形式:新書
出版社:平凡社
ナイスありがとうございます。イズルさんのを見て読んでみました。
禿童子さん、こんにちは。「統計をめぐる混乱」として1節を設けてます。当初発表は”確定診断病例”、つまり発症者のみで無症状感染者は含まず。途中、4月1日から無症状感染者数も発表(但し、累計は明らかにせず)。当初、診断がつかず亡くなった、あるいは混乱と混雑で診察を受けれず亡くなった多くの人は死亡者数に含まれてないとのこと。「コロナを克服」はどうでしょう?経済のアクセルを踏み込みながら、移動(立場が変わり、特に国外からの流入)には非常に神経質になっていると記してます。
御丁寧な説明有難うございます。著者のニュートラルな記述は好感が持てると思います。初期段階の混乱は未知の病気という点から診断がつかないことも含め、やむを得ない面もあるのでしょう。現在もまだ流動的な段階だと思いますので、今後の推移を見守るしかないですね。とてもよく分かりました。多謝
そもそも中国経済はコロナウルスの流行前から過剰投資により疲弊しており、建設が中断しているビルも多くあったことを指摘。民間企業の救済のために国営企業が損失を被る形で支援をしているが、コロナ以前の赤字故に十分な対応はなされていないという。本書を通して、中国のコロナウィルス対応における問題や課題は多く見えてくるのだが、感染拡大中にGoToキャンペーンを放置している日本で読んでいると、日本の異常さの方がより際立って見える。
本書執筆時の6月、中国では直近7日以内にPCR陰性を示せなければ鉄道や飛行機に乗れないという。PCR検査はスマートフォンアプリで予約・支払いができ、結果はダウンロードして移動時に提示する。これで完璧とは言えないだろうが、今の日本ではこのようなことは全くできていない。先が見えない中、中国での失敗や成功を、もう少し取り入れていけないのか、と思う。
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