読書メーター KADOKAWA Group

転がる空に雨は降らない

感想・レビュー
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もちお
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複雑な。加害者の息子と被害者の父親が同じピッチでプレイする。誰も悪くない交通事故がもたらす悲しさ。こういう事故はたまに起こるけど、加害者も被害者も、その家族も人生が狂う。誰も悪くない、ただ運が悪かった場合、その悲しみや怒りはどこにぶつければいいのだろう。この物語の主役2人はそれがサッカーだった。いや、本人たちはぶつけているという感覚も意識もないだろう。ただただ夢中に真剣にサッカーと向き合い、いろんな感情を超越したような気がする。
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Nami
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交通事故で息子を亡くしたプロサッカー選手の父親。その加害者の息子も紆余曲折乗り越えてプロサッカー選手に。2人が同じピッチにたつことはあるのか、その時どうなるのか、一気に読み終えました。いい小説だと思う。小野手さん作品はみんないい人。
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ミコ
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ネタバレこの著者の物語には悪い人があまり出てこない。穏やかな世界。子どもが事故で亡くなるところが起点の物語で、なかなか乗り気にならなかったが、なんとか読んでいく。加害者の息子は上り調子のサッカー選手に、被害者の父親は降り調子のGK。その2人がリーグ最終戦で奇跡の対戦。ラスト、カノヤがバラすかと思ったが被害者の父である灰谷は、カノヤが誰か知らないまま良い選手だと認めて終わる。そうか、打ち明けないのか。カノヤが彼女の青海に一度だけ言う「車に気をつけて」の言葉の返事がいい。「そういうことは何度言ってもいいんだよ」
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のほほん
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7歳の子どもがわき目もふらずサッカーボールを追いかけて車道に飛び出しました。そこへ運悪く車が通りかかり最悪の事態が起こり物語が始まります。車道へ飛び出す原因を作った父親の灰沢さんと車の運転者の息子佳之也くんの2人を中心に話はすすみます。灰沢さんがプロ選手、佳之也くんがプロをめざすサッカー少年です。というわけで練習や試合の様子が濃く詳しく描かれます。実況を聞いているようです。佳之也くんの成長がすばらしく、19歳になった佳之也くんの応援に力がはいりました。そして、雲ひとつない青空がとてもよく似合う2人でした。
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チャイ
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小野寺さんの作品はみんな優しい。明確な嫌な奴が出てこないから今回は辛い。不運な事故。誰を恨めばいいのかわからない。でも、誰かを恨まずにはいられない。私も運転気をつけます。
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マキマキ
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再読良かった。泣けたよ。
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Yoshitaka Sakai
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小野寺さんの作品はいろいろ読んでますが、なんか違う感覚が残ったのは、サッカーの描写がうまく私の中に入ってこなかったからかな〜と思います。私の想像力不足です(汗)おそらく描写は的確なんだと思います。登場人物の魅力も、これまで読んだ作品ほどは感じられなかったす(上からですみません)あ、主人公の娘さんは良かったかな〜
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ルート母
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ネタバレ被害者も加害者もその家族も不幸になる自動車事故が起きた。遺された両方の家族(被害者の父と加害者の息子)が数年後になんとプロサッカー選手同士として対戦する。あまりにもあり得ない設定だが、どちらにも感情移入できてしまった。それぞれが相手を憎んだり、自分を責め続けたりするのでなく、失くした息子や父を自分の中に含有して生きて行く姿に力を貰った。
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ともくん
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交通事故の加害者の息子と被害者の父。 加害者の息子は、高校生サッカー選手。 被害者の父は、プロサッカー選手。 プロサッカー選手になった、加害者の息子。 ベテラン選手になった、被害者の父。 ピッチで、交錯する日は来るのか…
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Nobuko
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ネタバレ公園でサッカーをしていてボールを追いかけていった結果、車道に飛び出し交通事故で息子を失ったプロサッカー選手の灰沢考人。それ以来、精彩を欠いたプレーで一線を退いていた。灰沢の息子を撥ねてしまった加害者の下山にもサッカーをする息子・佳乃也がいた。下山は離婚し、自殺してしまうが佳乃也は腐らず、プロを目指す。そしてプロになった佳乃也はゴールキーパーである灰沢から得点をあげることを目的に頑張るが…。灰沢が佳乃也を下山の息子とは知らずにサッカー選手として認めてるとこが良い。登場人物が優しいのは小野寺作品だな。
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clearfield
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初期の作品でプロサッカー選手の話です、ベテランキーパーが息子と公園でボール遊びをしていてその子供がボールを追いかけ道路に飛び出し交通事故で死んでしまう、それが原因で家族は離婚、また事故を起こした男も自殺する。かなり暗い書き出しで初期はこんな感じでも書いていたんだな..でも最後は明るく締めくくると思ったら、何年か後に自殺した男の息子がプロデビューしキーパーが所属するチームとリーグ優勝を掛けて争う、小野寺さんらしい思いやりのある話でした。ティエリアンリは当時ケーブルTVで見て好きだった今はどうしているのか
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Karl Heintz Schneider
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30歳の灰沢考人はプロサッカーチームのGK。ある日、小二の息子とサッカーの練習中に公園から飛び出した息子が車に引かれて死亡。加害者の男性は離婚後、自殺。その息子カノヤは偶然にもプロサッカー選手となり、ある日ふたりは試合で相見まえることに・・・。図書館の棚で出逢った本。書かれたのは10年以上前。序盤はやりきれないぐらいに暗い話が続くが後半から徐々に明るい展開に。被害者の父親と、加害者の息子。普通なら相いれないであろうふたりがサッカーという共通項により再会する。小野寺さん特有の清々しい読後感だった。
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ブー太郎
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少し前の小野寺史宜先生の作品。父親とサッカーをしていた少年がサッカーボールを追いかけて車道に飛び出し事故死し、その事故を起こした男性運転手は自殺と言う小野寺先生らしい不幸な話でスタート。このトーンで最後まで行くのかと思ってたら、自殺した男性運転手の子供がサッカー選手で、その子と事故死をした子供の父親もサッカー選手のサッカー人生を小説にして、最後は試合で2人が巡り合うと言う内容で、サッカーに関する記述がシュール過ぎて、感動しました。読みはじめと違い、読後はすごく読んで良かったと思える作品でした。
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虎徹
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ネタバレ小野寺さん、読了14冊目(^^) また「寝る前にちょっとだけ」と読み始めて一気読みしてしまった😝 前半重たい雰囲気なんだけど、とにかく主人公の1人「佳之也」が自分のためにも、父のためにもサッカーを続け、本当に真っ直ぐ育っていく様子に父親目線で感動、、、。 青海ちゃんは素敵だし、シュウト君の家で4人でご飯食べるシーンに、自分の鼻の奥もツンと🥺 「ひと」の新習志野でご飯ご馳走してもらうシーンを思い出しました。 誰かと温かくて美味しいご飯を楽しく一緒に食べる、それが幸せなんですよね😭✨
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あいべきん
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サッカーあんまり好きじゃない。だから、どうした?って感じですけどw
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ヒポポンタス
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ネタバレ息子とのサッカー中に、交通事故で息子を亡くした父親。加害者の男性の息子(←加害者は自殺)。どちらもその後辛い人生だが、支えたのはサッカーだった。両方目線で話が交互に進む。いずれは対峙するんだろうな、と予想していたが、お互い、事故の被害者加害者だということには気づかずに試合する。最後、それに気づいたときどうなるかと期待したが。再生していく過程、サッカーとの関わりの違いが作者らしい。ワールドカップ真っ只中に読んだので、ことさら胸にくるものがあったかも。
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aki
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小野寺さんの作品にしては暗めな印象。でも最後までよんで孝人も佳乃也も前向きな感じが伝わってきて良かった。
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理恵子
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ネタバレカノヤ君は早く大人になっちゃったね。灰沢と同じ状況になったときに、自分の非を認めて相手を責めないようでありたいとは思うが自信はないな。面白かった。
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とも
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息子と公園でサッカーをしていたときに、ボールを追いかけた息子は事故で命を落としてしまう。 そんな被害者の父と加害者の息子。 二人の視点から交互に語られていく物語です。
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Taizo
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自分と公園でサッカーをしている時にボールを拾いに行って車に轢かれて息子を亡くしたプロサッカー選手。そして公園から飛び出してきたその子供を轢いてしまった男性を父親にもつ中学生の息子。一つの交通事故で人生が狂ってしまった二人の男が「サッカー」という軸で繋がり再び交わっていく話。序盤は重い話が多くショッキングな内容も多いんだけど、終盤に行くにつれ純粋に。個人的には読了感はとても爽快で、自分も頑張ろうという気持ちになれる。重い話から始めてよくここまでスッキリした話に仕上げられるなと。
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AKO
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ブックリサイクル。小説選びは迷いすぎたけど、「ひと」がとても良かったので、小野寺さんのこの本を。序盤で読んだ悲劇が辛くて、いくら小説でもなぁと思いながら読んでいたけど、最後の最後は良かった。悲しみは消えないけど、希望は見える。私がどちらサイドだったとしても、サッカー(私にとってはピアノ)を続けられるとは思えない。本当に人生色々あるし、何が起こるかわからないし、やはり運転には気をつけなきゃとも思った。シュウトくんもかわいかった。そして「ひと」にも出てきた温かみのある美味しい食事は小野寺さんの特徴?たまたま?
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やまもと
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非常に良かった。
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Ayakankoku
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交通事故の被害者と加害者。読み進めるのが辛く、読むのにとても時間がかかってしまった。今回の小野寺さんの本はあまり好みではないかな。
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ドラゴン
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佳之也の前に青海が登場してから、小野寺さんの世界を感じ癒されました。運転のことを言わなければよかった思う佳之也の気持ちを察して、「何度言ってくれてもいいんだよ」と言うところはグーっときました。
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れん
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☆4.5 私が住む街の一番大きな図書館に行くと、大好きな小野寺さんの未読本が三冊も。思わず心の中でガッツポーズ。主人公の「おれ」と「ぼく」は、プロサッカー選手。悲しいできごとで繋がっている二人が、サッカーに向き合いながら、苦しみを乗り越えていく姿に胸がいっぱいになった。いつもの小野寺節も健在。
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しあわせひょうたんの宿 旅館水郷 岸田あつのり
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ネタバレ交通事故被害者遺族のプロサッカー選手と、加害者家族のサッカー少年。少年はプロになり、二人の人生が、最後に交錯する。それが物語の主軸なのだが、もう一つは、身分や肩書、レッテルで他人を判断してはいけないということだろう。カノヤの恋人二人においてそれは顕著だが、灰沢にかかわる女達にしても「サッカー選手」ではない、彼の素の人格を愛していたのだろうか。「サッカー選手」「加害者」「被害者」、彼らも我々と同じ「普通の人」であることを、忘れてはならない。
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はやか
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冒頭からつらい。交通事故で息子を亡くしたプロサッカー選手。一番好きなことを仕事にしたはずが、サッカーボールを見るたびに息子を思い出してしまう。そして、その事故がきっかけで父親を喪ったプロサッカー選手を目指す少年。ふたりはやがて対戦するだろうと思われる展開。だけど、そこには因縁はなく、純粋な対決。辛いことがあっても、生きていく。人生はなんて横暴で理不尽なのだろう。だけど、辛いことがあっても、支えてくれる人がいて、好きなことがあること。完全な青空は拝めなくても、少し明るい空が想像できるラストだった。
0255文字
スズ
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20211213
0255文字
まひはる
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置き去りにされた加害者の息子は上昇する。後悔に苛まれた被害者の父親は堕落する。やがて、二人はぶつかりあう。試合で。ピッチで。人生で。
0255文字
ふらら
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交通事故の加害者と被害者。それぞれの家族。父を亡くした息子、カノヤ、息子を亡くした父、灰沢。やがてラストでグラウンドで対決。どちらの立場も辛いけど、家族から逃げる灰沢、もっとしっかりしろ〜と思った。カノヤとシュウトの掛け合いが良かった。好きなことを仕事にできるって幸せなこと。カノヤも灰沢も前に進むのみ。
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Q
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ネタバレ加害者の息子と、被害者の父の話…いや、加害者なのか…ある意味加害者の息子も被害者の一人とも言えるかもしれない。サッカーの試合で出会う二人…もし、灰島がカノヤの存在を気づいていたらその試合で選手生命が終わっていたのではないだろうか!?次はカノヤが文句なくゴールを決めて欲しい。
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たろう
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★★★☆☆被害者の父と加害者の息子。一方はそれを知らないけど、サッカーでぶつかり合う、認め合う。双方の視点から交互に描かれてるの好き。辛いけど、前を向いていけたとき、それだけ没頭できるものがあるってすごい強み。
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凜
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ネタバレこれは親バカで言うんじゃなく冷静に見て日本で一番かわいいんだよ、と真顔で言ってしまうほどのバカ親に、おれはなった。目に入れても痛くない、という言葉があるが、目どころかどこかの内臓に入れたって痛くないだろう お前がしなきゃいけないのは別れることじゃない。自分でよく考えることだ お互いに理解しようという気持ちさえあれば、人は案外簡単に理解し合えるものなのだ。甘いことを言っているのはわかってる。でもそうだ。そうだとぼくは思いたい 君にとっていいことが一番いいのだと思います。みんながそれを望んでると思います
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hiropon181
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小野寺さんによる2人のプロサッカー選手の人生が交錯するお話。かなり本格的にサッカーの世界にはどっぷりながら、そこはやっぱりいつもの小野寺さんワールドです。ふとしたことで転落する人生、それぞれに灯る小さな希望。いい。
0255文字
piastrella415
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★★★☆☆
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あゆっこ
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ネタバレ子供とサッカーしていたら目の前で子供が車に轢かれてしまうという衝撃の始まり。被害者家族も崩壊、加害者家族も崩壊。どちらも辛すぎるのだけど、それでも必死に頑張る被害者の父と加害者の息子がサッカーを通じて交差しそうでしなそうで。サッカーの試合はななめよみしてしまったけどそれぞれの複雑な思いは痛いほど伝わってきた。
よちゃー

途中で送信してしまいました💦読みたい本に登録させていただきます!

06/21 15:48
あゆっこ

こんばんは!小野寺さんなので、基本穏やかな空気感ですよ(^。^)ぜひ🎵

06/21 20:18
3件のコメントを全て見る
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浅見陽一郎
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物語としては良かった。 主人公は二人、少年の方は応援したくなった、 大人の方は私生活からしていただけない、 従って物語の結末が極めて遺憾
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たくみ
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最初から灰沢が好きになれなかった。ほぼ彼が原因で息子を殺したのにも関わらず、彼を責め続ける奥さんはともかく守るべき娘もいるのに不倫する男は理解できない。好感度が最低から始まってるので彼を肯定的に見れたのは最後まで読み終わった時だった。対してカノヤくんは大好きだった。本当の意味で心が強く、その強さがサッカーの技術より彼の選手としての強さに繋がっていると思えた。交通事故を通じて家族を喪った二人が狭すぎる世間で強引に繋がることはなく、最後に選手として出会う物語構成は素晴らしかった。これが名著『ひと』の原型かな?
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きいろいの
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一気に読みました。二人がどこかで出会うのかと。交通事故の加害者、被害者そして残された家族達。言葉で言い難い思いを抱えてしまうのですね。生活が一変してしまう、というのでしょうか。この話には未来が見えましたが、加害者家族の車を運転するということは大きな責任を伴うということをしっかり考えなくては。と思わされました。
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しーのこ
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ネタバレ割と身近で似たようなことがあったからリアルだった。お父さんからの遺書は出てくるたびに泣きそうになる。小野寺さんの本制覇したいな。
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