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満月と近鉄 (角川文庫)

感想・レビュー
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trippy
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大好きな奇妙な味わい。佐伯さんの人物造形、確かに惚れるなあ。
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阪口まな
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たまには他の作家の聖地巡礼もしてみよう。生駒に行くのだから満月と近鉄を持って行こう。奈良にも足をのばすつもりが生駒山に宿をとりうろちょろしていると体力がつきた。宝山寺も生駒山上遊園地も行けたので満足である。急遽泊まることになった旅館からの奈良盆地はなかなかの眺めだった。ここが…前野ひろみちの地…。「前野ひろみちって誰なんですか?」との疑問に繊細な空気が漂う。作家が悶々とした気持ちを物語におとしこんだ本作。言えぬこともある。
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サーフ
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筒井康隆的な「ランボー怒りの改新」が1番印象的だった。 現実と虚構の境目が曖昧なっている表題作も良い。 今の所作者が発表したのがこの短編集だけ。他の作品も読みたいけど畳屋さんで忙しくて難しいのかな…
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moon-shot
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何とも不思議な作品で、森見登美彦の分身が書いたかのような短編集。しかも傑作揃いで本体を凌ぐかと思わせるほど。(森見ファンは必読!)おまけにこの2人、歳もほぼ同じで中高もどうも同じっぽい。作中にも「長髄」と言う森見を彷彿させる同級生が登場するし。更に驚くのはこの短編集が作者18歳の時に書かれたものだと。それって森見のデビュー作「太陽の塔」より前やん?こんな近そうな関係なのに、巻末の森見と作者の対談では親交など無かったと。リアルでこんな不思議が起こるくらい奈良は奥が深い。京都など奈良に比べたらひよっこだなあ。
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季秋
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すごい勢い! かと思えばシリアスだったり。 面白かった!
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えぬっこ
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ネタバレ奈良県民として、この作品を知ってしまったら読む他ないと思い購入。4篇全て奈良の舞台を活かしていて面白かったが、特に印象に残ったのは以下2篇。【ランボー怒りの改新】ロケットランチャーをぶっ放す蘇我入鹿、法興寺で行われるフットボール大会、ラブ&ピースを掲げる山背大兄王。作中の言葉を借りるなら『もうめちゃくちゃである。』【満月と近鉄】某作者を思わせる雰囲気はこの作品が一番強かった。奈良の自然豊かな描写や景色は、その地に住んでいるものとしては容易に思い浮かることができたので、この地でこの本を読めて本当に良かった。
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あきら
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流石に森見すぎん?
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katsu
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一番期待した「ランボー」はそうでもなかったが、他の短編はとても面白かった。解説を読むとその面白さが増す。
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あき
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ランボー怒りの改新は何ともぶっ飛んだ設定
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hydrangea
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日頃、近鉄を使わせて頂いてますので読んでみたところ、私の好きなノリでした。
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ゆっこ
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★3
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わわわ
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え、これ、夜が短くないの?
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小説を読む人
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ネタバレ奈良に反応して読んだ。最初の話は懐かしい感じで、昔の奈良の中高生的な笑い雰囲気があった。ランボーと大化の改新は、どちらの予備知識も足りなかったので、元ネタがわからず残念だった。ナラビアンナイトも元ネタがわからなかったが、楽しめた。満月と近鉄は、昔のあの辺の雰囲気を思い出したし、おもしろかった。後書きと対談も興味深かった。作者18歳時の小説4編が、奇跡的に仁木さんによって見いだされ、20年ほど後に改稿、出版されたらしい。畳屋だという作者名のインスタアカウントは、畳の写真ばかりであった。
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海カーブ
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面白かった。この人独自の熱を感じた。こういう小説が読みたかったのだ。
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Bochi
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ランボー怒りの改新、最高過ぎました。
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涼木
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ネタバレ「近鉄」という馴染み深すぎる言葉に惹かれて購入。 「先ほど甘樫丘にて、ベトナム帰還兵ランボーが討ち取られたとのことでございます。」 「蘇我入鹿がやったのか?」 「帰還兵ランボーは山小屋に籠もって激しく抗戦しておりましたが、蘇我入鹿殿みずからロケットランチャーで吹っ飛ばしておしまいになったとのことでございます。」 僕はとんでもない本を読んでいるのかもしれない。 奈良を舞台にした短編が4本。 ウィットに富みつつも決して嫌みを感じないセリフをソフトな関西弁が優しく包む。 奈良県という舞台の描写も美しかった
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kobii
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★★★★★ 奈良愛が滲み出る短編集。奈良市にも生駒市にも住んでいたので、物語のシーンがイメージ出来すぎて、読んでいて楽しかった。絶妙な加減の非現実感、好きなテイストでした。
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Hanna
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森見登美彦氏も舌を巻くほど(笑)のなかなかパンチの利いた作品でした。作家自身は謙虚なようですが、作品自体はついていけない世界観な作品もあるほど独特でした。
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miya
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おもしろかったなぁ。 たまたまネットでおすすめしてる人がいて、読んでみました。バカバカしさと真面目さ?が同居している。
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ふじっこ
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ネタバレおもしろかった。もっと早く読みたかったけど、タイトルが『ランボー怒りの改新』だったら読んでなかったかもなので文庫で出会えてよかったことにする。『ナラビアン・ナイト』が一番好き。『満月と近鉄』で不思議な感覚になったけど、これはもしかして解説と対談まで含めた全部で大きな物語なのか…?と思うと納得。同人誌『NR』も読みたすぎる。
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いぼいのしし
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森見さんっぽいけど、二番煎じになっちゃった印象。期待しすぎたのかも。
0013

わかります!自分も森見登美彦的なものを期待したばっかりに、ちょっと違うなと。

11/23 12:03
いぼいのしし

コメントありがとうございます。これはこれはでよいはずなのに、どこかで森見さんと比べてしまってるんですかね。

11/23 13:08
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みを
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野に才あり
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忍者マスター
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ネタバレ「近鉄」というタイトルに何となく惹かれて笑、購入。4編の短編集。いずれも奈良を舞台にした作品。奈良の地名がコア過ぎる笑 特に「ランボー怒りの改新」がブッ飛び過ぎて強烈!!ストーリーは ランボーベースに大化の改新の関係者を上手く組み合わせている。そこに何故かベトナム帰還兵のランボー。しかもランボーだけでなく、飛鳥時代の豪族たちも銃やライフル、ジープを使いこなしてる笑 すごくシュールでした。著者はこれ1作しか出してなく本業は奈良の畳屋らしい。インパクト強い作品に出合えました☻
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よくこ
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奈良県文学
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きーこ
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とにかく。おかしなというか、けったいな四編でした。解説や対談を含めて一冊になってる。みんな楽しんだのだろうな。ランボーとかありえへんしw 佐伯さんが良い味だしてました。
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南無猫mmtrk
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ランボーが、とにかく爆笑で、解説の仁木さんも森見さんもみんなグルでしょ⁉
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けんたろう
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奈良に久しぶりに観光に行くので再読。おもしれ〜。あとがきとかその経緯含めて怪作。甘酸っぱい、とあうには少々渋めのトーンな街並みだがそれが奈良。これ読んだあと夜の奈良公園で鹿の光る目に囲まれてちょっと神秘的だった。奈良は鹿と人が同じスピードで動いていて素敵な街だった。
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O
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舞台である奈良で繰り広げられる話は、ファンタジーめいており、森見さんの作風に似ていることもあり惹き込まれました。 現実と妄想の境界線が曖昧になり、読了後の不思議な余韻がとても心地良い作品でした。
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ごはんたべたい
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短篇四本と解説、末尾の対談も含めてキツネか何かに化かされてるんじゃないのか?って感覚になる短編集。著名作家の変名だったとしても、実在している方だったにしても、これ四本で終わるのは非常に惜しいよなとしか。中でも奈良時代とベトナム帰還兵を無理矢理力業で混ぜ込んだ「ランボー怒りの改新」がデタラメすぎて面白い。
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エイキチ
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ネタバレ文庫の古本 前野さんはお初 彼の著作がこれ1冊ってことは何故 奈良を舞台にした短編が4編 東向商店街とか生駒の宝山寺とか ローカルな地で繰り広げられる 「ランボー怒りの改新」は 飛鳥時代の政権争いにベトナム戦争を融合させた不思議な話で ベトナム帰りのランボーが蘇我氏を倒すなんて 「ナラビアン・ナイト」は 不思議な老人たちが 奈良漬商人を鬼から救うため 語ってくれた鬼を唸らす千夜一夜物語 表題作はまさに前野氏の私小説のような 生駒で浪人時代を過ごした作者の 淡くてほろ苦い恋の物語 私も作者は森見さん説に一票
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kumako
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奈良を舞台とした4編のお話。森見さんっぽい作風に唆られる。「ランボー怒りの改新」に作者の気合と迫力を感じるものの、歴史に詳しくなく、また読了後に大化の改新とベトナム戦争について調べたものの、いまいち解らなかったので、だれかに楽しみかたを解説して欲しい。「満月と近鉄」の最後のはっきりしない、狐に騙されたような妖しさも良かったです。他の2編も上手にぐるぐるしている。解説・対談含めて全て良かったです。
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ゆゆ
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近鉄とか奈良の地名とか、どのような感じで話に登場するのか気になり購入しました。独特なファンタジーな世界観で、なかなか読み進められなかったけれど、頑張って最後まで読みました。。
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メタボン
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☆☆☆★ 4作を発表した後、沈黙を守っている著者は「夜は短い」説があるが、そんな背景もなかなかに楽しい作品。ランボーが大化の改新で暴れるという、ぶっ飛んだ設定も面白い。ナラビアンナイトは、見事な入れ籠構造の作品。というかこの4作品が互いに連関した入れ子構造となっている。表題作の佐伯さんがすごく魅力的。
0255文字
みかん
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これは後書きや巻末対談も含めてひとつの物語として完成してる、謎の名著であることよ…不思議な力を持つ街で、でも垢抜けてはいなくて、そんな奈良の懐の広さをますます好きになってしまう一冊。素直に面白いよ
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hon_koto
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ネタバレタイトルに惹かれて手にする。青春モノ、混ぜるな危険がココにあるようなランボーと飛鳥時代の話、作者の自伝のようなお話、そして奈良版のアラビアンナイト。どれも作風が違うけど不思議な…考えても思いつかないような世界が広がっている。破片は日常的なのだけど。仁木英之さんの解説、森見さんと作者の対談を含めて1つの話のようでもあり、小説家の脳内にある数数多ある引き出しをチラ見したような気がした。ごめん、感想をうまく言えないや。
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ディプロドクス
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ベトナム帰りのランボーが斑鳩の里に現れる『ランボー怒りの改新』とにかくおすすめです。「推古天皇の御代、トンキン湾事件をきっかけにして蘇我馬子が火蓋を切ったベトナム戦争~」ですよ。
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eiro
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ネタバレやっと奈良に行けた。お供の本。もしやと思って、ググってみたら、やっぱり著者は森見登美彦さん説大きい。自分的には、もう森見さんで決定。あとがきや対談集まで含めて一冊丸ごとのエンタテイメントなのだろう。短編集だが、ナラビアンナイトが最高に面白かった。ページをめくる音や、本のにおいまでしてきそう。改めて表現の上手な方だと思った。森見登美彦さんは、だよ。奈良の続編を読んでみたい。
eiro

久しぶりですね。てっちゃんではないのですが、関西は私鉄が多く特に近鉄は素敵な特急列車が色々あるようで、いつか乗ってみたいです。

11/28 21:47
秀玉

大阪近辺では、何と言っても阪急ですね。大阪にしては綺麗ですしね。

11/29 12:15
3件のコメントを全て見る
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田氏
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ベトナム戦争と飛鳥時代、千一夜物語と奈良の、巧みなマッシュアップに唸らされる。交わるはずのないものがうまく交わると、存在しえなかった背景や文脈が自ずと発生する。まるで化学の実験のようでもある。そこでふと思う。これらの登場人物から、一切の前知識、一切のコンテクストをはぎ取ったらどうなるだろう? 化学変化は生じず、純粋な政治闘争や怪奇譚として読まれるだろう。となれば、自分は何に面白味をおぼえたのだろうか。「何を」したかではなく、「誰が」したかしか重要ではないのか? バッファロー吾郎の森光子ネタが脳裏をよぎる。
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イッセイ
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近鉄奈良駅近くの啓林堂書店で購入。奈良でも売っていましたよ、前野さん。
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摩耶
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ネタバレそれなりに近鉄電車を利用する身なので、物語の節々に登場する近鉄電車の味わいは深い。 個人的には最初の『佐伯さんと男子たち1993』が好みだが、『ランボー怒りの改新』はもう言葉がない。蘇我入鹿がロケットランチャー構えるとか面白すぎる。その後の短編二作もどんどん引き込まれて、最後は生駒山の切ない夜で〆。 近鉄電車万歳。
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