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御手洗潔と進々堂珈琲 (新潮文庫nex)

感想・レビュー
270

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テトラポッド
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ネタバレ御手洗潔&裏のあらすじでミステリって言っててミステリじゃないんかい。期待してただけに残念。この中だったら最後のカシュガルの話が一番好きだったかな。
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モルワイデ鮒
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ネタバレ世界一周の放浪の旅から帰ってきた大学生の御手洗潔と予備校生サトルの4つのエピソード。少年の淡い恋心『進々堂ブレンド 1974』と シルクロード西域のアクサカルと京都の桜『追憶のカシュガル』が良かった。御手洗は心優しい詩人。『戻り橋と悲願花』戦中の朝鮮人に対する日本人の酷い面が際立ってしんどい。三冊続けて女性に対する似たような緊迫を食らって正直もうたくさん。ラストの赦しでいくらか回復。
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芙蓉
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ネタバレミステリーかなと思ったらちょっと違った。島田荘司作品の探偵と言えば御手洗潔だ。彼が世界を放浪した後京都に来た。浪人生のサトルくんと御手洗潔との交流。そして御手洗が見てきた世界の風景「戻り橋と彼岸花」「追憶のカシュガル」が好みである
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餅屋
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御手洗シリーズ27冊目、ミステリーに非ずの短編集■『進々堂ブレンド1974』本書の設定説明、潔は京大医学部に在学中、そういう時代『シェフィールドの奇跡』米から英と旅をした御手洗の語り『戻り橋と悲願花』アレをトリックと考えて良ければ、ミステリーが超薄味で入っている?御大らしいスケールは感じられる『追憶のカシュガル』ハードカバーでは表題作。歴史ミステリーを期待したが…。ソメイヨシノは挿し木でしか増やせずクローン個体だった、恥ずかしながら知りませんでした。御大ならこのネタ一本で長編を書けたのでは?(2011年)
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シロー
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ネタバレこのところ御手洗シリーズを再読していて思ったのは石岡さんがいないと御手洗のエキセントリックな言動が影を潜める。もしかして困ってる石岡さんを見るのが楽しくてわざとやっているのだろうか?
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Mica
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ちょっと刺激が少なくて物足りないが、若かりし頃の御手洗潔が見られるのは良かったです。「戻り橋と悲願花」のラストに感動。
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おにぎり
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ネタバレ御手洗さん、優しい。 ドライに見えて、弱い立場のものに向ける眼差しや感情が温かい。 サトルくんは京大に無事受かるのだろうか。(余計なお世話)おっとりのんびりし過ぎてて心配になる。
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pao
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★★★☆☆ 『進々堂世界一周 追憶のカシュガル』改題。京都で大学生活を送っていた若かりし頃の御手洗が、カフェで出会った青年に体験談などを語る。ただそれだけ。ミステリではなく叙情性に富んだ紀行文って感じかな。普段の御大ミステリを期待すると肩透かしなので、御手洗の名前が出てくるだけでニヤニヤ出来る方向けかも。えぇ、もちろん私はニヤニヤ…
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M
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うまいし、世界のどこかに心が飛んでゆく。楽しくてよい
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スズキィイ
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若き京大生時代の名探偵が語る、世界で出くわした「悲哀と郷愁に満ちた四篇の物語」(うち冒頭の一篇は聞き手であるサトルの物語だ)。謎めくミステリー要素は御手洗潔が登場する割にとても控えめであるが、歴史や世界の大きさや深さを豊潤なストーリーで楽しむことが出来る。そして慈愛に満ちたその姿はいつもどこでも変わらないのだということに、私のような名探偵のファンはとても満足する。
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RIKO
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ミステリーじゃない、御手洗さんのお話。 どれも良かったけれど、最後のカシュガルの話は素晴らしい。その土地が見えるし、息づかいが伝わってくる。久しぶりに、いいもの読んだ、という気持ちになった。
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まひはる
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京都の喫茶店「進々堂」で若き御手洗潔が語る物語(ミステリー)。進々堂。京都大学の裏に佇む老舗珈琲店に、世界一周の旅を終えた若き御手洗潔は、日々顔を出していた。彼の話を聞くため、予備校生のサトルは足繁く店に通う――。西域と京都を結ぶ幻の桜。戦禍の空に消えた殺意。チンザノ・コークハイに秘められた記憶。名探偵となる前夜、京大生時代の御手洗が語る悲哀と郷愁に満ちた四つの物語。『進々堂世界一周 追憶のカシュガル』改題。
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じゅうもんじ
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ネタバレ石岡くんと会う前なんですねー なんだか御手洗が優しい、、、後輩だからか??世界各地での思い出話、おもしろいお話しでした。前半の橋のくだりは無く彼岸花のエピソードだけをどこか別のところで読んだような気もするんだが思い出せない。
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you
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初作家の初シリーズ。と思ったら番外編みたいな巻?御手洗潔が世界放浪していた時の思い出話。歴史を学べるけど総じて暗い。ミステリーじゃないのね。
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浮
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ネタバレ若き頃の御手洗が、旅で出会ったエピソードを淡々と語っていく短編集。ミステリーではないが、こんな短編で世界を旅した様な気分になれる文章力って、島田さんすごい。サトルくんは素敵な出会いを果たしたなあ。こんな人と知り合って話をたくさん聞けるなんて人生得してるよ。「シェフィールドの奇跡」「戻り橋と悲願花」「追憶のカシュガル」どれも異国情緒が溢れているが、戦争の話が中心だったので重たい。学習障害の重量挙げ選手の話はそこまでだけど、戦争の前後になるとどうも湿っぽくなるね。特に彼岸花の話は途中辛かった。
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てんつく
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語り手のサトルくんは京大に合格できたのだろうか?
Tetchy

失礼しますね。その問いの答えは『鳥居の密室』を読むと解りますよ☝️😊

03/31 07:06
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くろねこ
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久々御手洗。ミステリーみはなく、ひたすら御手洗の思い出話を聞く短編集。そしてまたここでも国同士の争いの影が…。。意図してないのにここのとこ続くなぁ。 御手洗先生の講義を聞いているような気分にもなって、ちょっと背筋が伸びた。
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練りようかん
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ネタバレ京大前の進々堂は日本であって日本でないような静謐な場所。時が溢れるあの空間で世界を旅した御手洗潔が長広舌をふるう、なんて素敵なんだとページを開く前から既に盛り上がっていた。恋の錯覚、存在証明、無知の痛み、語りで膨らむ物語世界は様々な厳しさを湛えていて、聞き手のサトルが勝手に期待して苦味を味わう様についさっきまでの自分が重なった。そして観察は均一のデータをとるためではなく、一人を深く知るもの、そうして国や民族の実体を掴む御手洗のアプローチがとても勉強になった。最も面白かったのは「追憶のカシュガル」。
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MAS
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京大在学中の御手洗と予備校生サトルとの会話の中で語られる物語4篇。25歳にして既に世界中を巡り知識豊富な彼の経験談はとても勉強⁉︎になる。いつもならその話(特に歴史上)のエピソードからとんでもない事件に繋がって行く展開が待っているのだけど、この作品は純粋にエピソードを楽しむ様だった。サトルの話も甘く切なかったが、悲願花とカシュガルが短いながらも読み応えがあった。
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tsuki2b
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ネタバレ若き日の御手洗さんの世界一周を語るような4編を収録。謎っぽいものが出てくる話もあるけれど、ミステリ味はほとんどない。御手洗さんの口を借りて社会問題を扱っているような感じ。御手洗さんに期待していることではないけれど、こういうのも悪くはない。
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Jakushi chan
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ミステリーではなかったが普通に面白かった!私的には彼岸花の話がよかった。
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ダイナマイトダディ❨DD❩
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ネタバレ初読。4編から成る中短編集。予備校生サトルと、名探偵前夜、京大生時代の御手洗潔が語り合う物語。二人が物悲しい過去を語る、語る、語る。事件が起きてどうのこうの、ではなく淡々と語られる中で人間の愚かさや哀しさが見え隠れする。そんな中でも今の御手洗に通じる博識さやこだわり、理屈っぽさが垣間見えるのが嬉しい。でも、まだこの頃の方が素直さと言うか、可愛げがあったかな(笑)。どこか知識欲や知的好奇心を満たしてくれる一冊。
スエ

ダディパパ。……という事で、いこちゃんと共に現れましたよ🎶詳しくはスエの最新レビューのコメント欄みてねッ!!( ❝̆ ·̫̮ ❝̆ )✧ 知識欲と知的好奇心を駆使してねッ!!🤗🤗

11/08 20:42
ダイナマイトダディ❨DD❩

スエママ。レビュー確認してきましたよ…😏いこムスメもどこかにいるんですね?!デテオイデ。そんな気にしてもらって、ダディ照れちゃう゚+.(*ノωヾ*)♪+゚アハン

11/10 00:17
4件のコメントを全て見る
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akiu
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若き御手洗の口を借りた物語集。ミステリーではなく、雰囲気本。個々のエピソードは興味深いけど、長編ミステリーにするまではいかなかったものを集めましたって感じか。それでも読ませるけど。
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那由多
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御手洗潔26歳頃、『糸ノコとジグザグ』の前年で、石岡君と出会う4年前ですね。京大医学部在籍中の御手洗が、予備校生のサトルに語る海外見聞録。障害、人種、諜報、いずれも根幹にあるのは差別。ミステリじゃない島田荘司、探偵じゃない御手洗潔を初体験しました。石岡と出会う30歳以降の御手洗と違い、優しく穏やかな喋り方で、中の人が変わったとしか思えない変貌ぶり。これが素なのか、4年の間に何かがあったのか。
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LUNE MER
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京大に在籍していた時代の若き御手洗も登場するがミステリーにはあらず。世界中を旅してきた御手洗の語るショートストーリーによる短編集。障害への差別、戦争を背景とする物語からなり、やや重い内容ではあるが、いずれの短編も不思議と暖かみを感じる読後感。風船爆弾やソメイヨシノの蘊蓄はこの本から得たのを今回再読して思い出した。
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えーきち
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ネタバレ御手洗潔もの...(?)。 がちがちのミステリ期待して買わないように! 物語としては好きだけれど。。ある側面の歴史とか地域史知れるし。ただ御手洗もので求めるのはそういう事じゃないんだよなぁ、と思ったらそういうレビュー多々見かけてちょっと笑った。
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ag0514@だが断る👼
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☆☆☆ 「御手洗潔シリーズ」の番外編なのかな?4編収録。大学生の御手洗潔の物語です。殺人事件も起こらないし、正直ミステリーではないです。個人的には、あまり面白くなかった。名探偵として活躍する御手洗潔を読みたい。
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鴨ねぎ
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ミステリーかな?と「この女性は・・・?」思ったら、短編集で内容は語りでした。ちょっとガックリ。 重量挙げの話はよかった、ちょっと感動。 彼岸花の事を記されている部分があり、知らない事を勉強できたので、ここはよかった。 表紙を見て選んじゃダメですね。
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yabuhibi89
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図書館本。京大医学生の御手洗が語る回想記。 ミステリ性がない話なので、ワクワク感がなかったです。
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Mie
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一切殺人事件はなく、御手洗が経験してきたことを一介の男子予備校生に話す、という御手洗シリーズにはない設定。 島田先生は割と人種とか戦争関係を題材にすることが多いけれど、それがすっとハマっていく話にできるのがすごいところ。これもなかなか面白かった。けど、御手洗の鬱状態とかの描写はなかったのでまだ精神が安定してたころなのかな?
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牧瀬ちゃみ
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[★★★☆☆][2020年45冊目]:近年の御大はミステリ作家というより歴史研究家。本作も御手洗潔の口から語られる歴史ロマン短編集で、御手洗を出す必要性があるのかという・・・個人的には、推理をしない御手洗はいらない。「戻り橋と悲願花」は物語として面白かった。
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読書国の仮住まい
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ミステリではないが、御手洗潔が語り手となる連作。 京都大学在学中に世界各国を回って経験したことを、浪人生のサトルに話して聞かせる。 曼殊沙華のエピソードは島田さんの奇想が活かされた作品。 しかし若いからなのか、御手洗がいい人で言葉遣いも丁寧。 石岡といると一人芝居のような喋り方で、行動も含めて間違いなく変人なのだが。 よほど何かがあって、ああいう性格になったのだろう。
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藤宮はな
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ネタバレミステリ、ではないかもしれない本作。しかし、御手洗潔シリーズの貫いて来た優しさ溢れる世界観はしっかりあって、それが歴史的な街で出会った人との関係や、その人々が持つ歴史の重み。それをサトルくんに話して聞かせるスタイル。発達障害者への配慮もちゃんと出来て、店の注文の状況で即座に見抜いて、それを上手く整理してくれる御手洗。こんなに凄い能力もある人が、こう弱者にここまでしてくれるかってくらい、心を寄せてくれるのが嬉しいのですよ。差別が起こる構造も、道徳観から出発してるのは、最近の状況とも符合するし、いい作品です。
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ニコチャン
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シェフィールドの物語は感動しまして僕も全身でぶつかれる頑張りの対象が見つけられるといいと思いました!
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警蓮社峻譽身阿
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御手洗潔が京大生だった頃に語った世界各地の旅情噺とした短編集。著者の歴史的見解が表現されている。『写楽』で理解したが一種の歴史学者なのだろう。 大東亜戦争時代、皇民化世代の朝鮮人少年が騙されて東京に挺身隊員として気球爆弾製造に携わる。そこで絶望を味わうも、半世紀後にロスで奇跡が。「戻り橋と悲願花」 19~20世紀、英と露、亜細亜と欧州 の交差点として栄えまた翻弄された千年都市・宗教都市のカシュガル。スパイとして日本軍人と出会い、モンゴル民族の矜持を取り戻した老人の一生。「追憶のカシュガル」名作。
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泉館
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ミステリではありませんでしたが、心にしみました。遠い海の向こうを想います。島田先生の他の作品でよくミステリを味付けするような壮大なサイドストーリーだけを持ってきた感じ。島田先生のこういう話、すごい引き込まれていたので楽しめました!思想的なものは苦手ですが、やんわりだったので良かったです。大学生の御手洗潔はまるで普通の人みたいだったけれど、根本的な優しさがやっぱり御手洗潔でした!Pの密室でも思ったんですけど真っ当な御手洗潔をみるとすごく切なくなってしまいます。いろいろ溜め込んでぷっつんきちゃったのかなとか。
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中原れい
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ミタライが京都にいたころ知り合った青年を通して語られる、ミタライの海外放浪記。本格どころかほぼミステリーの体裁はとっていない。語り手の青年の精神的成長記といったほうが近く、なったつもりで一緒にミタライの海外での体験をきく感じ。直接戦争がからまる2本が長めでアツいが、短くまとまった他の2本も島田氏ならではの味わいで印象深い。哀しく力強く美しい1冊。
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kei
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『戻橋と悲願花』『追憶のカシュガル』がよかった。戦時下の日本に来た朝鮮人の少年、西域の町に生きる老人の話。事件を解決しない御手洗さんの追憶。
kei

御手洗さんのシリーズほとんど読んでますが、ちょっと肩すかしっていう感じですかね。でも、まあこれはこれで印象に残る作品でした。

12/17 22:26
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らきてち
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ネタバレ進々堂と見て買った作品。語られる場所としての進々堂でしか無かったが、そこをイメージするだけで穏やかな時間が流れる。 また老人との会話を、または老人の独白を、御手洗が僕との会話で話し、視点は僕であったが、読みにくくなかったのは驚きだった。自然に話によって過去に吸い込まれたり戻ってきたりする(視点変化も併せて)感覚は新鮮だった。
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