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カササギ殺人事件〈下〉 (創元推理文庫)

感想・レビュー
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mushimatsu
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誰でも殺人者になり得る。実行するかは別として。
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LaLaLa
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ネタバレ前巻の作中作から一転、話は(作品内の)現実に戻る。全く作風の異なる2つのミステリを描いて、それを一つにまとめ上げる作者の力量に脱帽。遺書と思われる手紙を読んだとき違和感があったけど、まさか原稿を利用していたとは。面白すぎて手が止まらないという感じではなかったが、緻密に計算された内容でわくわくしながらじっくりと味わうことができた。オマージュやアナグラムなどいろいろ盛り込まれており、原文で読むとまた違った印象になりそうだ。読めないけれど。
0255文字
ぷりん
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なるほど、そう来たか。上下巻という構成を上手く使いこなし読者を物語の世界に誘う手法が良き。謎を暴いていく探偵が、本職ではなく全くの素人であるスーザンだったのも、思考が読み手に伝わりやすくそういった点でも良かった。登場キャラの芯がブレない緻密なキャラ構成も物語を大いに盛り上げ、とても楽しい読書時間を体験出来た。
0255文字
アソ
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ネタバレ少し自分の期待が大きくすぎたかな。原稿をトリックにするところはとてもおもしろかったけれど1巻丸々使うと少し中だるみというか長く感じてしまった。 ちょっと遠回りしすぎに感じちゃった…
0255文字
mordidaman
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ネタバレ下巻は作中作「カササギ殺人事件」の作者アラン・コンウェイの死で幕開き。上巻で作中作の真相解明に必死になっていた読者は謎解きの途中で放り出され、今度は現実世界での作者の死という謎に取り組まざるを得なくなってしまう! そしてこのコンウェイ事件と「カササギ殺人事件」の真相解明がリンクしていく所が絶妙に素晴らしい。各種ランキング総ナメが納得の一作でした。
0255文字
ひがまーる
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⭐︎⭐︎⭐︎
0255文字
corosukepon
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ネタバレ面白くサクサクと上巻を読み終わって、あとは探偵ピュントが推理を披露するだけ!なのに下巻?と思いつつ下巻。ビックリです。作中作をずっと読んでいたのか…と。最初はなんだかお預けをくらった気分で読み進めたが、これはこれでドンドン面白い^^どっちも私には犯人が分からずで結末。読み応え抜群‼大満足で読了です^^
0255文字
サトゥルヌスを喰らう吾輩
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再読。やっぱり面白い。
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ザキ
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上下巻構成をこんなにも効果的に使う「トリック」に感嘆。いやぁ、すごい。面白すぎる。 どうかネタバレなしに読んでほしいです。
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chiryuco
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ネタバレおもしろい!を超えて凄い!の一言に尽きる。本編と作中作の入れ子構造のおかげで二重に楽しめて、それぞれがどう収束していくのか最後まで飽きずに読めた。作中に散りばめられたアナグラムやアガサ・クリスティへのオマージュは自分にもっと知識や教養があればさらに楽しめたかも。
0255文字
Sato19601027
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ネタバレ驚愕のミステリ二重構造に大興奮。下巻はアラン・コンウェイの未完の原稿を巡る物語。「カササギ殺人事件」の編集者スーザン・ライランドが探偵役となって、失われた原稿に隠された真実を探るべく、関係者を訪ね歩く。警察にも事件性がないと言われた不審死を、名探偵アティカス・ピュントのように解明することが出来るのか。上巻の伏線を回収しながら、真犯人に辿り着く。バイ屋敷の事件と原稿喪失事件の二つのミステリが交差する面白さを満喫。(ミステリマガジン2025年4月号発表の『21世紀翻訳ミステリ』ベストワン作品)
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メガネおばさん
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ネタバレおかしいと思ったのよ。 上巻読んだけど、謎解きが残った状態で丸々下巻が必要?、て。 下巻を開いて「は?」 いや、上巻の犯人が知りたいんだけど〜! でも一作品で2度美味しい、というところか。 全くピントがずれていると思うが、女性編集者の目が見えにくくなったのが可哀想、という思いが老眼に悩まされている身として強く残った。
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たかっさ
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ネタバレ上下巻構成が、こんなにハマるというか、上下巻構成を、こんなにうまく利用したというか。上巻の探偵と下巻の探偵”役”の捜査(下巻はビジネス上の物事の整理?)の進め方の違いも面白い。ひょっとして、(原書では)アナグラムがもっと隠されていないか?とも思ったりもする。人が、本当にやりたいが実現できないこと、本当はやりたくないのだが出来てしまうこと、なんて難しく考える必要もなく、楽しめた。
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Tapio
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ネタバレ下巻の最初でまさかの展開で、ほぼ一気読み。なるほどこういう仕掛けだったのか、とうなる。アランの『カササギ殺人事件』と、現実(というかその外側の虚構)のアランの殺人事件が入れ子になって、複雑な絡み方をしている。内側の事件はさもありなんという解決だが、外側の事件は何故そこまでするのか、納得はできなかった。全体の着想から執筆まで15年かかったらしい、構成は見事である。★★★★☆
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天翠
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ネタバレ解決編が一向に始まらないため、正直イライラしっぱなしでもう一つの事件に興味が持てないまま進む。アランがお世辞にも好感や共感を寄せることのできない人物像と感じるため、この事件そのものが邪魔に感じる。最後の謎解きが終わっても、推理小説への嫌悪しか持てなかったというアランが書いた作品自体も虚しいものに感じて、あちらの結末も後味が悪いし、なんだか悲しい気持ちだった。ミステリ好きに喧嘩売ってんのかと思った。入れ子式はまあ面白いが・・・。
0255文字
平楽
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下巻冒頭で唖然。上下巻の分冊が、これほど意図的かつ意義的に機能することに驚いたし、単純ながら作中作でこの手法をとった作品はありそうでなかった。古典ミステリーから現代ミステリーの移行はスムーズだし、互いに散りばめられた要素を照応しながら謎解きが進む展開も実に画期的だ。ただ、現代編の登場人物、主人公のスーザンも含めて性格悪すぎやしないかい? 作家も編集者もガチで嫌い合っている。読者として、この人達が作った本を読まされるのは、ちと微妙な気分になる。もちろん、この読み心地も含め著者の企図するものなのだろうけれど。
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夏
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ネタバレ下巻の序盤でこの作品の主旨が分かり、主人公と一緒に絶望した。上巻で読んだめちゃくちゃ面白いミステリーの真相は…!? そうなるとガシガシと下巻を読み進めるしかなくなり、なんて作者の手のひらで転がされる読者…と思いつつ楽しく読んだ。小説に振り回されてる時が1番楽しいからね。全員怪しい、というのは上巻と同じで、様々な思惑が入り乱れておりとても楽しいミステリーだった! 最後の「こっちのほうが〜」のセリフが噛み砕けてないんだけど、スーザンは今の状況に満足してないのかな…などと感じ少し悲しくなった。
0255文字
ミルク
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ダブルフーダニット…初めてかつ素晴らしい読書体験だった。重要な箇所に付箋しながら、上下巻を行ったり来たりしながら謎解きを楽しめた。作中で明かされる前に気づいた時はテンション⤴︎ 文学としてもミステリとしても完成度が高いと感じた。文字数が多い上に頭も使うので正直疲れたが、それ以上にこんなにも重厚なミステリに出会えたことに感謝。読後はやり切った感が半端ない…。 そして、結果的にスーザンはベストな選択をしたことにホッとした。
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ミステリー好き
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ネタバレ2重物語でとても濃い内容でした 元々怪しい人物や事件当日変な行動してる人が多い笑 メモしてて大正解 スローテンポから多くの伏線回収と終盤の二転三転も良き 面白かったです 文字数が多いとても!
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ron neu
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ネタバレ上巻の終わり、そこで原稿も終わってたのね… 下巻では編集者スーザンが、カササギ殺人事件の作者アランの死を追っていく。 下巻冒頭の作中作の犯人を当てるために、容疑者を検討していくパート、ワクワクしました。 アナグラムはアティカスピュントについてだろうとは思ったが、スラングを知らず! アティカスピュントという覚えにくくてかっこよくも無い名前はアナグラムのせいだったのね。a stupid cunt. イギリスにも、女性の蔑称に女性器を用いるノリがあるのは知らなかった。 日本のネットにおける「まんさん」
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マドカオリ
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★★★★☆。非常に面白かったです。いや、まだ味わったことのない変わった仕掛けってあるもんですね~。小説の中に出てくる小説という上巻で少し混乱した仕掛けが本領発揮って感じの下巻でした。謎解きの中に謎解きとは、、、。ただし動機がどちらも少し弱かった気がするなぁ。謎が解けてみればアッサリしすぎていてちょっと淋しかったかも。とはいえこの面白い仕掛け、是非味わってみてほしいです。
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もじじ
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これは1度で2度美味しいやつだ。下巻は作中作のミステリーと、そのミステリーを書いた小説家にまつわるミステリーとが絶妙に絡んで展開。どちらも結末が気になって面白かったけど、英国文学に詳しければもっと楽しめたのかな〜。とりあえず私は作中作のアティカス・ピュントシリーズのような古典的な?雰囲気の話が好きなんだと再認識。
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すずの
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ネタバレ上巻を読み終えるや、冒頭で、いやーそうなるかー!と驚いた。最後まで読んで、翻訳の巧みさに驚かざるを得ない一方で、海外小説であるのが悔やまれる。母語で出会いたかった。スーザンとアンドレアスの関係については、アンドレアスがあまりに突っ走るので、腹立たしく思うところもあったので、出版社の社長となったスーザンにも期待してしまった。アラン・コンウェイの死による突如としてやってきた人生の岐路にわくわくした。現実の事件と作中の事件がどちらも解決するのがすごいし、作中作が複数あるのも読み応えがすごい!
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るちこ
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仕掛けが面白かったです。 ミステリ愛に満ちていた。
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森野よる
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ネタバレまさかの始まりで先が気になる構成でしたが、この構成で作中作と事件の真相に繋がるものがほとんどなかったのは残念。とはいえ仕掛けは面白く、作中で明かされる前に気づいたときは興奮しました。
0255文字
きくらげ
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一粒で2度おいしいという感じ? 上巻はクリスティみたいな古典的ミステリの展開で下巻は現代の編集者が作家の死と上巻までの続きがどうなるのかを追いかける。
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Masaya
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読み応えのある読書体験だった。なかなかまとまって読む時間が取れなかったけれど、早く先に進みたいという気持ちが最後まで途切れなかった。 イギリスの小さな村で起こった殺人事件を描く上巻と、それが実は編集者である主人公の担当していた作家による作中作で、それを書き上げて死んでしまった作家の死の謎と、消えた最終章の行方を編集者が追う下巻。 考えてみれば、最初にちゃんと上巻の物語が作中作であるのがわかることが書いてあるんだけれど、何かの推薦文みたいなものかなと勝手に判断して読み飛ばしていたことに後から気がついた。
0255文字
hands
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上巻の最後の一文が気になりすぐに下巻を読み始めたが、いきなり「ん?」なり混乱…。あっそういえばとこの作品の構造を思い出し読み進める。冒頭からすぐ衝撃的な展開になり、どうやってしまうのかと思ったら新たな謎解きが始まった。読み進めと次々に怪しい人物が登場して、混乱し始めたが急な出来事でなるほどと。 読み進めながら勝手に、物語間でもう少し繋がりがあると想像していただけに終わり方が両物語ともあっさりとしていた。
0255文字
エリンギ
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気になる所で終わった上巻の続きを「さあ読むぞ」と下巻を開いたらガラッと世界が変わってた。せっかく覚えた登場人物がいない!これ以上新しい名前覚えられないよ〜と泣き言を言いながら読み進めたけど、アランの死の真相部分は読んでてすごい楽しかった。雰囲気はどちらかと言うと上巻の方が好きだけど。途中から「アランめちゃくちゃ嫌われてんじゃん」って気になって仕方がなかなった。
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糸巻
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上巻の最後にピュントが放った言葉に大きな期待を膨らませ下巻を読み始めたら舞台が現代に移ってしまい、あれれ『カササギ殺人事件』の犯人は結末はどうなるんだと一瞬期待が萎みかけたが、最後まで読んでみれば一つの作品で二つのミステリが楽しめる期待以上の面白さだった。上巻と下巻で舞台を変えて事案をも違うのに結局ラストに一つにまとまっている。上巻を読んだ時にはこんな結末になるとは予想もしてなかった。『カササギ殺人事件』を最後まで読めたことも満足。これは続編も買うしかない。
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芹沢べん
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素晴らしい!上巻はちょっと地味だな~と思っていたんですが、下巻の冒頭をちょろっと読んですぐさま唸ってしまった。やられたと思いましたね。 一度で二度おいしい、ちゃんとどっちも結末が面白いので満足度が高いです。 往年のミステリに対してのリスペクトもあるのが素敵だなあ。
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oooともろー
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ネタバレ現実の殺人事件と作中作の殺人事件がからむ。面白い趣向だった。
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sputnik|jiu
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帯の推薦文がまったく誇張でないぐらい圧倒的に面白かった。 最近、頭が疲れていたので紋切り型のアメリカ映画ばかりを意図的に観続けていたんだけど、本当にどれもこれも始まった途端に構成も展開も結末もわかってしまうというか、「どんでん返し」も含めて予定調和というか、映像作品って往々にしてそういうことになりがちだよなと考えていた(もちろんそうでないものもあるけれど)。 それに較べて小説の豊かさよ...。語りの芸術の奥行きを心から味わえた。 ドラマがあるみたいだけど、どうやって映像化したんだろう。
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hagiwalionV2
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まさかこんな展開になるとはといった内容。重厚なストーリー展開で、読んだ後の余韻がすごい。さすがミステリー史に名を残す作品といった感じ。
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beachtimelong98
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ネタバレこれが発表された当時の国内外の興奮に思いを馳せる。現実と虚構のそれぞれのミステリーにそれぞれきっちり極上の解決がつくなんて信じられない。「アナグラムとけるか」なんてなんで日本語で成立してるのか全く理解出来ない。思えばこんなにきれいに上下巻に分けられるのか、まさか筆者は日本文庫版 に気を使って構成したわけじゃないでしょうに。ちょっと置いてから「ヨルガオ殺人事件」読もうかと思ってたけど、読みます、すぐに。
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ツナマヨ
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ネタバレまさか作中作のミステリ小説の殺人事件と、現実世界の殺人事件がリンクするとは。上下巻2冊で2つのミステリ小説を読んだ気分だ。どの登場人物も怪しく見えるが、真犯人は意外だった。
0255文字
saori
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フィクションのミステリーと現実に起きた1人の死が巧妙に混ざり合い深層に向かっていく。虚構と現実の境目が曖昧になっていく終盤は一気読み。誰が犯人?何が起きてる?の疑問符のオンパレードは最後の本当の意味の解決編で明らかに。面白かったが終盤までの流れが長くて読み切るのが大変だったな。、、、斬新な構成は印象に残る。最後の意味深な一文も最後の最後にしてインパクト大。
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みかん猫
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オーディブルにて。 劇中劇のミステリのおかげで、ミステリ2冊読んだ気分に(実際そう)。現実の世界の殺人事件よりもミステリ原稿の中の殺人事件の結末が気になって仕方なかったけど、頑張って読んだ甲斐があった。よかった。 個人的には劇中劇のイギリスの田舎の殺人事件の方がよく思えてしまったのはポアロばかり読んでるせいかなあ。現実編でアガサ・クリスティの孫とか現実のミステリの話とかも色々出てきて、フィクションとノンフィクションが混じりあってく感じがしてよかった
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にく
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ネタバレ現実舞台での出来事がどれもこれもしっくりこず、後半に出てくる作中作の結末もなんだか微妙に思えてしまった。「アガサ・クリスティっぽい」が盛り上がりの最高潮だったなぁ。
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えりべる
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よく書いたなーという感じ。アイデアの勝ち。ヒロインがあまり好きになれなかったのが残念。
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