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海と十字架

感想・レビュー
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林芳
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心にグサリときた物語。どちらかと言えば宗教が戦争の火種になっていることが多いと斜めに見ているところがあるのが、こういう形の宗教の情愛があると自分の考え方に楔を入れてきた感じ。けれどそれがなんとも悲しくてやりきれないのだけれど、皆がマチアスにすがり、なぐさめられ、心穏やかになるのが理解できる。本当に宗教とはなんだろう。
0255文字
Ruto
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図書館。皆川博子の第一長編。児童書だが、読み応えがあった。遠藤周作の『沈黙』などの作品に通じる神の存在がひとつのモチーフとなっている。
0255文字
anxi
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図書館
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冬薔薇
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1972年単行本、小学上級以上向。図書館で借り出す時児童書ですがと言われた。1614年、幕府のキリシタン圧制のきびしい時代、14才の伊太と12才の弥吉は長崎から船を間違え、マカオへ着いてしまう。そこで知り合うイルマンのマチアスは肥後の領主の息子であったが母がキリシタンであったため3才でマカオに逃れた。伊太の家族もキリシタンとして処刑されている。布教に生きるマチアス、船乗りをめざす伊太、それぞれの運命は長崎から津軽へと流れていく。海の船乗りが生き生きと描かれ、キリシタン殉教の様子も詳しい。読み応えあり。
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