ̄皿 ̄)こんな非現実的な女性の愛の狂想は、男性の性的狂想よりも厄介で怖いよ。
sheemer

感想を見ただけで読んでいませんが、オンラインゲーム界ならいそうな気も少しします。

06/15 18:29
ジェナ@読書の秋

sheemerさん、恋愛依存症について読むのが好きでない限り、時間はこれ以外の本に費やしたほうがいいと思います...💦💦

06/17 01:25
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vodka
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児童書で読んだことがある小手毬さんの本、こんな文章も書くんですね。恋愛依存症、どっぷりと相手に溺れるタイプの恋愛、、読み手の恋愛体験によってだいぶ感想が違うのではないかと思いました。ウェットな恋愛に抵抗がないとはいえ、ここまで狂気的、刹那的な心情がストレートに描写されているとヒヤヒヤしますね。それでも途中で読むのをやめなかった=読ませる文章、ってことですね。
0255文字
かほ
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広告とかで恋は最高!っていう感じのものよくあるけど、本来恋なんてしない方が平穏だし、狂っちゃうし、冷静になれないしでいいことないっていうのがよくわかる(笑)ただ、好きな人と一緒にいる時間だけが恋っていいものって感じになってしまうんだよなーっていうのが伝わる小手鞠先生作品💓
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しい太
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粗野な態度に暴力的なセックス、しまいには鉄拳制裁も辞さない超弩級のヤバい男が「男らしい人」、妻とは上手く行ってない殆ど離婚してるようなもの、家族も他人同然で愛情なしといった、愛人の気を引くためならあらゆる嘘をつく口八丁の不倫男が「優しい人」となる「恋愛」とは、世界の位相をたやすく変える恐ろしい代物だな……ということが言いたいわけでは多分ないんだろうけど、読んでて怖いの一言に尽きる。共感できないはずなのに心理描写が秀逸でわからされてしまうのでとにかく怖い。
0255文字
Ⓜ️
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欲しいのはあなただけと言いながら、あなたは時期によって二人いた。全力で恋愛をしているのが自分のタイプとは違く、大概共感はできなかったが、こういう恋愛脳の人の話として面白く読めた。男らしい人、優しい人を待っている場面、車の描写、駅での待ち合わせなどが印象的だった。別れたくないとすがりついたり、泣きまくるなどは自分はしないことなので、少し憧れた。一度でいいのでこんなにプライドを捨て、周りの目も気にせず、捨て身の恋愛をしてみたいとも思った。優しい人の方が私が関わるとして考えると現実味があった。
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ふにゃ
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☆2 恋愛依存症・・・何一つ共感できず
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きあら
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学生時代の"あなた"は、強引なだけど親身になって愛してくれる「男らしい人」。結婚してからの"あなた"は、家庭のある不誠実な「優しい人」。圧倒的な評価の元で第12回島清恋愛文学賞を受賞した作品のようですが、あなたに溺れ、あなたに執拗に依存するかもめの恋は怖い。
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蒼生
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ネタバレこの関係を恋愛と呼びたくないけど、恋愛に夢を見過ぎだろうか。理知的でむしろ抑制された筆致なんだけど、やってることはめちゃくちゃで、依存が過ぎてまったく共感できなかった。「プライドを持って」と言われたあたりで、なるほど自尊心がないとはこういうことなのか、と納得した。幸せの形はさまざまで、彼女にはこういう生き方しかできないのだろうし、これで良かったのだろう。
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ガーコ
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☆☆☆☆
0255文字
石ころ
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不完全な恋愛。そもそも完璧な恋愛なんて存在しないけれど。しかし人はその不完全の中に永遠を求める…。
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らすかる
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恋愛が全てで、自分だけでなく相手にも求めてしまう究極の恋愛体質、恋愛依存症のかもめ。前半は威圧的で暴力もふるう「男らしい人」、後半は穏やかだけど妻子ある「優しい人」この2人との恋愛に身を焦がし苦しみ続けるかもめ。恋愛に永遠を求めてしまうかもめの気持ちもわかる。でもそれは絶対に手に入らないもの。普通の人はある程度妥協するのだけれど、かもめはそれができない。生きづらいだろうな。きっとかもめみたいな人とは友達にはなれないだろうけど、共感できるところは結構あった!
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かもめ
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ネタバレ哀れな恋愛依存症の女性。若気の至りか、障害のある恋ほど熱い恋で辛い。駅員にキセルで呼び止められ「もっと自分を大事にしなさい」と言われてようやく救われた。が、優しい人と別れても、過去の恋愛を引きずっているようなラストもやるせない。
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はち
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「圧倒的共感を得た注目作品、全選考委員が絶賛した島清恋愛文学賞受賞作」とあったので手にした。主人公かもめの2つの恋愛を描く。暴力で支配してくる「男らしい人」家庭を持ちながら愛してくれる「優しい人」...男らしいとか優しいとか、何をもってそう感じるかは人それぞれ。かもめは立派な大学生で読書家、バイトはしているが何不自由なく生活しているようだが心は解放されていなかったのか?解放され、自由を得た時、彼女は自らすすんで地の果てのような恋愛に堕ちていく。私も頭を2〜3度強打したら彼女のようになるかも😅苦笑
さかな

この歳になると実年齢なんて関係ない オイディプス期を過ぎたって事だけ… って「すいか🍉」の教授の言葉なんだけど、-オイディプス-の意味もわかってないくせに納得しているのよ

04/21 14:35
はち

オディプスの意味私もわからない😅だけど実年齢、マイナス15歳、自分も子供も親も...そんな感覚で生きているよ♫

04/21 18:02
8件のコメントを全て見る
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diana
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男らしい人も優しい人も主人公の欲しい愛が分からなかった。気づかなかった。時に男のずるさ、わがままに腹が立った。
0255文字
す~らいむ
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恋愛に超依存している女性の話。作者は何を伝えたかったのかわからん。
0255文字
もりの
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めっちゃ好き…。恋人とサヨナラするときの、あの胸が裂けるほどの苦しさはもう嫌だ。泣いて泣いて泣いて、涙がでなくなってしまった頃に、諦めるんだろうなあ。私は今遠距離で付き合ってるけれど、そろそろ限界を迎えそう。そんな時に読んだ本なので、共感がとまらなかった。
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nikaikaracoffee
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339冊目 激痛恋愛小説。島生恋愛文学賞受賞って事で読んでみたけど、残念ながら合わなかった…。恋愛のことしか書かれてないのが無理なのかもしれない。もっと主人公の生活のことや考え方を書いてくれたら共感できたんかもしれんけど、恋愛にまつわる主人公の行動全てが異常に思えてしまった。
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yui_n
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p194「この世の中には、すべてを手に入れてもなお不幸な人間がいるように、すべてを失ってもなお、幸福でいられる人間もいるのだと思った。」 この言葉がすべてを救ってくれたように感じました。 未だに恋愛に夢を見てるガキな私には、かもめの恋は刺激的すぎるみたいです。 でも、少しはわかる、だからこそのめり込んだらどうしようと要らぬ心配をしてしまいます。。。
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charlie
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ネタバレ著者の「好き」の気持ちへの表現はいつも心に沁みる。でも、この本の彼女の「好き」は少し別格。 とにかく、「一緒にいたい。」という気持ちが強烈。但し、このキャラは、女性からも男性からも受け入れ難いかもしれない。はっきり言えば、こういう女性が真近にいたら引いてしまうかもと思う。文章の中に散りばめられた言葉達は美しいが、決して彼女を応援してないのが、哀しい。そのことは、このお話の結末にもつながっていく。結局、最後まで彼女に共感することが出来なかった。だけど、「好き」の刹那を生きた彼女は幸福だったんだろうな。
0255文字
ゆか
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凄く恋愛体質な女性が主人公。大学生時代の恋と、結婚してからの不倫。どちらも好きすぎて相手も自分も追い込んでしまうのは、読んでて辛くなってしまう。彼女の行動は分からなくもないけど、こんな風に全くブレーキがない恋愛をした覚えはないので、羨ましいような、今の状況でいいような...笑 男らしい人と優しい人。ちょっとDVの系がある人と、人を優しい嘘でだまし続ける男。う~ん、どっちも周りの人からすると反対されそうな人だ。でも本人にとっては素敵すぎる人なんだろう。恋って怖い...
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マチコ
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直接的な表現はないのに、なんとも官能的。本能のままに、ふたつの盲目的な恋をした女性の回想記。ちょっと山田詠美さんっぽい感じ?理性的に考えればダメな相手ダメな恋だけれど、傷つくことに酔いしれるヒロインは幸せだったのかも。●自由がなくなることはなんて気持ちの良いことなのだろう(支配的な「男らしい人」)●日常に緩やかに殺されていく(気まぐれな既婚者「優しい人」)
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nanako
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ヒロインのような女性を恋愛体質というのだろうか。愛の前には倫理も常識もなにも吹っ飛んでしまう。なんと純粋で一途な。愛した相手も正反対のタイプだし、どちらも実は難がある。それでものめりこんでしまう、それでもやめることができない、どんなに傷ついても傷つけても・・・まさに「恋は盲目」のゆえだろう。激しい恋、モラルを超えた恋、自分をダメにする恋を少しでも体験したことばあれば、共感できる部分もあると思う。かく言う自分はといえば、実は共感できる部分もありました。
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もずく
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183(5)冊目。そんなのは、小説の中だけであって欲しい。小説だからこそ、綺麗だ。本当の恋愛は、もっと悲惨で、よくわからなくて、正気の沙汰じゃない、でも日常。気がおかしくなる。
0255文字
ほのぼの
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主人公の恋愛体質、こわい!重い!でも分かるわーと共感出来るところもあり若かった頃を思い出します。今の自分は『恋愛エネルギー』が底を付きつつあるので無理だけど^^; 『男らしい人』「優しい人』主人公で無くてもこのカテゴリーの男性は、やっぱり惹かれる要素大。そしてその反面、危険要素も大。
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