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ウは宇宙船のウ【新版】 (創元SF文庫)

感想・レビュー
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ふがし
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華氏451度で知られる著者の短編集。特に印象的だったのは、宇宙船という話、こんな、素敵な家族があっただろうか。自分が果たして家族に何が出来ているか、恥ずかしくって顔が熱くなる。少年時代を思い出させるような素敵な短編集。 霧笛という、悲しむ化け物に恐怖しながら哀しむ人間のお話は、恐らく今こそ読まれるべき作品かもしれない。 それ以外全ての短編において、間違いなく面白い。皆が本棚に置くべき本です。
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ルトピエ
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ブラッドベリ自薦の短篇集『R is for Rocket』17篇のうち16篇を翻訳したもの。大半が宇宙を舞台にしたSFだが、最後の「タイム・マシン」と「駆けまわる夏の足音」は『Dandelion Wine(たんぽぽのお酒)』から。本短篇集はヤングアダルト層の読者に向けて編まれたそうで、ブラッドベリ本人も「男の子たちに捧げる」とはしがきに書いている。そうだね、ぜひ若い人たちに本書を読んでワクワクして欲しい。でも、人生の黄昏時にもう一度読んでみたら、全然ちがう感情を覚えると思うよ、たぶん。
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は
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やっぱりロケットマンは唸るほど好き。ブラッドベリは短編なのに濃く残るよな
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稽子
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★★★ SF、短篇集。読んだのは1968年初版の古い図書館本。既読の短編が多かったが、好みの作品は「霧笛」「宇宙船」「宇宙船乗組員」「雷のとどろくような声」「霜と炎」。未読の作品のなかでは「霜と炎」が最も良かった。
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llll'
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.
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yajimayajiuma
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知っている作品が多かったが、傑作選だけあり「霧笛」「太陽の黄金の林檎」「いちご色の窓」と、名作が多数収録されていた。本作を読むと、ブラッドベリがいかに宇宙をテーマにSFを書き、それでいてそれが手段でしかないかよく分かる。最初の二作は、これから宇宙に進出していこうとする人々が描かれる。「宇宙船」では実際に宇宙には行かず、宇宙を旅する夢を見せる。「宇宙船乗組員」は、地球の家族を愛しながら、それでも宇宙に惹かれる人を家族の視点から描く。確かに宇宙は主題だが、人の営みと思いが描かれているのである。
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たぴおか
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表題の長編かと思ったら宇宙にまつわる短編集だった
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kameyomi
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ブラッドベリ自選の短編集。SFの不思議さを詩的に美しく追求した文章は、「一粒で二度美味しい」満足感を与えてくれる。訳すのが大変だったのではないかと察せられ、このように素晴らしい訳で読むことが出来てありがたい。『雷のとどろくような声』、『この地には虎数匹おれり』、少し長めの『霧と炎』が良かった。
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(ま)
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寂寥たる風、哀しく、切なく、荒々しく、時には優しく 叙情のSF詩人の短編集
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ちびあんすも
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身体中を駆け巡る、かけがえのないもの。未来に向かって伸ばす手。そこには確かな優しさの繋がりがある。淋しさが去来する情景に胸うたれ、あたたかく、時には残酷でもあり。SFだけではない、ブラッドベリの様々なノスタルジックを堪能。「「ウ」は宇宙船の略号さ」「宇宙船」「いちご色の窓」「霜と炎」「駆けまわる夏の足音」が個人的に好み。
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KAZOO
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ブラッドベリ自選の作品で、いくつか読んだことのある短篇がありました。題名からすると宇宙のものが多いと思っていたのですが、ブラッドベリ特有の幻想的あるいは抒情的な作品が多いように感じました。「霧笛」などは何回読んだか覚えていませんがいつも印象に残っています。「太陽の金色のりんご」も同様です。
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アクア
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イベント「あなたが選ぶ短編小説ベスト5」に挙げられていた短編2つを再読。どちらもノスタルジックな短編です。私の好みはもう少しホラー色が強いものか、ファンタジックなものでしょうか。◇イベント期間中、ブラッドベリ作品もとても人気でした。私はマンガからブラッドベリを知ったように思います。次はマンガの感想をアップします。
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ぷら
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著者自身が選んだ16編との事で、その中に『たんぽぽのお酒』に収録されていた『タイム・マシン』と『駆けまわる夏の足音』が含まれていた事が嬉しかった。とても好みな作品を、2人の翻訳者の文章で読み比べできて贅沢でした。 『「ウ」は宇宙船の略号さ』が好き。家族愛も友情も、少年の夢も希望も未来も、僅かな短編の中に凝縮されて光ってる。50頁に満たないのにこの満足感と余韻…すごすぎる。 ずっと読みたかった『霧笛』もやっと読めて良かった。遠大な時間と孤独、それに触れる切なさと無力感と微かな祈りがあった。
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ゆぅ
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SF短編集。宇宙をテーマにした作品が多かった。どれも面白いのですが「長雨」が一番好きかな。映像で見たい世界、狂気と希望でした。
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ふゆきち
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SFではない作品よりも強くノスタルジーを感じたのは家族の話が多いから? 『初期の終わり』、『宇宙船乗組員』、『いちご色の窓』とか。その他衝撃的だったのは『亡命した人々』。とても悲しい話でした。
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H2A
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半分以上は既読だが、今回読んでみて『長い雨』に強い印象を与えられた。金星でやむことのない雨に漂白された白い森で太陽ドームを求めてさまよう一団。次々に立ったまま雨に「溺死」するか、狂気に陥ったり、最後のひとりが到着したのがほんとうにドームだとは全く信じられない。ほかに中編の「霜と炎」は人間が8日しか生きられない星が舞台で、ステレオタイプの「ブラッドベリらしさ」を裏切る異色作。
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有沢翔治@文芸同人誌配布中
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 ブラッドベリの文章は単なるSFの枠には留まらない。詩的要素を感じるのだ。例えば海洋SF「霧笛」などはその典型と言えよう。また当然ながら宇宙を題材とした小説も書いており、どれも科学の発展ではなく人間の心情を描写している。そしてこの抒情性が星空に広がっているのである。https://shoji-arisawa.blog.jp/archives/51532732.html
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ニコ子
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図書館リサイクル本
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Shinichi Tañiguchi
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ネタバレ何冊か読んだけど、肌が合わないものも多いブラッドベリの中で、『火星年代記』と同じくらい好き。 ベーシックにはSFなんだろうけど、そこがキモではない話が多い。最初の2つや『宇宙船乗組員』、『いちこ色〜』、『おくりもの』は胸がキュっとなる。『霜と炎』はとてもロマンを感じるし、『雷の〜』や『この地〜』は寓話的。
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nosime_tombo
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好き。ロケットや宇宙にあこがれる少年たち、彼らの家族や友人との関係、そして信じる道を切り開く様の描写が良い。文章表現としても、心の在り方を時に大胆に、時に繊細に表わす言葉に惹きつけられる。あと、タイムマシンで恐竜をハントしに行く作品は、昔レンタル映画で見た覚えがあったなあと思い出した。原作は本著者であったのか。
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りまる
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ネタバレところどころ斜め読み。海外SFはハマるとおもしろいけど合わないやつはとことん合わない。「雷のとどろくような声」が1番好き。
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駒子
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子どもの頃に戻ったように、わくわくしながらページをめくった。「この地には虎数匹おれり」「いちご色の窓」「霜と炎」が好き。「霜と炎」は特に秀逸だと思う。ブラッドベリ特有のノスタルジックな空気感と、SFの心躍る要素が味わえる一冊。ハードなSFはあまり得意ではないので、これくらいわかりやすいと読みやすくて物語に入り込める。
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でら
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『華氏451度』で知られるレイ・ブラッドベリの短編集。読む人に想像力を育ませるような、とても情景がありありと浮かぶ物語がたくさん詰まっていました。ただ、まだ自分がブラッドベリの文体に慣れていないせいか解釈に時間がかかっていたので、もう少し読み込んでみたいですね。
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kurumi
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宇宙や未知なものに対しての羨望。それは日々の生活に突然現れたり、羨望を叶えるための想像力が形となって現れることもある。そんな夢のような体験が、この短編集には詰まっている。あまりSF色の強くない話も中にはあるが、現実に近い形で過去や未来に思いを馳せる描写が味わい深さを出している。特に宇宙船乗組員のなんとも言えない宇宙に対する向き合い方が切なく、面白く読めた。
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ish_774
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う~ん自分の求めてる方向性とは違ったかな。比喩表現があまり刺さらなかったので読みづらく感じる。ブラッドベリの宇宙に対しての無垢な憧れが伝わってくる。出版年が丁度米ソ宇宙開発していた時期なので、当時のホットなトピックだったのかなぁとなる。
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なーーーっ!
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他のレイ・ブラッドベリ作品より読みにくかった、短編集よりいつも読んでる長編の方が好きなのかも…。「霜と炎」の設定好きだったな〜。セミの一生。
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有機物ちゃん
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物理的距離とか心の距離とか時間感覚での距離とか、近いと思ってたものが遠くにとか、様々な距離感でリリカルというか、ノスタルジックな匂いは感じるけど、どうしても多用する比喩があまり馴染みのない表現で読みづらく、物語に集中できなかった。私の読む力の問題だとは思う。 『霧笛』『雷がとどろくような声』『長雨』『亡命した人々』『太陽の金色のりんご』は神話的で好き
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Fondsaule
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★★★★☆「「ウ」は宇宙船の略号さ」 「初期の終わり」 「霧笛」 「宇宙船」 「宇宙船乗組員」 「太陽の金色(こんじき)のりんご」 「雷のとどろくような声」 「長雨」 「亡命した人々」 「この地には虎数匹おれり」 「いちご色の窓」 「竜」 「おくりもの」 「霜と炎」 「タイム・マシン」 ブラッドベリ自身が選んだ16編の短編集。 どちらかというとファンタジーの方向を持った広義のSF。 でもブラッドベリ。
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かもすぱ
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ブラッドベリのSF短編集。便宜上SFとジャンル分けするけれども、叙情的という表現が陳腐に思えるほど詩的な物語が多い。ブラッドベリの作品は不思議なもので、麦畑の匂いのするようなSFであったり、神話と童話の中間のような作品であったりする。『霧笛』は宇宙とは関係なかったものの、孤独な衝動と波のうねりのダイナミックさが印象深くて収録作中で最も好き。『霜と炎』は自分のイメージするブラッドベリぽくはなかったけど寓話的ながら疾走感のあるサスペンスとして面白かった。
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貴羽るき
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穂村弘の手紙魔まみでしか知らなかったのをやっと読んだ。まみが夢中になって読むのも分かる。現実とは違う世界だからこそ人間というものが濃く浮かび上がる。「宇宙船乗組員」「雷のとどろくような声」「亡命した人々」が特に好き。
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Jun  Ike
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レイ・ブラッドベリの入門には良いですね。
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すす
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「霧笛」「亡命した人々」が特に好きです。神秘的かつ、飾らない自然な言葉選びがとても素敵です。
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mii22.
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10月はブラッドベリ。「ウ」は宇宙船の略号さ、で始まるこの短篇集は、近い将来、それはリアルではないかもしれない夢みたいなものかもしれない世界を描いている。子供の頃、人間が火星に行き火星人と遭遇する、そんな絵本を読んだ記憶がある。人は宇宙に夢やロマンを求め続ける。ブラッドベリの描く火星や宇宙はなぜか懐かしさや親しみを感じ、心の奥をキュンとさせたりチクッと刺したりする。お話の中から現れる風景、会話、色、匂い、漂う空気すべてのものが叙情的で美しく読み手の心をふんわり包む。その心地よさがブラッドベリの魅力。
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kingbluesmasa
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霜と炎、素晴らしい
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shaniku_0225
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何度読んでも胸が熱くなる短編集です。「霧笛」は著者の自選短編集『万華鏡』のなかにも収録されているけど訳者が違くて、わたしはこちらに収録されている訳の方を気に入っていますが、「寂寞湾」に「ロンサム・ベイ」とルビを振ってるところは『万華鏡』の方がすきです。でも何より冒頭の作者による「はしがき」がたいへんすてきで、これを読んでからの「ウは宇宙船の略号さ」を読むと本当にエモーショナルな気分に浸れます。
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刻青
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宇宙がまだ未知であり、遠い場所だった頃の物語。もちろん作者にもヴィジョンはあって、そんな作品もあるのだが、眩しいくらいの憧れや期待に満ちた作品群がやはり群を抜いていい。どんな感情も生き生きと人間味に満ち、読んでいて気持ちが良い。「内宇宙」的な文章が好みだが、こういうのも良いですね。まあこれも一つの内宇宙だろう。未知と憧れの象徴としての。「われとわが身を一つの音、一つの機械に化してやろう、そうすれば、人はそれを霧笛と呼び、それを耳にする人は、永遠というものの悲しみと、生きることのはかなさをさとるだろう。」
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まさ☆( ^ω^ )♬
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ハヤカワ文庫の短編集と被る作品も収録されていましたが、何度読んでも面白いので、それはそれでOK。解説によると、ヤングアダルト層を対象としたベスト盤的な位置付けとの事。しかし、年齢関係なく楽しめる作品群だと思いました。ちょっと長めの「霜と炎」が一番良かった。 奥付を見ると初版が1968年!50年以上前に発行された本が、今でも読み続けられているって凄いなあって思いました。
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るな@ぼちぼち復活
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ヤングアダルト層を読者対象とした「ブラッドベリ・グレーテスト・ヒッツ」の第一弾。ブラッドベリ自身による「はしがき」に書いてあるとおり、『おもに星のことが書いてある』のだが、そこは幻想と抒情の詩人ブラッドベリ。宇宙の驚異に対する憧れとイノセンスに溢れている。人生についても考えさせられることの多い「宇宙船乗組員」と「霜と炎」がお気に入り。翻訳に少々難があるように思えるので、出来れば新訳で読みたい。
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ずっきん
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「ウは宇宙船の略号さ」と「宇宙船乗組員」が、何度読んでも好きだ。幻想と抒情のSF詩人、ブラッドベリが綴る、憧れ、別離、打ち寄せるさざ波のような余韻。そこが好きなのならば、SFでなくても良さそうなものだけれど、舞台や小道具が現実にないものだからこそ、憧憬の念を抱くのだ。もう、抱きまくりである。実は、翻訳で、んー?となる箇所が多いのだが、それすら凌駕してくる抒情。わたしの読書傾向を作り上げたのは、デュマとヴェルヌだと思っていたけれど、ブラッドベリも外せないなあ。通しで読んだのは学生のとき以来かも。酔うわあ。
hope

これいいですよね、というかブラッドベリが大好物。とはいえ20年以上読んでなくて『刺青の男』を近々再読予定。

05/06 21:12
ずっきん

hopeさん、好物とは嬉しい♪ 刺青の男は、たしか何編かかぶってますよね。レビュー楽しみにしてます。

05/06 22:02
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