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さわらびの譜 (角川文庫)

感想・レビュー
120

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感想・レビューがありません
NB8
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A
0255文字
Hiroya Ito
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読んで清々しいきもちになれるのは、葉室さんのミリョクだと思う。
0255文字
月の子 竹の子
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ネタバレ伊也と清四郎、初音と左近でくっついて収まるんだろうな、と思い、実際にそうなった。御前試合から始まり、伊也と清四郎の立ち合い、座敷牢に謹慎、清四郎が行う予定だった千射祈願が伊也に変更、入牢の身なのに湯治のため外出は許される、など、展開に強引さを感じてしまった。最終的に左近に傾いた初音だけど直前まで伊也と清四郎に妬んだ気持ちを持っていたし、伊也と清四郎も、まだ初音が清四郎の許嫁の段階でお互いの気持ちを口にして、信念とは自分勝手だなぁと思った。左近の口ずさむ催馬楽がよかった。あな尊・・
0255文字
Mariko
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8.0
0255文字
かいちゃん
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いいわぁ~葉室麟さん。伊也も初音も幸せにね。途中までいい者と悪者がハッキリしてて、水戸黄門かよって思って読みました。
0255文字
むらよし
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弓術師範の娘伊也。やさしい妹初音初め父将左衛門・新納左近・清四郎といった登場人物の清い心たるやなんたるものか。派閥抗争に巻き込まれ幾度の難癖を吹っ掛けられながらもその心持ちで乗り切っていく。結末の心地良さ含めさすがの葉室麟。またしてもハズレ無し。時代小説はやはり面白い
0255文字
Nagata Kenro
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葉室麟の本で一番好きな一冊になりました。 そうなって欲しいと望む結末は清々しい想いになりました。
0255文字
ha
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祖母が貸してくれたので読んでみた。時代小説は言葉を理解するのに手間取って読み進めるのが遅いんだけど、これはとても読みやすい。弓士の話であり恋愛の話でもある。 この時代に女性が弓を引くということが凛々しくあり、さらに弓矢小町と言われる強さ故の美しさがあると感じた。登場人物の清らかすぎる心が現代にもみくちゃにされてる私にとても沁みた、、、。人の心を動かすにはやはり人の心なんだなと感じた。スポーツ観戦で心震わされるのと同じ感覚的な。(熱き信念)結末どうのこうのよりも過程がとても面白かった。最後は泣いた。
0255文字
makko
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再掲
0255文字
Gotoran
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扇野藩(架空)の重臣で、かつてはその藩の弓術師範を務めた家柄の有川家の娘・伊也と妹・初音。現在藩の弓術師範の磯貝八十郎の弟子樋口清四郎。弓術を通しての伊也と清四郎の勝負と男と女の恋物語。藩の中に渦巻く派閥抗争の中に姉・伊也と妹・初音、全てにおいて対照的な二人の女性が生き生きと描かれている。他葉室作品でも窺い知ることができる”人としての潔さ、覚悟をもつことの美しさ”が描かれている。素晴らしい読後感を味合うことが出来た。
0255文字
香
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清々しい話でした。優しく強い姉妹の絆や、心技ともに強い清四郎と左近が頼もしかった。どちらもお似合いに落ち着いて良かったです。有能な家臣を無駄に使い捨ててしまうような能無し藩主と腹黒家臣は腹立たしい。
0255文字
キミ兄
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葉室麟、結構こねくり回しますね~。そもそも女性が武士の世界に入ってくるという難しい設定なので。それが逆にストーリーを展開させる自由度を増やしている。そして結果的に行きついた世界があまりに美しい。藤沢周平よりも油断しながら読める。ああ、また時代劇の世界に戻ってきてしまった!☆☆☆☆。
0255文字
アイマール
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扇野藩の有川家の長女・伊也は父親の指導の元、弓矢の修行をしていた。一方で藩の弓の指南役の一番の弟子が、樋口清四郎。伊也は清四郎の凛々しい姿に好意を抱くが、しかし伊也の妹初音と清四郎の縁談がまとまってしまう。二人は百本の矢を連続で打つ、藩主と次席家老らの陰謀で、二人は弓矢で対決することに。
0255文字
山口
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ネタバレ藩政を立て直そうとする重臣や藩主の異母兄と若い弓術の遣い手ら善人グループと、江戸では吉原通いに明け暮れたバカ殿と出世しか頭にない次席家老や側用人らのアホさ加減が際立つ悪人グループの争いに、重臣の娘たちの恋模様や弓術の催し等を絡めたお話し。前半、弓矢小町と呼ばれる重臣の長女が妹の縁談相手と両想いになったあげく、浅慮で愚かな行動に嫌悪感を覚えたのと、話の持って行き方に違和感を覚え、面白くねぇなぁ…と読んでいたが、後半、長女が挑んだ千射祈願のシーン、感動してオレ泣いてやんの。評価が難しい、ちょっと複雑な本。
0255文字
Koji Eguchi
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ネタバレ学生時代に弓道をしていたことを割り引いても★★★。真っ直ぐな想いは必ず人の心を打つ。ずっとそんな世の中であればいいと願う。今どき武士道は流行らないかもしれないが、葉室の作品はほんとに私の精神の真髄を突く。姉妹や清四郎の大事な人を悲しませない心は自分の気持ちを抑えつけることになってしまう。心の中で慕う人を想いながら自らの命を顧みず悪意と戦う。特に最後の千射祈願の場面は結末が予測できてもハラドキ。そして強い想いは悪人の心も改めていく。左近がまたとても渋く、左近のお陰で皆想いを寄せる人と結ばれるHEは堪らない。
0255文字
るーま
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ネタバレ清々しい読了感。これほど爽やかな時代小説を読んだことがなかった。本作は、人物背景や藩の過去、今ある陰謀なんかが、比較的シンプルで分かりやすかった。それが手伝ってか、登場人物たちが腹に抱えるものあれど潔さや芯の強さがありありと伝わってきた。凛として生きる姿が目に浮かぶようで感動が続いた。p256「今日を大事に思えてこそ、初めて明日が訪れる」p290「火には火の、水には水の、そして風には風の役目があるのでしょう」なんだかグッときたなぁ。
0255文字
ゆきまる
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清々しいがメインの流れ、ハッピーエンドがうれしい。
0255文字
おい
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書きぶりは純時代物だが、弓のみで暗殺やら愚鈍な殿様直々の戦いやら、展開はありえなさそうであったり、無理なものが多い。時代物として推しておられる方も結構おられ、期待していた分残念。 ★★
0255文字
優希
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とても爽やかな読後感でした。姉妹の揺れる想いが伝わってくるようです。派閥抗争に巻き込まれていくのは時代ならでしょうね。それでも高潔な志が清々しかったです。
0255文字
ボタン
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愚かな娘の愚かな想いと行いで周りの人々が迷惑する話で読み進むのが辛かったが、そのまま終わるはずもなく、最後は感動の涙。大甘のハッピーエンドはご愛嬌。
0255文字
sagatak
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いくつか著者の作を読んだが、藩制というか日本社会の嫌な部分が繰り返し出てくる。そんななか、この作では最後あまりに上手く行き過ぎていてちょっと気持ち悪いかも。しかしそんな小説はあっても良いよねとあらためて思った次第。素直に受け入れます。 いくつか出てくる歌がこのストーリーを作っていますが、やはりタイトルにもなっているさらびの歌が良いです。
0255文字
安東奈津
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★★★
0255文字
加悦
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とても爽やかな時代小説です。 葉室麟さんらしく、周りに翻弄されながら自分の信念を通していく少女、伊也。 こんな真っ直ぐな人がいたら好きになっちゃうだろうな、と思いながら読みました。 弓道の矢が通るくらいの光があれば前を向けるのかも。 まさしく早蕨のような、瑞々しくて柔らかな読了感でした。
0255文字
まるちゃ
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ネタバレか、カッコよかったっ‼️もう語彙粉砕。 葉室さんの文章は言葉も美しく読みやすく、その上にナニコレカッコいいしっと読み終わって悶えております。 うううコレを読んで良かった‼️マジで良かった‼️(しばらく語彙は粉砕されたままです) 清四郎だけでなく左近もお前眼鏡取ったらイケメンぐらいの隠しスペックなんやねん。 落ち着いたら解説までしっかり読んで終わりにしたいと思います。ぐおおおおっ←リビングをのたうちまわっておりまふ。
0255文字
ショーン
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主人公 伊也の放つ矢がなんの迷いもなくまっすぐに的を射抜く。これは彼女の心、気持ちをよく表している。弓術を取り上げた小説ははじめてだったがとても清々しく読み終えることができた。千射祈願が盛り上がりを見せるなかで人の気持ちも神々しく浄化されていく展開には脱帽
0255文字
umeko
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真っ直ぐに生きることは本当に大変で、それでもなお真っ直ぐに生きる登場人物たちに心を打たれた。
0255文字
John
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扇野藩シリーズ2冊目。弓を極めつつある姉・伊也とおなごらしいが芯のある妹・初音を軸に、他流ではあるが弓の名手・清四郎、謎の浪人・左近が回りを固めて話は進んでゆく。お互いの気持ちに薄々気付きながら表に出せないもどかしさを超えて4人の武の心が爽やかに重なり合う。良かった。
0255文字
シマフクロウ
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勧善懲悪的なストーリー。 弓道を極める凛とした姿の主人公を中心に、清々しさを感じるお話でした。
0255文字
金吾
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話のすじは解りやすく捻りは感じませんでしたが、非常に爽やかな作品でした。都合がよすぎですが、読んでいてそれもまたよしと思えました。また武家の見事さも感じました。
0255文字
のびすけ
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弓を射る伊也が凛として格好いい。清四郎との叶わぬ恋。藩内の権力抗争に巻き込まれ、清四郎の汚名を晴らすため、自らの命を掛ける覚悟で弓矢での立会いに挑む。物語中盤での見せ場、座敷牢の伊也は新納左近の命を狙う刺客を次々に射落とす。ラストの「千射祈願」では、血に染まりながら弓を射続ける伊也に「頑張れ!」と祈りながら読み進めた。清四郎の許嫁の初音は、伊也と清四郎が惹かれ合っていることに気付き、苦しむ。そんな初音を優しく見守る新納左近。この4人の関係と藩内の抗争は、伊也の「千射祈願」で決着する。結末に心震えました。
0255文字
Åκ
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弓術を継ぐ、日置流の伊也と大和流の清四郎、伊也の妹である初音、三人を中心に描かれる切なくも凛々しい物語。伊也、なんと強く美しい心を持ったのだろう。互いに引かれ会う二人でも、清四郎の許嫁に選ばれたのは初音。苦しい心を強く耐えて、姉を想う初音。正体不明の左近をめぐり、藩主である春家と、その取り巻きが画策する数々の罠。様々な思惑を払うのは、伊也が放つ矢であった。美しいラストに向けて放たれ続けられる矢は、伊也の想いも突き刺すのか。武芸としての弓術を越え、邪を払い読む者の心を射る素晴らしい物語でした。
chiru

素晴らしいレビュー✨ わたしもBLioさんのようなレビューが書けるようになりたいです🌸 姉妹と清四郎の、凛とした生き方を見習いたくなりました☆

02/02 11:05
Åκ

chiruさん、こんにちは☺️chiruさんのレビューを読んで、手に取った一冊でした✨切なくも美しい世界でした。でも、本当は違うラストになると思ってたので、切ないままの終わりも読んでみたかったです!

02/02 13:05
0255文字
おおまさ
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それなりによかったが、ある程度先が読めた。
0255文字
chiru
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新年一冊目の本。物語の中心は、互いを思いあう姉妹。弓矢小町と呼ばれる姉が密かに慕う相手、清四郎と妹との縁談。この運命だけで辛いのに、凛とした感情を崩さない姉が美しい。結婚相手を自分で選べない時代の困難な恋愛がシンプルなだけに心を刺してくる。姉と清四郎の、ふたりにしか理解しえない、誰も入り込むことのできない絆が清らかで崇高でした。命を賭けて愛する人を守る姿は、江戸時代のロミオとジュリエットかも。弓術に真摯に向きあい何があっても後悔しない。だからこそ人生には価値があるんだって思う。 ★4.5
chiru

読みたくなるラインナップが勢ぞろいですね♬ 宮部さんの『本所深川ふしぎ草紙』も大好き♪ 宮部さんの時代もので、とくにお気に入りの一冊は『初ものがたり』です♡たくさん紹介して、すみません☺💦 機会があったら、読んでみてくださいね☺♡

01/06 09:42
chiru

モンテ・クリストは先は長いけど、読み終わる頃になると、終わりに近づくのが惜しくて、ゆっくり噛みしめるように読みました!! 無理しないで、マイペースにゆっくり読めたらいいですね☺♪

01/06 12:58
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0255文字
Lara
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久々に爽快感と共に、感動を覚えた葉室麟・初作品でした。最後は、二組のカップルが誕生し、ハッピーエンドとちょっと出来すぎの感あり。鉄砲衆に襲われた、伊也、初音達を弓矢で退治し、黙って去る樋口清四郎は、なんだか007か、ゴルゴ13を彷彿させる格好良さに、痺れました。それにしても、有川伊也という弓道家は、自己主張を持った芯の強い今時の女性。登場する人物、父親・将左衛門、妹・初音、浪人・新納左近、もちろん樋口清四郎と好人物に囲まれ、いつまでも読み続けていたかった。
Lara

10$の恋 様 ありがとうございました。「千射祈願」を達成しても、なお京に登り修業を続ける伊也。武道を極めるとは、どこまでも果てがありませんね。清四郎と所帯を持っても、弓道は続けていくのでしょうね。余計なお世話でした、失礼しました。

01/05 08:49
0255文字
アイシャ
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葉室さんは映画で見ていたせいか初めての作家さんだと思っていなかった。でも初めて。藤沢周平さんの作品を思わすようなカタルシスのある作品。辛さもあるけれど光が見える。本作はかなり爽やかなお話。不自由な武士の世界で精一杯自分のプライドと愛を貫き通す女性弓道家。心に一本の芯のある男たちは余裕があるし。主人公の伊也はかなり現代的な女性だ。ハラハラするほど行動力がある。妬ましい気持ちを持ちながらも誠実に相対する妹も素敵。彼女たちの父親も娘たちを信頼していて素晴らしい。私は清四郎さんや左近さんよりお父さん派。
0255文字
オレンジ。
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葉室作品は、今一番感性に響く。高野山の金剛峰寺 の愛染明王を見て、この物語を書かれたのではないのかと思いました。
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