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魂萌え!〔下〕 (新潮文庫)

感想・レビュー
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サトウケイ
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★3つ 親のこと考えるなぁ。 息子と自分が重なる。。 親には親の人生が有って、楽しみもあるだろうに。 でも、そんなふうには思っていない。 相続やらなんやら考えるときは自分のことばかり考えてしまう。 彼らが苦労してきた分、これから楽しんでほしい。 敏子みたいに、勇気を持って自由に
0255文字
Kenkyo
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面白かった 主人公は還暦手前の平凡な主婦で、読み始めたときにはただの高校生にすぎない自分が読むには早かったかなと思ったけど、様々な経験を通して成長(?)というか、強くなっていき、それに伴う苦悩などの敏子の描写がよかった。 リアルがどんなものか知らないけどすごくリアリティがあった。
0255文字
はな
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下巻の前半は上巻の流れが続き、次々と起きる出来事に敏子が巻き込まれないか、いらないことに首を突っ込まないか読んでいて少し疲れました。 今まで当たり前にあったことが急になくなると、敏子のように思いもよらない行動を取ってしまうのは人間らしさがあって、危なっかしい部分では疲れたものの現実的にも感じました。 最後は、なんとなくまとまってよかったです。
0255文字
よしちゃん
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60歳を目前にした女性の夫が急死したところから始まるお話し。 子供が2人いて、それぞれ別々に暮らしているので、突然ひとりになる。 今まで平和に普通に暮らしてきたと思っていたが、そこから知らなかった事実を知ったり、いろいろな現実が見えてきたり、気づく事が多すぎて、読んでいて気持ちが追いついていかない。 でも最後は応援したくなるし、これからの未来に希望を持っていこうと思います!
0255文字
yonemy
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妻と愛人が同年代で、しかも夫が死んでいると、その対決は修羅場なんだろうけど、追悼会のような雰囲気も?そもそも妻は夫を愛したことはなく、結婚にふさわしい人と恙なく暮らしてきただけなので、不倫を10年続けた愛人のほうが想いは強いだろう。妻が愛すること知るとどう変わるのか、興味があります。今作は20年前の作品で、昭和20年前後の男女が登場するが、やはり今よりはリタイヤも早いし、経済的余裕もある。女は専業主婦で、男は終身雇用という時代的思想を反映した御本でした☆
yonemy

何度か、老眼鏡をかけている人物の目が大きく見える描写があり、主人公はそれを気持ち悪く感じている。なにか意味があるのかしら?

09/26 08:59
0255文字
カチ
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魂萌え(下)、読了。夫の急死後、敏子には色んな事があったが、読み終わって思うのはやはり最後は自分一人だということ。皆それぞれにいろいろな思いで生きている。同調する事はあっても100パーセント分かり合える事はないだろう。それでも時々分かり合える瞬間があって楽しめたらいい。解説の人のように泣ける瞬間は私にはなかった。私が女だからかな?夫の死を乗り越え、自分の言葉を持った敏子がその後どう生きていくのか気になる。
0255文字
eremail
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まあ、夫に先立たれた妻に次から次へと群がる男達。亡き夫のサークル仲間の4人中3人が、妻にあの手この手でアプローチし、奔走する。世の中とはこういうものかと納得する反面 、次々に起こる事態が全て興味深い。共通しているのは皆、寂しいのである。定年後の微妙な年代に起こる"寂しさ" 。皆、人のぬくもりに飢えている。微妙な年代に起こる、其々の"寂しさ"それを明快に描いた名作だと思う。
0255文字
数太郎
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59歳で夫を亡くした女性が主人公。本作品を先駆けに、この世代の物語は、今後増えるだろうな。
0255文字
どりい
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毎日新聞に掲載されたころ 普段読みもしなかった連載小説を食い入るように読んでし舞いました 何気ない機微の描写、心理、を淡々と描き切る桐野小説、健在でした。 人間模様が豊かで本当に興味深く読みました
0255文字
ラララ
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とても最高でした。最後まで何が起きるかハラハラ。主婦をしていた控えめな主人公が何を起こすのか予測もできず、不倫相手の女性とヒートアップの末花瓶を投げつけて請求書届いた時はもうまじかよと。。でもこのふたりのやりとりも結末もすごくよかった!!
0255文字
nadaha
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とても面白かった。キャッキャする還暦たちを見る異様な物語だったけど、最後の赤坂の蕎麦屋で夫との関係を総括するシーンがとてもよかった。努力しなければ信頼関係を築けない間柄だということに退職してから気付いた、というセリフにはっとした。そしてその努力への疲れを不満と片付けられるのに腹が立ったというくだりに納得した。同じ状況にある夫婦はたくさんいると思うが、これを表現できた作品に初めて会った気がした。桐野夏生はこうして一見犯罪とか関係ない作品でもさりげなくいつもの毒を仕掛けていくんだなぁ、と感心した。
0255文字
山内正
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お父さんゴルフの会員権持ってたのよ 昭子ってな女のとこに気付く 問合せの電話で相続に必要だからと 途中から怒りが湧く 一周忌はこの家にいないと 私あなたの事知りませんでしたから 昭子はビールを飲み返しますよ名義になったのは 盗んだと世間で言われるわ 奥さん分からないけどほんと悔しい あの人の体を気遣ったのに 結婚で買った家具取替えればと言った 奥さん今なんて言ったの 悪いけど平凡な 貴女と違うの私 そうだと思う長く付き合ったんだから どうしてそんなに威張るの 逆上する女見据えながら敗北感が
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山内正
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夫が死んで栄子から連絡が来ない 見知らぬ女と何かあると凹んでしまってと こんな派手な服着て赤い口紅付けたりしたけど開き直った訳でなく六十過ぎてこんなに寂しい分からなかった 八十二七でね 手帳とペン置いて連絡先書いてと 書体面なのに気が合う時々お電話していいかしら 貴方のような優しい人と知り合えて嬉しくて電話下さいねと葉書が届く 佐和子さん聞いて下さる私一度だけ付き合った男にホテルの前に連れて行かれて逃げて帰ったの 私にはちょっと重くて たまに遊ぶのは良いかも貴方は 敏子は頷き電話を切った
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クジラ
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主人公が様々な困難に負けそうになりながらも、何とか前向きに生きようともがくことで、様々な困難を乗り越え、新たな友人との関係を構築し、人生が広がりを見せていく。個人的には、主人公の心の葛藤の描写が妙にリアルに感じられて、なんとも心に刺さるストーリーでした。お薦めしたいです。
0255文字
せぶんす
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ネタバレなんて言っていいのかわかんないけど、とりあえずは面白かった…ということでいいかな。配偶者を突如亡くした普通の奥さんの成長の物語、というのかな。平凡な人生が夫の死と共に波乱万丈なものになるってのがね、何だか妙にリアル。周りの同年配の男女もそれぞれにリアル。上巻では『老いるのが怖い』と感じたけど、下巻になってからは逆で、まだまだ人生楽しめそうって思ったね。晩節の人生劇場を楽しませていただきました。
0255文字
バタイモ
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登場人物が自分の親の年齢くらいの人達だから、複雑な感情で読んだ。おもしろかった。50〜60代って確かに中途半端な年齢だよね…引退するにはまだ元気だけど身体の衰えは確実にきてて…。桐野さんだから覚悟して読み進めたけど、あっさりとした白い終わり方で良かった。
0255文字
はなみく☆もえ
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主人公はまだアラカン。夫が急逝し葬儀の最中に知る事となった愛人の存在。悲しみに浸る時間も無いままに突き付けられる遺産相続問題。子供はこんなにも身勝手な存在なのか。平凡な主婦だった彼女に突き付けられた現実。次第に自分でも知らなかった自分自身を、悩みながらも生き生きと生きる事になる。物語では大きな事件が起きる訳ではないが、老年と言われる年齢になっての男女の心の駆け引き、気持ちの揺れ動き、意図せず起こしてしまう行動の突飛さ等そんな表現のリアルさがやっぱり桐野さんで面白い。平凡な人生は平凡だからこそ幸せなのかも。
0255文字
草
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描かれる主婦像が、ちょっと古くて時代を感じる。
0255文字
soybean
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まあまあでした。もうちょっと捻りが欲しかったかも。
0255文字
ららら
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ネタバレテンポ良い展開で面白かった。最後の12章を読んだら、それまでの敏子と昭子の場面の印象が変わってくる。夫婦一緒には死ねないし、どちらかが残るとしたら平均寿命からいって女性の確率のほうが高いのかな。残された方はパートナーの死というたぶん人生最大の喪失体験を乗り越えて生きていかなきゃいけない。それだけでも大変なのに、遺産やら愛人やら出てきたら、自分なら回復に数年単位でかかるだろうなと思った。しかしシニア世代ってけっこう元気だな(笑)
0255文字
えりりん
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どうなることか?と思っていたけど、最後はうまくまとまったという感じは、やはり小説だな。
0255文字
のりひろ
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おもしろかった。 やはり桐野作品は読ませる。
0255文字
Takeshi Kambara
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相続やら愛人とのバトルに忙殺されつつも新たな友人との時間も出来て風向きが変わり始める下巻はシニア世代になったときにどんな現実が待っているのか少し知ることが出来た。親の死や配偶者の介護など、登場人物達の殆どが60代なので私にはまだ理解できない悩みが沢山出てくるのたが、人は何故歳をとるのを恐れるのか?孤独が怖いのか?色々自由になる?本書を通じて老後のプラスもマイナスも垣間見る事が叶ったが歳をとった時の人生が楽しいのか否かは結局自身の心持ち次第だと再確認した。常にポジティブな思考が出来る人はそれだけで幸せだ。
0255文字
seiko
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平凡なというと失礼な気がするが、驚かされるほどでもない出来事に対する敏子の行動の危なかしさを 思わず自分と重ね合わせてしまいそうになる。
0255文字
やまおじさん
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桐野夏生らしい作品。文庫解説(星野智幸)によれば、桐野作品には「ホワイト桐野ワールド」と「ブラック桐野ワールド」があるという。たしかに。この小説は「ホワイト」、つまり平凡な専業主婦の平凡な日常からの微妙な脱出(夫の急死であきらかになる事実と彼女の変化)の物語だ。これまで読んだ作品の中では『だから荒野』を連想させる。ラスト、ちょっとしたどんでん返し的エピソードをもってくるあたり、さすがの小説巧者。
0255文字
ブラックジャケット
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等身大の人物造形が絶妙。登場する人間の悪人はいない。それぞれが精一杯生活しているのだが、上手くいっている人も悪くなってしまう人も著者のさじ加減ひとつ。メインバトルの敏子の昭子の妻と愛人対決は読み応えがある。遺産欲しさの息子と娘も情けない。それもこれも関口隆之の退場が気圧を変化させて、周囲の人々に風雨を招いてしまったからだ。終盤は各人の告白タイムともなる。人には言えない秘事が明らかになり、切ない熟年のドラマが余韻を残す。敏子の悩み事がショートストーリーになってしまったのは、皮肉なユーモアで印象に残った。
0255文字
colaup
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失うものがあれば、必ず得るものもある。失うものが大きければ大きいほど、もっと貪欲に得ようとしなければならないのだろうか。
0255文字
水色系
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これはハッピーエンドなんだろうな。夫がいなくなったり、子どもが結婚したりで遠くに行ったり、人生さみしいことが多くないか、と思うのは私がまだ若く経験を重ねていないからなのか。恋をしたり、人間関係の違和感に気づきざらっとした気持ちになったり、生々しいし、疲れるけど、たくましく生きていくことを決めた敏子の姿勢、すごいと思うし、見習いたい。
0255文字
忍者千乗りの門戸開放
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なかなか新鮮で面白かった。 自分は仕事している中年男性、60歳を目の前に未亡人となった平凡な主婦が未亡人となり、家族や友人と繰り広げるストーリーは、視点も視野も視座も違うので面白かった。 ただし少し無理があった部分は否めない。 自分の老後について考えさせられる内容でしたね。 ありがとうございました!
0255文字
なりなり
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下巻では、熟年の恋愛模様や夫の愛人との関係やら、 桐野夏生としては、outなどと比較してホワイト桐野と呼ばれる作品ということで、おどろおどろしい場面はなく、読みやすい。
0255文字
chiro
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ネタバレ還暦辺りにはこんな人生模様があったりするのか…と読んでいてあまり楽しくなかった。敏子に全然感情移入できないが、どうなるか気になりあっという間に読了。敏子が自分自身の言葉を持ち始めたラスト、ここからが人生本番かも。
0255文字
ここあ
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誰もが失敗したり、みっともない自分を晒したり、煩わしい人間関係に悩まされながら年老いていくんだろう。人の目なんか気にせず、面白おかしく生きてく方がいい。どうせいつか死ぬのだから。と思った。再読 ★★★★☆
0255文字
ありさん
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自分の将来が不安になり、なんか疲れた! 皆、そんな感じで暮らしていくのかな?。
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Book Lover Mr.Garakuta
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図書館本【速読】:そこそこに面白かったけど。其処迄つじつまが合うとも思えないので、結局、自分本位な主人公に取り巻く人達の因縁さが伺える本だった。結局自己中心はな物語であると思った。
0255文字
gauti
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結構面白かった。84点。
0255文字
よしちゃん
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子供はな~ どこも思ったように育たないよな!! 再読でした。
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kyan
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ネタバレ年を取っても人生など悟れるものでもなく、 相変わらずわからないことだれけだし、 煩わしい人間関係はある。でも、すべてを知り尽くしてしまっていたり、煩わしい思いがなどしなければ、それはそれで、なにか物足りない人生になってしまうのかもしれない。 夫の死後、最初は煮え切らない感もあった敏子だが、混乱の時期を乗り越え、色々な経験をして、色々な人に出会ったことで大きく変わったと思う。そして、これから益々たくましく生きていくのだろう。 ★★★
0255文字
ますん
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ネタバレ先が気になって面白く読みました。でも、主人公の懊悩にはあまり同情も共感もできなかったかな。敏子の周りの人たちのほうがすごく面白くて、栄子のアルツハイマー疑惑なんか興味津々だったのですが何事もなかったようで。最後はおばさんファンタジーて感じでした。ええ私もおばさんですけどね。
0255文字
まゆゆん
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若者が主人公の話は多いが、この年代(還暦前後)が主人公なのは珍しいのでは。連れ合いが他界し、子どもたちもそれぞれ問題を抱え、それでいて自分も静かに歳をとるだけではなく、それなりに事件が起こる。恋愛ぽいこともなくはない。生きるということは綺麗事ではない。生々しいことの積み重ねなんだなと思った。
0255文字
TT
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良い小説だったな。切なくもあり。 こうゆうどこにでもいるような人の話にさいきん、惹かれる。
0255文字
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