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新装版 日本政党史論2 明治国家の議会と政党

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バルジ
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第二巻では帝国議会の最初期から政友会創立、第一次西園寺内閣までを地方政界や官僚閥形成の過程を織り込みながら論ずる。本書では一筋縄ではいかない「政治家」が藩閥政府の首脳陣を苦しめる。説得・買収・解散とは当時の政府が取れる議会操縦術であるが、それですら政権運営は覚束ない。「超然」内閣は帝国憲法体制の構造上行き詰まり、そこに政党が権力に割り込む余地が生まれる。そしてその余地に割り込まんとする政党政治家や元老周辺の策謀家が暗躍し徐々に政党の「政権」が近付いていく。本書における伊東巳代治は正にその典型的策謀家である
0255文字
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新装版 日本政党史論2 明治国家の議会と政党評価67感想・レビュー1