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きのこ学騒動記―学問と主婦事情 (1983年)

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今庄和恵@マチカドホケン室/コネクトロン
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数日前のTwitterで修士論文と格闘中という主婦の方がダンナの稼ぎで何を偉そうに、とフルボッコになっていましたが、富国強兵のため、銃後の母を育成するために明治政府が作り上げた主婦とはなんたる不自由なものか。この本はきのこの研究書というより主婦というか人妻が自分のやりたいことをやるのはいかに大変かということが延々と綴られている。私ってなんなの?という問いが頻発、母や妻以上のものを認めようとしない家族とのぶつかり合い。生まれ変わったら結婚なんかせんと、好きなことしいや、と思ってしまいました。
0255文字
kokada_jnet
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私の生涯のベスト1の書籍です。 著者は著名な森林学者・四手井綱英の妻で専業主婦。子育ても終了した彼女が始めた、きのこ学研究は。趣味から本格的な学問へと進み。彼女の、生きる糧・実存をかけたものに変わっていきます。 赤裸々な娘との理論闘争もあります(ふつうは、家庭内の事情をここまで書きません)。その不器用な筆致から、著者の必死さが伝わり、魅力となっています。 これほど、面白い本が、埋もれているのは悲しい限りです。
Ayumi Katayama

生涯ベスト1というのはすごいですね。読んでみます。

08/28 10:10
kokada_jnet

コメントありがとうございます。個人的なベスト1ですので、お気にめすかどうかですが。私は、高名なかたな本より。世間的には無名に近い方が、不器用に、ジタバタと。しかし、個人的なこだわりはしっかり持って生きている、という本が好きなのです。

08/28 11:42
0255文字
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