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何かが道をやってくる (創元SF文庫) (創元推理文庫 612-1)

感想・レビュー
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ちょん
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難しかったなー、よく分からないところが多かった。でもハロウィンが近づくとブラッドベリを読みたくなる🎃お話の映像は浮かぶけど、何してるのか意味が分からないことがお送り…誰かに解説してもらいながら読み直したい(笑)
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ちびあんすも
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カライアピーの音色に乗って邪悪なカーニバルはやってくる。回転木馬は葬送行進曲を奏で乗り込む者を呼び込む。強さも優しさも、誰もが握りしめて生まれてくる。勇気の魔法は笑顔に乗せて。心からの想い、立ち向かう勇気は、大切な人が寄り添ってくれること。 何度読んでも胸が熱くなる。最後に本を閉じる時の、しみじみとした余韻。やっぱり最高です。
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いっこ
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新訳版が図書館の新着本にあったので予約したのだが、手元に届くのに日にちがかかりそうで、旧版を読んでみた。差別用語というか、今では使えない言葉が当たり前のように出てくる。この物語の禍々しさには似合っている気もするのだが、昨今はそれを許さない。最初から最後まで不気味さが充満し、二人の少年の心臓のばくばくが私の心臓のばくばくに重なる。子どもの心をひそかに持ち続けていたウィルの父親の存在が、光っていた。
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ちびあんすも
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この胸が熱くなるものがたりは、永遠にわたしの心で勇気を呼び込むシンボルになる。恐ろしいカライアピーが遠く風に乗って聞こえてきたとしても、そっと手を伸ばせば握りしめる友がいて、後ろを振り返れば、力強くうなづいてくれる人がいる。それはなんと心強いのだろう。
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ゴマ
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ネタバレ2023年26冊目、レイ・ブラッドベリは初読み。古典洋物SFも初めてな感じ。一言で言うと昭和のファンタジー洋画を見ている感じですかね。ウィルとジムは隣りに住み誕生日も一日違いのなか、秋のある日カーニバルのチラシを拾う、そこからは一気に魔の手との追いつ追われつの攻防、ハロウィンの時期にちょうどいい作品でした。
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一乃
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ネタバレとにかく文章が詩的で美しく、じっくり味わいながら読むと読書って素晴らしいなあという気分になれる。きっと子供の頃に読むのと大人になってから読むのとでは感情移入する相手が違うのだろうな。私の中では紛れもなくウィルの父親が主役だった。少年たちをまぶしく思いながらも、遂には自分自身の人生を全て受け入れ、ひいては正にそのことが悪を打ち倒したのだという展開は胸にぐっとくるものがある。そのうち新訳も読んでみたい。
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アルニカ
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ジムとウィルの子供たちの話だと思って読み始めたけど、途中からこれはウィルのお父さんが主役なのでは?と思いながら読んでいた。大人になってから、親になってから読むとこのお父さんの言葉が響きまくると思うし 子供の時に読んでもジムとウィル目線できっと楽しめるはず。偶然にもこの時期に読めて良かった。
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てっちゃん
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久々にブラッドベリを読んだ。ここで言うカーニバルは、邪悪なものの暗喩なのか。ファンタジーとして、ワクワクしながら読むことができた。
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サラダボウル
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初ブラッドベリ。波のように、風のように、きらめく文章。圧倒される。登場人物の心は、こまやかに揺れる。ゆっくり読めない現代人の自分にがっかりして、とりあえず途中まで。
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有沢翔治@文芸同人誌配布中
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ハロウィンに移動式遊園地、カーニバルが巡業で訪れた。サーカスなどの見世物もある。二人の少年のジムとウィルは夜のカーニバルに忍び込むが、そこで異様な光景を目の当たりにする。回転木馬が逆回転を始めると、団長のクガーが若返り……。https://shoji-arisawa.blog.jp/archives/51529375.html
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だけど松本
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ネタバレ大人が若返りたいという願望を持ってて、そこに付け込まれるのかなってのはわかるけど少年たちは大人とかちょっと先の自分に憧れや興味を持ってたりするんだろうか。どっちかというと恐れみたいなものを持っていそうな。この話の中では少年が大人になることに憧れを持ってて、回転木馬に魅せられてしまって逃れられないように見えた。その木馬の魔力みたいなものを断ち切って友人を留めたい少年とともにハラハラしながら読むことができた。恐怖心につけこまれるから明るく楽しくハッピーに、っていう戦い方、再生のさせ方も好き。
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がらくたどん
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昨日ブラッドベリ版ハロウィーンの子どもの方『ハロウィーンがやってきた』を読んだのでせっかくなので「大人の方」も。と言っても主人公は日付が10月31日になる瞬間の前と後に生まれた少年ウィルとジム。夜半に街にやって来たサーカス団の回転木馬に誘われて悪夢のような冒険が始まる。少年達の子どもらしい友情・亀裂・そして再び手を差し伸べ合う気持ち。魔女も刺青男もしっかり登場します。図書館の管理人で父と言うより「おじいさん」みたいなウィルのパパがすごくカッコいい。老体にムチ打ちと思っていたけど、再読したら54歳だった♪
パトラッシュ

この本を読んでハロウィンという言葉を知った。あれから数十年の今日、夢に満ちた楽しいお祭りというイメージはきれいに消え失せた。

10/31 22:30
がらくたどん

パトラッシュさん、コメントありがとうございます。改めてニュースを見て暗澹とした気持ちになりました。「死」と「人外のものへの畏怖」を忘れないための夢と悪夢を楽しむお祭りだったはずなのにと思います。

10/31 22:43
5件のコメントを全て見る
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海
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読んでいてクセになるファンタジー作品。怪しいサーカス団を目撃する13歳の少年2人の10月のお話。好きなシーンが2つあり、1つはウィルの父が愛について息子とジムに語るシーン。もう1つはウィルの父が鏡のテントの中で苦しんでいる時、ウィルが必死に助けようとするシーン。ウィルの父に対する呼びかけは、純粋で真っ直ぐで必死で、可愛くって思わずウルっとした。
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イツキ
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得体の知れないカーニバル、奇人、回転木馬。背筋が冷えるような不気味が常にあって、本当に「何か」だな、とタイトルがすごくしっくりきた。少年たちの話でもあるけどウィル父がとてもかっこいい。子供たちへの愛情の講釈が好きです。ブラッドベリが抒情詩人と言われるのがだんだん分かってきた感じがする。
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ぜんこう
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図書館で借りたのは2019年の第59版。最近の版にしては文字が小さく老眼で字がはっきり見えず苦労しました。 カーニバルや刺青の男など何度かブラッドベリ作品で聞いたことある単語が嬉しい。 予想外に(?)長編だったんですが、登場人物も限られていて誰かわからないということになることはありませんでした。 ただ、連作短編にしてもらったほうが個人的には読みやすかったと思います。でも、フォレー先生はどうなってしまったんだろ?(>_<)
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海
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名作。大人が読むと子供の心を思い出してちょっと切なくなる。
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Shun
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”何か”とは原題によるとsomething wicked、つまり邪悪な何かがやってくるといったゴシックホラーの雰囲気です。また初版からの変わらぬ邦訳は、時代的に乱歩の怪奇小説のようなレトロ感があってこれも良い感触で没入できました。物語の導入部では、ある夜に二人の少年は大人になり永久に子供でなくなったと告げられます。そして避雷針を売りに来た謎の男、夜の町のカーニバル、そして奇怪な回転木馬等のアトラクションがその夜を恐ろしい悪夢に変える。果たして少年たちは恐怖を克服し邪悪を振り払うことができるのだろうか。
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aki
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初めて読んだブラッドベリは創元の『10月はたそがれの国』。衝撃だったなあ。次に、この作品(まだ『ウは宇宙船のウ』は刊行されていない)。ブラッドベリ、すごいやんという感想。で、ハヤカワシリーズへ移動し、『火星年代記』『刺青の男』『太陽の黄金の林檎』『華氏451』『メランコリイの妙薬』とSF・ファンタジー史に残るブラッドベリ作品を読みふけった。いま考えても大傑作ぞろいやね。その頃はブラッドベリが一番好きだったんちゃうかな。早熟の天才としかいえない。その後、同系統だと思うJ.G.バラードもオシ増しした。
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まさ☆( ^ω^ )♬
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子供が主役のSFホラーと思いきや、大活躍したのはお父さん。親子の絆、友情、不穏なカーニバルの謎、異形の者達との戦い、面白い要素が沢山詰まってます。面白かったです。やや翻訳に古さを感じたのと、とにかく字が小さい!新訳、もうちょい大きな字で再読したいと思いました。
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GORIRA800
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十年ぶりの再読 当時はなんとも思わなかったけれど子供が主役だけど親父さんがすごい印象的だった 魔女などの不気味な集団とカーニバルとの親和性があって幻想的な文体と共になかなかの海外ホラー
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いちろく
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紹介していただいた本。突然町にやってきたカーニバルを舞台に繰り広げられる物語。SFでありながらもファンタジーでもある。幻想的でもありながらホラーでもある。ジュブナイルの様な印象を持ちながらも大人向け。色々な要素がつまった内容なのにわかりやすい。出版から半世紀近く経過しても、日本でも再販されているのがわかる気がする。お父さんも強いわ!
ナミのママ

7月に出た新訳版で読みました。夜に読んでいたら、そのまま夢の中に引きずり込まれるような魅力的な作品でした。このお父さん、なかなかですよね😅

10/29 16:10
いちろく

ナミのママさん、コメントありがとうございます。7月に新訳が出たのですね。ホント、結局お父さんが持っていった気がします。

10/29 16:22
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舟華
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ネタバレ私の持っていたブラッドベリのイメージと違った。少年2人がやってきたカーニバルに魅了されながらも立ち向かい…!!と読んでいたらウィルのお父さんが主役ですかこれ!?ってちょっとびっくりした。子どもの熱と大人の経験をうまく対比できるようにしながら話が進んでいってとても興味深かった。サーカス団はまたやって来るのだろうか。ダークファンタジーなので少々嫌だなぁ…という描写がありつつも、そこまで気にせず一気読み。
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Ribes triste
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ジムとウィルの町に、深夜突然現れたカーニバル。町の人たちの気付かないカーニバルの恐ろしい秘密を知った二人は…少年たちの冒険譚。父と子の絆。ホラーでありながら、幻想的で美しい世界。今まで読んでいなかったことを、ちょっぴり後悔してます。
hilo

私の大好きな本です!

08/13 20:09
Ribes triste

そうでしたか!私もこの本が、好きになってしまいました。

08/14 05:51
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白い駄洒落王
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父親最高!
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Mai
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初ブラッドベリ。翻訳苦手意識があったけれど気付けば引き込まれていました。 不穏なカーニバルをテーマに、少年たちと父親が立ち向かい殻を破って得たものとは。。? 終始付きまとう恐怖と緊張感。全体が暗く重たい空気を付きまとわせているんだけど、どこか非現実的で美しい。浮遊感。 葬送行進曲の逆再生、、怖い! 登場人物の濃さもあって、わかりやすいSF小説でした。ブラッドベリの世界観にハマりそう。
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東森久利斗
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ラヴクラフトやポー、ブラックウッド、古き良き怪奇幻想小説の黎明期、先人たちが築き上げた中世ヨーロッパのゴシック様式を思わせる、重厚感と華やかさが共存する神秘的な世界、伝統美。抒情性豊かに飾り付け。万聖節、カーニバル、回転木馬、冒険、少年、帝王キング定番のキーワードの宝庫。影響を受けるな、意識するなと言われても無理な教科書的展開と内容。タイトルが秀逸。
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爽
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ネタバレホラーSFかな。ブラッドベリはずっと読みたいと思っていて、今回ようやく読めた。奥付を見たら40版と書いてあって、解説にもあったとおり幅広く読まれているというのがよくわかる。ちょっと哲学的で詩的な表現もあって、小説のくくりには収まらないほど濃い。魔術団を倒せたのは、チャールズの眩しさ、明るさに耐えられなかったということなのだろうか。そのあたりはよくわからなかったけれど、恐怖に立ち向かい、友達と父親を最後まで信じて戦ったウィルの姿がよかった。それにしても、先生と避雷針のセールスマンは助からなかったんだろうか。
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Mzo
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ネタバレブラッドベリ初読み。作品の予備知識なしで読んだのですが、途中の想像と違った方向に話が進んでいき、それがとてもよかったです。ジュブナイルではなく大人向け、というのが私の印象。
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rico
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少年たちは内にある夏の熱を持て余し、ただ走る。老いた父は遠い夏を想いつつ彼らを見送る。10月の終り、カーニバルはやって来た。刺青の男、魔女、過去と未来を見せる鏡の迷路、時を繰る回転木馬への誘惑。多くの人々が取り込まれ異形の者となっていく中、少年と父の戦いを描くブラッドベリのダークファンタジー。若い頃夢中になった。改めて読み直すと、父が主人公だということがよくわかる。魔は負の感情を餌にする。であれば、「今」を肯定し、魔を笑い飛ばせることが力になる。パパ、かっこいい!ラスト、少年たちと一緒に走る父。いいなあ。
ちゃちゃ

ricoさん、本を通して昔の自分と対話するのも、読書の醍醐味ですよね!何があっても笑い飛ばせる経験を積んで来られたのでしょう。でも、不安に揺れていた二十歳過ぎの自分が愛おしくもありますね(๑・̑◡・̑๑)

12/02 06:11
rico

ちゃちゃさん、昔の自分との対話、本当にそうですね。読んでいると、何者でもあり得る未来に怯え、立ちすくんでいた自分が甦ってきます。いたずらにに年ばかり重ねてきたような気もしますが、あの頃心震わせた物語と、もう1度出会い直せた幸せを噛みしめています。読書っていいですね。

12/03 00:54
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ねこれんじゃー
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◆カーニバル怖いよぅ。まさに悪夢のよう。直接的におどろおどろしい描写はそんなに濃いわけじゃないのに、ここまで怖いのはブラッドベリが凄いのか訳がうまいのか ◆タイプの異なる2人の少年の物語…と思いきや途中から父が主役だった笑 ◆表紙に惹かれて手に取ったけど、後から見たらだいぶネタバレだったw
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司
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再読
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うさポ
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途中。何の話をしてるのか全く入ってこなかった。
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Aya Murakami
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東京創元社 文庫刊行60周年フェア対象本 タイトルはマクベスがモトネタのようですね。そのせいか登場する異形の中では魔女が特に目立ったような感じです。気球で魔女が主人公の少年を探すシーンはなかなかのスリリング。 人の悪意を掻き立ててエネルギー元にするカーニバルは現実世界の週刊誌やネットの荒らしに該当するのでしょうか?
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かずま
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☆☆ 後半から面白かったが読むのに体力がいった。
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haru
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ネタバレ藤田表紙にホイホイされて久しぶりにブラッドベリ。少年達の冒険譚かと思ってたら、人生の辛みも老いも無駄にせず生きようとする大人が頑張るお話だった…!よかった!過ぎ去った時間も、これから向かう時間も大切にしたくなる。キラキラと宝石をちりばめたような訳文には毎回うっとりです。
0255文字
ホシナーたかはし
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サーカス団がテントを張るシーンを絵にしたら「からくりサーカス からくり編第五幕」がイメージまんまで、何故藤田先生がカバーを描いたのか、からサーが本作のオマージュだと読んでる最中に気づき納得。ゆっくり読んでも分からない個所があり難しくも、久しぶりに良い作品を読みました。
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かもめ通信
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カーニバルの喧噪と、お祭り気分のざわめきの中で、現在から過去へ過去から未来へと時を超えて、魔女や恐竜や全身に入れ墨を施した不思議な男が徘徊する悪夢のようでありながら、とても詩的なダークファンタジー。実はコレ、私にとっては初めてのレイ・ブラッドベリ。数年後、今より幾つか年を重ねてから再読することは可能でも、早く大人になりたかった頃に戻って読むことはかなわない。あの頃に戻れないことを嘆かわしく思うと同時に、戻れないことにどこかホッとしたりも。
かもめ通信

東京創元社文庫創刊60周年祝読書会に参加すべく手にした本。 長文レビューはこちら。 https://www.honzuki.jp/book/47400/review/227318/

05/22 05:30
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kaz
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ネタバレタイトル選本名目で勢いをつけて読んだ昔の読みそびれ本。10月のある週、少年たちは永久に子供でなくなってしまった…という出だしはいいのに読み進めるとしっくりこない。深夜やってくるカーニバルの汽車、がなりたてる蒸気オルガン、ぐるぐる回る回転木馬。おそらく作者の追憶にあるはずの情景が意外な普遍性で僕の郷愁も誘い(子供の頃に見たサーカスや怯えて聴いた怖いラジオドラマのテーマ曲を思い出した)、そういう部分が魅力ではあるのだが。読書にもタイミングや旬があり、読みたいと思ったら(できれば)すぐに読むべきかと改めて思う。
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何かが道をやってくる (創元SF文庫) (創元推理文庫 612-1)評価82感想・レビュー133