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夢十夜

感想・レビュー
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菊のおじさん
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原作は読んでいないのだが、各夜それなりに面白かったよ。第3夜のような夢を見たら震え上がってしまうだろう。個人的に好きな話は第10夜で、自分の生理的に嫌いなものに徹底的に襲われるというのは、怖いというより、笑わされたよ。
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聖龍
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近藤ようこさんの漫画はやはり静謐で上品である。漫画から原作、原作から漫画へと、両方を並行して読んだ。原作を大切に漫画化されているのがわかる。漫画を読むことで、原作がより幻想的に、より怪談めいて感じられた。小説をより面白く読むためには、字面を追っているだけでは駄目で、中身を具体的にイメージすることが肝要と改めて痛感した。目の潰れた六歳の子供を森に捨てに行く父を描いた第三夜、殺される前に一目恋人に会いたいと願う捕虜を描いた第五夜、死ぬことを決心し乗っていた船から暗い海へと飛び降りる男を描いた第七夜の夢が好き。
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ムーミン2号
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漱石君の短篇集『夢十夜』を漫画にしたもの。近藤さんは原作を読んでから漫画を読んで評価してほしいと望んでいらっしゃるが、『夢十夜』は全部読んでいないので、正当な漫画読者ではない。けど、漱石君が描きたかったのはこういうことなのかも知れない、と思わせてくれるだけの説得力のある漫画だった。読み応えが十分あって、逆に原作を読んでみたいと思わされた。個人的には第六夜が好きなのだが、この中でも漱石君がいろいろ悩んでいて、それを吐露していることが感じられる。他の作品でもその傾向はある。素の漱石君を感じられる。
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ダイスケ
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ネタバレ『夢十夜』は、夏目漱石の短編集の漫画化です。奇妙な、何か怖いと感じた話が続きました。「第三夜」が良かったです。
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絢
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kindleunlimited。よく分からない話が多かったですが、夢の話のようなので、そんなものかな。六部殺しを元にしたらしい話が面白かったです。
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猫田(無職透明)にゃん吉
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ネタバレ漱石の不思議な短編集の漫画化。一時流行った文豪作品のダイジェストではなく、みっちりと作品化されていて安心だ。内田百閒に影響を与えたであろう「第三夜」と運慶が仁王を彫っている「第六夜」はハッキリ覚えているので自分のイメージと比較出来たが、他はモヤッとしていて比較検討出来ない。久しぶりに再読しようか。もちろん現代仮名遣いではないバージョンで。
猫田(無職透明)にゃん吉

やっぱり岩波文庫かなあ。大活字本もいいな。

08/17 10:27
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ゴロチビ
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図書館で見つけて。原作は読んだと思うのだが、第三夜しか覚えていない。或いは第三夜しか読んでいないのかもしれない。あとがきに、ぜひ原作を読んでから読み比べて欲しいとあった。原作に対する自分の解釈を評価して欲しいのだろう。近藤ようこは「五色の舟」がとても良かったので、文学作品とのコラボは相性が良いのかも、と思う。途中、タッチや雰囲気が杉浦日向子の「百物語」を思わせるものを感じた。絵の上手い下手ではない、肌で感じる迫力というかゾワっとする感じ?奇妙で不思議な世界観の作品に合っていると思った。
ゴロチビ

自分メモ:①女、もう死にます。②和尚、侍なら悟れる。③盲目の子を背負う。④爺さん、手拭い、蛇になるか?⑤捕虜、女、鶏の声。⑥仁王像を彫る運慶、木彫を始める。⑦船から落ちる。⑧床屋の鏡、金魚売り。⑨母、お百度、括り付けられた子。⑩庄太郎、豚に舐められる。

08/19 09:12
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namayagi
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ネタバレ漱石の夢十夜のマンガ化。「こんな夢を見た」ではじまるところ、作画が原作に忠実なのがよかった。場面の様子を絵に描き起こすので、どうしてもナレーションよりセリフの存在感が増す。原作への脳内イメージとのズレもあるが、絵として示されるとその圧倒的な具体性にやはりドキッとする。どの夢も支離滅裂でありながら、妙に心に迫る感じ、無駄のない描写と展開の意外性。絶対に経験したことはないのに、懐かしさがある。第十一夜は原作と比べると、夢の濃度は薄い。第一夜の主人公の後頭部が前ページから透けて、女が手を伸ばす演出はよかった。
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はる
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rikako
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最近近藤ようこさんが描かれた本を読んだのでこの本を図書館で借りた。特に第一夜がお気に入り、、 夏目漱石の夢十夜は1年ぶりの再読だった。
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gachin
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とても良い。美しい。柔らかい表現が不条理な内容とよく合う。それがとても夢然としている。第一夜は、恋愛の陶酔とは斯くものだと思い出す。これだけ綺麗で抽象的で婉曲的な表現だと、胸や腹の中にするすると招き入れてしまい、知らぬ間にトラウマをくすぐられそうだ。さながら夢の如く。しかし何故かそれには腹が立たぬのだ。
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いと
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☆☆☆☆半
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江藤 はるは
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こんな夢を見たい。
◌ふう◌

はるはさん、アイコンの画像変えましたか?かっこいいです😊✨

04/14 22:26
江藤 はるは

ぷっちさん、変えました!夢のようなコメントをありがとうございます😊✨

04/15 01:56
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sato
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ネタバレ夏目漱石の夢十夜を漫画に。言葉数は少なくて説明していないのに、小説の世界を表しているのが不思議で、原作を読んだことがなかったので併せて読みました。第七夜の最後の落ち続けている感じがすごくすき。宇宙空間にひとり投げ出されている感じがした。船旅のなかで日の出と日の入りを追ったり、天文学の話が出てきたりするのは、昔の船旅は今の宇宙旅行と同じくらい未知で不安なものだったのかも、と思った。
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くさてる
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夏目漱石のあの名作をマンガ化。近藤ようこさんの落ち着いた描線が、こけおどしなく、美しい話は美しく、怖い話は怖く、あの世界を再構成していました。良かったです
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惡い読書
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南伸坊の名作『チャイナ・ファンタジー』を思い出す、この置いてきぼり感。『夢十夜』に初遭遇したのは阿刀田高『ブラック・ユーモア傑作選』これに第十夜が収録されていた。「豚に舐められますが好う御座んすか」の科白とともに忘れ難い印象を残す。他に「百年が来ていた」話、子どもを背負って夜道を歩く話、運慶が現代に現れる話はよく覚えているけど、他の話は、何度読んでも忘れてしまうので、今回も新鮮な気持ちで読めた。いいのか悪いのか。私見では第四夜が最も絵柄と話がきれいにキマっていて面白かった。しかし、やはり第十夜は凄い。
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リッツ
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黒澤明の映画「夢」と混同していてた。あれも確か「こんな夢をみた」から始まるオムニバス形式だったはず。そして本書の原作の夏目漱石は未読だった。近藤ようこさんは惹かれる漫画家さん。夢のなかで取り残されたあてどのないような寂しさと不思議な恐怖。原作を読みたい、そしてもう一度本書を味わいたい。
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だんだん
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一夜目超ロマンチック。 大好き。
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来永
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漫画で。原作も気になりますね。夢物語のような入り口が気に入りました。
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Comics
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近藤ようこさんが、夏目漱石の世界を妖艶に描いた、凄い。
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ノベツ
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夏目漱石はこんな話も書くんだと驚く。坊ちゃんしか読んだことがなかった上に、まったく面白くなかったので意外。とはいえわざわざ読むほどでもないかな。
ノベツ

どこで見聞きしたかわすれちゃいました。ホフマンの牡猫ムルの人生観に似てるらしいですね。調べてるとこっちのほうが面白そうな…

01/22 21:55
ざるこ

「牝猫ムル」知らんので調べてきました…確かにこっちがおもしろいみたいに書いてあった(^_^;)

01/22 22:58
5件のコメントを全て見る
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翀
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程よいシュールさで楽しく読める。
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akaesaki
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夏目漱石×近藤よう子 いい!!!
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三森紘子
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いや~・・・最高です。近藤ようこさんの解釈、大好きだ。漱石の原作では第一夜が一番好きなんだけど、この漫画版でも一番好きだった。(こういうとき自分はけっこうロマンチストなんだなと思う)
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つっきー
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漱石の『夢十夜』のマンガ化作品。 不条理な話が近藤さんの絵によって見事に昇華されている。 数多ある名作のコミカライズの中でも最高と言って良いと思う。
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sazen
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★★★★さくっと読み終えられる漫画なのに濃厚な読後感。第三夜が良く、思わず類似する話を検索してしまった。表現によっては怖すぎて読み進められなくなりそうだが、近藤さんはそのへんもちょうどよかった。原作は遥か昔に読んだので再読しようと思った。
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美東
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ネタバレ第一夜。一緒に読んでいた娘がこう問うた。「どうしてユリの花が咲いたかお父さんわかる?」「さぁ…」「ユリって百合うって漢字で書くでしょう?」「なるほど!」
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ヨン・デル
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漱石の幻想小説のマンガ化。1コマ1コマの絵はわりと大ざっぱに描かれているけれど、読むと世界が立ち上がってくる。マンガが巧い。第3夜が特によかった。
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rachel
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さすがは近藤ようこさん。私の中にすでにある夢十夜のイメージをほとんど損ねることなく楽しませてくれた。原作を読んだことのない人にも導入としてお薦めできる
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ノビコ
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夏目漱石の夢十夜、子供の頃読んだような読んでないような…。不条理で不思議な夢の話、近藤ようこさんの絵がよく合ってます。正直昔の文豪の小説をあまり面白いと思わないので、こんな風に漫画にしてくれると読みやすいしありがたい。
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KAZOO
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夏目漱石の夢十夜を劇画化したものです。私は岩波のホームページで連載しているときに少し読んでいました。雰囲気はぴったりしているのですが、どうも怖さがいまいち少ないような気がしました。例えば子供を背負っていく話などは、原作の方が結構怖い気がしていて近藤さんのは怖さよりもくすりという感じがしました。ブタの話も同じ感じでした。でもいい本でした。
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寺
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夏目漱石の名作を近藤ようこが漫画化。他人の夢の話ほどつまらないものはないとはよく言われるが、そこそこ面白いのは漱石の手柄か近藤ようこの手柄か?。私は幻想的な話が苦手で、きちんと面白味を踏まえていない幻想は単なる目茶苦茶だとしか思えないタイプ(他にどんなタイプがあるかは知らんが)なのだが、この本も最初はつまらないと思っていたら、盲目の子をおんぶする話から面白くなった。怪談風の話より、つげ義春風のものが面白かった。突飛なようですんなり呑み込めるのは近藤ようこの作画のお陰だろうと思う。これが明治の人が見た夢か。
井月 奎(いづき けい)

寺さん、サンクスクスでゴザイマス。澤水月様、さっそく『リアリティ』買いました。お教え感謝いたします。

10/24 19:08
寺

日本の名作に乾杯(`・з・)ノU☆Uヽ(・ω・´)

10/24 19:09
7件のコメントを全て見る
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Kavi
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夏目漱石ってこんなつかみどころのない物語も作っていたんだ。面白いというか、不思議な世界。そしてこれを文字化して作品にする判断がすごい。
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だぶりん
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原作を読んだことがなかったけど、なんだか不思議な世界。第三夜の背負った子供が前世で殺した男だったという話が小泉八雲の怪談を思い起こさせぞわっとする。かと思えばいかにも夢らしく美しい第一夜とか、コミカルな床屋での話など、様々で面白かった。原作読んでみようかな。
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amabiko
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再読。今度は著者が「あとがき」で述べているとおり、原作と本作とを交互に読んでみた。すると、本作の出来映えが優れていることに改めて気づかされた。そして原作の良さもより引き立てられた。
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ネコタ
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夏目漱石原作の「夢十夜」を漫画にしたもの。まだ読んだことはないので、漫画で軽く内容が分かるのかと思って読んでみた。不気味な話がたくさんあるのかな。そんななかでも運慶を真似て自宅で薪から仁王を彫りだそうとする話や、床屋で外の様子が気になりすぎる男の話がおもしろかった。原作を読んでみよう。
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裕
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漱石の夢十夜を近藤ようこがマンガ化。漱石がロッセリーニの絵に触発されて書いたという第一夜が特に美しいと思った。
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赤い熊熊
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漱石の原作小説を読む前にこちらを読んでしまいました。なんだか分からなくてフワフワしたまま終わってしまったお話もあるので、もう一度読み返してみます。きっとそれでもフワフワしたままなんだろうと思います。だから、早めに原作小説を読まねばです。それでもフワフワしたままだと思うのですが。
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三毛猫座(みけ
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小説を漫画にする。すごいことだ。下手な解釈などなく、究極にそのまま。夢十夜が、ものすごくわかりやすくなるので、10代の人たちにおすすめしたい。
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