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保健所の「コロナ戦記」 TOKYO2020‐2021 (光文社新書)(Kindle版)

感想・レビュー
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Bolero
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コロナ関連の、現場の記録のような内容の本はなるべく読むようにしているが、本書は保健所という行政対応の中核を記録した貴重な記録だと思う。思うところは多々、多々あったはずだが、感情論の部分は切り離し、しかも誰にでも理解できるように書いてある。 最後に読み返した時、冒頭に記されていた究極の目標「つぶれないこと」に、思わず涙した。すごくよくわかる。これが大事なんだ。
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コロナ最前線で働いていた人がここまで大変な思いをしているとは知らなかった。行政の非効率性、マスコミ対応、罹患者対応など山積みの問題を前に仕事をやり遂げていた保健所の人には頭が下がる。本書のレポは2021年9月までしか記されていないが、感染者数の数を見るとおそらく、今が一番大変なのではないだろうか。社会に必要と認識されてはいるものの、あまり顧みられないエッセンシャルワーカーに対する対価はあまりに小さすぎやしないか。
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カエル子
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2021年春まで外国にいたため、日本の実態がどうだったのかよくわかっておらず(言葉は悪いが)興味本位で読んでみました。案の定という感じですが、マイナンバーカードの普及やDXの遅れが日本のコロナ対応を最悪たらしめた根本原因にしか思えない。FAXで報告とかあり得ないって。ま、コロナのおかげでそのあたりが多少なりとも改善されてきたのは歴然としていて、その流れを止めないことこそが今後の課題でしょうね。最前線&いろんな板挟みで苦労された保健所職員がこうして毒吐きできたことが嬉しい。いろんな人がいるもんだ。
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宇宙猫
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いついつシステム導入とか、ルールが決まったとか、まさに記録だったのでサクッと読む。体験記みたいなのを期待したんだけどな。保健所が大変だったのは、効率化・合理化をしてこなかったツケがまわってきたんだな。QC活動みたいなのやればいいのにな。
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hato
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図書館で借りて読了
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kitten
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図書館本。去年の秋まで、保健所がどうやってコロナと戦ったのかという記録。まさしく最前線で倒れる人がたくさん。この人はとんでもなく有能だし、行政の上層部にも有能な人材はいるはずなのに、それでもうまくいかない。多分、第六波が一番きついんじゃないかな。誰か、業務改善してくれ。とにかく、書類仕事、FAXでの報告というのがキツい。保健所としては、5類に変更してくれた方が圧倒的に楽だが、そうすると入院調整等を誰がやるの?まあ、そもそも保健所の仕事じゃないんだろうけど。ユニコの話はよかった。
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もえたく
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公衆衛生の砦である保健所において、第5波までのコロナ対策で悪戦苦闘する様子を赤裸々に描いた医師の記録。映画と文学好きな著者だけあって、要所要所に言葉が引用されていて読み易く書かれていますが、戦場と例えるのに相応しい大変さが伝わってきて頭が下がる思いがします。クラウドファンディングで制作されたというドキュメンタリー映画『終わりの見えない闘い 新型コロナウイルス感染症と保健所』も観てみたくなりました。
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琉璃
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現場の流れやその時の率直な感想がわかった。面白い。本書は必読。一般向けにわかりやすく書かれていてかつ面白い。2022年になっても状況は様々に動いており、2021-2022Versionも出せてしまうんではないか...?
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今江@神奈川
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東京の保健所目線のコロナ対応。知らなかったことが多かった。保健所本来の仕事以外も抱えていて大変そう。
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せい
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ネタバレ2021年4月から保健所PHNとして入職したものの「現場に新人指導する余裕がないのでこちらからは特に仕事は教えません。自分で工夫して仕事を覚えてください(?)」みたいなことを言われて事実上放置され、訳もわからないまま第5波の激流に飲み込まれた自分にとって、初期〜現在までに都や保健所行われてきたことを理解するための答え合わせというか、初めて保健所の感染症対策の考え方や公衆衛生医についての超基本的な事柄から順を追って理解できたという感覚がある。本当に読んでよかった。他の新人職員にも勧めたい。
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若隠居
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保健所の「コロナ戦記」 TOKYO2020‐2021 (光文社新書)評価96感想・レビュー11