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幸せのプチ: 町の名は琥珀

感想・レビュー
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にゃも
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舞台となっている琥珀という町の名から連想されるとおり、ノスタルジックな短編連作集。表題作の『幸せのプチ』がいい。二人の少年と白い犬、そしてゴリラ・モンスーン!『タマゴ小町とコロッケ・ジェーン』も楽しい話だった。どの話にも野良のような白い犬が登場する。そう言えば、高校生の時住んでいた家の隣に白い秋田犬がいた。夜になるともう1頭虎毛の秋田とパランパラン走りまわる姿が可愛かった。呼ぶと飛んできてくれたり、時には「遊べる?」と訪ねて来てくれたり…懐かしい風景を思い出してしまった。
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papapapapal
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昭和40年代、都電が横切る下町・琥珀町の商店街を舞台にした6つの連続短編集。あだ名、野良犬、プラモデル、固定電話、銭湯、ラジオ番組…うわ〜懐かしい‼︎ どのお話もノスタルジックでお腹ぽかぽかだけど、野良犬との交流を描いた表題作、パン屋と肉屋の幼馴染みコンビの恋を描いた『タマゴ小町とコロッケ・ジェーン』、仮面を被った男の正体と謎を追う『オリオン座の怪人』が特に好き。思い出を語る方式なので彼らのその後がちゃんとわかるのも地味に嬉しい。
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ここぽぽ
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温かな一冊。下町に生きる人の素朴な関わりと、絆。ひとりひとりのすれ違いとプチという白い野良犬のエピソード。町の七不思議があったり、時の流れと人の変化をうまく捉えていて、しんみりした。
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団長
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先日つぶやいたのですが、実はこの本以前に読んだ事がありました。その時も凄く良い本って思ってたんだろうけど、時が経って忘れていたんだね。でもこの本から出る空気ってのは覚えてて、最初の1ページですぐに気づいた。 内容としては昭和レトロでノスタルジックな内容の連作短編でした。どの話も不思議で懐かしくて胸が熱くなる。特にオリオン座の怪人は泣ける。重松清さんや小路幸也さんを読んだ後のような暖かい気持ちになれる作品でした。しばらくはこの本の余韻というか世界に浸っていたいです。この本、買って手元に置いておきたいね。
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ヨータン
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昭和の時代の下町の人の温かさをたっぷり感じられるストーリーでした。この時代って、今のようにギスギスしていなくて、人のことを気にかける余裕があって、社会全体の懐が深かったなと、それを失った今、懐かしさとともに思い出されます。
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ノリ
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★★★★★
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アッキー
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当時を語るときのあだ名が印象的。そしてそれを何十年か経ってから振り返って、いい思い出として、少し苦い思い出としても、古い町並みの記述と相まってとても懐かしい感じになる。1つの町で別の視点から、ちょっとずつつながるというのは短編集ではよくあるパターンだが7不思議に絡めたり、その後しばらくしてからの今を描くとまたしみじみと感じられるようだった。
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元 無職ニスト 小籠包
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第1話は五番街のマリー感で、自分の幸せ最優先な苦手タイプでした。 連作であの話のあの人が出てくる話は大好物なのでとても楽しく読めました。
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Nick Carraway
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朱川湊人って、なんだかいいなあ。こんなに優しくてきゅーんとくるお話を書けるなんてすごい。6つのお話がゆるーくつながっている、そのつながり具合もいい感じ。登場する老若男女が、みんな、普通に生きている、という感じも好感が持てる。幸せも喜びも悲しみも辛さも生も死も、すべてこの琥珀という町の日常。それが人生というものだ。
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ちえぞぅ
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東京の路面電車が通る町琥珀。三丁目の夕陽より少しあとの野良犬がいた時代。それぞれ登場人物が少し被るので別の話で「あの人は今」がわかり幸せに暮らしているので安心した。タマゴサンドやコロッケが食べたくなる。
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ほんのむし
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下町情緒が残る東京のノスタルジックな街での出来事を、過去から現代まで行き来しながら描く小説です。 甘酸っぱい記憶や許されない過去など、多くの思い出たちと、優しい人達の交流になんとも懐かしい気持ちになります。 さて、高校野球がようやく本格的に始まったなあ。娘の通う学校が出場するから、なんだか久しぶりにずっと観てるわ。やっぱ面白いなあ。
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閏月
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ほのぼのすぎて途中で飽きてしまった。気持ちがそういう時ではなかったんだと思う。なんだか申し訳ない。またいつか再読するから、ごめんなさい。
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yasumiha
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東京下町の「琥珀」に住む人々の日常、繋がりをほのぼのと描いた短編集。そこに野良犬のプチが少しずつ登場し、優しさを醸し出している。当時あったプラモデル屋、銭湯、駄菓子屋や小さい頃の遊び方など懐かしい風景が端々に描かれており、ノスタルジックを感じた。ほっこり、心温まる物語であった。本カバー絵がぴったりであり、プチの絵が可愛い。
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KAZOO
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朱川さんの昭和ものに属する連作短篇集です。「かたみ歌」「なごり歌」よりもミステリー度合いは薄くなっていて人の人情の方が多くなっています。より「三丁目の夕日」の方に近い感じです。6つの話が収められていて、「プチ」という名の白い犬がポイントとなっています。最初の話が最後の話にもつながっていて結構ほろりとさせてくれました。印象に残るのは皆さんも結構言っておられる「オリオン座の怪人」でしょうね。
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あいべきん
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朱川さんってこんなに面白かったっけ…って言うと言い方悪いな、ごめんなさいw いや、ここ最近で読んだ2作が2作とも素晴らしかったんで唸っちゃって。しんみりとほっこりのバランスが本当に絶妙。これも老若男女問わずオススメしたいです。
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utinopoti27
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けして豊かとは言えなかったけれど、喜怒哀楽と暖かな人情があったあの頃・・。主な舞台は70~80年代、「琥珀」という名の東京の下町。本作は、この町に暮らす、あるいは暮らしていた人々の様々な人間模様を綴る短編集だ。それぞれの話をつなぐのは、プチと呼ばれた白い野良犬。登場人物たちに、ささやかな奇跡とほのかな幸せを運んでくれる不思議な犬なのだ。時の経過とともに時代の記憶は薄れてゆくけれど、「琥珀」に包まれた人々の思いは、当時の空気感そのままに、彼らの裡に留まり続けるのだろう。心のデトックスにおすすめしたい。
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とも
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図書館本 猫顔の尚美さんから始まったので 松田だったらどうしようかとドキドキしてたら違っていてホッとした。
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マルチーズ署長
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昭和の下町・琥珀のノスタルジックで温かい物語にちょっと不思議な話も織りまぜて。目の見えないピアニスト、喫茶店青猫、どの話にも登場する不思議な白い野良犬、パン屋と肉屋の美人幼馴染み、ウルトラマンのお面で夜中うろつく男、居酒屋「酔所独来」(すっとこどっこい)…琥珀の住人達に会いたくなったらまた読みます。
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よしりん
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ネタバレ久しぶりの朱川作品。昭和40年代の東京の下町を舞台にした6つの連作短編集。全編通して出てくるのが白い野良犬・プチ。野良犬っていつの間にか見なくなったな~よく学校帰りに追っかけられた思い出が😱そんなことを読みながら懐かしく思い出した。
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あおけん
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ネタバレ琥珀と言う名前の町に住む人々の短編集。ちょっと不思議な事が起こりますが、よくよく読んで行くと不思議でもなんでも無かったり、昭和ちっくな雰囲気が良い感じですね。良かったのは、表題作でもある「幸せのプチ」野良犬…今は、全く見ないですね。「デメ松」とか「ゴリラ・モンスーン」とか今は使わないけど、当時なら、いかにもってあだ名だな〜。「オリオン座の怪人」の正体は、悲しかった。最後の「夜に旅立つ」で、今までの話の後日談みたいで良かった。
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カリン
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ネタバレ懐かしい昭和の話。プチが可愛い。それを見守る周りの大人が皆良い人で、プラモ、野良犬、駄菓子屋などがそれを彩る。プチの居る街。昔はどの街にもプチは確かに居た。
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アクビちゃん@新潮部😻
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【図書館】朱川湊人さん、はじめましてです。 懐かしい昭和の香り漂う下町が舞台の6つの連作短篇集。そう言えば!今は、野良犬みないですねー。ページをめくりながら、自分の子どもの頃を思い出したので、まるでアルバムを見てるかのような気持ちになりました。とても、心穏やかな読書時間でが過ごせたので、直木賞受賞作品も読んでみよう〜❣
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かっきん
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朱川さんらしい昭和を舞台としたノスタルジー感たっぷりの物語。不思議な白い雑種犬プチで繋がる短編集。といってもプチの登場シーンは少なく、とても控えめにさりげなく琥珀という町の住民たちを守ってる感じがとてもいい。
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Mica
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どのお話も心が暖かくなりますね。1番好きなのはプチのお話かな。ゴリラ・モンスーンが何か分からないけど響きだけで笑ってしまった笑 あとコロッケパン食べたいなってなりました。琥珀という街には行ったことがないのに、なぜか住んでいた気になれるし懐かしい気持ちになるお話でした。
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久遠の縁
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やはり、上手いですね。読み進めるにしたがってはまっていく。最初、ああ、これ系の話かと思うんだけど、そうなんだけど、やはり一味違う。 オリオン座の怪人は心に沁みました。
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hiromura
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懐かしい昭和の連作短編小説。どの話も不安な気持ちをいだきつつ読んでいたが、結末はどれも良かった。「オリオン座の怪人」が特に好き。泣けた。
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ちらろん
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ほっこりした。何かあると期待して読んだけど意外とどの話もあっさり終わって少し物足りない。
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りえこ
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この作家さんは昭和のノスタルジーの世界を書くのがうまい。短編を繋げたオムニバスでどれも心暖かくなるストーリーだけれど、その展開よりも小説の世界の小道具とも言える背景のアレコレがとにかく懐かしい。楽しい読書の時間でした。
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ピカタ
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ネタバレ図書館本。初読作家さん。不思議な白い犬がいる琥珀という街の6話の連作短編。登場人物や時系列が交錯しているので、時々ページを戻って確認。途中、吹き出してしまう話があったり、あったかくなる話で締めたりして、飽きさせなかった。過去のちょっとした後悔や苦い思い出を思い出してしまいそうな、ほろ苦くて、切ないエピソード多し。犬のイラストがかわいい。妖精とあらすじにあったが、琥珀の氏神というか守り神という気がした。やっぱりここは和風で(笑)。
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Kevin
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都電が走る高度成長期の下町を舞台に思春期の少年、少女達の恋やちよっと不思議な出来事をノスタルジックに描く。主人公が他の話で、何気なく出てきたり、自分が同じ町内に住んでいて、噂話を聞いているような展開です。所々に挿入される懐かしグッズも健在です。
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ザッハトルテ
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都電荒川線沿線の街、琥珀。ほっこりする昭和のお話6話。それぞれの話が少しずつ絡み合っているが、『タマゴ小町とコロッケ・ジェーン』が好きだ。男が絡むと女性間の友情って壊れてしまうと言われるけれど、この二人はそれを乗り越えてさらに強く結ばれているのが羨ましい。
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湖都
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昭和40年代の東京の下町を舞台とした連作短編集。狭い町なので登場人物たちが思いもよらないところで関わりあっていて、ふとした瞬間に出てくるのが面白い。好きなのは『幸せのプチ』と『夜に旅立つ』かなぁ。題名にもなっている犬のプチは、行動からしてしつこくない可愛さ。プチがいることで単なる昭和物語じゃなくなっているし、押し付けがましくないところも良い。あと深く触れられることはなかったけど、第3話で元気な高校生姿を見せ、最終話で短い人生が終わってしまったことを知った横田雅志くんのことが気になっている。
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FOTD
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70年代の下町を舞台にした、心温まる短編集。いつでもこの町では、白い犬・プチが控えめに住民を見守っているのだろうか。どれも良い話だが、特に3話、4話が気に入った。 私自身、商店街で産まれ育ったので、個性的な商店主の顔を想像しながら、とても楽しく読んだ。そして、ちょっと泣きそうになった。久しぶりに都電通りを歩いてみたいと思った。
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NADIA
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昭和40年代の東京都の「琥珀」という美しい名前の下町が舞台の連作短編集。セピア色に浮かび上がる物語は町の住人が交互に語るもの。惣菜パンが人気のパン屋。翌日になっても美味しいコロッケが評判の肉屋。たどり着くことができない風呂屋。何十年も前からいる可愛い野良犬。眺めているだけのつもりだったのに、いつの間にか存在を語られない登場人物の一人となって物語の世界に入り込んでいたような、そして最終話の語り手と一緒に「琥珀」を去ることになったような、そんな楽しく切ない読後感。卒業という感覚を久々に身近に感じた。じーん・・
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うぇい
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面白かったです。 六話からなる連作短編ですが、だんだん最終話の方に行くにつれて、じわじわと良い話だなぁと思えるようになりました。  昭和40年代の東京下町の風景なので、自分には記憶がないけど、なんとなくノスタルジックに浸れる感じでした。
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GAVI
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過去のことは美しく見えるもんだけど、辛かったことや切なかったこともひっくるめてその人の財産になるのだろう。 それぞれの話が少しずつ交錯しているのもいいな。 あー、ノスタルジー。
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りらりら
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いつもの朱川ワールドで琥珀の街って言うから岩手の話しかなって思って読んでみたら、セピアの色が似合う、素敵な街のお話でした。
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るい
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はぁ~ 昭和に浸れた☺️ 切なく悲しい中にある一握りの幸せをくれるプチ。 人はどうしようもならないことになんとなく折り合いをつけて時代を流されていく。そこから這い上がるのも沈むのも自分次第。思い出は手に取ると宝石のように、光と影が交錯する。
0255文字
FUKUIKE
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★★★★☆
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