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本の枕草紙 (文春文庫 111-15)

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裏竹秋
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本についての蘊蓄はおもしろいものもある。辞書に書きこむとか本に赤線を引いて表紙の裏に索引をつけるとかは、実践してみたくなった。だが、下ネタは低俗で下品でバッチイ。再販制やISBNなど本にまつはる社会派の論難は、相変らず息苦しい。なにより、時をりひょいと顔を見せる天皇制だの護憲だのの話は井上のもっとも悪い十八番、左翼根性を剥き出しにしてゐる。本にまつはる連載だと思ひきや、突然の「読物としての新憲法」に面喰らふ。しかも改憲論者を非難する材料に使った三大原則なるものは、井上自身が設定した都合のいい論理で呆れる。
0255文字
マサ
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1978年~1981年、週刊文春に月一で掲載された本に関するエッセイ。時事ネタは当時の世相を感じさせるものの読んでいてそんなに古い感じがしない。著者の膨大な蔵書は有名だが、本に対するあれこれの行動が実例と共に(ユーモラスに)記載されており興味深い。特に、余白への書き込みや自作の索引などは自作のための作業でもあるのだろうが、読書の贅沢な楽しみ方だと思った。
0255文字
ゴリゾウ
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自家製「広辞苑」のつくり方、催眠読書法のすすめ、歩く書斎など、書物とその周辺を語る珍談奇想。ときにはマジメに、またヨタ話ふうに、自在無縁の発想でひろがる読書エッセイ集。『文庫解説目録』 #314
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