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砲艦ワグテイル (創元推理文庫 253-1)

感想・レビュー
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shimachip
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ネタバレ初ダグラス・リーマンです。香港駐留英海軍のおんぼろ砲艦に与えられたミッションを起死回生の一打にしたい新任の寝取られ&アル中&左遷艦長。舞台は東シナ海。共産党軍が迫る小さな島から在留英人を非難させるミッションは成功するのか?ストーリーは前半の人物紹介と船のディテイル語りから、中盤の脱出作戦展開、終盤の艦長単身の大冒険と駆逐艦とのチェイスまで盛りだくさん。いかにもなヒーローがいないのもいいですね。喫水がほぼないため浅瀬で航行可能な砲艦が主人公です。彼女が最後まで頑張ります。
shimachip

登場人物はじつに人間臭い(アングロサクソンらしく武骨で汗臭く計算高く酒飲みで情緒不安定)人たちばかりです。新しい彼女だけは例外的にすんごくいい人のようですけど。 この船、甲板も低いのでボートからトンと飛び移れるようです。

11/04 14:36
くたくた

ワグテイルが最後に帰港するところは、胸熱ですよね。滅多打ちされてボロボロの老艦が、駆逐艦を供に従えて堂々と入港するくだりが大好きです。

11/04 22:48
0255文字
くたくた
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ネタバレついに出た(´∀`)。伝統のアル中艦長!初っ端の危機には、気弱で屈折した退役間際の副長ファローが思いの外いい奴で泥酔したロルフ艦長を渾身で世話してくれたのでホッとした。いやあ、命令書持って参謀が来艦というのにいきなりの艦長ご乱行で、どうなる事かと(汗)。WW2終結後、勢力拡大を図る中国共産党。国民党旧勢力が支配する小島に英国人集落がある。中共の動きが怪しいので事を構えずに英国人を脱出させたい。ロクな港もない小島に接近できるのは、退役間際の河川用砲艦である老艦ワグテイル号。艦長は左遷されてきたアル中である。
shimachip

こちらの紹介を読んでわたしも本書を読んでみました。海洋ものは「脱出航路」とか「女王陛下のユリシーズ号」を昔読んでだけなので未開拓のエリアでした。いい作家に出会えてよかったです。ご紹介感謝です。

11/04 12:43
くたくた

「脱出航路」を読みたくて、今積んでます。でもなんといってもヒギンズだし、満を持して読みたいので、ベストコンディションの時でないと。それにしても、私の感想に釣られてくださってありがとう!リーマンはどれも面白いので、どうぞ片端から読んでくださいませ。でもこのワグテイルが一番「冒険活劇」していると思います。後の作品は「戦記」+「ラブロマンス」といった趣でしょうか。

11/04 22:43
4件のコメントを全て見る
0255文字
Bond
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久々に戦争物、海洋物を読んだが、いやあ、面白かった。好みに合うんでしょうね。こういう小品にも目を向けないとね。
0255文字
鈴木誠二
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中国共産党軍の攻撃が噂される小島に在住するイギリス人を避難させるミッションを敢行しようとする砲艦。なんとニッチなネタ! そんな中、過去のトラウマで屈折した主人公のロマンスを入れ込む相変わらずのリーマン節は健在(誉め言葉)。共産主義への理想に共感し、虐げられていた民衆を献身的に助けていたイギリス人の医者が裏切られるエピソードは、切なささく裂!
0255文字
tai65
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星5つ
0255文字
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