ユーハイムさんは、第一世界大戦で捕虜として日本に連れてこられ、洋菓子屋として店を出した途端に関東大震災を被災しました。 日本の歴史に翻弄されたユーハイムさんがいなければ、今のバウムクーヘンは存在しないのかも知れません。 しかも、バームクーヘンの日本デビューが、すっかり姿を変えた、あの原爆ドームの中でだったということは、幾層も重ねられた生地で焼き上がるバームクーヘンの姿とリンクしたしまいました。 バウムクーヘンは様々な出来事と平和の象徴のような気がしてきました。
ぶちさん、ぜひぜひ! 前にモロゾフの本を読んだときも、甘いお菓子に秘められた過酷な歴史に驚いたものです。https://bookmeter.com/books/12655336 中村屋のカリーとか、今も日本で親しまれている名物は、外国の人がルーツなものが実は少なくないのかもしれません。
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