読書メーター KADOKAWA Group

失敗の科学(Kindle版)

感想・レビュー
138

データの取得中にエラーが発生しました
感想・レビューがありません
solo_el_fin
新着
「人の失敗から学びましょう。自分で全部経験するには、人生は短すぎます」 失敗と誠実に向き合い、そこから学ぶために。 本書では、医療や航空業界、サブプライム危機など、さまざまな種類の失敗と、そこからの学び(あるいは学ばないパターンも)について記載している。 人は、自然な状態だとやっぱり自分がかわいくて、失敗したと周囲に知られたくないとどうしても思ってしまう。でもそれでは、失敗から学ぶことはできないから、どうやって失敗をオープンにし、同じ間違いをしないように意識やシステムを変えていくことが重要になる。
0255文字
deku_dec
新着
失敗から学ぶことでシステムは最適に近づく。失敗から学ぶには、適切なシステムとマインドセットという二つの要素がカギとなる。「失敗は学習のチャンス」ととらえる組織文化が根付けば、何かミスが起こった時に非難するのではなく、非難よりも詳しく調査しようという意志が働く。適切な調査をすることで、潜在的問題を解決できるかもしれない「学習のチャンス」と、ミスを不当に非難されなければ自分の偶発的ミスやそれにかかわる情報を報告するようになるという「オープンな組織文化構築するチャンス」が生まれる。
deku_dec

ユニリーバの粉末洗剤製造過程で用いるノズルを改良するため数学者は複雑な計算式を使って新たなデザインを作る。生物学者は現在のノズルからそれぞれ少し変更を加えた10のモデルでテストして、あえて「失敗」した。その中でわずかに生産性が向上したノズルを基準にまた少しずつ違う変更を加えた型を作るというプロセスを何度も繰り返して従来よりはるかに効率のいい「どんな数学者も予想し得ない形」のノズルを作った。そのような生物学の進化のプロセスにも似た試行錯誤と改善の繰り返しで製品もシステムもより良いものになる。

10/12 00:35
0255文字
N
新着
ネタバレパイロットスキーム(先行テスト)で忘れてはならないのは、あくまで「仮説」を検証するものであり、都合のいい「裏付け」をとるためのものではない。プロジェクトが既に失敗したものとして、検証を始める事前検死も興味深い。
0255文字
gox2
新着
読みやすかった。認知的不協和は自分自身気をつけないとなと思った。意外と無意識的に自分の都合の良いように解釈していることもある気もするので。
0255文字
Noriko😊
新着
ネタバレ「成功するために失敗は欠かせない」誰もが頭ではわかっていながら、「失敗してもいい」とはなかなか思えない。哲学者カール・ポパーの言葉「真の無知とは、知識の欠如ではない。学習の拒絶である」を心に留めておきたい。
0255文字
f/k/a 上海
新着
科学の反証可能性を一般化した「失敗から学ぶ」がテーマだが、ここ十年くらい他の本で読んだ脳科学、行動経済学、認知心理学などの面白い話がたくさん出てきて、つまり最新研究の重要な知見をツボを押さえて紹介しているのが惹句の通り「小説のように面白い」。具体的なエピソードも豊富で、重要な判断をする立場での「認知的不協和」の実例がバンバン出てきて実にスリリング。航空業界では事故の原因をデータから徹底的に調査し結果をフィードバックして改善する制度が整備されているが、医療業界や法曹界にはそれが全くない、という衝撃的な指摘。
0255文字
せいや
新着
人はどうしても失敗を認められないがために、認知的不協和を起こして大きな事故につながる。日本人は特に失敗を嫌うし、失敗は批判される原因になるのでその傾向は強い気がする。失敗から多くの教訓・フィードバックを組織的に得ている航空業界と、隠蔽体質の医療業界との事例が生々しくリアリティがあった。失敗から真摯に学ぶ姿勢が大切であり、むしろ積極的に失敗した方が成功に早くたどり着けるという逆説的とも思える論旨がとても興味深かった。kindle unlimited。
0255文字
takachan
新着
2024年の初読み。医療業界と航空業界の違いのエピソードは面白かった。というか、本書の事例はみんな面白く興味深い。ここまで事件になるようなことではないが、似たような経験はいくつかある。帯にあるように「小説のように面白い!」けど、意識に残さなければいけないのは、そこじゃない。「批判」は「友情」よりも尊い。kindle unlimitted
takachan

あまりにも直近の事故なので不謹慎かもしれないけど先日のJALと海上保安庁の飛行機の衝突事故も、事例のような人間系のミスだったのではないかと思いました。犯人捜しでない原因究明、共有により再発防止に役立ててほしいし、JALの素晴らしい避難技術も共有してほしいです。

01/04 11:47
0255文字
投資家M(ミニマリスト×読書家)
新着
人は他人からも自分自身からも守る為に失敗を隠す性質がある 人の失敗から学ぶ、自分で全部経験するには人生は短過ぎる 社会的な上下関係は部下の主張を妨げる 間違いを教えてくれるフィードバックがなければ訓練や経験を何年積んでも何も向上しない わざと失敗した方が早く正解に辿り着ける 1発で成功すると検証できなくなるのもデメリット 完璧な物を最初から作ろうとするより、試行錯誤の量に拘った方が良い物ができる 例 素晴らしいトレーダーになる為に、まずダメな取引を沢山して沢山負けよう!
0255文字
Fred
新着
実社会で科学的なものの見方を身につけられる良い本でした。医療事故と航空機事故を対比させながら、人間社会が失敗から学ぶことの重要性を説得力高く論旨展開しています。事例豊富で読みやすくかつ学びの多い内容です。
0255文字
ひんしょう
新着
品質管理に役立つかと思って読んでみた。航空機事故が最近は少ないのに対して、医療事故は度々起こる理由から解説。参考文献や心理学、社会学の用語など情報が豊富で、この本から他の類似の書物に手を伸ばしてバックボーンを強化できそうな良書。
0255文字
陳 志宇
新着
失敗に対するマインドセットに関して書かれていた。また航空会社と医療現場などを例に実際のケースを用いて失敗への対応についても述べられていた。失敗を悪とするといった環境より失敗を良しとして失敗を元に学び修正していくことで成功を収めていくことが良い。しかし失敗を良しとするには組織自体の失敗に対する意識の変化を促す必要があると私は考える。そのため本書を読み終えた後には組織論等に関する書籍も併せて読むのことを私はおすすめする。
0255文字
radish
新着
ネタバレ何か問題が発覚した瞬間から戦犯探しが始まり、いかにつるし上げるかだけがクローズアップされ、結局、問題の責任だけを追及して、何故問題が起きたのか分析されることもなく、同じ問題が再発しないために必要な措置が講じられないまま、無意味な承認印だけが増えていく。というような事態になりがちだが、本当に必要なのは問題が起きた時に責任を追及しないで積極的に情報を吸い上げ、対策を検討することであるという話を実例を挙げて解説。
0255文字
くにひろ
新着
失敗が許されない職場にいて、大きな失敗をしたことがあるので読んでて辛かった。しかし、数多くの失敗の事例と分析を知ることで、失敗というものがわかった。失敗に対する耐性がもっとも低いのが日本人とのことだが、私の素地は失敗の耐性がとても高い感じだ。もっと自分を出して失敗と分析を積み重ねて自分を高めてもいいのでは。と思った。失敗を失敗とせずそのまま進むパターンと、失敗を分析できず失敗を繰り返すパターンは、一般的にとても多いので気をつけないといけない。
0255文字
Caribou
新着
ネタバレ成功への鍵を失敗から学ぶためには、個人が自分の失敗を認められるようになり、それを組織全体で共有できるようにしなければいけない、ということがよく分る。しかし、いまやキャンセル=カルチャーの時代。人は失敗することを恐れ、世間も失敗を個人の非として攻め立ててるので、人はかえって頑なに失敗を隠蔽してしまう。クローズド=ループから逃れなければ、カリスマ的人物は崇られ続け、認知的不協和の罠を見抜けなければ、世界はますます二極化してしまうだろう。困難は分割せよ、を徹底している点でマージナル=ゲインの手法も参考になった。
くるぶしふくらはぎ

昨日、やらかしてしまい、職場で「事故報告」を作成、上司に提出。ヒューマンエラーも、事故報告で振り返ってみると、随所に自分のやらかしの落とし穴が見えてくる。この作品の「失敗」とは次元が違いそうですが、日常に潜む失敗も根っこは一緒なのでしょうかね。

11/12 10:36
Caribou

『落とし穴』に気付けただけでも良かった、と考えることでしょうね。紙に書かないと気づかないことはたくさんありますから。そして、その失敗を恥だと思わず、自分が変われるチャンスだと考えることが大事でしょうね。さらに、あなたの上司が、それを非難しないことも大事だと思いました。

11/12 10:53
0255文字
mintia
新着
失敗は成功のもとという言葉がある通り、失敗から学んで行く必要がある。責任逃れや犯人探しをしている場合ではない。航空業界はブラックボックスがあったり失敗を次に活かす風土があり飛行機事故が非常に少ない。また精神状態がストレスにさらされるとミスを起こしやすい。
0255文字
アミアンの和約
新着
ネタバレ人も組織も、成長には失敗が欠かせない。つまり失敗は「しても良い」ものではなく「しなければならない」ものだという。だが同時に人間は失敗回避性の習性をもつ。失敗や間違うを遠ざけるのではなく、むしろ「もっと失敗したい」と思える人間が成功できるのかもしれない。どうすればそんな人間を作れるかというのははっきりと言えるものではないが、例えば誰かを褒める時には「上手くできた」ことを褒めるのではなく、「挑戦したこと自体」を褒めるようにしてはどうだろうか。
0255文字
きむきむ
新着
誰でも認知的不協和に陥るし、陥った時の怖さについて考えさせられた。分かっていても、失敗を直視して、そこから学ぶのは難しいということか。
0255文字
たなか
新着
優れたパフォーマンスの人に共通するマインドセットについて、 優秀→マインドセットなのかマインドセット→優秀なのか知りたい
0255文字
アステア
新着
僕もこれから、失敗しまくって生きていきたい。メモ/人の失敗から学びましょう。自分で全部経験するには、人生は短すぎます/失敗を生かせないシステムが悪い/我々が身に付けたすべての航空知識、すべてのルール、すべての操作技術は、どこかで誰かが命を落としたために学ぶことができたものばかりです。大きな犠牲を払って、文字通り血の代償として学んだ教訓を、我々は組織全体の知識として、絶やすことなく次の世代に伝えていかなければなりません。これらの教訓を忘れて一から学び直すのは、人道的に許されることではありません。
0255文字
ポンタ🌸
新着
実態に基づくと失敗の捉え方は組織によって様々あるなと感じました。
0255文字
我がネコ
新着
DNA鑑定が導入された時、かなりの数の冤罪が出た&検察側は最後まで苦しい言い訳をした等のエピソードがとくに興味深かった。どうしたら、負の連鎖から抜け出せるか、その方法がどう書かれているのか気になって読み進めたが、マインドセット、意識改革としか書かれていなかった。個人で出来ることはコツコツ小さなことから改善していくことというありきたりな結論。失敗に対して偽る人の例を多数紹介されていたので、それを反面教師として役立てることができれば良いなと思った。
0255文字
コンタミ
新着
ブログで紹介されていて。大変面白かった。内容はもちろんだが、帯のとおり、文章がよすぎて小説のように面白い。失敗が許容されない=医療業界と、失敗が歓迎される=航空業界の違いが紹介されている。
0255文字
Sachi
新着
Unlimited。面白かった~。認知的不協和の怖ろしさ。失敗を認めることができなかったためにどれだけの犠牲を払ってきたことか。失敗からの学習が非難という外圧によって妨げられることをいかに防ぐか。頭で考えたアイデアがどれほど秀逸でも、成功のためには実際の試行錯誤が欠かせない。失敗なくして成功はない。「大きな犠牲を払って、文字通り血の代償として学んだ教訓を、我々は組織全体の知識絶やすことなく次の世代に伝えていかなければなりません。これらの教訓を忘れて一から学び直すのは、人道的に許されることではない」
0255文字
かるてぶらんしぇ
新着
エッセンシャル思考っていうビジネス書があるが、何がエッセンシャル(必須)かを判断するのには経験的知識が必要。エッセンシャル思考とかエフォートレス思考みたいな「本質は実存の先に立つ」的な考えは、まだ何者でもない我々読者が実践するようなものじゃない。無難にPDCAを回せって当たり前のことを言ってる本。
0255文字
aquilane
新着
B
0255文字
紅茶虎
新着
失敗が起こる要因の分析から、失敗から学ぶことができる社会の実現のために我々がとるべき態度など、具体的な事例を交えながら丁寧に書かれています。成功するための精神的な心の持ちようについても触れられており、非常に勉強になりました。人は小難しい真実より、シンプルで信じやすいストーリーを支持しがちという知識は、いわゆるフェイクニュースを見破る技術にも応用できそうですね。
0255文字
こひた
新着
ユニリーバが外部の演繹的専門家の解決できなかったノズルの不具合を,社内生物学者に改良して貰ったら進化的手法(段階的に漸進的失敗を重ねる)で解決したエピソードが面白かった。卓球チャンプのコラムニストから,勝負事を離れた組織改良についてどこまで影響されていいかなんとも言えないが,ビジネスも中立進化説的な応用で取り組むのは案外ありかも。
0255文字
killerclock0316
新着
テーマとしては、「進歩のためには、失敗を受けいれて改善していかなければならない」とありきたりではある。 個人的には、人間が如何に失敗を受け入れないかというエピソードが印象に残った。自分の事や自分の勤務先のことを振り返ってみても、思い当たる節が無いわけではない。 ランダム化比較試験(RCT)をすることを推奨しているけど、数が出ないとどうにもならないし、時間がかかることだから、実際に毎回やるのは難しいだろうな。
0255文字
たろろ
新着
失敗は誰しもあると思いますが、そこから何を学ぶかが今後に関わってくる。とても面白い本ではありますが、とても長い本でした。
0255文字
skqed
新着
失敗から学ぶということを繰り返し述べている。正直こんなにページ数いらないかな。 失敗を拾い上げる仕組みが大事という話。 仕組みがないか、失敗をプライドが許さず認めないか。 航空機業界はブラックボックスで徹底的に失敗を分析し、学ぶ。けど医療業界はその仕組みがなかった。 あと反事実は目に見えないので如何にして分析をするか。なのでランダム化比較試験が必要。これABテストだな
0255文字
らる
新着
人の失敗から学びましょう。自分で全部経験するには、人生は短すぎます/失敗を見過ごせば学習も更新もできない/目に「見えていない」データも含めて考慮する必要がある/反証を許さないものに進歩はない/心理療法士のようにフィードバックが無ければ能力は向上しない/進んで失敗する意思。自分の仮説に「反したモノ」を検証する必要がある/自由市場は失敗が多いからこそ機能する/失敗型アプローチには素直さと根気強さが必要/非難は物事を過度に単純化する。学習を妨げる/客観的データを参照して、是非を問う必要がある
0255文字
kumo
新着
「失敗は生かす」と使い古された言葉ですが、本著を読めば失敗をいかに活用すれば、成長・進化に繋がるかについて、豊富な事例を基に記されています。特に、フィードバックの重要さを、暗闇の中で行うゴルフの練習に例えた事例は、大変参考になりました。
0255文字
にたす
新着
Kindle Unlimited。今月の月替りセール対象でもあったはず。 墜落事故時にブラックボックスを回収して再発防止に務める航空業界、医療ミスを避けようのない問題として処理しがちな医療業界、野放しにされる犯罪者を増やすよりは無実の人もまとめて刑務所に放り込もうと考えていそうな法曹界のエピソードを比較しつつ、誰もが無意識にも自分の失敗を認めないようにするものだと伝える本。…ミスを報告しても怒られない環境が整えばきちんと報告されるようになるなら、やっぱり意識的に隠している方が多いのかも。
0255文字
ニッポニア
新着
これは面白い本でした。失敗の有益性を説きつつ、その具体例はどれも鬼気迫るもので、具体例それぞれで一冊かけるぐらいの質。失敗を恐れる日本社会に浸透すれば良いのに。以下メモ。完璧な集中こそが事故を招く。人は嘘を隠すのではなく信じ込む。難問はまず切りきざめ。一発逆転より百発逆転。成長型マインドセットの人ほど、諦める判断を合理的に下す。
0255文字
ナイタロー
新着
 人は何故失敗をするのか?失敗をした人は何故認めないのか?…という事を科学的に切り込んだ1冊。世の中の結構な部分について、説明がつくような気がしました。読んでよかった1冊。
0255文字
DK-2084
新着
★★★☆☆Kindle Unlimited
0255文字
まりんぷりん
新着
失敗をオープンにすることによってその原因を追求し可能な範囲でミスを少なくし致命傷を追わないようにする。それができた航空業界では墜落事故が激減した。医療業界では権威ある人がミスを隠蔽し医療事故が減ってこない。心理的安全性のある組織は失敗を受け入れる。その原因をみんなで分かち合い成長できる。失敗することが恥ずかしくないと言う価値観をみんなで共有し成長していきたい。
0255文字
YK
新着
タイトルは「失敗の科学」とあるが、本書の内容としては誤った判断、ミス、誤認、正しくないとわかっていながらなぜ人は誤った方向に進むのかといったことをテーマに取り上げて、過去の具体的な事件・事例を基に詳細に分析する。個人的にはマージナルゲインの考え方、RCTによる有効性の検証が印象に残った。
0255文字
全138件中 1-40 件を表示
失敗の科学評価62感想・レビュー138