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司馬遷と史記 (新潮選書)

感想・レビュー
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さとうしん
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原書は戦前に出た『史記』のフランス語訳の序論の部分ということだが、かなりの程度現代でも『史記』の参考書として通用する。読みどころは後半二章の『史記』著述のために用いられた資料の話と、『史記』の諸注釈の評価。
0255文字
山がち
新着
中国史や、中国の歴史書にはなじみがないが、比較的読みやすい部類だったのではないだろうか。しかも翻訳ということを考えると、特にそう思う。司馬遷の来歴などは、ある程度は聞いていたのだけれども、本書を読む限りやはり時代の盗聴として避けられないものだったような気がする。本書で一番印象に残ったのは史記が文章を保存する役割を果たしていることだ。史記自体の文体の不統一は、様々な伝承や既存の歴史などに含まれるスタイルを取り込んだ結果であり、そこに中国の歴史のみならず文章に対する興味、あるいはその関係というのがしのばれる。
0255文字
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