形式:単行本
出版社:海竜社
個人的に最近思い至ったのは、困苦によって引き出されるクリエイティビティが、満ち足りている時より強いのか、もしくはそのアウトプットが性質上共感を得やすいからではないかと思った。前者は、簡単な話で空腹時の方が食べ物を美味しく感じやすいような物だ。後者は、子供が産まれて幸せな人と失恋して打ちひしがれてる人どちらを映画として映すと面白いかと考えると、おそらくネガティブな失恋の方を選ぶ人が多いのと同じだと思う。いわゆる、トピックの広がりやインパクトなどが面白い物を引き出せるのが困苦こそのクリエイティビティだと思う。
「でもさー、1923年生まれで旧制中学入って、入学試験2度失敗したって十分裕福な出自よね… その時代で英文学を選べたのも物すごく理解のある恵まれた家庭よね」と僻み嫉みな自分に気づいてしまった。 もっと気持ちに余裕のある時に読むべきだったかも^^;
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