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朝日のあたる家 1 (角川ルビー文庫 1-14)

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くたくた
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ネタバレかつて透を愛してくれた巽と同じ歳になった自分に、静かに驚いている透。相変わらずのジゴロだが最近は女相手。大物政治家の妻雪子は透を買い、その娘の亜美は透を追いかける。亜美が健康的で生命力に溢れていて、変温動物の透ちゃんが、岩場で日光浴するイグアナみたいに女の体温と生命力にぬくもってる感じがするのは決して気のせいじゃない。以前よりは自分が好きになり、気持ちも落ち着いている透だが、ある日、巽の墓の前で良と再開する。良は麻薬に溺れて、スターの座にも翳りが出てきていた。透の中に良への愛情と懸念が湧き上がってくる。
くたくた

透はなんとか一日一日を過ごしているだけなのに、透が触媒となって、雪子、亜美、良、風間、そして島津の人生も大きく転換していく。透を守ろうとした島津が大物政治家朝倉の怒りを買ってしまい、“天皇”と称され、次期社長と目されていたテレビ局で失墜の危機に。良を奪われたと誤解して逆上した風間に殴られた透は、争いがもたらした衝撃の後の虚脱で不意に死に誘われる。しかし、透は帰る場所があることに気づき、死なずに島津の元に戻る。透の愛に気付いた島津もまた、大きな決断をすることになる。不器用で優しい透がとにかく愛おしいの一言。

05/28 06:36
くたくた

ロングレビュー→https://koko-yori-mybooks.blogspot.com/2022/05/0349.html 楽曲『朝日のあたる家』のリンクもあり。ずっとGBMで沢田研二を聞いているが、ジュリーがカバーした『朝日のあたる家』ももの凄く良い。この年でジュリーに惚れ直しているとは、人生っていつも新しい。

05/28 06:36
0255文字
碧雲-  lukeminen
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耽美小説で推薦されて読みました。 関連本が数冊あり、完結まで17年かかったシリーズ。ジェンダーレスを扱う著者は、ヤオイとBLの間で定義を葛藤していた人のようです。論点が彷徨っています。結論が出せずのままだったせいか、小説の展開や内容もフラフラしていて、読んで疲れる。 登場人物のキャラ設定も、筋書きも、読者を振り回すような内容でハッピーエンドではないのが、好みにあいません。このシリーズは、読後のもやもやが大きいので再読もしないと思います。今の私では、手に負えない。
0255文字
honoka
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ネタバレ1988年単行本初出文庫化。「翼あるもの」のその後。良(ジョニー)と透(トニー)が主役の今作の粗筋に戸惑い少し寝かしていたにも関わらず、翼〜の記憶を蘇らせる透視点の展開にすぐに呑み込まれた。物忘れ激しい自分としては流石としか言いようが無い。亜美の存在感凄い。島津同様、透の魅力にヤられてしまった。これが後4巻も…体力保つかな…
honoka

巽の心変わりに良を恨むわけでもなく墓参りをする透。巽の存在は大きくてあらゆる場面で想うのが切ない。しかし心の奥底では良への絶対的なものがあるのもわかる。翼〜で私が憑依した(?)風間は狂気じみてるし良も薬や酒で壊れている。

07/24 22:31
0255文字
fried_bogy
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 高校時代に。
0255文字
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