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ドキュメント武漢:新型コロナウイルス 封鎖都市で何が起きていたか (平凡社新書)

感想・レビュー
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きゃしー
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コロナ禍も過去のものになりつつある今、記憶を風化させないために読みました。当初は新型肺炎とか、SAAS、MARSではないかと言われていましたね。当初は武漢住民に危機感がなかったこと、春節の時期で既に多くの人が中国全土に移動していたことなど当時の取材の様子が分かりました。また、地方都市という報道がありましたが実は大工業都市で、武漢全土を封鎖するというインパクトが想像以上に大きかったことも分かりました。公共の利益のために個人の自由が制限されるのを受け入れられるのは、確かにアジア的価値観だと思いました。
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Humbaba
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上に政策あれば下に対策あり。緊急事態であれば朝令暮改も仕方ないことであり、動きながら考えるという方法を取らざるを得ない。それがどのような意思から出た指令であれ、撤回させることが難しいのならばそれに合わせた行動をとる。本当に効果があるかが疑わしいこともあるが、それをとがめようとすれば大きなリスクを負うことになる。その割に得られるものがない状況では、行動に移せる人はそう相違ない。
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松村 訓明(まつむら のりあき)
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この本はコロナ禍が武漢で始まったときの様子がよく分かる本です。筆者はR2.1.23に武漢でロックダウンされる直前のR2.1.17に武漢に日本人として足を踏み入れています。その様子など非常に興味深いです。中国でも満足に治療を受けさせてもらえず、父や母を亡くした方の話もあり、涙が浮かんできます。現在(R6.3.17)の日本のコロナ禍はだいぶ落ち着いていますが、非常事態宣言が発出されていた頃は多くの方の生活することは大変でした。今後、同じようなことが起こらないことを願っています。
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美味しい渋谷
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長引く世界の新型コロナ禍。上海市のロックダウン終了のニュースに触れ、ふとことの始まりに思いを馳せ、武漢でのレポートを読了。
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うたまる
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「世界規模での大量殺戮を行ったのは、ほかでもない中国の無能さだ」(トランプ大統領)……新型コロナウイルスの発見から半年間の状況を綴ったドキュメント。でっきり武漢での話だと思っていたが中国全体の話であり、そのため特に臨場感も緊張感も感じなかった。加えてニュースソースは党の公式発表ばかりで信憑性も低く、総じて期待外れという感じ。後半、感染拡大の責任についてアメリカと罵り合いになるところは面白い。が、アメリカもまた根拠を示さないのは中国と同じ。国際機関や国のトップなど、責任の重い者ほど信用できないのが残念だね。
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海燕
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世界で初めて新型コロナウイルスが確認された武漢における、2020年1月から半年ほどの様子を共同通信社の記者がまとめたもの。専門知識がなくとも読みやすい。世界的な感染拡大が起こる前で、今となっては随分昔のことのようにさえ思われる。米中の対立、中国の対応を持ち上げたWHOなど、政治の絡みも興味深い。中国当局の発表を鵜呑みにできないであろうことは周知だが、感染が収まってきたタイミングであたかも指導者の功績のように報道したりする。報道は事実を伝えるものではなく、権力を裏付ける道具にすぎないのだろう。
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天茶
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★★★★☆
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Admiral2009
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著者は媚中韓記事を垂れ流す共同通信社の記者。内容は新華社・中国国営テレビの報道やネットを書き写しただけで武漢に居らずとも書けるドキュメントの臨場感ゼロで真偽すら怪しいものです。国内では重箱の隅を突く報道に終始する共同通信社なのに、妙に淡白な取材と編集です。コロナ前に戻った様子のみサラッと取材して中国共産党の抑え込みが功を奏したかの書き様は、共同通信社らしさ満載でした。
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ゆうじのパンツはオニのパンツ
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共同通信社記者のコロナ封鎖前の武漢状況と2020初頭から半年(2020.08.04発刊)の中国政府の動向、それに伴う世界の連動を著述。差し当たって目新しい内容ではないが、逐一更新され数日ひと昔になるのでその意味では価値はある。未だ解を見ないので悩ましいが、改めてコロナが治まる事を祈念したい。また亡くなられた人にも哀悼の意を表す。合掌。
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スパナ
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中国在住の記者さんが、武漢の都市封鎖前後に実際に武漢で取材した記録。今までも色々な災害があって、その時は一大事だったのに時間が経つと記憶が曖昧になってきて‥。今回の感染症の記録として残しておきたい本だと思った。
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ひろしくん
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新型コロナが発生した武漢でどの様なことが起きたのか、中国がどう対応したのかを記者が語る。
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きみたけ
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世界で最初に新型コロナウイルスの流行が確認され、都市封鎖がなされた武漢で何が起きていたのか。そして中国全土に感染が拡大していく中、習近平指導部や市民はいかに対応したか。封鎖直前の武漢取材を敢行した記者による迫真のドキュメントです。中国指導部の初動の遅れもさることながら、WHOの認識の甘さ(中国寄りの態度)に腹が立ちました。日本も世界も早期の収束を望みます。
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yoshi
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council
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書名に偽りあり、レベルで封鎖中の武漢に潜入取材した訳でもなく当時の中国国内の状況をまとめただけだった。しかし、一年も経っていない出来事が綴られているが随分昔の事みたいな気がする。
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乱読家 護る会支持!
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共同通信社・中国総局デスク兼記者の著者。 なんか、聞いたような話ばかりだなぁと思って読んだか、 そもそも共同通信社の記者なので、日本で知るほとんどの情報の発信者でもある。 報道されない真実を載せて欲しかったが、、、社の事情でそれは難しいのでしょうね。 かといって、「ニュースのシッポ」を見つけれる能力もなく、 パラパラ読んで読了。
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keroppi
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著者は、北京駐在の共同通信社記者。タイトルほど、武漢のことを書いているわけではない。武漢を訪れたのは封鎖前の1月17日に1日だけ。次に武漢を訪れるのは、感染が収まってから。封鎖された武漢の状況を深掘りし現地レポートしているわけでもない。一連の流れをわかりやすくまとめてはあるが。
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雲をみるひと
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通信社の中国駐在員による中国の新型コロナ対応に関するノンフィクション。作者の駐在地が武漢でなく北京ということも影響しているのか、舞台が飛ぶし時系列にまとまっているとは言えない面もある。一方、当局がどのような対策、管理をしてきたか等現地発ならではの情報も多い。中国式管理方法が日本には適用不可能なことがよくわかる。
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パット
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独自性には欠けるが、一連の経緯がきれいにしっかりまとめられている。
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イズル
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新型コロナウイルスによって明らかになったことを忘れずにいたい。
きみたけ

ナイスありがとうございます。イズルさんのを見て読んでみました。

11/10 22:25
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まーくん
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著者は共同通信北京総局デスク。武漢封鎖六日前に一度日帰りで街の様子を取材。あまり緊迫した様子は窺えなっかた。そして1月23日、突如”武漢封城”が実施される。遅れた初動対応から、その後の経緯を海外やWHOの対応を含め、偏りのない冷静な目で追う。共産党中堅幹部は著者に個人的に語る。「初動は三週間ぐらい遅れたかも知れない。中国はトップダウンの国。現場から情報・意見が上がる仕組みは、正直言って弱い。従って判断が遅れることもある。だが、一旦やると決めれば徹底的に実行できる。良い面も悪い面もあるが、それが中国だ。」
まーくん

禿童子さん、こんにちは。「統計をめぐる混乱」として1節を設けてます。当初発表は”確定診断病例”、つまり発症者のみで無症状感染者は含まず。途中、4月1日から無症状感染者数も発表(但し、累計は明らかにせず)。当初、診断がつかず亡くなった、あるいは混乱と混雑で診察を受けれず亡くなった多くの人は死亡者数に含まれてないとのこと。「コロナを克服」はどうでしょう?経済のアクセルを踏み込みながら、移動(立場が変わり、特に国外からの流入)には非常に神経質になっていると記してます。

09/11 14:05
禿童子

御丁寧な説明有難うございます。著者のニュートラルな記述は好感が持てると思います。初期段階の混乱は未知の病気という点から診断がつかないことも含め、やむを得ない面もあるのでしょう。現在もまだ流動的な段階だと思いますので、今後の推移を見守るしかないですね。とてもよく分かりました。多謝

09/11 14:15
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ようはん
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今年の全てが始まった地とも言うべき武漢市のコロナウィルス流行のドキュメント。騒動の初期頃の状況を知る事ができ、都市部とはいえスマホやネット通販の普及率の高さ等初めて知る事は多かった。しかしこの問題が出た1月頃はここまでの大事になって自分の住む街も武漢程ではないとはいえ不自由な状況になるとは思わなかった。
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Hatann
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新型コロナへの中国の対応についての北京駐在員のレポート。報道機関の駐在員として感じる政府の社会不安防止の意図、生活者として感じる市井の人々の動きを丁寧に記述する。習近平は2月3日の演説で1月7日に予防・抑え込みを指示したとするが、1月中旬までの市井の緩慢な状況、中旬以降の迅速な中央の動き、WHOを含めた国境封鎖に対する牽制球を鑑みるとどうだろう。党関係者も初動の遅れを認める一方で、市民は都市封鎖を唯一の効果的な手段として甘受する。国内経済、米中対立、第二波防止と課題が多いが、中国では復工復産が徐々に進む。
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Satsuki
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初動対応の遅れ、武漢での医療崩壊、中国全土に感染拡大、立て直しを図る指導部(急速に緊張感を高めたのは春節当日の1.25あたり)、経済への影響、米中対立の激化、「コロナ後」への移行。驚く内容があるわけではないが、中国の状況が奇をてらわずまとまっており、本件の基本入門書と言ってよいのではないか。中国に詳しくない読者を想定しているようで、説明は丁寧。著者自身の背景からか経済の記述がやや詳しめだが、分かりやすい。店が閉まったので社の運転手に散髪してもらうといったちょっとした著者自身のエピソードも親しみやすかった。
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川獺
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武漢のドキュメントを期待したのに。
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ののまる
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今や、強権によって79日間都市封鎖した中国と、感染全く押さえ込めていない日本と、どちらが対策としてよかったのだろう…
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さとうしん
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この半年ほどの武漢、あるいは中国の状況を現地リポートを交えつつ振り返る。社区と小区、中央と地方との緊張関係、なければないで困る全人代など、現地の政治・社会事情を的確に説明しつつまとめられている。感染者の統計をめぐる批判は、現在の東京、あるいは日本全体の統計のあり方に対する「ブーメラン」として返ってきそうだが。内容的にはオーソドックスで新味はないが、それだけに将来的には記録として価値が出てくるかもしれない。
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崩紫サロメ
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著者は共同通信社中国総デスク兼記者として中国関連のニュース全般を担当している。武漢には何度も足を運んでいるが、中国全体で新型コロナウィルスがどのように報道され、どのようなことが起こっているか、ということを主に北京から発信している本である。2019年12月31日に初めて武漢で公式に新型ウイルスに関する報道がなされてから、武漢政府が、中国政府がどのように対応したのかを日を追って丁寧に検証している。「初動の遅れ」と「隠蔽」について、実際に政府が動き始めたのは1月20日になってからである。(→)
崩紫サロメ

そもそも中国経済はコロナウルスの流行前から過剰投資により疲弊しており、建設が中断しているビルも多くあったことを指摘。民間企業の救済のために国営企業が損失を被る形で支援をしているが、コロナ以前の赤字故に十分な対応はなされていないという。本書を通して、中国のコロナウィルス対応における問題や課題は多く見えてくるのだが、感染拡大中にGoToキャンペーンを放置している日本で読んでいると、日本の異常さの方がより際立って見える。

08/05 18:56
崩紫サロメ

本書執筆時の6月、中国では直近7日以内にPCR陰性を示せなければ鉄道や飛行機に乗れないという。PCR検査はスマートフォンアプリで予約・支払いができ、結果はダウンロードして移動時に提示する。これで完璧とは言えないだろうが、今の日本ではこのようなことは全くできていない。先が見えない中、中国での失敗や成功を、もう少し取り入れていけないのか、と思う。

08/05 19:00
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