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玉手箱 (河出文庫 こ 9-1)

感想・レビュー
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りんご
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卵を忘れたカナリア:不妊治療を繰り返して、消耗して、ゴフーフカンケー解禁日を笑えなくなって。やっと妊娠して、流産して、仕事をやめて不妊治療をして。消耗。連れて行かれた猫。卵、卵、卵ちゃん。もういいよ、そんなの置いていってしまいなよ。/玉手箱:すっかりあかね側の立場で読んだ。やっぱり産んだ子どもに執着心はうまれるのではないかと、思う。「帰っちゃうの」「でも」「楽しみにしてたのに」「さびしいなあ」と浴びせられる声が憎らしくなる。/おとぎ話:健全な町もおとぎ話を必要とする。あなたのことをちっとも愛していないの。
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れの
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ネタバレ壮絶な不妊治療を描いた「卵を忘れたカナリヤ」、代理母出産で娘を授かった母娘を描いた「玉手箱」、義妹夫婦と体の関係をもったカオル。童話を読んでしった作者さんだったので内容に驚いた。
0255文字
有明オレンジ
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「代理出産」のキーワードで見つけた本。子供が欲しくて不妊治療を続ける女性と、代理母として子供を産む女性。不妊治療の痛みに耐え子供を望む。求めているのは「妊娠」なのか「子供」なのか。日本ではなかなか語られない話。難しい。産みの母、育ての母。苦悩と葛藤。なんだか悩み苦しむのは女性ばっかりだな。子供は1人じゃ産めないのにね。出生の事、血の繋がりなど、考えさせられる事は多いけど、何が一番大事かといえば、生まれた子供が幸せになる事。それだけでしょ。
0255文字
みほ
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多分再読。1995年刊行なので20年以上たてば不妊治療の内容もだいぶ変わったと思うけれど努力と結果が必ずしも比例しない点は今も同じ。ゴールにたどり着けるのか分からずに走り続けるのはしんどい。
0255文字
りょうこ
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不妊治療に関する短編が2つと、最後の話は私にはよくわからなくて挫折。これから自分たちに子供がなかなかできなかったとき…私たちはどういった選択をするのか。子供が大好き‼…ではない私だけど、やっぱり出来ないと治療を望むのかな。でも治療によって夫婦の営みが制限され、愛し合う形がなくなり心が離れていくのは本末転倒のようにも感じる。
0255文字
Ayakankoku
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ネタバレ不妊治療、代理母出産。今の時代と密接に繋がった小説だと感じた。子どもを産むとはどういうことなのか、育てるとはどういうことはのか、自分ならばこの状況に耐えられるのか、様々なことを考えずにはいられなかった。
0255文字
サユり
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再読。
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Miki Shimizu
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子どもが欲しい人、欲しくない人、うーん。ドロドロしてるなー。不妊の治療の話が2つ。子どもなんかおってもおらんでもええような気がするけど、スゴいプレッシャーなんやろうなー。不妊治療ってお金もかかるし、やり始めたら後戻りができひん感じ。むむむー。
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ななつ
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卵という言葉がブンブン宙に舞っている。私はニワトリじゃない!
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ぶんこ
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最初の2作は、涙、涙で読み終えました。小手鞠さんの作家処女作の「おとぎ話」と、この2作とを一緒の文庫に入れて欲しくなかったです。 子持ちの方々には、是非読んでいただきたい。 田辺聖子さんの解説は、違和感を感じました。
0255文字
たれみみ
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女性として、これからの自分の人生を考えさせられる本でした。主人公の気持ちを考えると痛々しく、心がえぐられるようだったけど、自分が子どもを産む前にこの本に出会えてよかった。
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chiroleen
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ふと手にとった本がなぜこの内容だったのだろう。何となく身につまされる感覚。「なぜ、産まないの?」という、答えようのない質問。
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さんまさ
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どの作品もとてもリアルです。こう、あまりに「どんぴしゃり」だった作品ってうまく感想がかけないものです。こういう本は、すでに子どもを持って「上がって」しまった女性や男性はあまり手に取りそうにないけど、すべての妻たち夫たちその親たちに読んでほしいですね。相互理解?のために。こう書くとなんか重い話っぽいですが、流れるような綺麗な文章でむしろ癒やされます。
さんまさ

あー「上がり」と表現してしまったけど、例え子どもを産んだってそこからまた責任とランク付けに晒されるのが女なんだけどね。自立さえ果たせば特に後ろ指さされない男はいいなー(自立してなくても生きていける女が羨ましいって男は言うだろうけど)。

02/07 13:48
0255文字
hiromura
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子供を産んでない女性が主人公の3作。私が30代の頃に出会っていたら、悲しくてたまらなかったかもしれない。著者の本をたくさん読んでから、こんなお話もあったと知った。子供のいる女性にも読んでほしい。
0255文字
おさと
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痛い。重い。自然に逆らってまで子供を望む対価なのか。男性/女性、既婚/未婚、子供を望む/望まない、など立場の違いで様々な受け取り方の出来る話。
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tenma
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「ママ かえろう」表題作は全てこの言葉に集約されている。▼この人は時々怖い話を書く。他人の信頼・信用の影にある本質。相手の無邪気さに対抗する隠された本心(悪意とも言える)。「おとぎ話」は本当におとぎ話であって欲しい。
0255文字
Aya
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初めの不妊治療のお話、生々し過ぎて辛くなりました。痛そうだし、精神的に辛そうだし。代理出産もどちらの気持ちもわかる気がするので難しい…美希ちゃんが(育ての)ママを選んでくれて良かった。
0255文字
はつこ
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不妊治療をテーマにした本。なぜか何度も本屋で目が行く。 何回も手に取ってしまう。もう抗うのをやめて購入して読みました。 同じ女性として身につまされる感じ。 ただ、読み終わって感じた事は、今読むことは自分にとって必要だったのかもしれない。
0255文字
山口パイン
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1995年に発行された本なので、約15年経った今、不妊治療の現状も昔とはだいぶ違うとは思うけど、治療を受ける女性の気持は昔も今も変わってないのだなと思う。子供を作るのが本能だと答える子持ちの友人に対して、子供を作るための不妊治療なんて「本能に従って行動したとしたら、こんな屈辱真っ先に避けて通るだろう。」というセリフは鋭どすぎると思った。
0255文字
バーベナ
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独身・既婚・子供のあるなし・離婚・・・。誰が決めたのか分からないランク付けによって、知らず知らずのうちに傷ついてしまう心。不妊治療に挑む女性の心と体の痛み。行間にもいろいろな想いが詰まっていて、読んでいるだけで胸が痛くなった。
0255文字
Mayuko
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痛い描写には、こちらの体も痛い気がして。男の人が読むのと、女の人が読むのと、子供がほしいと思ってる人が読むのと、そうじゃない人と、親な人が読むのと子供が読むのと、きっと全然受け止め方がちがうんだろうなぁ。
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*nana*
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女性として考えさせられました。自分だったら同じように頑張れるんだろうか。家族になるって難しいね。
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ひかぴか☆
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最初のお話は読んでいてつらかった。実際にこのことで苦しんでおられる方を想像できてしまうようで。「玉手箱」はママが美希ちゃんにたくさん本を読み続けてあげていたんだなぁ・・・と最後うるうるでした。
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ガーコ
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☆☆☆
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逸
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「石女」なんてことば、小学生の塾で習うか!と云うおちゃらけた突っ込みはさておき、いかに世の中、悪意のない加害者に満ちているか、自分が無自覚に誰かを傷つけているか、もしくは誰かが勝手に傷つき続けているのか、が、丁寧に書いてある。傷つくほうが悪い、と放言したくはないけれど、だからと言ってすべてに注意は払えないし、だったらどうすればいいんだろう。言葉と世界に、ある種のテンプレートの存在に、できることなら注意深くありたいな。
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ガーコ
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☆☆☆
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かす漬け
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小手鞠さんのデビュー作。エンキョリレンアイでファンになって、色んな本屋さんまわってやっと見つけた。 最初からこーいう文型だったんだー。
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