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夏服パースペクティヴ (角川文庫)

感想・レビュー
86

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snowano
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ネタバレ樋口真由シリーズ第二弾。今回は映像研究部の学生たちが、ある人気ユニットのMVの撮影に同行することになり、その先でトラブルや事件が起きるおはなし。 読みはじめてから気づいたのですが、時系列としてはこちらが一番先になるんですね。 物語が動くまでずっと学生の合宿シーンを読んでいるような感じなので、いきなり過激な展開になってびっくりしました。 前作よりもさらに重く、読んでいてちょっとしんどかったです…。
0255文字
ゆ
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★★★★☆
0255文字
toshi
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2012年の樋口真由シリーズ第2作。本作の主人公は高校の映研部の遊佐渉と樋口。プロローグは不穏で残忍ですが、その後は青春の1ページのように物語が展開して行きます。ある音楽PVの撮影に携わることになった二人は、青春真っ只中という感じです。しかしやがて殺人事件に巻き込まれます。全ては序盤のプロローグにヒントがあるのですが、終盤の畳み掛ける推理は痺れるものがあります。クールビューティである樋口も前作に引き続きキャラが立っています。
0255文字
terukravitz
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★★★☆☆
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ばいそん
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ネタバレ面白く読めなかった。「夏服」撮影中とそうでない時で虚構と現実が曖昧になるのがこの作品の面白いとこだとは思うけれど、それが読みにくくてストレスが溜まる。中盤までそんな調子が続くのもキツい。殺人事件が起きてからは楽しめたけれど、オチで今までのストレスを全部許せるかいうとそうではなかった。残念。
0255文字
pao
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★★☆☆☆ 『消失グラデーション』に続く樋口真由”消失”シリーズ第2弾。MV製作中の高校生達を追うセミドキュメント映画の撮影と、序章の残虐な事件はどのように繋がるのか?何が現実で、何が虚構なのか?中盤まで全然事件らしい事件が起こらず、青春小説風味で話が続くので途中で飽きる。後半やっと事件が起こるも、メイントリックは想定内。細部が理解出来ないので、出来れば図で解説して欲しかったかな。樋口真由のキャラは好きだけど、前作同様どうもノリ切れず読み終わった感じ。
0255文字
セウテス
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【樋口真由シリーズ】第2弾。シリーズ物の設定として、第2弾が前作の前の物語という事に少し違和感がある。時系列順の本作から前作、この順番で読む方が良いのではないか、順番を代えた理由が解らない。パースペクティブが背景とすると、何がおきているのかというWhatが、ミステリの謎解きの重点という事だろう。シリーズの特徴として、何かの誤認と消失が存在すると理解して推理すると良いと思う。物語最初に描かれている過去に起きた監禁殺人事件が、隠された生還者の現在へと繋がっていくのだが、流石に全てを明らかにする事は難しかった。
0255文字
johngaraman
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前作が大泉近辺で地名になじみがあったが今回は横浜の山の中。あちこち出歩かない分土地勘は不要だけどどうにも映像が浮かばないんだよね。センスないよな。自然災害が都合よく起きなければ馴れ合いで済んだんだろうよ。 頭の良い人(紙一重)が集まるとよくないことがおこるよね。次回作も楽しみ。
0255文字
燕(つばめ)
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消失シリーズ2作目(時系列だと最初になる)兎にも角にも前フリが長かったのと、後半でやっと本物の殺人が起きた事に苛立ちを覚えた、作者の本職が映像関係の事もあり映像関係のトリックが目立つ、登場人物の設定も分かり難いのでもっと簡潔に作られたならウケも良かったと感じた。
0255文字
きゃみ
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個人的な大作に心して読んだが、満腹、満足の作品。以前に「消失グラデーション」を読んだが、同じ樋口真由シリーズ。高校生ユニットのプロモビデオを撮るところを、新進気鋭の若手女性監督がセミドキュメンタリ形式で撮影するという独特の世界観。そこに関わるクロスボウと、拉致監禁事件。現実と非現実。フィクションとノンフィクション。作られた”事件”と現実の殺人。それにしても樋口真由のキャラクター像に興味津々。現実味が無くて掴めない。もし特定のイメージがあるのならぜひお会いしたい。
0255文字
ササキアンヨ
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ネタバレ面白かった!セミドキュメンタリーを撮影している中で起きる殺人。現実に虚構の味を持たせながら過去の事件と絡めてミステリを構築しているやり方は他に見たことがない。一発キャラなのに街田さんのキャラが濃すぎて笑う。
0255文字
いとのり
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少し前に読んだ「消失グラデーション」の主人公樋口真由登場の作品。非常に計算されて描かれた作品という印象。一体事件はいつ起きるの?このまま起きないの?と思っていたら突然発生。読んでいる方はいろいろと想像しながら読み進めましたが、まったくの見当違い。。。 しかし前作で樋口真由の秘密を知っているだけにその点も楽しめました。現在、樋口真由の第三弾「冬空トランス」を読んでいます。
0255文字
くろねこ
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好き♡ シリーズ最初も賛否あったように、ん🤔?って思うところも多々あるんだけど、シュチュエーションがとても好みなので中弛みすることなく最初から最後まで読み切れた。 HALの2人、特に日菜子がめちゃ好みのキャラだったのでこの先も出てきて欲しいけどたぶん出てこないので寂しい😢
0255文字
ピロ麻呂
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バンドのプロモーションビデオを撮影する学生たちを映画作品として撮影するという二重構造の中で起こる殺人事件で、状況がとても複雑…理解できない場面も多数。前半で殺人事件の「芝居」を解明する展開になり興ざめ。実際に人が殺されておもしろくなってくる(^_^;)樋口と渉と秋帆の三角関係は気になるところ。
0255文字
ほたる
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ネタバレコテコテに本格ミステリーだった。解くべき謎は最初のひとつだけなのに、それがなかなか解けない。付随して現れる謎については、その真相もすぐに理解できる。しかし大元の謎に関しては、頭をフル回転させてなんとか理解できるものだった。しかもあとから出てきた謎に関しては大元の謎をすぐ解決していれば、現れなかったというなんたる悲しい結末。それにいち早く気づいた樋口真由の想いを考えると、なんと言葉で表したら良いのかわからない…この事件を経て樋口真由は何を思うだろうか。読み応えが抜群で本当に面白かった。
0255文字
りこ
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気鋭の女性監督が企画したセミドキュメンタリー映画の撮影合宿にやってきた高校生たち。“事件”はすべてシナリオ通りのはずだった――。途中までは精緻な描写が光る青春小説であり、“事件”が起こってからもその印象は続く。そのうちに現実と虚構の境目が曖昧になっていって、だから本当の惨劇が起こってもまだその状況の意味に気づけない。樋口真由の淡々とした声で真実が明かされていくとき、もっと他に方法はなかったのか、とやるせなくなる一方で、奇妙なカタルシスを覚えた。かなり好みの青春ミステリだ。『冬空トランス』も読みたい。
0255文字
ツバサ
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ドロドロした感情と青春を感じるが、重たかった。事件に入るまでが長く、解決までが短くて、バランスが取れてなかったのは残念。真由は可愛いけど。
0255文字
himanaka
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高校生がドラマを作成する現場という設定のため、現実と虚構が入れ子構造のようになっており、小説の中で本当に起きた事件か、撮影のための虚構かを読み解くだけでも大変。さらに過去の事件も重なってきて・・・この複雑な構造が生み出す独特の世界観が作者の狙いなのだろう。実際、現実と虚構の差などないのかもしれない。
0255文字
りら
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ちょっと読みにくかった
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ひつじ3
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ネタバレ事前情報なしで読み始めたのでこのまま人が死なない話かと 思ってたらそんなことなかった。前作でも思ったけど青春部分は著者の学生時代に成しえなかった願望が混じってるのか?と思うこと度々。時折理解できずに何度も読み返す場面もあったけど面白かった。街田さんは男前です。
0255文字
もいちょうけろ2
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久しぶりの長沢作品。導入部分で構えていたけど、中々進まず。終わりごろに一気に展開していく。ちょっと息苦しさを伴うのは自分のトラウマの影響かも。終章が軽くて逆に良かったのかもしれない。(自分的には)
0255文字
シアン
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樋口真由シリーズ第2弾。青春ミステリー。前作よりも前のお話。本作は風景描写や状況説明が多く、理解するのが大変だった。謎解きはロジカルでよかったけれど、駆け足だったのが気になる。個人的には、前作の方が好き。
0255文字
soxasmith
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死ぬまでが長いから飽きた。死んでから短い。結局よー分からん。
0255文字
coolmonster
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ネタバレ本作でも見事に叙述トリックに引っ掛かってしまった。本来は機械トリックこそが眼目なのだろうが、著者の本質及び作品の魅力はむしろ前者にこそあると考える。北野武の映画に関する考察も興味深かった。そう言えば、処女作にあたる「消失グラデーション」にも非常にテリー伊藤的なテレビコメンテーターが登場していた事を思い出した。著者もあのキャラクター(本人)については不愉快に思っているのだろうかと推測し苦笑してしまった。
0255文字
アッキー
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その消失点の先には何があるのか?過去の事件の謎の描写やお嬢様学校でのギスギス、心霊現象なのか何なのかと色々あるが話の方向が見えず序盤は退屈なところも。プロモーションビデオを撮る風景を撮る。二重の構造でのミステリー色が強くなっていくと、やっと面白くなっていく。突然何故か仕掛けられる推理ゲーム。それとともに裏にある仕掛けも見えてきて明らかになる夏服の舞台。モタモタとよくわからない部分も多いが、悪天候で暗い中でのジメジメ感を味わった。
0255文字
papako
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なんと長く積んでいたことか!樋口真由シリーズと言っていいのか。『消失』の内容がかなりあやふやな状態で読みましたが、なんとか追いかけられました。やはり厨二な文章だと思いつつ、お風呂本の割には早く読めた。こういう高校生たち、やだな。なんか上から目線だし。なんで面白く読めたのかわからないけど、楽しみました。ラストの『冬服』はどうしようかな。別にいっかな。
0255文字
W-G
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ロケハン設定で作中作という発想は非常に面白い。リアルタイムで人物が動くことで、作中作が陥りやすい失敗を回避出来ている。反面、色々やろうとし過ぎて、纏まりがなくなった印象も強い。真壁側の背景と、美鈴側の背景がテーマのもとに上手く収束していないこと、もしくはソレをものともしない仕掛けを用意出来なかったことが痛いところ。読者には、登場人物には伏せられているカードが早くから呈示されているので、どこか違う角度からカウンターを喰らわせて欲しい。ただ、モヤモヤした厨二世界観とミステリの融合はしっかり為されていて面白い。
0255文字
けろりめし
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映像化したら分かりやすいのかな、と思うけれど、『消失グラデーション』同様、映像化したら折角の設定が台無しになってしまう……。
0255文字
stoneriver
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正直イマイチ。かなり設定がぶっ飛んでて、読みづらかった。
0255文字
エイエムアイ
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★☆☆☆☆
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なぷ
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電子書籍で。確かに情報は提示されてるんだけど、あまり好ましくない印象で、なんだよなぁ。語り手の遊佐が苦手なのもある。『消失グラデーション』より過去なのか……。
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藤本雄二
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なぜ、樋口真理を敵に回してはいけないのか。が理解出来ない。
0255文字
陽介@中四国読メの会参加中
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ネタバレ再読。作中で書かれるリアルとセミドキュメントの境界の辺りは正直ピンと来ない所は多いんですが、それでもやっぱり好きな作品。甘くはない、苦め成分多めな青春物語として楽しめました。キャラも多いけどきちんと書き分けされてるので混乱することも無いですが、その分前半が長いと感じる人も多いかとは思いますが。時系列的には前作『消失グラデーション』よりも前なので、あちらのネタバレにも触れないように細心の注意払って書かれてるなあと感心。部長あんまり好きになれないのだけがシリーズ読む上でのネックなんですが、それでも関係性の
陽介@中四国読メの会参加中

変化は気になるので続き読みたいシリーズの一つです。

08/24 20:09
0255文字
パンチ
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ネタバレシリーズ2作目 1作目もそうだった気がするが、物語に入り込むのに時間がかかった 今作は何だか色々と詰め込んで、ストーリー全体が散らかっているように感じた 正体を伏せられた登場人物もいるが、多分誰でもすぐ解ってしまうだろうし、終盤で明らかになる真壁梓の正体はXの方ではなく、Yの方だったというのも、別に無くてもよかったように思った 3作目もあるようなので読もうとは思う
0255文字
六花
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ネタバレ前作の叙述トリックのインパクトが強くて今回も何か仕掛けられてるのかなーって警戒してたけど、意外とオーソドックス。結構好き。音楽ユニットのビデオクリップを撮る高校生達を、気鋭の映像作家・真壁梓が撮るというややこしい設定。その中で虚構の殺人が起きて、女子高生・樋口真由が謎解きしていく。本物の殺人が起きるのはだいぶ後の方。10年前の拉致監禁事件とサイコパスの女子高生の関連性がよく分からなかった。真壁は結局何を撮りたかったの?殺人事件は解決したけど、バッドエンド感が半端なく、スッキリ出来なかった…(-ω-)
0255文字
sora
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シリーズ2作目。前半部分は映像関係の専門用語がたくさん出てきて、理解できず、なかなか進まなかったが、中盤あたりから言葉や主人公たちの目的がわかってくると楽しくなってくる。そして終盤の事件発生からはドキドキと謎解きが気になりやめられなくなる。
0255文字
runner0298
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前作が良かったので期待して読んだのですが、自分には合わなかった。
0255文字
千木良
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ネタバレ「この事件……真壁さんが構築したパースペクティヴの消失点が、ここなの」 ―― 樋口真由〝消失〟シリーズ2作目は、前作『消失グラデーション』よりも前の事件。冒頭にとある猟奇事件の描写があるものの、今作も前半は長い長い群像劇。事件発生後は一気ですが、前作ほどの衝撃はありませんでした。ミステリというよりもキャラ文芸として愉しみましたが、真由の事情について今作では明言されていないので、前作未読だと愉しみ半減かもしれませんね。
千木良

 ―― 行動を起こさない夢や目標や願望などにさしたる意味はない。実情を知らず、挑戦することもなく、自分の都合に合わせて他人を批判する卑しさに気づいてもいない。

03/29 01:14
千木良

 ―― 映像を撮るってそういうこと。ドキュメントであろうと、創り手の主張と主観が現実をデフォルメする。ドキュメントと現実は似て非なるものよ。

03/29 01:16
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0255文字
left7
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樋口真由シリーズ第二弾です。事件が起きるまではかなり冗長に感じてしまいましたが、事件が起きてからは俄然盛り上がってきて、ほぼ一気読みでした。前作と同様読みやすかったですが、読者にはややアンフェアな部分もあったりして、前作よりは少し落ちるかなという感じでした。次作はタイミングさえ合えば読もうかなと思っています。
0255文字
ゆう
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いただいた本。シリーズ2作目。学校がクローズドサークルになり…クローズドサークル…か?まぁ、そうかな。そしてクロスボウ殺人。この本の元の持ち主が「どこの金田一だ」と称していたけど、まぁ確かに私も思ってしまった。どこぞの少年よ、と。どこがフィクションでノンフィクションか、境界線が全くわからなかった。私の年齢のせいなのか、読み方のせいなのか、とらえどころのない不思議なシリーズだなぁ。
0255文字
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