形式:コミック
出版社:講談社
形式:Kindle版
人間の醜さ、業界の闇、独特のタメで描かれるキレまくったアクション。矜持はあれど売れない作家の末路は25階の拷問部屋か、「利き腕折り」による制裁か。イイネやフォロワーの数をよりどころとするネット漫画家と、雑誌連載の意義を誇る中堅漫画家のdisり合いバトルも痛々しすぎる。出版社も書店も余裕が無いのだろうな……。出版社は能無しを養うボランティアじゃないし、書店は不良在庫置き場じゃない。
商売を続けるのは大変だ。まして日常生活に無くてはならない必需品や公共インフラでもなく、一部の物好きしか見向きもしないような分野となればなおさらだ。そこではいくらよいものを作っても、それに見合った評価をされるとは限らない。だからこそ、その地獄で戦い続ける戦士は尊い。生半可な自慰や舐め合いに逃避するのではなく、人であることを辞めた鬼、あるいはその鬼を喰らう羅刹のごとき咆哮はどこまで響きわたるのか……。よォォし!一丁景気づけに、バズらせ音頭でも踊るかァ!
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