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ぼくの名前はズッキーニ

感想・レビュー
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り
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もう絶対に会いに来てくれないと思った警官のお兄さんが最後まで登場してくれたことにとても感謝しました。
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wildcat
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メルマガ『月刊児童文学翻訳』2022年6月号●映像化された児童文学●第7回『ぼくの名前はズッキーニ』原作 http://www.yamaneko.org/mgzn/dtp/2022/06.htm#movie
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スパイク
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ネタバレ図書館本。僕はストップモーション映画好きなので、映画からこの作品を知りました。この作品は児童文学なのに母親の死因が自分のピストル遊びだったり、売春、麻薬、虐待など現代ならではの荒んだ生活から孤児になった子供達が暮らす孤児院が舞台になっています。虐待のせいかズッキーニは9歳の割に少し幼く感じ物分かりの悪さにイラッとする部分があったが、ズッキーニの孤児になった悲しみや知らない子供達の中に入って行く緊張感、初恋の高揚感、初めて人に優しくされて感動して思わず涙が出てしまう素直さにホッコリしました。
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ヘジン
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図書館本。ポップなタイトルとポップな表紙に引かれて内容を見ないまま借りて読む。だが冒頭からガツンと殴りつけられた。ヘビーな話だった。でも終始明るい書き方で、読み進めるのがしんどいわけではない。なんか最近子供がつらい目にあう話をたまたまよく読んでるけれど、たとえ親や親戚がひどいやつであろうが、子供には1ミリも罪はない。子供は絶対的に庇護され、慈しまれて育てられる権利がある。子供を守るために行政が介入し、そこに目一杯私の税金を使ってほしい。不幸な子供は自助でなんとかしてねではなく…というようなことを考える。
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fig
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自分が子供だった頃のことを思い出すことはないだろうか?大人になったら自分はこんなことはしない、と思ったことを。子供は大人が思っているよりも、色々なことを筋道立てて考え、感じているのだと。ズッキーニを辿っていると確かにそう思っていたこと思い出す。子供でも大人でも生きるのは一筋縄にはいかず、それでもおひさまのように考えることができれば、世界は輝いて見えることもあるのだ。そう思わされる一冊。
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ブラックジャケット
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育児放棄されている9歳の少年ズッキーニが誤って拳銃を誤射、運悪く母親に当たってしまいアウト、刑事レイモンの手で孤児院に入れられる。かなり悲惨な出来事だが、そこは児童書九歳のあっけらかんとした視点で語られる。舞台は孤児院レ・フォンテーヌ。ここに集まった児童たちが役者ぞろいで引き込まれる。シモンは情報通でかなりのワル。後から入ってきた女の子カミーユの身の上も慄然とする。浮気が原因で父が母を殺して自殺、預けられた叔母からは虐待。そんな孤児が明るく生き始める。愛情をそそいだのがロージーと刑事レイモン、幸せに。
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ごままき
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母からネグレクトや虐待をうけ不意に起きた事件から養護施設で暮らしはじめるズッキーニ。ズッキーニとはあだ名で本名はイカール。ズッキーニ(へちま、石頭やのろまの意)母からそんな風に呼ばれていたけど本人はその名を大事にお守りのようにしている。養護施設では様々な目を背けたくなるような過去を背負った子供達が暮らしていて、けれど皆純粋で元気いっぱいに成長していく。 あとがきにも書かれてますが、これからの彼らの未来が明るいものなのかはわからない。人生には予期せぬ困難が起こる。そして現実にもこのような子供達が沢山存在→
ごままき

している。日本でも心苦しい事件が沢山起きてる。だからこそ保護された後に感じたささやかな幸せや笑顔を胸にこの先の人生を真っ直ぐと生きて欲しいと祈る。 カミーユやシモンがそうだったように子供達は何故その悲しい出来事が起きたのか事件の本質を見抜いている。子供を持つ親は、今の最悪な状況からどうしたら幸せになれるかを見つめる事がとても必要だと感じた。 こんな風に重く感想を書いてますが、とても楽しく施設での生活が描かれているのでクスッと笑える所が沢山あります。 クレイアニメで映画化されてるようなので見てみたいと思う。

09/21 11:29
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myc0
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あまり良くない家庭環境で育った主人公ズッキーニ(=イカール)が、不慮の事故で母親を失い、孤児院で過ごす物語。文体と、あまり起伏のないストーリーで読みにくかった。でも、この単調で穏やかな日々で育まれていくもの、たまにはっと心を掴まれる表現がよい。9歳にしては少し“足りない”ズッキーニにいらいらしながらも、“ズッキーニ”の意味を知って納得。親子は難しい。愛情って何だろ。それでもいいの?分からないな。特に、シモンには幸せになって欲しい。
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有明
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ネタバレ児童養護施設で生活する主人公ズッキーニ(本名イカール) くんと仲間たちのお話です。 誕生日を迎えるにつれて自分の思想や道徳、芝生に寝ころがったときの匂いなんかをどんどん忘れていってる気がします。ズッキーニくんたちの素直なことばや涙はそれらをひとつずつ呼び起こしてくれました。いつの間にか過去に落としたままの幼い自分がいまの自分を見たらどう思うだろう?...こどもはなぜ?に敏感です。大人はなぜ?に鈍感になろうとします。この本を読んで自分が20さい以上の“こども”なのか“おとな”なのか確かめることができました。
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K-16
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親をなくした子どもたちの話。 子どもたちの純粋に世界を見る目と対比するように、大人たちの汚れた世界というのも見えてくる。
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ポンプケ
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以前ポプラ社から刊行された『奇跡の子』(未読だが刊行当時手に取ったことがあった)の新版とのことで、随分短いスパンで刊行しなおしたなあ、と思ったが『奇跡の子』も実に15年前の発行だった。そんなバカな。ネグレクト気味の母親を誤って死なせてしまい孤児になってしまった少年が主人公だが、少年を保護する警官はじめ、孤児院の大人たちも基本的に良心的。物語自体、予想以上に淡々と進むので、正直言うと少し冗長に感じた。ズッキーニは比喩表現も言葉通りにしか受け取れない性格の筈なのだが、所々自分でも比喩を使うのも気になった。
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ゆか
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「この物語の続きは書けない」
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kansaijin_tala
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映画と原作の違いは、1.ズッキーニの母親の死に様、2.映画はズッキーニの鼻にほくろがなかった(記憶では) 3.原作は2001年に書かれているので、ポケットの中はテープレコーダー。映画は2016年に作られているので、音楽プレイヤー。など他にもあるので、映画もう一度観たくなりました。(今度は吹替版で) 訳者あとがきによると、2004年の和訳タイトルが「奇跡の子」で主人公のニックネーム「へちま」。この版で読んだ人に今回の映画化は伝えられたのかも気になる所。
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junkyjunk
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『ぼくのことはズッキーニと呼んでね。』ズッキーニはママが付けてくれたニックネームとママが大好き。しかし、ひょんな事から母親をピストルで誤射してしまい、ズッキーニは孤児院に行くことになる。そこでいろいろな境遇の子供達と暮らし、心ある大人達に出会って成長していく。読者はズッキーニとはフランス語で、石頭やのろまという意味だという事を後書きで知るが、それって呼び方からして虐待しているって事なのに、その名前を大切に思うズッキーニの気持を最初から分かって本を読みたかった。その点が残念だった。
ペルー

これ、映画にもなってましたね。本は大人向けでしょうか?

03/30 18:35
junkyjunk

翻訳者もあとがきの中で仰っているのですが、本来は中高生向けなのかもしれません。でも、現実の社会の厳しさを知る大人が読んだ方が物語の中の子供達にとって解決したように見える問題もそれでいいの?と引っかかりを覚えたり、子供達の無邪気さに胸が苦しくなります。

03/30 19:57
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みのにゃー
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ママが死んでから施設で暮らし、縁があったお巡りさんに引き取られるまで。施設の暮らしが子ども目線で描かれる。後書きで、「ズッキーニ」が「石頭」や「のろま」という意味だと読み愕然。それは冒頭に書いてて欲しかった!訳って難しい。そんな呼び名で呼ばれてもママが好きだった(撃ち殺しちゃったけど)と思うと切ない。施設の他の子を主人公とした話もあるらしい。シモンの物語が読みたい。
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むさみか
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今までもらえなかった愛を体中一杯に受け取って 伸びやかに成長するズッキーニたち。 しかし ふとした瞬間にママをパパを恋しく思う彼らに 涙がこぼれます。彼らの心の傷はとてもとても深いものなんです。たっぷりと愛を注がなければいけない!甘やかして 安心して傷を癒すには 沢山の愛が必要なんです パパママのところにいたときよりマシぐらいじゃ足りない! だって どんなに辛くともパパママは特別なんですから
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みどどどーーーん(みどり虫)
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ネタバレコミュ「お願いします。この本を読んでください」より。ズッキーニという、ママに呼ばれていた呼び名にこだわる少年は、誤ってママを射殺してしまった。施設で過ごす彼は、その事をそれで良かったんだと考えすらする。普通に生活できる、友達も出来た、恋も知った、優しいおまわりさんは後に彼を養子に迎えてもくれる。ストーリーを単純に追えばハッピーエンド。でも、子供たちなりの言葉や行動に胸を突かれ、彼らをそうした大人達に憤り、この物語の先を思い祈るような気持ちでいる。今こんな環境にある世界中の子供達に救いがありますように。
みのにゃー

可愛い表紙に重い内容。いきなり「ママを射殺」!?き、気になります~~~。

03/21 07:57
みどどどーーーん(みどり虫)

みのにゃーさん、ズッキーニはかわいいし物語も淡々と進むけど…なの〜。気になって読んじゃって〜〜〜

03/21 08:09
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藤月はな(灯れ松明の火)
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ストップモーション・アニメ映画の原作。子供たちが抱える事情はヘヴィーだ。閉じた環境での親からの虐待、親自身も堕ちれば堕ちるだけの社会の歪みや偏見、どうしても逃れられない人間関係の柵なども絡み合っている。それでも養護施設に来る事で仲間や信頼できる大人(勿論、注意すべき大人も!)ができ、「普通」の子供の幸せを体験し、恋を知るズッキーニ達の姿はとても伸びやかだ。特に養護施設から引き取られる時、シモンから殴られたのに許す場面に胸を打たれました。皆、聡くていい子だけど、現実は覚悟が必要で厳しい。映画、絶対、観ます!
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よぽ
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「ママが縫い針や繕わなきゃいけない心で自分をなぐさめていたのは、どうやって『愛してる』って言えばいいのかよくわからなかったからなの。」不幸な境遇の子供たちが彼らなりに考え、納得している様子で胸がつまる。
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今庄和恵@マチカドホケン室/コネクトロン
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淡々とした日常の描写がひたすら続いていくの、まるで映画みたい、と感じた。映画化するにはうってつけの素材だったのだろうな。描写の積み重ねは、ページを重ねるごとにその裏にある登場人物の感情をも読む側の中に溜め込んでいったようで、臨界点に達した瞬間モノクロだった画面がカラーになったように感じた。ほんと、映画みたい。訳も装丁もすばらしい。ハッピーエンドにしか思えない結末にあえて釘をさす作者の言葉と訳者の解説、それは幸せな物語を続けていくためには自覚と覚悟が必要だということを暗に示されているのかな。
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しいたけ
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主人公がこだわる呼び名「ズッキーニ」には、フランス語で「石頭」「のろま」という含みがあるという。ピストルで打ってしまった母親が彼をそう呼んでいたのだ。彼が入ることになった養護施設で暮らす、愛すべき子ども達。彼らの背中に取り憑く荒涼とした生い立ち。「おれたちはだれも摘みたがらない雑草の花みたいなもんなんだ」。お互いを思う心。小さなケンカ。混じり気のない結晶のような恋。すべてが、本当にすべてが愛おしくてたまらなかった。現実は現実のまま物語は終わる。あどけないズッキーニが、母を殺した事実と向き合う未来を思う。
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nkmr_c5
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ネタバレ表紙のイラストから、孤独な少年ズッキーニが友達と出会い真の友情を知る的な平和な本かと予想していたが、開始数ページでその予想は裏切られた。不幸にも事故、罪を犯してしまったズッキーニは施設の中でカミーユやシモンと出会い子供らしい他愛のない日々を過ごす(この辺りは予想した通り)。彼らの家庭に関するエピソードにはそれぞれ毒が盛り込まれており何とも言えないやりきれなさも感じるが、無邪気でやや空気の読めないズッキーニの存在が物語の印象を和らげている。結末はハッピーエンド風だが残された子供に救いをあげないのがリアル。
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