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バウムクーヘンとヒロシマ: ドイツ人捕虜ユーハイムの物語

感想・レビュー
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TAGO
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ネタバレ再読。 『バウムクーヘンとヒロシマ』を読んで 見える世界が変わりました。 どう変わったかというと 原爆ドームがかつては物産陳列館として多くの来場者で賑わい、ここで日本人は初めてバウムクーヘンと出会ったんだなぁと活気ある情景をイメージするようになりました。 広島港からほど近い似島(にのしま)が重要な役割を担う島だったのには驚きでした。 あとカール・ユーハイムが捕虜となった第一次世界大戦時だと捕虜のイメージが違いました。 捕虜の人々の技能を披露する場面は特に心惹きつけられました。
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kumako
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カールが捕虜として日本に連れて来られなかったら、ユーハイムというブランドが日本で生まれる事はなかったという事か。ユーハイムと原爆ドームの関係を読みながら「あれ?ユーハイムって他にも戦争の話に出てきたような?」と考えるに、“火垂るの墓”だった。夢々しいお菓子と暗い戦争の温度差が辛い。色とりどりの素敵なお菓子が作られる世の中を大切にして欲しい。
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さく
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ドイツ人のユーハイムさんは、捕虜として、日本に連れてこられ、ドイツの菓子を日本に広めた。はじめにバウムクーヘンを売ったのは、広島の物産陳列館。つまり、原爆ドーム。ユーハイムのバウムクーヘンにこんな歴史があったとは!
さく

どうぞー💓八月、図書館に戦争関連の本棚が作られてて、そこにありましたー!

09/11 16:27
キキ

さくさん、ありがとうございます😌ユーハイムが人名だったことにも、あの建物と関連があったことも初耳で、いろんな意味で読むのがドキドキです!

09/11 17:12
3件のコメントを全て見る
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an
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バウムクーヘンの物語。第一次世界大戦の捕虜として日本に来て、当時俘虜収容所だった似島にいた縁で原爆ドームの前哨である広島県物産陳列館にバウムクーヘンに出して。最終的に神戸でユーハイムを開店したものの第二次世界戦の空爆で神戸から被災したユーハイムさん。投下された原爆の被災者が500人収容の似島の病院に1万人運び込まれたエピソードなど背景も描かれており、エピソードが絡み合って色々感じる物語。
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tellme0112
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これを、ガザ侵攻のニュースとともに読んだ。明けましたが新年の挨拶は控えたい。ユーハイムのバームクーヘン、あれがそうだったのか。
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Frederick
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図書館で借りました。以前の市学校司書夏の推薦図書銀杏早苗絵2020年刊。「菓子は平和なときにしか、つくれないのだね」小6颯太が愛するバウムクーヘン。曾祖父が子どもの頃食べたと言うバウムクーヘン。広島県物産陳列館に並んだそれを作ったのは菓子店を開いた青島から似島俘虜収容所へ連れて来られたドイツ人カール・ユーハイム(1886-1945)だった。その生涯を颯太は似島バウムクーヘン作り体験キャンプで知る…神戸ユーハイムは今年100周年。土産の定番で自分もその恩恵に預かっていたがこんな経緯があったとは。高学年以上→
Frederick

颯太のじいちゃんの話に涙が止まらなかった。自分の祖母も、自分にだけ戦時中の話をしてくれた。「みんな、そうよ」銀杏さんの挿絵も凄く良かった。 終戦前日に静養していた六甲山ホテルで亡くなったユーハイム氏。今でも神戸の街を見守ってくれていると思いたい。 似島では本当にバウムクーヘンワークショップあったんですね。そして今年3月この物語のミュージカルが東京であったらしい。

08/14 20:38
Frederick

「原爆ドームって、最初から、原爆ドームじゃなかったんだよね」 /「やさしくも、むごくもなれるのが人間なんだ。だからこそ、平和というものは、意識して築いていかなくちゃいけない」 /「だれか戦争を止める人はいなかったの?もう、ここらへんでやめておこうとか。ちっちゃい子も巻きこむことになるんだよとか。そんなの、小学生にだってわかるよ」

08/14 20:38
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ヒラP@ehon.gohon
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ネタバレユーハイムのバームクーヘンが、あの原爆ドームと縁があることを知っていますか。 アーサー・ビナードさんの「ドームがたり」を手にするたびに、この本を思い起こします。 日本でバウムクーヘンが初めて披露されたのが、後に原爆ドームと呼ばれることになった広島県物産陳列館だったこと、伝えたのが捕虜として日本に連れて来られたドイツの一般市民だったこと、その名前がユーハイムさんだったこと、様々なものがつながって感慨深い物語です。
ヒラP@ehon.gohon

ユーハイムさんは、第一世界大戦で捕虜として日本に連れてこられ、洋菓子屋として店を出した途端に関東大震災を被災しました。 日本の歴史に翻弄されたユーハイムさんがいなければ、今のバウムクーヘンは存在しないのかも知れません。 しかも、バームクーヘンの日本デビューが、すっかり姿を変えた、あの原爆ドームの中でだったということは、幾層も重ねられた生地で焼き上がるバームクーヘンの姿とリンクしたしまいました。 バウムクーヘンは様々な出来事と平和の象徴のような気がしてきました。

08/06 05:28
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ヒラP@ehon.gohon
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関東大震災から100年経ったと知って、この本をまた思い出しました。 日本のバームクーヘンは、ドイツ人カール・ユーハイムが、第一次世界大戦で捕虜として日本にやってきた人生の中で、日本に伝えたものであり、初めて披露されたのが広島県物産陳列館(原爆ドーム)だという、日本の歴史をつないでいくような食物だと再認識しました。
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惡い読書
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バームクーヘンにそんなに思い入れはなかったのだけど、本書読了後には思わず買って、食している。バームクーヘン愛=美味しい菓子愛と戦争に翻弄された「ユーハイム」創業者のカール・ユーハイムを、現代に生きる、ある少年とその家族からの視点から語る。ユーハイムその人が(兵役についていなかったにも関わらず)日本の捕虜収容所に強制的に送られたのは知っていたが、彼が艱難辛苦の果、日本ではじめてバームクーヘンを製造販売したのが、広島市の物産陳列館、今は"原爆ドーム"という名前で呼ばれる建物であることは知らなかった。
惡い読書

彼の人生は、ドイツで出生⇒中国の青島で修行、その後独立して開業⇒結婚⇒大阪へ捕虜連行(第一次大戦時)⇒広島市似島へ移送⇒終戦、菓子職人として再起⇒妻子を呼び寄せ東京で開業⇒関東大震災⇒神戸へ移住⇒第二次大戦⇒神戸大空襲⇒1945年8月14日「戦争は終わるよ」と妻に言い残して死去⇒妻は国外へ強制退去。現在の視点で見ても、「いったい、どこで、どうすれば、もう少し災厄から逃れられたのか」が全くわからない人生だ。-物語は、実の処、彼が主となるわけではなく、現代の我々に手渡される。匂いと舌の記憶は、知識より強いと⇒

04/05 23:01
惡い読書

いうが、その通り、主人公の少年と、彼の祖父の会話には記される。「どんなに過酷であっても」この舌が覚えている。それは、どんなに幸せであったか。それは、ずっとずっと、守っていかなければならない幸せであったことか。

04/05 23:04
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M
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新聞の書評で見かけて借りてきました。青少年向けなのでしょうが、今や完全に日本に溶け込んでいるユーハイムの背後の波乱万丈の物語と日本が歩んできた日々が眼前に迫ってくるようで、さらには三宮を巻き込んだ阪神大震災にまで思いを馳せてしまい、大人の私もいろいろと感じることが多かった1冊です。子供の頃父がお土産で持ち帰ったバウムクーヘンが懐かしく、これからは食べるたびにこのお話を思い出す気がします。良書!
M

(原爆ドームには、名前があったんだ)教科書とかで、しょっちゅう原爆ドームの写真を目にする。そばを通ったこともある。でも、原爆ドームにほんとうの名前と姿があるなんて、考えたこともなかった。(115頁)

04/01 12:03
M

「菓子は平和なときにしか、つくれないのだね」140頁)

04/01 12:06
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すもも
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バームクーヘンが食べたくなりました。IH調理器では焼くのは難しい。おっきなかたまりを裏表紙のイラストのようにカットしながら食べたい。 ユーハイムさんが捕虜となった第一次世界大戦と第二次のそれとでは、戦い方も捕虜の扱いもずいぶん違ったのですね。捕虜であった職人達により伝わった文化もある。似島での講話と体験、颯太の感じたことが、すんなりと伝わってきて読みやすい本でした。
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TAGO
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ネタバレ広島港から3kmに位置する似島は 昨年12月に宮島の山頂から眺めた時は瀬戸内に浮かぶ島の一つくらいにしか思っていませんでした。 まさかあののどかな島が日露戦争、第一次世界大戦、第二次世界大戦時に色々な役割を果たしていたとは… ドイツ人菓子職人カール・ユーハイムの人生は 戦争や天災に見舞われ激動の人生だった。 だからこの言葉が心に残りました。 「菓子は平和な時にしか作れないのだね」
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あられ
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原爆ドームは最初から原爆ドームではない… ユーハイムが被ばくしていたとは…バームクーヘン 思いが詰まったお菓子だった
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チロル
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図書館本。バウムクーヘンを日本に紹介して下さったユーハイムさんの生涯を通して第一次大戦、第二次大戦でのドイツ人捕虜になった方々から見る生活。広島で、今では「原爆ドーム」として知られる建物。本当の名を「物産陳列館」後に「産業奨励館」と言いました。そこで、彼がバウムクーヘンを紹介したということは知っていましたが「捕虜として」だったなんて初耳でした。大阪→広島→神戸。わたしは海外のチョコレート菓子に(味覚の違いにより)少し苦手意識がありますが、その違いを考慮して作り上げた元祖バウムクーヘン 食べてみたいな🍀
チロル

こちらの本書も「平和を考える本」として とても勉強になりました。戦時下で、捕虜としての生活。家族と離ればなれにさせられて。神経が蝕まれていくよね。こちらも、言葉では言い表せないほどいっぱい詰まった本でした。バウムクーヘンには悪いことは何もないけれど、戦争という歴史のもと日本に紹介されたという…。そのことを知ったから この先、そんなこと思って食べる日もあるだろうなぁ

09/11 07:18
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さい
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ネタバレ非常に良く構成された本。バウムクーヘンを愛する広島の小学生。その祖父、曾祖父の足どり。そして第一次世界大戦時、捕虜として日本にやって来たドイツ人ユーハイム。彼の手によるバウムクーヘンが日本で初めて販売された広島の物産陳列館。原爆ドームは初めから原爆ドームだったわけではなく、平和記念公園は初めから公園だったわけではない。戦争はむごく、ときに武器よりむごいのは人間の心。むごくも優しくもなれる人間は、「人がどうこういうからじゃなしに、自分の頭で考えられるようにならなくてはならない」。
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プル
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子供向けですが、大人も読んでいい内容です。子供向けだからそもそもが読みやすい。文字の大きさも老眼の私にはこのくらいがいい。広島とユーハイムが繋がらなかったので、手に取った本。ユーハイムさんのことはお菓子屋さんの名前で人名だとは知っていたが  それ以上のことは知らなかった。ユーハイムの宣伝本?と思ったが、予想を裏切る程に大切な話が詰まっていた。そこでは戦争の話が避けられない。原爆ドームの元は何の施設だったか?修学旅行で行ったのに忘れていたのではなく、人形に目を取らただけで勉強してなかった事に反省。
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かもちゃん
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「原爆ドームって、最初から原爆ドームだったわけじゃなかったんだよね」 私自身ドキッとするセリフでした。原爆ドームとしてしか知らない世代がほとんどの今。日本で初めてバウムクーヘンが販売された場所。 第一次世界大戦から太平洋戦争、原爆投下、敗戦後のことまで、ユーハイムさんの生涯を追いながら、身近に引きつけて丁寧に語られるので、小学生でも読みやすい。小学校図書館では「ワタシゴト」よりもこちらの方がおすすめです。
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minono
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「川のほとりを歩くと、今でも、家族が向こうからやってくるような気がするんよね」中島本町(現在の平和記念公園)でご家族すべて失った濱井徳三さんの言葉。(はまはもう一つの)
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かお
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原爆ドームがなんだったか。目の前で見たあの建物の迫力を思い出した。この物語の小学生のように、私も原爆ドームとしか思っていなかった。平和公園も。 日本が第一次世界大戦の時にドイツ人を捕虜にしていたなんて知らなかった。日本にバームクーヘンを伝えた、菓子職人のユーハイムさん。関東大震災や、第二次世界大戦も経験。終戦と共に生涯を終える。 原爆の悲惨さを経験した、颯太のおじいちゃんの言葉に涙が滲んだ。 「自分の頭で考えられる大人になりんさいよ。人がこういうからじゃなしに」
ベーグルグル (感想、本登録のみ)

私は他の本で原爆ドームが何だったか知りました。まだ行った事ない広島。行ってみたい。

11/13 21:32
かお

修学旅行で見て、あの迫力に圧倒されました。夜の原爆ドームもまた凄かったです。 今回、原爆ドームと平和公園のもとの姿を知れて良かったです😊

11/14 07:25
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プンヴァ
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ネタバレ終戦になりこれから平和な時代がやってくるという時に亡くなった事も含めて、カール・ユーハイムさんの激動の人生を知りました。作中に出てくる「菓子は平和なときにしか、つくれないのだね」という言葉はユーハイムさん自身の言葉ではないのかもしれませんが、平和の重みはその人生を持って感じていただろうと思いました。
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アーサー
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高学年から バームクーヘンを愛する男颯太は小学六年生。今年の夏はピースキャンプイン似島でバームクーヘン作りを体験できると知り参加することになった。キャンプスタッフが話してくれたバームクーヘンが来たわけを知る。 板東俘虜収容所の話は聞いたことがあったけど他にも俘虜収容所があったことに驚く。ユーハイムの俘虜期間の精神的に苦しい生活や優しい人柄が伝わってくる書き方。 「原爆ドームって最初から、原爆ドームじゃなかったんだよね」その時代に生きていた人たちの生活の一部を感じられた。原爆の恐ろしさが間接的に伝わる。
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みつばちい
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すごくよかった。主人公の颯太が、友達と広島の似島で行われる1泊2日のピースキャンプに行く。祖父がお土産でいつも買ってくるバウムクーヘンが大好きな彼だが、似島でバウムクーヘンの歴史を知っていく。ドイツ人捕虜だったユーハイムさんが日本にバウムクーヘンを伝えていく様子と、颯太のキャンプでの様子が交互に描かれる。キャンプ後に祖父にバウムクーヘンを持っていき、祖父の過去を聞く場面で涙が溢れた。原爆ドームになったあの場所で日本で初めてバウムクーヘンが販売されたとは知らなかった。多くの子どもに読んで欲しい本。
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奏
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バウムクーヘンの大好きな小6の男の子が主人公。夏休みにバウムクーヘンが日本に初めて伝わった広島の似島で行われるキャンプに参加することに。バウムクーヘンにこんな歴史があったことに驚きでした。「菓子は平和な時にしか、つくれないのだね」というカールさんの言葉。本当にそうですね。私にとってもバウムクーヘンは特別なお菓子になりそうです。
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憩子
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神戸のユーハイムと広島が結びつかず、読みました。日本人がはじめて食べたバウムクーヘンは広島市の物産陳列館(原爆ドーム)でユーハイムさんが焼いたものでした。 主人公たちが、原爆ドームは最初から原爆ドームだったわけじゃないことに気づいた場面で、私も一緒にあらためて気づき考えるときをいただきました。
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かたばみ
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ネタバレ第一次世界大戦、広島の離島似島に捕虜として連れてこられた菓子職人のユーハイムさん。第一次大戦のときは捕虜の扱いもまだ人道的だったことがわかります。ユーハイムさんの作ったバウムクーヘンがのちの原爆ドーム(当時は物産陳列館)で売られていた、というのも初めて知りました。児童書なので詳しくは語られてない部分も多いと思いましたが、晩年精神を病んでいったというところは印象深かった。戦争のむごさを感じました。お菓子は平和の象徴。
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にたいも
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バウムクーヘンを愛する男子がバウムクーヘンをキャンプで作る話、かと思ったら、丁寧にカール・ユーハイムさんの人生が語られ、終わりかと思ったら、おじいさんの話が語られる。いい意味で予想が裏切られる、読み応えのある物語。物産陳列館の向こう岸の町の様子が語られ、それが物語の後半効いてくるところが心に残る。少年たちのおじいさん、おばあさんが、今まで語らなかったという事に広島のリアルを感じた。「さあ、なんでかねえ。聞かれもせんかったし。みんな、そうよ。」優しい広島弁に、おじいさんの来し方を思う。小学校中学年から。
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ヒラP@ehon.gohon
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日本でバウムクーヘンが初めて披露されたのが、後に原爆ドームと呼ばれることになった広島県物産陳列館だったこと、伝えたのが捕虜として日本に連れて来られたドイツの一般市民だったこと、その名前がユーハイムさんだったこと、様々なものがつながって感慨深い物語です。 第一世界大戦、関東大震災、第二次世界大戦、歴史に翻弄されたユーハイムさんがいなければ、今のバウムクーヘンは存在しないのかも知れません。 バウムクーヘンは平和の象徴のような気がしてきました。
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スイ
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子どもの頃、ユーハイムという言葉は私にとって、特別甘い響きを持っていた。 ディズニーランドで売っているお菓子に明記されていたので、そのものの美味しさにディズニーランドへの憧れが加わり、特別な名前になっていたのだった。 そんな思い出の味を生み出したユーハイム氏がどういう経緯で日本に来たのか、この本のタイトルを見るまで私は何も知らなかった。 ショックだった。 読むと、一層ショックだった。 第一次大戦下、青島で兵士でもないのに捕虜として囚われ、妻子から引き離されて日本に送られたユーハイム氏。 関東大震災、
スイ

第二次大戦。 過酷な人生に胸が痛い。 丁寧な取材を元に書かれたとても良い作品なのだけど、今作の良さはそれだけではない。 タイトルから勝手にユーハイム氏を主人公にして直接描くのだろうと思っていたのだけど、主人公は現代の広島に住む小学生。 主人公の心情の変化、またユーハイム氏、主人公の家族の繋がりの描き方も非常に良かった。 歴史を知るということがどういうことか、小学生にも伝わる作品だと思う。 広く読まれて欲しい。

05/25 22:20
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がばいおばちゃん
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ユーハイムさんのおかげでおいしいバームクーヘンを知ることができました。戦時中ご苦労されたけど後世の日本人はバームクーヘン好きですよ!って言ってあげたい。また、原爆ドームのありし日の姿をも伝えてくれている児童書。おすすめ。
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matumoty
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バウムクーヘンという外国のお菓子が、どういう経緯で日本に伝えられたのか、なんて考えたこともなかった。気軽に手にとったけど、ものすごく勉強になる一冊でした。原爆ドームははじめから原爆ドームじゃなかったこと、お菓子というものは平和でないと手に入らないこと、原子爆弾というものの登場で戦争がどのように変遷していったかということ、この激動の時代を翻弄されながら必死に生きた人々がいて、今の私たちがいるんだということを痛感。児童向けだけど、大人にも読んでもらいたいです。
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ともち
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ネタバレ結婚式の引出物の印象が強い平和で幸福なお菓子代表バウムクーヘンと、戦争イメージの強い片仮名ヒロシマ。両者が結びつくなんて知らなかった。第一次世界大戦後、捕虜として日本に連れてこられたカール・ユーハイム。広島の似島で過ごし、物産陳列館(のちの原爆ドーム)でバウムクーヘンを販売する(日本初)。バウムクーヘンにこんな歴史があったとは。小学生の颯太と、原爆で亡くなった曾祖父。会ったこともない曾孫が当時の作り方で再現。今は平和公園になっている場所にあったという家の跡でおじいちゃんと一緒に頬張るシーンは感慨深い。
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くぅたん
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「原爆ドームって、さいしょから原爆ドームじゃなかったんだよな」 今から百年前、バームクーヘンを日本に伝えたのは、ドイツ人捕虜だった。6年のそうたのキャンプを通じて、ユーハイムの人生と戦時下の広島や似島について知る。
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バムケロ
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児童書◎ バームクーヘンといえばユーハイムだけど、まず人の名前だったのも知らなかったし、日本で初めて売った場所が今の原爆ドームだったということに驚いた ヒロシマ・原爆の本はたくさんあるが、原爆ドームの過去を知ることができる児童書は初読み? 主人公の気持ちの変化やブンさん、おじいちゃんの思いがわかりやすく伝わる 今年度の課題図書に推薦したいくらい
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ふーまま
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バームクーヘンで有名ないユーハイムが人の名前であったとは。カール・ユーハイムの過酷な運命と、日本で初めて作られたバームクーヘンが、広島県物産陳列館(現広島原爆ドーム)売られた事など、戦争と深く関わりがあり、子供達にも知って欲しい歴史だと思う。
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aoko
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キャンプで竹筒を回して作ったバームクーヘン。それを広めたユーハイムが日本にやってきた理由が捕虜だったとは。そもそも兵士でもなかったのに、人数合わせで一般人も捕虜として連れてこられたなんて。知らないことばかりで、日本人として反省した。戦争がどれほど残酷なことか、きちんと知らないといけないと思った。
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きよりん
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バウムクーヘン大好きだし、ユーハイムご夫妻のこともざっくり知っていたけれど、読んで良かった~。広島に旅行に行ったとき時間をかけて原爆ドームや平和記念公園を歩いたけれど、もう一度行きたいな~。 バウムクーヘン大好き~。まずあの形に見とれちゃう♪食べたい。
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NakaTaka
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ネタバレ日本にバウムクーヘンを広めた最初の人、ユーハイムの伝記だと思ったら、それだけではなかった。現代の子供たちがその昔を知っていく。そこは100年前の日本。第一次世界大戦で捕虜として日本に連れて来られてから、第二次世界大戦が終わるまでの数奇な運命。そこにはヒロシマが大きく関わっていた。平和公園も昔は住宅街だった。原爆投下までは。登場人物の6年生たちと同様に私も平和公園の見方が変わった。ぜひ子供達に読んでほしい。
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pamplemousse♬
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「ユーハイムって神戸でしょ?何故に広島?」と手に取った一冊。こんな歴史があったとは。知らなかったことばかり。これは児童書としてだけで終わるのはもったいない、大人にも読んでほしいな。 『菓子は平和なときにしか、つくれないのだね』、『原爆ドームって、最初から、原爆ドームじゃなかったんだよね』。知識としてはあるつもりだったけど、改めて重みのある言葉だなと思いました。
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Chiyo K.
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ネタバレ定番のお菓子バウムクーヘンは、ドイツ人捕虜として第一次大戦期に日本に連れてこられていた菓子職人が伝えた物だった。その人物ユーハイムの生涯を、現代の広島の小学生の経験を通じて描く。バウムクーヘンの歴史も、原爆ドームが物産陳列館という名だったことも知らなかったソータが、戦争のこと、過去に生きた人物のことを自分につながることとして感じられるようになるようすがよく描かれている。お年寄りが、孫の世代に初めて自分の被爆体験を語るというエピソードも。身近な、ささやかなものが持つ歴史を知らなければという気持ちになる。
Chiyo K.

ぶちさん、ぜひぜひ! 前にモロゾフの本を読んだときも、甘いお菓子に秘められた過酷な歴史に驚いたものです。https://bookmeter.com/books/12655336 中村屋のカリーとか、今も日本で親しまれている名物は、外国の人がルーツなものが実は少なくないのかもしれません。

01/20 19:01
ぶち

おぉ、モロゾフも本になっているんですね。『チョコレート物語』も読みます!情報、ありがとうございます。

01/21 07:07
4件のコメントを全て見る
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かいゆう
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ネタバレタイトルを見て、これは読まねば!と思った。何度か焼き菓子をいただいたことのあるユーハイム。思わぬところから日本にドイツ人捕虜がいた事や広島との繋がりを知る事になった。焼け跡としての原爆ドームの姿がどうしても思い浮かぶが、そこがどういう場所で何が行われていたのか…。平和記念公園は人々の集う町だったのだ。大好きなバウムクーヘンの日本での始まりがドイツ人捕虜だったと今まで知らなかったことが、何だか申し訳なく思う。これからはユーハイムのバウムクーヘンは特別な物となるだろう。
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バウムクーヘンとヒロシマ: ドイツ人捕虜ユーハイムの物語評価100感想・レビュー66