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奴隷商人ソニエ―18世紀フランスの奴隷交易とアフリカ社会

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Risa Shimowada
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びっくりするほど面白かった。タイトルと表紙が地味すぎるのでうまく変えて今の時代にもう一度読まれて欲しい。奴隷制度ヒドイという感傷的な話ではなく資料に基づいて誠実に調査されていて合間に著者の想いが挟まっていたりバランスの良い本だった。曖昧な概念でしか知らなかった奴隷貿易の詳細が見えてくる。アフリカ内部の奴隷とかは日本のサラリーマンよりよほど良い環境で奴隷ってなんだっけ?と思ったり(自分の自由にできる身が無いのが奴隷という定義)。当時の西洋人の間でも奴隷の立ち位置、あり方について問題視する声はあったり
Risa Shimowada

奴隷といっても遠い世界の話ではなくて、そこで起きているのは普通の人間間のやりとりだなと。今の世界で牛や豚を食べるが主流だがかわいそうだという人もいたり、そういう感じなんじゃないかと。

12/08 17:59
Risa Shimowada

ソニエはなろう系の話みたいな出来る凄い人だったがそれでも結果としては奴隷貿易に失敗してて、能力とは別に運不運というのが強く影響してたんだろう。いつの世もそれは同じ

12/08 18:00
3件のコメントを全て見る
0255文字
まき
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ネタバレ歴史書のガイドブックでの内容紹介が気になって図書館で借りた本。 奴隷交易でセネガルに2回渡航し、帰国してから体験談をまとめたフランス人ソニエ。 最初の航海では、船が座礁して陸地に上がったところでモール人に捕まり、モロッコのアガデスでフランス人に買い戻されるまでに、何度も売買されながら捕虜として連れまわされた。 やっとの思いで戻ったのに家族が冷たい態度で可哀そう。 1791年、フランス革命の最中に、ハイチ革命へと繋がる大規模な黒人奴隷の反乱があったこととか知らなかった。
0255文字
水海 瞬
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奴隷商人の日記という珍しい資料を基にした書籍。 当時の空気感もある程度わかる良作。
0255文字
かおりん
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西アフリカの奴隷について、よくわかる。
0255文字
くりりんワイン漬け
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18世紀に盛んであった西インド交易(砂糖等)と奴隷交易について書いた本。前半は奴隷交易がなぜ始まりどのような交易であったのかを簡単に紹介。その後実在した奴隷商人「ソニエ」の手記から、先に説明した奴隷交易の解説について例証し、さらに特定項目についてさらに詳しい解説を補足している。 奴隷交易をおこなう側からの本を初めて読んだ。全体像がわかりとてもわかりやすい本でした。1900円という良心的な値付け。2000円台でもよいのではと思うものです。出版社はこの学術本の価値をわからないのであろうか?
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