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家族じまい

感想・レビュー
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takao
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ふむ
0255文字
ゆかりねこ
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認知症の母・サトミと、父・猛夫をもつ智代。 智代の夫の弟の新妻となる陽紅。 智代の妹の乃理。 智代の両親とクルーズ船に乗り合わせた紀和。 智代の母の姉、登美子。 さまざまな視点で、この家族の様子が描かれる。 自分や家族が歳を重ねて、記憶がどんどんこぼれ落ちていっても、最後まで覚えていることってなんだろう。人生の切なさを感じました。
0255文字
くさはら
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桜木さんの小説は北海道を舞台にしたものが多いが、本作もわだかまりを抱えた家族たちがすぐ会いに行けない距離の北海道がぴったりだった。年老いた認知症の母を取り巻くそれぞれの家族が現実に存在している気がして、身につまされる思いがした。
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エターナル
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長らく読めていなかったが、やはり読むと落ちこむ内容。家族って大事だけど、ちょっとした事で縁が切れてしまったり、また繋がったり。難しいです。
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カバヒコ
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きつかった‥ 読後の感想は、まずその一言です ワクワク感がどこにも見当たらない 決して救われない結末ではないのだけれど、やたらに疲れてしまった
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ひつじ
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そう遠くない未来を考えさせられた。今ある形はゆっくり、でも確実に変化していく。
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とりめかけ
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ネタバレ痴呆症の妻とその介護をする夫。を中心に遠方に住むその娘やら関わりのある女性達の視点で描かれた連作短編集。家族観や人生観は人それぞれ。なので、共感できる人も理解できない人も出てくる。私からすると共感できる姉と理解できない妹の姉妹だったので、そりゃうまくいかないだろうなぁとは思う。それぞれいろんな過去や事情を抱えて生きているんだよ。さて、どうしますか?というそれぞれの家族への問題提起的な小説。
0255文字
yucono
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著者作の絵本から小説があると知って読んだ。1つの家族を軸に、5人の女性の家族との関わりが描かれている。女であることと娘であることに葛藤している乃理にそこまで執着しなくてもと思い、登美子の健康とドライさが羨ましく思った。 猛夫の性格上、介護サービスを受け入れなかっただろうが、見守りの必要性を感じていたのにその話題が出ないところが少し物足りなかった。
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さち
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前半面白く読めました。後半やや失速。
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DARK
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今作がYahoo記事になってましたね。で、終盤までは、「普通」だなって思いました。まぁ、底辺の私からすると吹き抜けの天井くらい手の届かない「普通」ですが。で、登美子の話になって、案外、妻に手を上げてしまう猛夫が私にとっての将来のリアルなのかもって感じました。感情が理性に勝ってしまうやるせなさが染み染み来る。なので、ラストは良かったです。
0255文字
キラ@道北民
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認知症が進む80歳母を取り巻く人々の連作短編集。あえてタイトルに漢字を当てなかった「家族じまい」について考えさせられる。終わる「終い」ではなく、自発的に終える「仕舞い」どちらを当てはめるかは、それぞれ親の事情、子の事情が重なり、厄介な事となり決められない。皆の胸奥にある哀しみの表現と、北海道の雄大な土地の描写が温かくも冷たくも捉えられて面白かった。
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かっこー
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ネタバレうまい、文章が円熟という感じ。認知症の母とそれを支える父の家族を中心に描かれるそれぞれの生活。じりじりとじれる女とどの男もひょうひょうとしているというかその焦りから逃げようとしている。大変読みやすかったです。4章の紀和。サックスを桜木さんは続けてるのかな。
0255文字
こずえ
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ブロ友さんからの紹介本。さすが桜木紫乃さん、重いテーマだけど面白い。 5人の女性の話、どこがどう繋がっているのか気になり、どんどん読んだけど、誰が誰?と思い、再びゆっくり読み返した。 最初の方の陽紅(ようこ)の話は面白く、その後がとっても気になったが、尻切れトンボ?まあその余韻がいいのかな? 紀和はたまたまサトミとかかわった1人の女性ですかね?ほんのりつながるけど、再度読まないとよくわからないかも。 でもどれも田舎ならではだったり、介護、認知症など考えさせられるお話だった。
0255文字
あまぐり
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桜木紫乃さんの小説は直木賞受賞後ホテルローヤル含め数冊読んでみたけれど、重苦しい感じが苦手で避けてました。この作品は認知症や介護など今の自分にとって他人事ではない内容のようだったので読んでみたいと思えて手に取りました。決して円満とは言えない家族の話が様々な視点で描かれていて共感できる部分も多く読んで良かったと思えたし桜木さんの小説に対する苦手意識も払拭できたような気がします。
0255文字
よのすけ
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読む人物が何歳かによって、登場人物の誰に共感するかが変わりそうな本、今のところ私は乃理。 各所に名台詞!!、と唸りたくなる一文がある。特に269-270ページにかけての5-6行、この考え方、すごいと思う
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shoko
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作者が描く冷たくて暗くて重たい北の大地の家族、その雰囲気が好き。みんないろんなこと抱えてる。
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GAVI
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桜木さんの、この重くて深い語り口が好きだなぁ。老いや病に戸惑いながらも、自分の人生を受け入れて飄々と生き抜く人たち。そしていつかは好むと好まざるに拘らず、家族を閉じる。切なくて寂しい。
0255文字
?
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ネタバレサトミを中心にそれぞれまわりのひとにスポットがあたる サトミは認知症 そして老老介護 猛夫の苦労が読んでいてつらかった 「よかった。今日あいつを殺さずに済んだ」 認知症の人と過ごすのはストレス半端ないと思った 免許返納もしたくてもできない、結婚した娘に素直に頼れない父親、せつなかった
0255文字
ふーこ
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長い間、家族をしていると、何かしらある日常が描かれているが、そのなかの一人一人の奥にある哀しみのようなものがじわじわと伝わってきた。歳を重ねた今、他人事じゃない寂しさを感じた。
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Re Ga Ga
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一つの家族から、子どもが生まれて、成長して広がって、戻って、閉じてゆく。そう、閉じるときがあるんだよな、と今の私にはリアルに感じられた。自分の気持ちの裏も表も、受け入れていきたいなと思えた。話中の人の気持ちや行動の表現がとても豊かで、思わず自分の心の中でなぞりたくなるような感覚になりました。
0255文字
チキ
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ホテルローヤル以来、2冊目。今の私には、刺さる話だった。
GAVI

桜木さんの本は好きだけど、これはまだ読んでなかった。予約しました!

12/26 07:46
0255文字
Miho  Sato
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ネタバレここに出てくる登場人物たちみんなあまり幸せそうじゃない。サトミの認知に娘も旦那も振り回されているけれど、当の本人はそんなに不幸そうではない。しかし若い時は旦那の暴力や女関係で苦労した。娘たちもそんな親に振り回されてきた。それでも親を捨てずに心配しているのはどこか憎めないところがあるからなのかもしれない。
0255文字
hamm
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ネタバレ5つの連作短編集
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ながや
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後輩におすすめされて読みました。暗い世界観でしたが面白く一気読みできました。突発的に起きる感情が共感できるなぁと思っていたところ、読んだ次の日に家族で喧嘩勃発...(当事者でないのが幸いでした)。8:2くらいでどちらにも非があり、突発的に出た言葉と謝れない感情で家族が揺れていて、物語を見ているようでした。
0255文字
上野孝貴
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★8
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sanukinoasayan
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ある日妹から、母親がボケたと父親から告げられたと連絡が入る。齢を重ねながら横暴な態度の抜けない父親に母親を任せて大丈夫なのか戸惑う姉妹、その戸惑いがやがて二人の夫との仲も揺るがすことに。ある家族をめぐる五人の女性のそれぞれの家族との関係に期待、不安、諦観、慈愛と、複雑な心理に揺さぶられるエピソードが、どこの家族にもあり得る、切実な実感をともなって胸を締め付けるもので、読中家族あるあるだと納得するやら、我が家族にも起こり得るなとゾッとするやらで、話として、表現として、読み手にとってリアル過ぎる罪な作品。
0255文字
たっちゃん
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登美子が理想か?
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Ryoko
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親の介護がテーマの短編集。親の介護に直面する智代と同世代なので色んな場面に既視感を覚えた。なぜここまで緻密に描写できるのかと思っていたら著者の体験ともあり納得。ボケてしまったサトちゃん、周りは大変だが本人は幸せそうだ。深い深い小説だった。
0255文字
Ayakankoku
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両親の老いを中心に据えながら展開されていく物語。誰かの物語でありながら、未来の自分にも来る物語なのかもしれないと感じた。
0255文字
ひかり
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考えさせられる話だった。認知症の入院患者がいる病棟で読んだので、身につまされた。自分も歳を取って、この本の登場人物のようになるのだろうかと考えると、気持ちが沈んだ。
0255文字
choco
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認知症になった母サトミ、母を介護する事になった高齢の父猛夫の二人の娘達家族を軸に物語は展開していく。 一章毎変わる主人公の目線で語られるそれぞれの家族じまい。誰もがその内経験するであろう問題。家族であるからの葛藤や意地の張り合いなど厄介でもあり愛おしくもある。 最後の章の姉妹でプリンを一緒に食べる場面が良かった。
0255文字
ひつじ先生
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北海道を舞台に、認知症の母と頑固な父が出てきて、この両親の「老い」を軸にして、彼女の娘たち家族や姉妹の物語が続く。ゆるくつながる連作の短編五編であるが、なんというか、重たいテーマだった。けど、さらりと読めた。初読みの作家さんだが、文体や語彙にその秘密があるのだろう。舞台が北海道なのも影響があるのかな。小説の最後は「忘れない」の台詞で終わっていた。何を忘れずにいるのだろうか。諦めも必要なのが人生の最終ステージなのだろうか。なかなか深いなあ。
0255文字
tomo
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☆☆☆☆ 4.3 年齢的に自分と重なることも多く、ブルーな気持ちになりました。若い頃は「ケッ」と思って特に群れることはダサッと思うことも多かったのですが、最近はみんなでワイワイするのもいいねと思うことが増えました。年をとったということ!? 本作も途中までは、いつもの北海道を舞台にした男女の愛憎劇と勝手に想像していましたが、まったく違った。老親を中心として関係者(主に娘)の視点で描かれていますが、本人と周りの評価は違うようで、そこが読ませるし、また怖いところでもありました。
0255文字
煙
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ネタバレ船旅後、猛夫がサトミを置いていった理由が、紀和の推測したような理由にせよ「姥捨て」にせよ、その後、今までどおりにほとんど猛夫1人の介護が行われていることに引っかかってしまった。他人に認知症の妻を預けて置いていった以上、猛夫がいくら「1人で面倒を見る」と言っても、デイサービス等の外部の機関を利用させるべきだったのではないか。現実でも介護疲れで心中を図るといった事件が起こっているし、介護には想像を絶する大変さがあると思うので、猛夫ばかり担う介護が続いていることに、猛夫がそれを望んだにしても、もやっとした。
0255文字
まるぷー
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5人の女性の視点の連作短編。主に80歳を越えたサトミ夫妻の問題。認知症になったサトミ、老老介護の夫猛夫、娘の智代と乃理の家族としてのあり方など浮き彫りにされる。元々他人同士の男女が夫婦になり子を授かり、やがて子は成人して離れ、夫婦は老いる。このサイクルは永遠に繰り返され、自分は年代とともにどこかに当てはまり、時には円満な家族となり得るが、この小説のようにそれぞれがバラバラの状態になり、家族じまいにもなる。核家族、高齢化、少子化の進む現代において一抹の寂しさが重くのし掛かってきた。
まるぷー

ポロンさん、娘たちも家庭を持ちそれぞれの事情のなか必死で生きているというのはわからないでもないけど、あまりにもそれぞれが自分本位すぎる感がありましたね。寂しすぎる家族かな?

10/02 19:29
まるぷー

ベーグルさん、認知症を持つ家族の苦労がまざまざと思い知らされました。本人もそうでしょうが、周りの家族はもっと悲しいでしょえし大変なんだなとつくづく感じました。だからこそ、家族の絆は大切なんでしょう。

10/02 19:32
4件のコメントを全て見る
0255文字
ゆきゃり
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ネタバレ読むのが苦痛な本だった。妙に小洒落た比喩表現というか、二重否定みたいな書き方が多くてその度に止まってしまって時間がかかった。肝心のストーリーも何を伝えたかったのかがイマイチわからず。。。変な夫婦ばっかり出てきてみんな幸せじゃないっていうか。そういう家系もあるのかな…?中央公論文芸賞を受賞ねぇ、ふーん。みたいな。意外と過去の受賞作も読んできていて、どれもイマイチな印象があるから、私にはこの賞を取る本が合わないのかもしれない。
0255文字
けむくじゃらアル
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ネタバレ認知症の母サトミの無垢で少女のような描写は、ジブリ版ハウルの動く城の魔力がなくなった荒れ地の魔女を彷彿とさせるような気がします笑。 5人の人物の視点から物語が進みます。最後のトミ子の章が1番印象的でした。 登場人物中最高齢というだけあって、心中で悟りまくってて、その考えが面白かったです。 娘に呼びつけられて離縁された時、娘を下にみる考えをすることで心の平静をたもつ。対等な関係などありはしない。といった旨の描写があり、1番ささりました。
0255文字
きのこきのこ
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みんな誰かの子でありそのうち誰かの親になってそのバランスが難しい。老いた親はそれでもいつまでも親のつもりだったり。もしぼけちゃったら自分はどの時代の自分になるんだろうと思った。しんどい暮らしを経て今、幸せな記憶の中で暮らすサトミは幸せなのかもしれないな。
0255文字
りえ
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★★★☆☆
0255文字
maachan
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桜木さんの本を読むのは10年振りくらい。第15回中央公論文芸賞受賞作品。5章の連作短編集。主人公が章毎に代わり、どのお話も繋がっている。認知症の母と父、娘2人が主人公で舞台は北海道。作者が北海道出身なんだなあ。第5章の姉妹のお話しが良かったと思う。妹想いの姉のお話し。兄弟って良いなあと思えた。全体的に重めのストーリーで考えさせられる。老後って何歳からなんだろう。
0255文字
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