出てくる例などを見るとどうも上流階級向けの本ではないかと疑いたくなってしまうが、実際自分の暮らしを振り返ってみると上手く行っていないときには7つの習慣の原則に反するようなことをしているし上手く行ったときには原則に合致するような行動が出来ている気がする。人格を高めることで物事がうまくいくというのは東洋哲学というか儒教などにもずっとある考え方なので日本人にも馴染み深い話ではある。交流分析で言うところの脚本分析をして自分自身の行動を振り返り改善するという事に重きが置かれている。
クランボルツという人の計画的偶発性理論によるとキャリア形成での重要なターニングポイントは実は偶然の出来事が大きく作用するという。ゴールから先に決めると言っても長期の目標についてはわからないことが多すぎる。その意味では人格を磨くという具体性がないように思える考え方のほうが有効なのかもしれない。
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