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シャンタラム(中) (新潮文庫)

感想・レビュー
160

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Tomokazu Hasegawa
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愛と消失の章
0255文字
Sakie
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なんということ。辛すぎる。失われた笑顔、失われた友情。ムンバイは違いすぎる人間がごった混ぜかつ過密だけど、自分以外の人間がいるから生きていけることを強烈に思わせる。裏切りも投獄も、苦境から舞い戻るリンの姿はかっこよすぎるくらいだ。しかし愛する人を失ったリンの、なんと弱っちいことか。『インド人みたいな心はどこにもない』。歌い、踊り、楽しむことを彼らは独りでやらない。いつも誰かと、誰かのためにやっている。自分で選んだことも、誰かが選んだことによって自分が変わることも、全て編み上げるように人生は進んでいくのだ。
0255文字
zuka
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アーサーロード刑務所の描写は筆舌に尽くし難い。まるで自分がギュウギュウに詰められ肌にシラミがたかり、線虫のシャワーで身体を洗うが如し。兄弟、愛する友人との別れと恋人との再会、アヘンに溺れ立ち直るまで。いざアフガニスタンへ。
0255文字
yutaro sata
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中巻は、圧倒的な暴力の世界。暴力、暴力、暴力。
0255文字
ide
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刑務所の様子やマフィアの裏稼業のことなど興味深い。上巻より楽しめた。
0255文字
しんちゃん007
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衝撃的ですざましい展開。印象に残ったのはp214インド人の心を語ったところ。その外にも人生について示唆する文章が多々ある。読んでよかった。下巻も楽しみである。
0255文字
鳰
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※感想は下巻にまとめて
0255文字
Wisteria
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友人の裏切りから放り込まれたアーサー・ロード刑務所での日々がリンを苛む。ひたすらに続く残酷な描写に、いつになったら展開が変わるの?と食傷気味になってしまう。出所後の外の世界は目まぐるしく変化し、再びヘロイン中毒に陥るリンを見ていて、非常に疲れた気分にもなった。実際読み続けるのにかなり体力と忍耐が必要。まだ分厚い下巻が待っていると思うと…。
0255文字
relaxopenenjoy
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(上)よりは、スピードアップ。刑務所内はすさまじい描写。シラミとか蟲とか、看守の横暴とか。出所後は、様々な仲間や敵との絡みが次々に降っては流れ消えていく。とにかく中巻では人があっけなく死んだ。また、随所で挟まれる観念的な内省の声や、哲学的議論は相変らず。カーラも、現れては消えてで、どうなるのか。七夕くらいの頻度でしか会ってないじゃない(笑)。ついにアフガニスタンへ。面白くなってきた。いざ下巻へ。
0255文字
ウメ
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追放者の絆。迷える者、孤独な者、行き場のない者たちの絆がここにはある。神は乗り越えられる苦難を与えるというが…。刑務所での肉体的苦痛も相当だが、喪失の精神的苦痛の方がより胸をえぐる。リンは安住の地にたどり着けるか。
0255文字
まうんとふじ
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どんどん危ない方法へ進んでく
0255文字
わたなべよしお
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 ブラバカルが死んじゃうなんて。こういう人を殺しちゃいけないよなぁ。相次ぐ親友の死にヘロイン?この辺のストーリーの流れはどうかな、と思うけど、全体を通じて面白いのは間違いない。しかし、小説ではあるんだけど、どこまでが事実に基づいているんだろう?
0255文字
おむ
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ネタバレプラバカルの死がすごくショックだった。正直刑務所のことやらやカーデルとのことやらでリンが打ちのめされた以上に予測不能で、言葉を失った。度重なる失意に。そりゃあ薬に溺れもする。リンはどこか繊細なんだよなあ
0255文字
ふくまる
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ネタバレ刑務所、闇ビジネスなど、インドのディープな世界にますますのめりこんでいく。 そして、カーラとの関係も発展していく。 プラバカルやアブドラ、マウリツィオがあっさりと死んでいく様を見ると、人生なんてそんなものなのかなと感じた。 日本のような国だと人が簡単には死なないので人生について目的や社会的名声などさまざまなものを求めがちだが、こういった本で人々が自分の心の赴くままに生き、死んでいくのを見ると、みんな気取らず生きていていいなと何か感じるものがある。
0255文字
デルタアイ
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とにかく次から次にジェットコースターさながら二転三転 インドという国を通してインド人もよそ者もマフィアも金持ちも貧乏人も 人と人の繋がりの濃厚さが伝わる 現代の日本人の自分からかすると 羨ましかったり、耐えられなかったり とりあえずカーデルバイのイメージがマーロンブランドから離れない ☆9.0
0255文字
アプネア
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コレラなどスラム内でのトラブルを八面六臂の活躍で解決していくリン。だか、何者かの奸計に嵌まり、投獄されてしまうのだった…。いきなりというか、YOUは何して刑務所へ?なんて質問も答えられないまま、ぶち込まれ、そこからの苛烈な拷問、シラミ潰しのルーティン、線虫シャワーなど。たった1分1秒でも関わりたくない超絶レベルの描写が圧巻です。出所してからもマフィアに入ったり、ヤク中になったりと…。いや~、人生の折れ線グラフの高低差ありすぎて耳キーンなるわ!
0255文字
アーノルド
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ネタバレ上巻から継読 “不思議な国”の代名詞ともされるインド その理由がわかるような作品です 脚色されてる部分も多少あるそうですが、実話に基づいたストーリーだと聞きました それを踏まえて読んでいると、フィクションであって欲しい部分とそうであって欲しくない部分とが両極端で… まさにプラバカルの死などは、主人公同様受け入れ難い事実でした フィクションでもノンフィクションでも、善人の死は安らかであって貰いたいモノですね 上巻から中巻の時より、中巻から下巻への方が読欲に拍車が掛かっています 期待大!
0255文字
オチョモコ
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主人公がアウトローとしてあまりにも完全無欠で格好良すぎるんじゃないかな。ダメダメな自分としては親近感が湧かず憧れにももとない。どっちというとカーデルのような人間になれたらと思うが、寸分も触れることさえできぬ彼方。通常なら一度でさえ起きてしまえばものすごい物語になりそうな事件がどんどん独り身に起きてしまいます。だからこの小説ひとつで「ナイロビの蜂」「ミッドナイトエクスプレス」「ベンハー」「レヴェナント」「ゼロダークサーティー」などの大作映画が一挙に体現できます。
0255文字
まゆげねこ
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ネタバレやっぱりプラバカルが死んでしまった。悲しい。登場以降物語を明るく照らしてくれていた人物がいなくなって、下巻はどうなるか。 これ自体がボリウッド映画のように内容盛りだくさんです。
0255文字
chich
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ネタバレ中巻は本当に面白い!一気に読んでしまったが、惨いシーンもいくつかあって楽しんでいただけに本当に辛かった。哲学的なやりとりが本当に難しいなと感じる一方で、インドにおける幸せのあり方がとても好きだった。
0255文字
ts0818
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上巻に続き、スラム街で平穏に生活してる主人公だったけど、街を病魔が襲い、突然、刑務所に収監されたり、マフィアの一員になったり、激動の日々が流れていく。主人公の友人のプラバカルはもちろん、個人的には、ヴィクラムがくそイカしてる。でも、そんな主人公の友人たちにも容赦ない変化はやって来る。そして、変化の波は、主人公にも訪れ、主人公は、新たな火種の中へと進んでゆくことになる。登場人物たちが語る言葉に、ハッとさせられることも多い。面白いです。
0255文字
うなぎん
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2巻も長い。少し面白くなってくる。
0255文字
itsumiKshi
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予想はしていたが、これでもか、と言うくらい悲惨。
0255文字
キクチカ  いいわけなんぞ、ござんせん
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スラムで粛々と生活していた上巻から一変、刑務所に収監され暴力を受け続けたり、出所した後はマフィアの仕事を請け負ったり、命を狙われたりの激変の中巻。マフィアの手先ではあるが相変わらず「優しくてタフで頼れる白人」として友人達を助け続ける。そして他人に優しくされると自分の過去を恥じずにはいられない、悪人だか善人かわからないリン。どれだけ尽くしても自分には負債があると思い続ける人生とはどんなものだろう。そして周囲の友人達も次々とトラブルに巻き込まれて姿を消していく。めくるめくボンベイの世界。とりあえず下巻へゴー!
0255文字
S.F.River
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やっと中巻終わった。リンの人生に延々と付き合わされている感じだ。カーデルの善悪感とか哲学的で興味深い話も出てくるしインドの情景もリアルで物語も波乱万丈ではあるがいったいどこに向かおうとしているのか分からない。3.0
0255文字
くらっくす
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ネタバレスラムでの満ち足りた日常は失われていく。コレラが蔓延し、多くの命が失われた。ようやく収束した矢先に、マウリツィオの詐欺の失敗を陰で被らせられ、熾烈極める投獄生活を味わう。この投獄を境に周囲の人間との溝が生まれてしまい、本格的にカーデルの組織に身を寄せ、その道に手を染めていく。そんな中、スラムでの殺人、マウリツィオに関わる事件、アブドラとプラブの死が立て続けに起き、リンの心底を蝕む。再びヘロインに手を出してしまうが…。カーラはリンを好き、何を恐れ行動しているのか。カーデルの説く普遍的な善悪とは。下巻へ。
0255文字
Akito Yoshiue
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上巻にくらべて劇的な展開。
0255文字
NOVE
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上巻ではボンベイに馴染むために能動的だった主人公が、中巻からは生きる目的を得て主体的に動き出す。この目的が自分をハメた相手への復讐というのがミソ。母国での脱獄しかり、やったらやり返す、反撃の怒りこそが主人公の原動力だ。自分の罪をある種の正当防衛と考えているため、彼に反省はないのだが、父と仰ぐマフィアのボス・カーデルの哲学感とスラムの住民の生き方は彼を変えられるのだろうか。
0255文字
YJ
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ネタバレプラバカルとアブドラが同時期に死ぬ波乱の展開。下巻でどう収拾させていくのかそれとも更なるカオスに向かうのか気になりますね。
0255文字
ドウ
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相変わらずインドらしい、目まぐるしく過ぎていく日々とその混沌に、読む側もすっかり飲みこまれてしまう。投獄と出獄、闇ビジネスと愛する人々との離別、洪水のような事件の数々。次はアフガニスタンに行くらしい。「人は初めて誰かを心から愛するようになると、相手が自分を愛してくれなくなることを何より恐れるようになる。が、当然のことながら、恐れなければならないのは、相手が死んでしまったあとでさえ自分がその相手を愛することをやめられないことだ。」(pp.558-559)
0255文字
SunaKuzzira
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主人公を取り巻く環境が目まぐるしく変わっていく、しっかりと読み手を引きつけ離さない書き口に脱帽しつつ下巻へ。
0255文字
noznoz
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犯罪者であり、アウトローの世界にいる主人公だが、純粋で本当の優しさを追求する姿がいい。刑務所の描写はキツかった。
0255文字
白隠禅師
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あれだけ過酷な刑務所暮らしに耐えたのに仲間が立て続けになくなって薬中になる。心が折れてしまったのだろう。リンをはめたのはカーラだったのかな。いよいよ下巻へ
0255文字
富士山やま
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「刑務所とは悪魔が祈りを学ぶ聖堂だ。牢屋の鍵が閉められるたびに〝運命のナイフ"がねじ曲げられていく」 刑務所の酷さが、どうにもこうにも。
0255文字
どくたや又右衛門
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徹夜するほど面白い本で紹介されていたが、確かに、先の読めない展開はすごい。
0255文字
Shun
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ネタバレリンの住まうスラムでコレラが発生し懸命の働きをしたと思ったら、何者かの陰謀で警察に拘束され打擲の日々、その後新たな闇仕事で新たな人生を歩み始める。まだまだ波乱は続き、愛する者たちの死が重なり失意のままヘロイン中毒となる。そこから愛する女性により、また生きようと禁断症状と闘い、健全な心身を取り戻し次の舞台へと足を踏み入れようとし次巻へ続く・・・ 怒涛の人生に目頭が熱くなることも多かったが、所々で哲学的な対話があったりリン自身の自問自答が繰り広げられ、考えさせられた。彼がインドを離れられない理由も悟った。
0255文字
taku
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脱獄者であり裏稼業に手を染める主人公。そんな男に好感を抱くのは、他者への思いやりと愛情、不条理に屈しないタフな精神、生きるうえで失いたくないものを持っているから。記憶に残る言葉が随所に散りばめられ訴えかけてくる。その言葉が自分の中に溶けていく。インドの多様さと混沌を濃密に詰めて、理解に苦しむ価値観さえ肌に触れさせるように経験できない世界へと誘う。その物語へダイブできる。本読みにとってこんな嬉しいことはない。「人は正しい理由で間違ったことをする」これは一つの核となるテーマなのでは。
富士山やま

まだ上巻の途中ですが、本好きな友人たちに勧めまくっています!

12/26 01:00
taku

そうですか!ともにこの小説を楽しみましょう♪

12/26 13:34
4件のコメントを全て見る
0255文字
hornistyf
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この内容がほぼ実話なら、どれだけ壮絶な人生なのか、、、
0255文字
shiggy
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ここまで長いのに中だるみのようなものを感じない。描写が濃密で展開も早い。しかしプラバカルはショック。
0255文字
Retsu H
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やはり刑務所の描写が壮絶。時々入る過去形の回想がこの後の壮絶な人生を想像させる。
0255文字
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シャンタラム(中) (新潮文庫)評価76感想・レビュー160