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太陽の子 文芸書新装版 (理論社の文芸書版)

感想・レビュー
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真澄
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教科書で習うような知識の一つとしか知らなかった沖縄と戦争。深く考えさせられた。
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海と風
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海:「虚しいな。お父さんは何で死んだんだろう。」颯:「関西弁とかがよく分からなかった。」 8月なので戦争をテーマにした本をチョイス。戦争というと、やはり広島や長崎の原爆が真っ先に思い浮かぶ。今回初めて沖縄の話を読んだ。沖縄のイメージって綺麗な海があって、旅行で行きたい場所っていう感覚が強くて、こんな悲しい歴史には殆ど目を向けてこなかった事を申し訳なく思った。広島に行くなら原爆ドームに行きたいって思ってたのに、沖縄に行くなら美ら海水族館とか海に行きたいって、目的が違うもんな。同じ日本なのに位置付けが違う…。
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ユウキ
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若い時と思う反面今読んで良かったと思う。あなたが悲しいと私も悲しい。経験が浅ければ口先だけ、又は言葉だけの想像になるだろうことを、半世紀も生きていれば、素晴らしく心踊ることも息が出来ないほどの苦しさも経験しました。経験はしても、その時々の感情の起伏と正面から向き合えなかった人(俺)こそ読んで良かったと感じる作品と思う。生命感溢れ快活聡明な人々のテンポ。そのなかで幸せの本質を改めて思います。「生きている人だけの世の中じゃないよ。生きている人の中に死んだ人も一緒に生きてるから人間は…」白い彼岸花が見えました。
ジム

かなしいことがあったら しばらくひとりぼっちになって、ひっそりとかんがえること。そうして亡くなった人も、生きている人のなかで一緒に生きていくんだよね。相手を思うこと、知ることで人は優しくなる。そう教えてくれる本だと思いました😊

11/04 14:58
ユウキ

ジムさん本当そうですね😊灰谷健次郎さんの言いたかった思いがふうちゃんや周りの人々から伝わりました。読み終わって今の社会はこの物語が書かれた頃となにか変わったか見渡してしまいます。肝苦りさはどこに。てだのふあおきなわ亭での描写ではムヒカ大統領のスピーチを思い出しました。物語の根底に黒いオキナワの影が付いて回りますが皆の心根が優しくムヒカの言う幸福はこうゆうところに有るんだと思えました。その理想には程遠い現実に目が覚めます。「他人に殺さってん寝んだりしが、他人殺ちえ寝んだらん」この精神文化。世界を救えます。

11/04 23:55
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瑪瑙(サードニックス)
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ずいぶん昔にNHKのドラマで見た覚えがあり手に取りました。当時の沖縄はこんなにも差別されていたのか?と驚きました。ふうちゃんのご両親のお店[てだのふぁ・おきなわ亭]は温かくて素敵なお店です。そこに集う沖縄出身の人々は陽気で優しい人たちですが、戦争の悲惨さ残酷さと差別を知った上でのことでした。12歳の少女ふうちゃんが父親の病気が良くなる事を願いながら、悲しみを抱えながら生きている沖縄の人々の幸せを願いながら、沖縄の事を知ろうと努力する姿が健気です。
0255文字
ミミネコ
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私は小学生時代、中学生時代資料映像や映画を見るのが怖かった。夜眠れず、ヘリの音が聞こえると爆弾が落ちてくるんじゃないかと不安になった。それ以降避けて通っていた戦争と言う、知らなくてはいけない過去に、小6のふうちゃんはしっかりと向き合った。大好きなお父さんの病気を治したいと、原因は戦中の沖縄での体験ではないかと、精一杯考え行動した。お父さんの事は悲しい結果になってしまったけど、ずっと優しいふうちゃんのまま、素敵な大人になってくれてるといいな。もっと戦争の事を知らなくてはいけないと思った。
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まき
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ネタバレふうちゃんの目を通して見る、戦争で傷つけられた沖縄と大人たちの姿。 戦争はたくさんのひとの命を奪うけれど、生き残ってもまだ、命を削られ奪い続けられるのだな。 ギッチョンチョンの部屋で沖縄戦の写真を見たふうちゃんが 「それは恐い世界だった。知ることが恐い世界だった」 けれどそれは知らなければならない世界。 6月23日は沖縄県が制定している慰霊の日。黙祷。
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noekure
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歴史を大局観をもって理解することとそこに暮らした人々を識ることとは両立する筈。沖縄の人だからではなく、虐げられても明るく振舞っている方達も在る筈。少し見識に偏りを感じないこともないのが正直な感想。
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ゆすん
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9年ぶりの再読。初めてこの本を手に取った時には到底理解できなかった沖縄の暗く深い歴史が、胸に重くのしかかってくる。沖縄の人たちが持っているのは優しい心だけじゃない。むしろそれ以上に、怒る心がある。この怒る心が今、辺野古で、高江で、爆発しているのだ。ヤマトンチューやアメリカーに向かって。
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bino
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ジュブナイルといいながら、内容の濃い作品。 多くの人に読んでもらいたいと思いました。
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Tamotsu Kawasaki
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灰谷健次郎さんの作品は二作目ですが、この作品も関西弁(多分)を用いられていて、内容が落ちてき難かったです。
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やまもと
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沖縄が大好きだった私に、とこれも幼い時に親戚の人にお年玉の代わりにくれたもの。あたたかみのある文章で綴られた日常の中に、戦争への悲しみなんかを交えて書かれています。ふうちゃんという小さな少女の視点から書かれた現代の戦争の残痕。小さい頃は、お父さんの遺骨を抱いて波照間を走るふうちゃんのシーンで単純に悲しくて泣いた記憶があります。
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ちゅうだい
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灰谷さんはこれと兎の眼が好き。
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seiren
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★★★☆☆
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