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鍵のない夢を見る (文春文庫 つ 18-3)

感想・レビュー
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ジムニーおやじ
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どの話しも共感出来ないし感情移入も出来ない。なんだか切ない気持ちになったけど、読んで良かった。
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ayun
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★★2.5 『あなたの不幸は蜜の味』で1度読んだことあるけど、『石蕗南地区の放火』はやっぱり面白い。『美弥谷団地の逃亡者』もよかった。
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Free
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ティーンの危うさ、もどかしさ、未熟なゆえのあの感情や失敗… 自分を振り返っても、我が子をみてても 危ういな〜ってつくづく思う。 10代でこの人の本を読んでたら 少しは気付けたのかな? 知ってても陥る奴は陥るかな…うーん。 とにかくいろんなところが痛い あのハラハラする辛さがたまらなくなる 今回もそんな読書でした
0255文字
り
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ネタバレ1篇目を読み終えたとき、「こういう終わり方かぁ」と正直戸惑いました。しかし、読み進めるうちに物語の結末がだんだん癖になってきて、気づけば最後には完全にとりこに。こんな感覚を味わうのはとても不思議でした。
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み
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ネタバレ5つの話が入る短編集。盗癖のある女性と女児(子どもの頃の友情って、今思うとすごく限定的なものだな)、田舎で婚期を逃した女(あるあるあるある)、DV男から逃れられない彼女(怖い男だったけどこの女性も頭悪すぎん?)、夢見る男を愛してしまった女(友達にいたら「早く離れなよ」って絶対言う)、子育てに疲れた母(いくら疲れてても私はこんなことはしない)…という感じ。 どの女の人も絶妙に不幸で、現実にありそうで心の底がうわあと抉られる感じ。しかし読後感としては悪くなく、文章の力があるからなのかもしれないなと思う。
0255文字
flower beach
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10年程前に購入してから、いつ再読しただろうかと思い出せないくらいの再読で完全に新しい気持ちで読んだが、君本家の誘拐だけは何となく覚えていて、結末が気になり、読む手が止まらなかった。自分が子育て世代になり、このような母親、いるんじゃないかなと思いながら読んだ。
0255文字
yupaki
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皆それぞれ何かが足りない。あの子のママは泥棒、あの人は私に会いたくて火を放った、暴力も言葉もくれる彼、夢を追う自分が一番正しい、子育てはもう限界。大事な何かが欠けた人達が転がり落ちる短編集。【感想】無謀な夢追い人男が一番腹立った、絶対友達になりたくない、彼女もアホだし。この気持ちを共有したく嫁に薦めようと思いながら読み進め、最後の話が重すぎて保留へ。自分にとってはイヤミスというよりイラミスだったけど、いい感じに心にストレスを与えてくれるという点ではいい本に出会えたかな。
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えみ
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崩壊のカウントダウンは静かに始まっていた。狂気は日常の中に紛れ込んで、寄生虫のごとく静かに体内に侵入し時が来るまでじっと待つ。不幸や不運という言葉の括りでは到底正しく伝えることができない。読んで、ショックを受けて、想像を掻き立てられる。同じ明日が来ると思うな。破滅を予感してゾワッと鳥肌。「ごめんなさい」の罪、「許さない」怨み、「思い知れ」と殺意…壊れた人々に焦点を当てたざらッとした5篇収録の短編集。寒くて暗い場所で読むことはしないほうがいい。きっと心が冷えるから。豹変する女性の人生に暫く眩暈が続きそう。
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かすみ
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めちゃ面白かった。5つの短編のすべて、キャラ設定が絶妙で、展開も目を引くし、退屈するところが一切なかった。著者作品は2つ目ですが、既に著者の人間観察力というか、世の中の人間が物事をどう捉えそれを自分のなかでどうおさめてどう吐き出しているかを物凄い解像度で捉えておられるところ、知ってしまった。出てくる男もそれに付き合う女もみんなどこか歪んでいて、ひとを否定し、蔑み、蔑ろにすることで自分を保っている、それが地方に留まらない人間のリアルで、読みながら抽象的ないろんな人のかおが浮かんでくる面白さ。もっと読みたい
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今井高志
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3.5 やっぱり面白い。エグいね。こういう後味の悪い作品は大好きだ。「芹葉大学の夢と殺人」のラストシーンは良かったなー。最高のエンディングだよ。みんなイカれてて、それでいて読者の誰しもがそのイカれてる部分を密かに持ってるから惹きつけられる作品なんだろうな。「傲慢と善良」と同じ生地でできてる作品だ。人間は人と比べるから、ひがんだり優越感に浸ったり、プライドや夢も劣等感からきてたり。人の粗探して、喜んだり悲しんだり。その小さな心の癖を今回は最大限に悲劇として描いている。今回で好きな作家ランキングに入りました。
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あん
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ネタバレページを捲る手が止まらず一気読み〜どの話の女性も望まない現実を受け止められず醒めない夢の中にいるようで、しかも蓋を開けてみれば勝手に踊らされていただけのような気持ちのやり場がなくなるオチが。だから鍵のない夢? 誘拐の話、友達の理彩が不穏な空気なのに全然気づいてなくてこっちが変な汗かいてしまった。女性の嫌な感じを描くのがうまい。
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ふぃにあす
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ネタバレ★★★★☆ やはり直木賞受賞作品とは縁がないのか、少し消化不良でした。辻村深月さんの他の作品は好きなのですが、この作品はイマイチでした。女性なら共感できるところも多いのかな?5番目のお話で咲良ちゃんはすでに亡くなっているのか?と思ったけどそういうオチではなくてホッとした。
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あず
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ハードカバー(全231ページ)を読んだのだが、文庫版しか登録できなかった。 あまり面白いと思えず、読了までに時間がかかって年が明けてしまった。
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holly
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ネタバレ直木賞を受賞した短編集。最初の短編『仁志野町の泥棒』を除き、語り手(主人公)が世間ズレしており、ある種の悲劇に直面する。そのような、「どこか非現実的などうしようもなさ」を「鍵のない夢」として表現しているのではないかと感じた。 ※因みに、『仁志野町の泥棒』は語り手(主人公)は信頼できる一方で、泥棒シーンがまるで夢のように無かったものとして扱われるところが「鍵のない夢」だと感じた。
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ゆう
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久しぶりの辻村深月さん! 後味の悪さ、好きでした!
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yuyu
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都会でしか生活したことない人には分からないであろう田舎の醜悪さが詰め込まれてるなと思った。 自分は田舎出身だから分かる、あの閉鎖的で独善的な空気。あるものをないようにするような、全て事勿れ主義の元に蓋をされていくあの感覚。それでいて針のむしろに居座らされるような居心地の悪さ。 そういうところで生きていく女がドツボにハマっていく様は、一歩間違えたら自分もこうなっていただろうなと思わされた。
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natsuki
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ネタバレ辻村深月さんの作品の中では割とブラックで、私はとても好きだった。 他人の評価に踊らされ、自己評価が高く、承認欲求も高いゆえにいつまでもズレていく感覚が気持ちが悪い。 「君本家の誘拐」では、孤独育児が生々しくリアルで、この小説の中で初めて主人公に寄り添えた。
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もりくぼ
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勝手に不幸シリーズって呼んでる作品集。 ちょっと読むのに時間がかかった。
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sue
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読み進めたいという欲がなかなかわかず、読了まで時間がかかった。心の機微の描写が多く、とても重い。ああ、津村記久子さんの作品に触れたい……と思った。
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よな
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ネタバレ最近気になる作家さんで手に取った一冊。 五作の短編集。 動機を考えるも的外れな勘違いだった「石蕗南地区の放火」とショッピングモールで目を離した隙に居なくなった赤ちゃんの行方の「君本家の誘拐」が特にお気に入り。 どの編も読後感はスッキリとしないけど先が気になる展開と切れ落ちた崖の脇を歩くような雰囲気が恐ろしくも楽しくて大満足。
0255文字
ZiUTyAG46XoAAMI
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読めるけど、好きにはなれない。 読んでイラッとする部分のある人達。この書き方をすることで何が伝えたいのか、人生経験の足りない自分には分からない。 5作目はまだなんとなく分かりそうです。
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ざっきー
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辻村深月さんの直木賞受賞作品。5つの物語で構成されていて、何れも女性が主人公で、平凡と思われる生活があるときから歯車が狂って暗転していく。物語は驚きの展開になっていくが、ただ我々も一歩間違えば、あるいは周囲にそのような予備軍が沢山いるような怖さも感じさせられる。
0255文字
takau takau
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直木賞作品だけど面白くなかった。人気作家なので文章は良いのでしょうが、登場人物、その心理、ストーリーなどが面白くない。湊かなえは大好きなんだけど、湊かなえ作品ぽい雰囲気の本作は受け付けなかった。どうしてかな。
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tnyak
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4作とも面白かった。読後感か良くない作品もあったけど、、、、、
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たくじぃ
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鍵のない夢を見る。読了。直木賞受賞。辻村深月さん、かがみの孤城からの2作目。 どの短編も粒揃いで、文章のうまさ、構成の妙が光ってますね。 泥棒、放火、逃亡者、殺人に誘拐。どきりとする題名から数行で物語に引き込む手腕に感服しました。 ちなみにわたしの母が昔、弟をおぶったまま、わたしの手を引いて、「下の子が居ないんです」とデパートの案内に相談に行き、「おぶってませんか?」と指摘された話を思い出しましたw 最後のお話し、あなたが良枝ならモールに戻ってどうしますか?
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ちょん
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♪オーディブル♪読んだことあるかなと思ってたら未読。先に聞いてしまいました👂が、面白かった。基本的にオーディブルは歩いてる時に聞いてるのですが、夜中歩きながら聞くには怖すぎた(笑)DV男との逃避行の話は特に。本と違って直ぐに読み返しに行けないところにもどかしさを感じますが、耳で聞く物語の衝撃はこれはこれで癖になる。本も読むぞ!
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あい
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いままで読んできた辻村さんの作品とは雰囲気が違って、読んだ後なんとも言えない感覚になる本でした。短編集だったのでスラスラ読めましたが全ての話で「うわーーーー」という人が出てくるのは逆にすごい。読んだ後に心があたたかくなる本が好きなので、個人的にはうーんという感じです。好きな人は好きそう。
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nachi
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ドロドロと重たい短編集だった…。 電車移動中に読んでいたが、心地よさや爽快感、仰天する展開がなく読み疲れてしまった。 個人的には少し苦手な類。
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YUNA@道東民
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初読みの作家さん。心理描写が上手いなぁ~。どの女性も、愚かでダメダメなんだけど、でもなんか解ってしまう。最後のお話はドキドキしました。
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Miyashin
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★★★★ 直木賞受賞作。好みが別れそう。読後感がよろしくないので、自分はあんまり好きじゃない、が、面白いからスラスラ読んじゃう。 育児ノイローゼのお話はゾッとした。そりゃ寝ないマン新生児の育児をワンオペでやろうと思ったら、正気は保たんわな。 放火犯の話の女性、育児ノイローゼの女性、美術の先生、みんな、なんか、嫌いだ。
0255文字
takao
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ふむ
0255文字
ぺんぎん
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短編集。前半は良いが後半は重い話になって行く。好みが分かれそうな内容・編成。2。
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さと♪
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ネタバレ短編集。読後感激悪。このような方達きっと現実にも居る。だからこそ胸くそ悪い。途中で読むのやめようと思ったのに、結局一気読みの不思議。文力と構成のマジック。純粋?な交際相手の死刑を願って自ら飛び降りる美術教師が悲しすぎた。
0255文字
すみ
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ネタバレ同級生の母親が盗癖がある人だった話、自分に好意をもつ消防団の放火犯、DVの彼氏が母を殺害し一緒に逃げている話、綺麗な顔で不可能であろう程の大きな夢(医者になりサッカー選手になる)を持つ元彼、殺人を起こしたあとに会いに行く、子供が欲しくてたまらなかった女性、産まれて育児に振り回されていく、買い物途中でいないことに気づくが、家にいた。どれも、夢を見ているかのような、不安定だったり切羽詰まった心の女性達の短編集。
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ginkan2
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男にとってはイタイ話が多かったですね。特に最後の「君本家の誘拐」。昔、よく分かってなかったなぁ、と反省。でも、辻元さんって、以前から文章と構成上手いですね〜。改めて感心しました。
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prism
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普通の町に生きるありふれた人々にふと魔が差す瞬間、転がり落ちる奈落を見事にとらえる5篇。現代の地方の姿を鋭く衝く短篇集
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あき
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辻村さんは女性の内面のぐちゃぐちゃしたところを言語化するのが上手い。放火の話で、見栄を張るつもりで話したことが、受け手にはざっくりとしか、何なら的外れな解釈をされることもあるあるだなと思った。
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hash
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ー(最後の対談はパス)
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Ryo
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短編集直木賞受賞作。 近所で泥棒を繰り返す同級生の母親、好意を寄せてくる放火魔、DV男との逃避行、幼い夢を持つ恋人、育児ノイローゼの母親。 みんな一生懸命生きているけど、人生の隙間に入り込んで出られずもがいているところを、絶妙に描写している。 なんとも言えず苦しい気持ちになる。
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moco87
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全部、読後感よくない。でも、読みやすく、面白かった。 最後に“おぉっ”となることが多かったので、好きかも。
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