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中村 桂子,村上 陽一郎,西垣 通
ウイルスとは何か 〔コロナを機に新しい社会を切り拓く〕
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ウイルスとは何か 〔コロナを機に新しい社会を切り拓く〕
中村 桂子,村上 陽一郎,西垣 通
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形式:単行本
出版社:藤原書店
本の詳細
登録数
19
登録
ページ数
232
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とりもり
半分以上はウイルスとは無関係な新自由主義や科学至上主義への批判に費やされている。言いたいことは理解できる部分もあるが、現在から見ると当時の根拠希薄なCOVID-19を巡る議論に振り回されている感が否めない。「わからないことはわからない」でもいいのだけれど、そこから少しでも先へ進むためには科学の力はやはり重要だと思うが…。AIには確率と統計しかない点はその通りだと思うし、そんなAIを無邪気に過大評価している人が多いのも事実だが、それとウイルスを結び付けるのは牽強付会かと。個人的に合わない本でした。★★☆☆☆
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やまおじさん
つい先日、所属する団体で中村桂子さんのオンライン講演会を開催。そのつながりで購入して読んでみた。村上陽一郎(科学史家)・中村桂子(生命誌研究者)・西垣通(情報学者)の三人と、藤原書店の藤原良雄の司会による鼎談。得るところが多い。さすが藤原書店、いい本を出している。新型コロナウイルス(SARS-Cov-2)の蔓延の兆しが日本でもあらわれ始めた2020年夏(出版は2020年11月)、ワクチンがこれほどまで普及するとは思えなかった頃のもの。それを差し引いても、三人の顕学の発言から学ぶものは多い。
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2021/06/27
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紙狸
2020年夏に行われた鼎談を11月に刊行。mRNAワクチンが実用化される前の本。1936年生まれの生命誌研究者、科学史家、1948年生まれの情報学者はそれぞれ含蓄のある言葉を語っている。「寄せ集めてできた(ブリコラージュ)予測不能なものが生物だ」(中村桂子)。「(サイバー空間より)生き物たちのすむ物理世界の方が大事だ」(西垣通)。新型コロナ前の日本社会は「清潔じみた社会」であって、実は60~70年前には、「新しい生活様式」に近いことが今よりずっと要求されていた(村上陽一郎)。長老達の智恵に触れる本。
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NAGISAN
尊敬する村上、中村先生が登場する対談集。科学というよう社会科学に軸足を置いたような印象を受けた。フランソワ・ジャコブ(生物とは、寄せ集めで偶有で予測不能なもの)、森山成彬(ネガティブ・ケイパビリティ)を初めて知った。
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2021/03/04
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ichigomonogatari
ウィルスは最強の遺伝子として太古から生物の進化・多様性に深く関わってきたことを知った。そして科学で、AIで全て解決していけるわけではない、人間も当たり前だが自然の、地球の生き物の一部であるということを忘れてはいけない。コロナ禍の状況は刻々と変わり、報道は現状を伝えるのに精一杯だが、ここに書いてあるような基本的知識を知っておくことは大切だ。
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2021/01/12
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安土留之
3人の学者による対談集。コロナへの対応の議論を期待して読む人にはつまらないかもしれないけど、人間の歴史というパースケティヴで議論しているので、いろいろと考えさせられる。 結論は、コロナ対策には「総合的な知性」が必要とのこと。「むすび」に後藤新平の話が出てくるが、戦争後の帰還兵士の検疫に尽力した後藤新平は、政治家になってからも公衆衛生の推進をした。後藤のような「総合的知性」が日本をリードして欲しい、と改めて思いました。
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2020/12/06
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ウイルスとは何か 〔コロナを機に新しい社会を切り拓く〕
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